遅くなりました。。。
日常生活に戻りました。様子見のお気遣い、ご心配ありがとうございます🙇
しかし、気づけば、既に土曜日!
ズレズレになると思いますが、7話から順次アップしていきます。
恋は三者三様。
親しくなっていく進度も深度も、それぞれ、ペースがあって面白い。
長いです!!
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Cherry Magic』
30 ยังซิง
2023年(Thai)Dec.9/2023~ Mar 2, 2024
47分×全12話
制作:GMM 25, ViuTV
原作:豊田悠『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
前のエピソードをお読みでない方は、こちらから。
Episode 07−1
ちょうど、雲に隠れてしまってますが、夕方です。
・・・と言っても、すでに、あの日(Ep.6 空港でのロマンティックタイム)の夕暮れではありません。
~社屋 屋上~
二人で腰掛けているのは、RockとPai。
Rock「もう~、なにも思いつきませんよ~~。例をあげてもらえませんか?」
こういうときのRockは、“年下甘えたちゃんの完全体”みたいなものですが、無敵かどうかはわかりません(笑)
Pai「感情に訴えかけるなにかを付け加えてみればいいのよ。そうすれば、クライアントも、うちの製品に共感しやすくなるはずよ。」
真面目に答えるPai。
ああ・・・一応、お仕事のアドバイスタイムだったのね。
Rock「・・・どうやって?」
笑ってごまかしてますが、まったく、ピンとこないRock。
Pai「わかったわ。 ここに、ペンと手帳、そしてカメラがあるでしょ。これらに関係するものって、どういうものだと思う?」
カチカチカチカチ・・・Rockのシンキングタイム(笑)
一休さんの影響あったりするのかな?(笑)
Rock「・・・・・なにかを記録するときに使うもの?」
Pai「そうよ! あんたもだいぶ賢くなったわね。私たちの暮らしの中では、全ての出来事が、ほんの一瞬で起きるものでしょ。突然訪れて、永久に消えてしまうの。私たちが考えてることも、見たこともね。だから、記録する必要があるのよ。」
Pai、いい事いうなぁって思ってたら、私以上に、隣の人が、完全に、ぽ~~~💘となってますね(笑)
顔にですぎ!(笑)
Pai「今日の夕陽も同じよ。その日その瞬間、たった一度きりのもの」
二人が眺めた先・・・夕陽の前に佇んでいた先客がいました。
このシルエット画像だけでも、小一時間、見てられる!!
※もし、O-NES TOWER(スクンピット)に行かれる機会がありましたら、同じ夕陽が見られます(笑)
Photo by Google map
※一般開放してるかどうかは知りません、あしからず(笑)
Rock「あれは、P’AchiとP’Karanじゃないですか?」
微動だにせず、頷くPai。
尊すぎて、思考が停止してるな。。(笑)
たぶん、私もそうなる。わかり味が強すぎる。
Rock「P’Achi!」
声をかけようとしたRockの口をふさぎ、羽交い絞めするPai。
Pai、咄嗟とは言え、よくやった、でかした!!
あれを邪魔する者は、「お逝きなさい」レベル。←自分で書いてて懐かしい。
Pai「ちょっと!!」
Rock「!!」
その勢いで、膝に乗せてたカメラが落ちちゃいました。
それでも、構わず、Rockを押さえ続け、そして、視線は、AchiとKaranへ。
Paiに口をふさがれ、← この表現は、大抵、キスの時に使われる率多しよね(笑)
肩を押さえつけられ、視線をPaiに向けたまま、硬直するRock。
Pai<全ての出来事が、ほんの一瞬で起きるものでしょ。>
さきほど、Paiが言ってた言葉が、Rockの心にしみわたります。
(一瞬、Rockったら、心が読めるようになったのかと思っちゃったよ)
間近で見るPaiに、ドキドキしちゃうし、いい匂いするし・・・大変なことになってます。
そういえば、今更だけど、Rockの別れた恋人ってどんな相手だったんだろう。
Paiは、目の前の光景が尊すぎて、思わず、昇天しかけてる笑みを浮かべているんだけど(笑)
はっ、と、我にかえり、
Rockを離すPai。
Pai「仕事についての話をしてるかもしれないでしょ。」
Rock:だからって・・・こんな・・・えっ・・・今の・・・
Rock、正直言って、もはや、Achi先輩やKaran先輩なんて、どうでもいい。
Paiを盗み見ちゃう視線、熱すぎる。
方や、Rockを残し、カメラを拾い、歩き出すPai。
~社屋 屋上フェンス付近~
ちょっと視点変わり、ようやく、KaranAchiの近影です。
Karan「早く仕事を終えるっていいもんだね。こんなふうになにかを見ることもできるから・・」
夕景の美しさに、ふっと息をもらすAchi。
Achi「今日の夕空、キレイだな」
Karan「Achiは、夕陽を見るの、好きなの?」
ちょっと照れくさそうに頷くAchi。
そして・・・
そんなふうに、ロマンティックに夕陽を見つめる二人のシルエットを見ながら、
少し離れたところに立ち、その姿をカメラに収めるPai。
チェキ(インスタックス)です。
そんなPaiの後ろ姿を、同じように、カメラに収めるRock。
このインスタックス、色が濃く見えるね。
浮かび当たってきた写真をみて、ふぅと嬉しそうにため息をつくPai。
シャッター音に気づき、視線をむけてきたPaiに気づかれないように、カメラをさっと降ろすRockの感じ、年下わんこは、きっと見た目だけ(笑)
しかも、AchiとKaranの写真に気を取られてるPaiが、それに、全くこだわってないのもいいよね(笑)
Pai「ねぇ、ほら。これ、すごく可愛いでしょ」
それ、ください!
また、各地のドラマ展でお披露目したあとで構いません!
Rock「僕のほうがもっときれいですよ」
Paiの横顔がバッチリ映ってます。
くぅ~~~、自分で言ったくせに、Paiのこと、正視できないの。
Pai「・・・・・」
いつものPaiなら、なに撮ってんの!、とか言いそうなのに、ふん・・と、ま、いいんじゃないの感、強め(笑)
いくら、ありきたりと言われようともこんなピンクの粉紅泡泡、恋愛モノはアテクシの大好物ジャンルの一つなんですよ(笑)
はい、KaranAchiに戻ってきました。
Achi「自分自身の眼で、日の出と夕陽が見られた日はいい日だって思うんだ。オレンジ色の光には、すごくいい運気みたいなものがありそうな気がするから・・見るだけで、幸せになれるんだ」
Achiの口調って、癒されるねぇ。
Karan「じゃ、今度の土曜日、一緒に、見に行こうか?」
Achi「どういうこと?」
Karan「僕たちの最初のデート・・・ふたりで一緒に過ごしたい」
万全の角度!!で、初デートに誘うイケメン。
・・・ん、と頷くAchi。
隣のKaranに向けるAchiの視線もまんまるで柔らかくて、なんの邪気もなくて・・・
これはもう、自然と、目を細めて見ちゃうのよ。
二人揃って、沈みゆく太陽の正面に身体を向けると、自然と寄り添い、袖が触れあい・・・
Karan:Achiには、もっともっと、僕のことを好きになってもらいたい
でたよ!!
相変わらずのKaranのストレートすぎる心の声に、かすかに肩を震わせ、下を向いちゃうAchi。(笑)(笑)(笑)
いろいろ考えちゃうことは多いだろうし、もともと、そういう性格なんだろうけれど、こんなふうに、Karanの隣に立つAchiは、もうかなりKaranのこと、好きだよね。
これ、普通なら、ちょっとやりすぎジャマイカ、と思えるくらい、狙い通りなんだとしても・・・、きっと、意味があるんでしょ。
二人の間に輝く、夕陽が美しすぎる!!
リゾート地じゃなくっても、二人でいれば、ここは楽園!!
~オフィス Achiの自席~
人生初のデートにさらっと誘われ、← ・・・と見えるのは、Karanのアリジゴクのような、用意周到さのなせる技。😈イヒヒ
恥じらいながら、うんと答えてしまった恋愛超初心者が頼るとなれば、それは、間違いなく、Google先生です。
Google先生がいらっしゃらなかった頃には、もう戻れません!!← 情けないがそれが私の現状!
Achi:デートに行く・・・
初デートで好印象を与える10の方法
失敗したくないあなたは、ぜひお読みください
熟読したくて、モニターに身を乗り出しつつ、隣の視線は遮りたいAchi。
ファイルで、画面を隠しながら、読み進めていきます。
笑顔こそが、相手の心をつかむ方法
食事をしたり、映画を見たり、手をつないで歩いたり、お互いを知ることが、デートの基本なのです
Achi:食事・・映画・・・手をつないで歩く。。。ま、そうだよな。リラックス。。なにも、難しいことなんてないぞ。
サバイサバーイ、いい言葉よね。
目を閉じ、心を落ち着けようとするAchi。
たぶん、今は、この辺が限界なんでしょう。
それでも、どんどん、スクロールしていくAchi。
でも、知ってますか? 天気や雰囲気がよければ、あなたのデートは、忘れられない最も熱い一夜になるかもしれないのです。
心の中で、サイトの文面を読み上げるAchi。
忘れられない最も熱い一夜・・・の字ずらに衝撃をうけ、
ファイルを取り落としてしまい、他の社員の注目を浴びてしまう。
動揺、著しい。
しかも、振り返ったら、Karanと目が合ってしまった。。
向こうは完全に、余裕ぶっこいて、微笑んいる・・ように見えるかもしれませんが、これは、ただ、Achiと目があったのが嬉しいだけだと思います(笑)
そりゃ、デートの約束を取り付けたKaranにしてみたら、今はまさに、この世の春でしょう。
あの調子じゃ、仕事も順調、妄想も、かなりすすんでて、このサイトの通りになってしまうのも時間の問題(笑)
Achi:どうする? 俺・・
身体の向きをもとに戻し、さっそく、親友にSOSの電話をかけるAchi。
ここのコミカルなBGM、大好き!!
体勢を低くし、半泣きで、スマホを耳に押し当てるAchi。← 逆に目立つよね(笑)
Achi「(小声で)Jinta、電話に出てくれよ」
焦りまくりますが、出ないものは仕方ない。
Achi:落ち着け。大丈夫だ。少なくとも、俺には、心を読む力があるんだ。その時が来たら、なんとか対応するだけだ。
Achi「(小声で)でも、あのメガネ、一体なにやってんだ?」
~Jintaの家~
そんなふうに、親友のAchiに、歯噛みさせてるともつゆ知らず、
Minと一緒にソファに座ってるJintaに、親友からの着信バイブなんて、耳に入るはずがないのです。(笑)
Min「本当にここにきて、ノイ姐と一緒に遊んでもいいんですか?」
Jinta「もちろんだよ。迷惑だなんて思わなくてもいい。いつでもここで、くつろいでくれてかまわないさ」
最初の頃とは別人28号です。
Jinta「・・・知らない仲じゃないんだし・・」
思いっきり意識してるけど、意識させない風を装うJinta。
Min「だったら、ずっと抱きしめてあげるよ~~~」
ノイ様をぎゅ~~っとハグするMin。
Min「こうやって、キスしてもいいかな?」
ちうしまくり(笑)
Jinta:なんてことだ! 今ほど、ノイ姐になりたいと思ったことないぞ。
本来、Jintaに、ざまあみろ、という顔をしたいんだろうけど、ノイ様、若干、引いてるように見えるのは気のせい?(笑)
だって、ノイ様は、ここ↓でJintaに一目ぼれして、ついてきちゃったんだよね?
Photo by Google map
自分でも、まさか見つけられるとは思ってなかったノイ様の元居住地(笑)周辺のロケ地www
(ついでを言えば、AchiとJintaがよく行く屋台の場所もすぐ近くです✨)
個人的に、例のJintaが行ってた本屋さんを探しつつ、プラナコーン周辺の建築様式が珍しくて、ウロウロしてただけなのよ(滝汗)
Pinkoi(ピンコイ)さんのサイトで見つけたけど、これも可愛い。
そう、Minは育ての親と言えども、ライバル視してるとしか思えない(笑)
Min「ところで、P’は、今日は出かけなくていいんですか?」
Jinta「ああ、今日は、原稿をあげなきゃならないからね。だから、もう一度、見直してみようと思ってるところだよ」
Min「もう書きあがったんですか?」
笑顔のMin。
Min「お疲れさまです。僕、読んでみたいです。これって、僕のことをリサーチしたって言ってた小説ですよね?」
Jinta「そうだけど・・読みたいかい?」
うんうんうん、と頷くMin。
テーブルに置かれたノートパソコンに向かい、「こっちへ」と誘うJinta。
椅子に腰かけたMinと、至近距離でドギマギ。。
Min「・・びっくりさせちゃいました?」
これ、わかってて言ってるな(笑)
Jinta「そ、そんなことない。さ、読んでみて」
100%動揺してます。
Min「“夢は実現してこそ美しいものだ。そうでないと、それを思い出したときに、その感情は、痛みに変わってしまうから。まるで、遠くに輝く光のように、すぐには届かないかもしれないが、期待を裏切らない素晴らしいものだ・・・”」
ここまで読んで、真剣な表情になり、黙ってしまうMin。
Jinta「どこか、おかしいかな?」
不安になるJinta。
Min「誰がそんなこといいました?」
ノミの心臓のJintaを翻弄してくれるねぇ(笑)
Min「気分が落ち込んだ日に、この本やこの一文に出会ったら、間違いなく、どんなことでも出来そうなくらい、力を得ますよ!どうやって、こんな文章、思いつくんですか?」
高揚しているMin。
Jinta「どれだけ、アイドルになりたいか、君が話してくれたんだろ。あのダンスは、練習し続けてこなければ踊れない。何度も何度も飛んだり跳ねたりして、壊れてしまった靴にしても・・。 知ってるかい? 僕は、それを、一心不乱と呼ぶ」
Min「・・・ありがとうございます、P‘」
Jinta「え?」
Min「僕の夢が冗談なんかじゃないって理解してくれて・・・」
ここ、単純に喜びだけじゃなく、Minの今までに味わってきた他人からの辛い扱いがにじみ出てる気がします。
Jinta「僕のほうこそ、いままでに経験したこともない、まったく別の感情で書くよう、インスピレーションを与えてくれて、感謝してるよ」
Min「・・・・」
Jinta「よかった・・・本当にすごくよかった・・・」
自分の気持ちを素直に吐露するJinta。
同じ気持ちで、微笑みあう二人。
無意識に、握りしめてた、ペン?をまげて、カバーを吹っ飛ばすJinta。
びよ~~ん。
Jinta:あ・・・
そんなJintaを見て、ふふっと微笑むながら、続きを読み始めるMin。
そして、Jintaの足もとには、いつのまにかすり寄っていたノイ様が。。
ノイ:ふん、つまんないの・・・
その場を立ち去る猫ひとり。
Jinta、聞こえてたね?(笑)
Jinta「・・・・・」
メス猫たちには、異様にモテる男(笑)
Jinta「この部分、君からみて、どう思う?」
アドバイスを求めてるというより、単なる睦言な感じ(笑)
~Achiの自宅~
コケコッコー!
🐔
ピンポーン、ピンポーン
ベッドに入って眠っていたAchi、飛び起きる!
外はまだ暗い。
スマホを手に取り、時間を確認。
〜回想〜
Karan<朝、君の家の迎えに行くよ >
頷いたAchi。
確かに、朝って言ってた!
Achi:5時?
大あくびするAchi。
Achi「早すぎる・・・」
外のベンチで、座って待っているKaran。
Achi:Karanってば、無茶苦茶、おしゃれだ。週末、シンプルな私服を着てても、カッコよすぎる。。。
家の中から、覗き見るAchi。
Achi:それに引き換え・・・なんか、俺たち、別々の場所に行こうとしてるみたいだ。。一緒に歩いて、お似合いにみえるのかな?
まだ、電気をつけるような時間なのね。
初デートなのに、遠征でもするの?
Karan「一緒にたくさんのことをしたくて、早く来たかったんだ」
私には、既にこの時点で、Karanのヤバさが露呈されたような気がしてなりません(笑)
Karan「うん・・・」
Karan「じゃ、はじめるとしようか・・まずはこれから」
KaranAchi 初デート編スタートです(笑)
後ろを向き、用意してきた大きな花束を手にしたKaran。
Achi:はぁ? 花束?
笑顔とともに、差し出すKaran。
Achi「・・・・・・」
圧倒、いや、ドン引き。。
Achi「僕に・・なんて言わないよね?」
・・・と思ったら、お坊様への御寄進の花束でした。
ここ、Achiが、30歳の誕生日に、オバサンと一緒にタンブンに来た場所です。
ついでを言えば、場所もわかりますが知りたいですか?(笑)
あ~~、なるほど。
初デートで、タンブン・・・
いやぁ、この感覚、タイドラマ見てなかったら、絶対、理解できてないと思うのは私だけ?
お祈りをする腕が触れ、Karanの心の声が聞こえてくる。
Karan:準備したすべてを、Achiが楽しみ、満喫してくれますように。
思わず、Karanを見てしまうAchi。
Achi:一体、どのくらい、Karanは準備してきたっていうんだ?
Karan:なにも問題がおきませんように・・・どうか、計画通りに進むよう、お導きください
Achi:計画? なんだか、Karanの営業プレゼンなんかよりも、更に真剣な感じがしてきたんだけど・・・
戦々恐々となるAchi。
Karan:私が考えてきたとおり、最後まで、いい感じで終われますように。。サ~トゥ~
結構、長く祈ってるKaran。
これが、あの時のお坊様で、Achiだけだったら、
僧侶:そんなに願い事があるなら、少しは自分で努力してみればいいのに。ただ、坊さんに祈ってるだけじゃダメだぞ。
とか言われちゃいそうだけど、努力してるKaranはなにも言われないのかな(笑)
「もう終わったかしら? お若い方がた?」
突然、声をかけられる二人。
「もう、順番待ちの列がお寺の脇の通路の端っこまで伸びてるんだけど・・・」
見ると、たしかに、ズラリと行列が。。
Karan「ああ、すみません。タンブンする機会があまりないものですから・・・。さぁ、行こうか、Achi」
エスコートも忘れないKaran。
Achi「次はどこに行くの?」
それを聞くと、ポケットの中から、なにかを取り出し、Achiに渡すKaran。
QRコードの切り抜きカード?
今どき感をぶち込んできますね、ってもはや、そんなこともないのか(笑)
地図が表示されました。
Achi「???」
Karan「行こっ!」← ほんとに、こんな感じの顔でしょ!
絵にかいたようなデート!!みたいに、手を引かれたAchi。
当然、Karanの声が丸聞こえ。
Karan:期待して! 一日中、君をびっくりさせるから・・
その声に、自然と笑顔になっちゃうAchi。
近くにとめてあった車(ええ、スポンサードのトヨタのALTISです。触れずにおこうかと思いましたが、結構、大写しになったので一応。。)に乗り込む二人。
パンクも直ってめでたし、めでたし。
シートベルトをしめて、見つめられると、つい会釈。
ひとつひとつ、初々しいAchiの反応に、内心、メロメロなKaran。
Karan「初デートは一度きりのことだから、君を感動させるように全力を尽くすよ、Achi」
気合の入れ方が半端ない。
Achi「・・・・・」
戸惑いながらも、頷くAchi。
なぜか、Karanの車に乗っても、かかる音楽は、バード トンチャイの例の曲・・・のイントロ(笑)(笑)(笑)
さすがに、あの調子っぱずれを3回も披露するのは、キツくなってきたのかな。
しかも、途中で、ボリューム上げた。。
いや、私は、いいんだけどさぁ。
はい、ここ!!
今、時刻が映ったんですけど、6:36って、いやいやいや。
ここ、大写しにしたってことは、なにかねらいがあるのね。← ああ、こんなこと考えずに、素直に見ようっと!
皆様、あの何度も映りこむ、ワットパクナムの金色の大仏様はもう、すっかり覚えられましたか?
この朝日を心に刻んでおきましょう。
さて、
向かった先は・・・
恐る恐る足を踏み入れたAchi。
お洋服屋さんですね。最初、純然たるテーラーなのかな、と思いましたが、スーツやシャツだけじゃなく、デニムも靴も、おそらく、ベルトとかお財布とかの小物に至るまで、とにかく、上質なもの以外置いてないって感じのお店です。
The Decorum – The Finest Menswear Shop in Bangkok (thedecorumbkk.com)
おそらく、Karanの行きつけなのね。
当然、Achiは、こういうお店、入ったこともないでしょう。
コーディネートして、ディスプレイしてある、マフラーまいたマネキンのお洋服の感じ。
ここ、タイですよね。
はぁ、冷房ガンガン効いた中でしか生活しない富裕層は、こういうファッションが必須ってことなのかしら。
Karan「ここの常連なんだよ。見るたびに、君のことが思い浮かぶシャツがあるんだ。見てみる?」
頷いてはいるものの、かなり、萎縮してるAchi。
そりゃ、世界が違うもん。
ああ、掛けてあるネクタイを見ると、ペアネクタイやら、バックハグを思い出し、つい笑ってしまう。
待ち構えていたのは、お店のご主人でしょうか。
主人「こちらでございます」
Karan「どうもありがとうございます」
振り返り、「これだよ」とAchiに見せるKaran。
Karan「ちょっと試着してみる?」
Achi「え?」
Karan「手伝うよ」
戸惑いつつも、そう言われると、素直に、袖を通しちゃうAchi。
平気そうな顔してますが、心の中では、「すごくカワイイ~~~」と舞い上がってるKaran。
Karan:ずっと、Achiに着せてみたかったんだ。
Achi:はぁ???
Karan「本当によく似合ってるよ」
Achi「ほんと、センスいいね。いつか、君にアドバイス、頼もうかな」
そういうのが精いっぱいのAchi。
Karan「だったら、このシャツはどうかな? 気に入った?あまり、堅苦しくなくて、いいんじゃないかな」
Achi「ん~、そうだね。すごくいいよ」
と言いつつ、さっさと脱ぎ始めるAchi。
その時、値札を見てしまう。
6450バーツ!
ここ数か月の為替、平均しても、だいたい25000円前後って感じですね(笑)
Achi:はぁ? 6000バーツ以上だって?
一瞬にして硬直するAchi。
Achi「でも・・・」
これはさすがに、いくらなんでも・・・
少し、声を落としたKaran。
Karan「どうか、僕に買わせてくれないかな。」
Achi「え? そんなのダメだよ。なんで、僕のために買ったりするんだよ」
Karan「初デートのプレゼントとしてだよ」
有無を言わせぬこの感じ。
Achi「・・・・・」
こういうとき、なんと言えばいいのか、ぱっと思い浮かびません。
Karan「ね?」
半ば強引にAchiの手からシャツを取り上げるKaran。
Achi:うわ、どうしよう・・・困ったな。
KaoからAchiになっても、金持ち彼氏に翻弄されるんだな。。
Karan「心配いらないよ、Achi。本当に、君のために買いたいんだ」
Achi:だったら、なにかお返しすることにすればいいよな。
仕方なく、気持ちを切り替えるAchi。
お店の主人に、「タグを切ってください。着ていきますから・・」と申し出るKaran。
主人「かしこまりました」
Achiの浮かない顔。。。
電話がかかってきたKaranが、「ちょっとごめん」と中座する。
浮かない顔をしているAchiのもとに、近づいてきた主人。
主人「お客様・・・ちょっとよろしいですか?」
Achi:うわぁ~~この人、僕がKaranを騙して、買わせたって思ってる?
主人「その・・・、男性が服をお買い求めになるということは、そのお相手に着せた服を脱がせたい、という意味があると言われております」
えええ・・・と、おののくAchi。
Achi「(小声で)そんな決まり事があるんですか?」
否定も肯定もせず、ただ、んふふふ、と、思わせふりに笑う主人。
Achi:それって、つまり・・・
脳裏に浮かぶのは、例のサイトのあの一文。
あなたのデートは、忘れられない最も熱い一夜👿になるかもしれないのです。
・・・と、恐怖にかられつつ、気づけば、しっかり、買ってもらったシャツ、羽織ってるAchi(笑)
Achi:僕たちふたりっきりじゃなくて・・・よかった。
Karan「着れたかな。さ、行こう」
2枚目のQRカードを渡されるAchi。
Karan「もっと静かなところに連れていってあげるよ。(小声で)僕たちだけになれる秘密の場所だよ」
Achi:はぁ? 僕たちだけになれる秘密の場所だって? それって・・・
思わず、店の主人に視線をむけてしまうAchi。
鷹揚に頷く主人。
Karan「Achi?」
ドアをあけるKaranに続き、ドナドナされていくAchi。
大丈夫、このBGMがかかってる時に、貞操の危機はありえないから(笑)
★『Cherry Magic』Ep.07 1/4 雑感★
とにかく、夕陽!!
あまりの美しさに、私も、KaranやAchiのように、いや、それを見守っていたPaiのように、あの景色を見たい!と切望。
今回(も)、極力、自力で探し出したいと思って試行錯誤したものの、方角や高さなどから、簡単に導き出せればよかったんですが、そう甘くはいきません(笑)
基本、私の大好きなストビューは平地(笑)
(グーグルチームや一般の方がビルの屋上で360°の天空ビューまで撮ってくれてるのを探し出すのも大変なんです)
単純な東西ライン上に該当するビルがないことはすぐに判明。方角&ロケのしやすさにおいて、可能性が高いのは、GMMの屋上じゃないかと、推理するところから始まり(笑)、だんだん狭めていったのでございます。
とにかく、今回は気合入りまくりの初デート。
なのに、この温度差。
すんなりいくはずがない(笑)
なにしろ、あんな早朝から・・・に、まず驚いた(笑)
私なんかより、ずっと勤勉だ。
あの時刻の来訪を受け入れるAchiも、私の理解を超えている。
やっぱり、かなり好きなんじゃん。
とはいえ、すでに、アウェーな感じのAchi、結構、ざわざわしてますね。
・・・っていうか、Karanって、もともと、リッチなの?
どこかの御曹司とか、そんな評判やら設定やら、でてきてたかしら?
それとも、7年連続最優秀社員賞の成功者のゆとりって奴?
でも、この感覚の疎さは、ちょっと心配。
このカップル内格差については、BLドラマではデフォルトかっていうくらい、よく出てくるシチュエーションなので、相互理解に使われる、と見ました(笑)