続きます
【おことわり】
Youtube版を貼り付けておきますが、今回のUncut版は、Youtube版の+15分くらいの内容になってます。。。
全部の比較はしませんが、書きたいことが、Uncutに関わる場合は、ちょっとだけ補足するかもしれません。
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Love Sick 2024』
ชุลมุนกางเกงน้ำเงิน
2024年(Thailand)9/14~ 12/22, 2024
44分×全15話 / Uncut版 75分
原作:Indrytimes(Original)
制作:Channel 9
演出:"Cheewin" Thanamin Wongskulphat
対象年齢:13歳以上 ๑๓+ ※Uncut版:18歳以上 ๑๘+
の続きからです。
〜 フライデーカレッジ 学内 〜
Ohmに呼ばれて、部室に向かうNoh。
友達に気軽に声をかけたり、
転がってきたサッカーボール蹴ったり、
ダンスしながら、動画を撮ってる子たちと一緒に踊ったり・・、
普段のNohの様子がよくわかりますね。
そして、とうとう、このシーン。
部室に向かう途中、応援団のメンバーたちとすれ違うNoh。
Nohに想いを寄せているEarn(応援団リーダー)も、結構、最初から登場します。
Earn「Noh!」
Noh「ん?」
それに比べて、全く恋心を抱いてないNohの、この屈託のない笑顔。
ハツラツと手を振っちゃいます。
Nohから手を振ってもらっただけで、嬉しくて、「ハーイ」って控えめに挨拶するEarn。
Noh「手伝おうか?」
Earn「え・・ああ、いいよ。大丈夫」
Noh「ああ・・」
またもや、Ohmに呼ばれました。
エスカレートしてます。
Ohm:早く来い~~~~~~~
かなり、マジな奴です(笑)
Noh「じゃ、俺、行くよ。・・・がんばれよ~~」
そんなNohを見送るEarnの、この駄々洩れなLove。
で、それを察知してるPeteの、固い表情。
Earnの親友Peteです。
彼もまた、特に、セリフ等で気持ちを明らかにすることなく、Earnへの視線のみで、想いをダダ漏れさせてるのに気づかれないタイプです。
Pete「おい、行くぞ、みんな待ってる」
後ろ髪を引かれるような思いで、Peteのあとに続くEarn。
Noh ← Earn ← Pete
明らかに、視線の流れで、関係性を示してます。
初回から飛ばす飛ばす(笑)
~音楽部部室~
なんとなく、そわそわと、部室のドアの窓から、Nohが来るのを見ている。
ご存じ Ngor(中3)!!(笑)
เงาะ
Ngorと称してますが、 เงาะ自体の意味は、果物のランブータン。(ライチに似てるフルーツ)
ちなみに、โง่ ンゴー Ngoは、バカという意味ありです。
振り返れば、Ohmたちが、Nohが来るのを、ただならぬ雰囲気で、待ち構えてます。
この緊迫した原因を作った主のNgor、今、心の中では、まずい・・と思ってるに違いありません。
この様子では、おそらく、まだ、本当のことをOhmたちには言えてないと思われ・・・。(笑)
そこへ、ようやく、Noh到着。
Noh「もしもし~~、こちら、Nohですよ~~」
あれこれ、突っ込んだり、説明してる余裕のないOhm。
Ohm「おい、Noh、これを見ろ!」
今年度の予算決定書ですが、要はその決定金額です。
4000バーツ
Ohm「予算の金額、ゼロが二つ足りないぞ。おい、一体、どうなってるんだ?」
いや、ゼロ2つはさすがに大げさかも😁
どうなってるもこうなってるも、Nohだって、初目・初耳・初把握です。
Noh「おい、なんだこれ? 俺、もっと入れといたんだぞ」
Ohm「ありえないだろ」
さすがの、Ohmも、おふざけなしです。
立ち上がり、決定書を見るKnot。
Per(高1)「でも、ドラムはもう注文したんじゃありませんか?」
目下のところ、一番の懸念点を指摘するPer。
Noh「ああ、そうなんだよ。一体、どうすればいいんだ?(困)」
音楽部も、順番に紹介モードね。
あれ・・最後の、期待させて結局「わかりません」って答えたこの子、Mam?
たしか、Mamって、Mickの友達だったよね?
Ohm「とにかく、生徒会に問い合わせたほうがいい。それが最善策だ」
正論です。
そういって、自ら出向こうとするOhmを引き留めるNoh。
Noh「俺が部長だ。俺にまかせとけ」
部員たちは、なりゆきを見守ってます。
「待ってろ」と言って、Perにカバンを渡すと、部室を出ていきました。
Ngorったら、部室を出て行ったNohの後ろ姿に、拍手してるじゃん!!
※実は、このNgorが、予算会議に(Nohの)代理で出て、他のクラブの先輩が怖くて、どんどん予算を譲歩した結果、4000バーツになってしまったという元凶の子です。← のちに判明します。
Ohm「ああ、お前たちは、もういいぞ」
Ngor「さすが、P’Noh、かっこいいなぁ」
その声に振り返る一同。
Poom「あいつ、座らせたほうがいいぞ」
今更ながら、ここで、Ohmと連れ立って、生徒会室に向かわなかったのも、一つの運命の分かれ道(笑)
~生徒会室~
仕事をしているPhun。
これ、たぶんトコトコ動く、ぜんまい式のオレンジのおもちゃかなぁ。全容が見えないんだけど。
Fi「Phun、今日は、先に帰るよ」
Phun「ああ、またな」
Fi「ちゃんと片付けて帰れよ。電気も忘れずに消してくれ」
Phun「わかったよ」
ここで、父親からラインが届いてます。
Phunパパ:このようなことは起こさないように。
Phunパパ:誰と付き合うか選ぶにしても慎重にしなさい。
そういって、今、世間で大騒ぎになっている政治家の息子のねずみ講の事件についての記事が添付されている。
返事をするPhun。
Phun:お父さんは、僕の友達は全員ご存じでしょう。
Phunパパ:お前、彼女はどうなんだ?
Phunパパ:よく知らない人間とは関わらないようにしなさい。Thianさんの娘さんのPatなんかは、どうだ? 彼女は可愛らしい子だぞ
一つ返せば、矢のように返事が送られてくる。
唇をかみしめると、ポンと、スマホを机の上に伏せてしまうPhun。
これだけで、だいぶ、Phunが抱えている問題が明らかになりましたね。
不機嫌そうに、手を止めるPhun。
そのカタカタおもちゃ、気に入ってるの?(笑)
でも、このアンニュイな感じのPhun、かなりお気に入りなんです。
そこへ、Nohが全速力で飛び込んできました。
Noh「音楽部の部長が、今学期の予算の見直しを要求しにきました!」
放課後の時間外に、ここに来たのは、一応、公式かつ急ぎの申し出をしにきたのだ、という主張ですね。
それがNohだと気づいた時の、Phun。
Nohは知る由もないが、Phun、硬直!!
必死なNoh。
Phun「・・・Noh。・・・Fiはどこだ?」
Phun「あいつなら、もう帰ったよ」
立ち上がるPhun。
Noh「うわ~、よりによって・・」
頭を抱えるNoh。
父親からは、「どうした!」と返事の催促のメッセージが届いてます。
待ったなしに、プレッシャーをかけられているPhun。
Noh「Phun! 悪いんだけど確認してくれないかな? 予算の件で、なにか間違いがあったみたいだ」
Phun「間違い?」
Noh「うん」
申請書のファイルを開き、音楽部のページを見せるPhun。
Noh「あ、これだ。なんで、こんなに減額してあるんだ?」
Phun「これは、君のサインじゃないの?」
Noh「違うよ」
Phun「それって・・・あの日、Nohは誰を代理にたてたの?」
Noh「誰だったかな・・・」
必死に思い出そうと、記憶をたどるNoh。
Ngor!!
Noh「Ngorだ!・・あいつ・・・うわ、どうしたらいいんだ?」
音楽部の人間がサインしたのであれば、生徒会の責任は問えないし、無効を要求することもできません。
困り果てて、しゃがみ込むNoh。
Noh「俺たち、まだドラムの代金を支払ってないのに、金が入ってこなかったら、(今ある部費なんて)ほとんど残りなんてないよ」
Phunも、必死に、頭の中で考えを巡らせています。
机の上には、父親とのやり取りのラインの履歴。。。
Phunパパ:父さんが約束を取り付けようか?
あれから1文、増えてました。
Phunパパ:私なら、今週末の土曜日が空いている
どんどん増えていきます。
困り果てているNohと、
スマホの画面を、見比べるPhun。
Phun「他に、方法がないこともない」
とうとう、賽は投げられました。
絶望の淵にいたNohの顔が輝きます。
Noh「どんなこと? 教えてくれよ、なぁなぁなぁ。俺に出来ることなら、なんでもするよ!」
ああ、この「なんでもするよ」をすぐ口にしちゃうNohちゃん。
後にも困ったことになりますが、それはまた、別の回でのお話しです。
でも、この危機的状況、部長としての立場を思えば、気持ちはわかります。
Phunの両肩を掴み、「お願いだから、教えてくれよ」と懇願するNoh。
Nohの正面にしゃがみ込むPhun。
Nohの顔がこんなに近くに・・・
飛び上がらんばかりの幸福を手にしたら、もう引き返せないよね。
Phunの瞳の怪しいきらめきに気づくほど、
Nohには余裕なんてありません。
耳元に、口を近づけ、「じゃ・・・Noh、僕の恋人になってくれないかな?」
恋の悪魔、降臨(笑)
Love Sick #1-2
#1-2
「Noh、僕の恋人になってくれないかな?」
ふふ、Nohも、私と同様、耳が弱いんでないの?(笑)
今、耳元で、「恋人になれ」とかどうとか、変な言葉が聞こえたような気がしたNoh。
Noh「は・・・」
人間、ありえないことを言われると、すぐには、反応できないものなんです。
ゆっくりと、身体をはがしながら、Phunの顔を見ると、こちらを見て、謎の笑みを浮かべています。
お返しに、今度は、自ら、Phunを引き寄せるように、耳元で囁くのです。
Noh「・・・親父の×××!」
英訳では、サノバビッチの親戚みたいな🙊NGワードになってますね(笑)
うーん、タイは、いざとなれば、お父様にひれ伏すくらいの家族観文化ですけど、Nohが口にするかしら? 確かに、ポ〇〇〇と言ってますが、タイ語の字幕にもพ(P)しか乗せてないじゃん(笑)
少なくとも「ふざけんな!」よりも数ランク上のパワフルNGワードということでお察し案件
しかも、二人の距離、かなり近いまんまなんでございますの。
ちなみに、旧作はこんな感じ。
Nohの言葉には、ピーピー音まで被せられていて、なんと言ってるかもわかりません。(笑)
2014版のNohのほうがハッキリ言いそうな感じはします(笑)
まぁ、流れそのものは、大きくは変わりません。
それだけ言うと、出て行ってしまいました。
その場にへたり込むPhun。
撃沈。。
そりゃ、いきなりじゃ、あんな形で言っても、断られるわな(笑)
結構、ショック受けてるPhun。
実際、どうしたもんかな・・・と、次の手を考えねばなりません。
~Nohの自宅~
家に入る手前まで、親友のOhmとカメラ通話しているNoh。
このドラマ、Nohの同級生やら、音楽部やら、とにかく学生がたくさん出てくるんですけど、その中でも、私は、Ohmがお気に入り。。
すごく真面目っていうタイプじゃないけど、いつも、Nohのことを気にかけてて、旧作から、この子のキャラは、Noh(&私)をニュートラルにさせてくれるんです。
ただし、以下↓のシーンは、旧作にはありません。。
Noh「ああ、むかつく!! あいつ、俺のこと、サッカーに誘うみたいに簡単に言いよってきやがったんだぞ。」
Ohm「で、お前、どうしたんだ?」
Noh「罵倒して、そのまま、置いてきたよ。いくら、生徒会の執行役員だからって、なんでもできるとでも思ってのかよ」
んひひ、と笑うOhm。
Noh「なに笑ってんだよ!」
Ohm「やっぱりな。いつか、お前のその陶器みたいな白い肌と、中国人風の見た目が、誰かに狙われると思ってたぜ。Phunだけじゃなく、他の奴らもお前に目をつけてるんだろうな」
大当たり!!
Noh「クソが!」
言い返すOhm。
Ohm「お前、あいつ(Phun)の話、ちゃんと聞いたのか?」
Noh「なんで?」
Ohm「バカか! だって、あいつにはもう彼女いるじゃん。たしか、Aimとか言ったっけ? 修道院高校に通ってる、すっげぇ可愛い子。お前だって、前に見たことあるだろう?」
今回も、冷静に指摘。
しかも、Phunの彼女のAimと、Nohの彼女(?)のYuriは、同じお嬢様高校の同級生です。
Noh「あ~~(たしかに!💡)そうだった」
そうなると、余計に、Phunに一言、物申さねばならない気分になってきたNoh。
Noh「じゃ、また、あとでな。バイバイ!」
今回のスクーターは、白じゃなく、黄色味の強いオレンジ色なの。こっちも可愛い(笑)
くそっ、Phunの奴、待ってろよ、俺をコケにしやがって・・・くらいの勢いで、エンジンをかけるNoh。
~Phunの自宅 庭先~
その頃、そんなふうに、Nohが自分の家に向かっているとは思ってもみないPhun。
彼女Aimにメッセージを送っている。
Phun:どこにいるの?
Phun:僕はもう家にいるよ
しばらく待っても、返事は戻ってこない様子。
ふと思いついたように、NohがSNSにあげた動画をみて、微笑んでるPhun。
Ohmの居眠り姿をコラした画像もあるよ(笑)
Nohのアカウント名 Noh way out = No way out (逃げ場なし、とか、にっちもさっちもいかない)をもじってるんだね(笑)
順番に見ていきながら、すっごく自然ないい笑顔で見てるPhun。
一方、Phunの家の前に到着したNoh。
Phunの家が、また超デカくて、お城みたいで、
門ですら、画角に収まりきらないの(笑)
スクーターを降りてから、周囲を見回すNoh。
こんな、クソでかい家のくせに、呼び鈴もねぇのかよ!と、全てに文句をぶ~たれる。
そうとなれば、原始的に、「Phun! Phun!」と大声で叫び始める。(笑)
自動で開き始めた門の向こう側にいたのは・・・Nohをうさんくさそうに見ている使用人の、Namおじさん。
Noh「あ・・こんばんは」
Namおじさん「どなたに用事ですか?」
Noh「僕・・Phunの友達です」
ここで、え?と、おじさんがNohを不審そうに見回したのは、いまだかつて、Phunのところに、友達が訪ねてきたことなどない・・しかも、運転手付きの車ならいざしらず、自らスクーターを運転してやってくるなど前代未聞・・という理由からだったわけですが・・・。
やはり、ここでも、フライデーカレッジの制服(校名刺繍)がモノをいうみたいです。(笑)
★『Love Sick 2024』Ep.01-2-1 雑感★
小学校からの一貫校なので、長い付き合いと言えば、長い付き合いですが、クラスも違えばクラブ活動も違うという、いまとなっては、それほど、親しいとは言えないNohとPhun。
そんなPhunと急速に近づくには、それなりのきっかけとインパクトが大事ですが、その点、「恋人になってくれない?」は十分、合格ラインです(笑)
なんといっても、『LoveSick』の根幹、全てはここから始まった!ですからね。
最初、自分は真剣に予算の話をしにいったのに、かえって、バカにされたっていうくらいに腹を立て、Ohm相手にプンスカ文句を言っていたNohが、実際に、Phunの家にまで抗議に行こうとしたのは、Ohmに、Phunに彼女がいると指摘されてから。
生徒会室でのPhunの振舞いがただの悪ふざけではなく、なんらか意図があったんじゃないか、という認識が、頭の片隅に芽生えたのかもしれませんが、それにしては、感情的になりすぎ(笑)
・・・というように、つい、二人の間になんらかの意味があるように誘導したくなってしまいますが、順当に考えて、今のNohの混乱に矛盾はありませんね。
次の1-2-2での、会話が見ものです(笑)
ああ・・・それにしても、Ohmの、「いつか、お前のその陶器みたいな白い肌と、中国人風の見た目が、誰かに狙われると思ってたぜ。」の台詞が、後になって、ボディブローのようにきいてくるとは。。。
★『Love Sick 2024』Ep.01-2-2に続く★