忘れた頃にアップする、和版「ちぇりまほ」です。
やっとこ、第3段
TayNew版スタートの12月9日までにまとめられるのか、甚だ心許なくなってきました。(苦笑)
一応、いつももご注意をば。
うちのサイトは、ドラマの内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりという、ドラマ好きの発露です。ネタバレだらけです✨
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
2020年(日本)10/9~12/25
24分×全12話
原作:豊田悠
公式サイト:ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」 テレビ東京系
制作:テレビ東京 大映株式会社
▶その3
さて、今回も順番に見ていきましょうか。
内容的には、8話あたりからですね。
とりあえず、両想いというステータスを手に入れたものの、まだまだ、不審きわまりないほど、過敏に意識しまくってる安達(笑)
そりゃ、祝“初おつきあい”なのだから、どうすりゃいいのかも皆目見当もつかん、のは仕方ない。
一日中、黒沢のことが気になってしまう。
無理もないというか、それでこそ安達。
でも、それってLove?
しかし、席も後ろなのに、安達のそんな挙動不審ぶりに、いち早く気付いてもよさそうなのいに我関せずな先輩やら、
すでに、なにかあったに違いないと(個人的に)気づいてても、静観&観察中の状態でいてくれてる藤崎さん・・・
と、まだ、安達の周辺は、彼の自意識ほど、目立った変化はありません。(笑)
だからこそ、よけい、一人で悶々としちゃうんだろうね。
しかし、クロサワには、“静観”なんていう文字はありません(笑)
彼が、安達のことを想い、直接、口にする言葉は、胸を打つ、と書いたけれど、おそらくこれが醍醐味の一つなんだろうけど、内容もエスカレートしていきます。(笑)
好きな子を揶揄ってしまうのは、半ば本能。
ブラック沢「これ以上いたら、歯止めが効かなそうだから」
黒沢「もしかして、今、俺のこと考えてた?」
などなど、なかなか、手綱を緩めません。
いちいちこそばゆくて、心臓がもたない、と心乱される安達。
(そうそう。人間、他人の心の中なんて、そうそうダイレクトに読めないほうがいいのさ。)
それだけ、数年来“crush on Adachi(あだちにくびったけ)”状態だった黒沢に比べれば、スタート地点の違いって、結構、大きいのです。
さらっと、当然のごとく、黒沢からデートに誘われる安達。
黒沢が、内心、ドキドキしながら誘っているであろうことは、すでに、黒沢の心の声を聞かずとも把握可能だけれど、それより、初デートに浮足立ってる感じが、満面の笑みに出てしまってる。
それを、「いちいちかっこいいなぁ」と呟いちゃう安達。
かっこいいのか?
なるほどね。
こういうところで、ああ、やはり、今回の視聴立ち位置は、“安達と同化”じゃないな、って気づいてしまうんだな。(笑)
強いて言うなら、見る人が見れば、浮かれ切って全然隠せてない黒沢の態度にも思うところありありな藤崎さんかな。
絶対、こっちのほうが楽しそうだもん(笑)
初デートは、初っ端から、(魔法使いの仲間入りをしてテンパりまくってる)柘植の登場で、躓きを見せますが、それ自体はたいしたことじゃありません。
柘植センセについては、柘植湊編で詳しく(笑)
しかし、この二人、お互い魔法使い同士になったことで、身体のどこかが触れてさえいえれば、口に出さずとも、会話が成り立つようになってるのが面白すぎる(笑)
いろいろ考えてきたであろう、本日のプランをあっさり投げうって、悩みまくる柘植に同行することを提案する黒沢。
こういう、人間の器の柔軟なところは、恋愛抜きにして、大事だし、好ましい。
しかし、行きのバス車内で、この黒沢の人間の器は、私などのような若輩者が簡単に推し量れるなどと思ってはいけなかったのだ、という衝撃が露呈する。
クロサワは、なかなかのポエミーでポエマーだった(笑)
なんというか、考え方が詩的・・なポエミーなだけじゃなくて、がっつり詩を読んじゃうほうのポエマーも兼ねている。
しかも、ラッパー
それでもハート 刻むぜビート
安達とずっと 幸せ一生
この、魂のラップが聞こえてきても、
ドン引きせずに、笑ってあげられるんだから、
安達も相当 フォーリンラブ Yeh?♪
だめだ、単純な私は、すぐ影響を受けてしまう(笑)
柘植を励まそうとして、結果的に、はじめて、黒沢との交際を宣言できた安達。
ま、このカミングアウトは、ちょっと特殊だけどね。
ひとつひとつ、新しい“はじめて”をクリアしていく。
手をつないで歩く。
そのバックは、オープニングに出てきた坂道。。
しかも、結構な坂道。
この嬉し恥ずかし感に、黒沢の心の声が重なる。
クロサワ(好き、可愛い、好き、大好き!)
この人・・・裏も表もないのかよ!!(笑)
ないんだよ!
怖っ!! ← だめだ、私。。。荒んでるんだな。
そうこうしてるうちに、次は9話ね。
安達「うんま~~」
すでに、夫婦茶碗ならぬ、紺と赤の夫婦取り皿(笑)
料理上手な旦那が朝から文句のつけようのない朝食を準備し、「君の喜ぶ顔が見たいから」なんぞと、それにかこつけて、愛情を表現してくる。。。
まだ、一緒には住んでません。
頬にくっきり枕の跡がついた可愛い姿を写真に撮るとか、消せよ、動画にしちゃうとか、やめてよ、とか、
そんな、あははうふふな“いちゃラブ”を詳しく追うべきでしょうか?(笑)
すみません。あっさりカットで!
だって、まだ魔法使いなんだもん。
あ、そうなんです。
不用意に触れると、もれなく、黒沢の心の声が聞こえちゃうんだね。
しかし、その心の声が、聞こえても聞こえてなくても、さほど内容が変わらないってのは、すごく安心しちゃうだろうね。
さりげなく手を降ろし、微笑む安達。。
それでも、そんなたわいもないことが楽しい日常。
そんな中、ようやく、鈍感な先輩にも、安達の“春🌸”に気づく日がやってきて・・・
なにか動きがあるかと思いきや、そこは特になく・・(笑)
たぶん、相手に心あたりもないんだよね。
まぁ、まさに、恋に恋する時期。
ね?
ね?じゃありませんでした。
すみません!! この画面、今回すっ飛ばしてる「柘植湊編」でのシーンで、
この場面を挟んでおりまして・・・これ、柘植っちのノーパソでした。(^^ゞ
(訂正 2023年12/22)
※美雄さん 感謝です。
一緒に社食ランチをしてるところに現れた六角の、「あ~~~、ふたりとも同じおにぎりじゃないですか~~~」攻撃にも、黒沢の機転で自然に回避。
なにしろ、柘植の想い人の湊と同じダンスサークル仲間だった六角、世間狭すぎだけど、それもこれも、二人にとっての、カンフル剤。
安達の家で、また、飲み会をやりたい、という六角の申し出を、さりげなく「土日はちょっと・・・」と断る黒沢。
そうして、話は、前話で予定を変更せざるを得なかったデートリベンジへと。。。順調にコマを進める。
※ 詳細は、柘植湊編にて(笑)
しかし、安達って、ご飯つぶ、つけずに、ごはん食べられない人?(笑)
そのおかげで、黒沢の、なまめかしい妄想が、安達の脳裏に流れ込む。
夜景の見えるバー、バスローブ姿でお姫様抱っこ。。。
これが現実になるのは時間の問題だと言わんばかりの時計のチクタクを模したような、それでいて甘めのBGMが、瞬時に妄想の世界にいざなってくれます。(笑)
ああ、もう、勘弁してください。
これがむず痒さの正体です✨(笑)
実際、先輩が「仕事も集中してるし・・・」と言ってたように、プラベが充実したせいか、ふと、社内コンペのポスターに気がつく安達。
企画開発部だけでなく、全社員対象。
食い入るように、ポスターを見ていた安達に、興味あるのか、と確認する黒沢。
「ないない、コンペなんて・・」と、足早に離れた安達のこと、気にならないはずがないよねぇ。
もともと、安達は、文具メーカーに勤めているだけあって、家には、六角もびっくりするくらい、大量の文具が揃っているくらいの文具好き。
でも、企画なんて考えたこともないし・・・こんな時、黒沢ならどんどんチャレンジしちゃうんだろうな、と、どんどんネガティブになっていく。
そんなおり、柘植のことで大激怒状態の六角が、
安達・黒沢に通じて強制的に、柘植を召喚。
湊がゲイだと知った途端、湊を避けて傷つけた、と、柘植に一方的にまくしたてる六角。
必死に止めにはいる安達と黒沢。
たしかに、六角クンは今どきの若者だけど、実際は単純単細胞で直情型、すこぶるいい奴なのはよく知ってる(笑)
柘植の、湊への想いを知っている安達が、なにも答えない(答えられない)柘植に代わって、「違う!!」と大声をあげる。
安達を見て、動きが止まる黒沢。
思わず立ち上がり、気持ちを代弁する安達。
安達「俺も柘植も、すぐにキャパオーバーになって、自分の殻にとじこもるけれど、そんな理由で人を避けたりしない」
おそらく、この中では、黒沢が一番状況がわかってない部外者なんだけど、初めて見る安達の様子に、少し驚いてる。
自分のことを理解してくれて、味方でいてくれる親友。
感謝はできても、すべて委ねることはできない。
この手で、心の想いを伝えるつげっち。
自分のことは自分で、自分の気持ちは自分自身の口で伝えるために、湊のもとにひたすら全力疾走する必死な柘植センセのことは、たっぷり柘植湊編で賞賛するとします(笑)
帰り道。。
安達が必死になって、かばう姿を見て、かっこよかった。
でも、柘植に嫉妬したという黒沢。
それでも、しっかり、社内コンペの申し込み用紙やら資料を取り寄せてて、安達に渡すところは、やはり卒なく男前。
「やるなら全力で応援するよ」
「やってみようかな・・・」
黒沢の言葉で、黒沢の存在で、前向きになれたという安達を見て、
一瞬、息を飲む黒沢。
この人のこういうところは、すごくいいと思う。
大丈夫。いまどき、往来であろうと、こういうハグは、みんな、そんなに気にも留めないし、多少、注目を集めようと全然平気だよ(笑)
この人、ほんとに、安達のこと、好きなんだよね。。。
でも、問題は、これしちゃうと、黒沢の心の声が筒抜けだってことなんだよね。(笑)
お互い、どんどん心の距離が近づいていってます。
魔法使い卒業に向けて、そろそろ準備段階に入る10話?
社内コンペに正式にチャレンジすることにした安達。
黒沢からは、コンペに集中するために、しばらくデートはお預けと言われ、そんなつもりは1ミリもなかったので、めんくらってしまう。
楽しみは、あとにとっておく。。。
ご褒美を期待するということは、つまり、そういうことだよなぁ~と考える安達は、
しかも、つい先ほど、盟友柘植が脱魔法使いしたという報告を受けたばかり。
つい、いろいろなことを考えてしまい、全く集中できず。。
やはり、想像の先は未知の世界。
締め切り3日前になっても、なかなか、これと言った手応えを感じないものの、黒沢と藤崎さんに、意見をもとめる安達。
“自分だけの手帳を作れる 消せるカラフルなデコペン”
悪くないという二人。
そこに、六角の痛恨の一言。
「なんか、ふつ~っすね」
「言い方!」
注意するお姉さん。← 実は、藤崎さんも、そう思ってたってことが露呈。
そう、安達もわかっていないわけじゃなくて・・・・。
長年、文具好きで、コレクターである安達にしても、「こういうのあったらいいな」っていう観点のアイデアは持ってなかったのか。。
ビッグサイトとか幕張とかで結構大規模な文具フェアとか、アイデアフェアとかも見てるだろうけど、いろいろ見すぎちゃうと逆に思いつかないものなのか。。
実際、メーカーが考える売れ筋を意識した商品企画って、夢とか派手さの要素はほんの一部、基本は現実的な路線。
ま、なんにせよ、安達はそんなにしゃかりきなタイプじゃないから、たぶん、そういうところもみんなの親近感が湧いたのかもね。
こういう時、あんまり考えすぎるなよ、何気ない時にふっと閃いたりするものだから、と言う優しい恋人。
そうそう、ちょっと前までは、この状況自体がなかったんだからね。
世の中捨てたもんじゃないんだよ。
週末も、コンペにむけて、あれやこれや、根を詰める安達。
一緒にいられるだけで嬉しい、と言いつつ、
柘植の小説「別れのブルームーン」を読んでる黒沢。(笑)
タイトルだけみれば、ちょっと不吉(笑)
黒沢から、(六角が)「安達さんを見て、やる気スイッチが入りました!」と張り切っていた、という様子が伝えられると、会社では、藤崎さんや浦部先輩からの応援を感じ、実は、そういうことがちょっと負担に感じてる、と打ち明ける安達。
みんなの気持ちがありがたくて、それにこたえられない自分が情けなくて・・・
あだちは、本当に率直だね。
そんな安達の言葉を聞いて、「デートの練習」に連れ出す黒沢。
ここの、なんで突然、と思いながらも、だんだん、ちょっと嬉しそうに、可愛くなっていく安達の表情の変化、いいな、と思う。
行き先は、後楽園・・じゃなかった、東京ドームシティですね(笑)
デートシーンは、たしかに可愛かった。
でも、どこか、違和感。
心の底から、はっちゃけてないからかな。
自分で乗りたがったに関わらず、こちらの期待にたがわず、乗り物系に弱かった安達。
その後、カラ元気を見せる安達をみて、表情の冴えない黒沢。
安達「(もしかして、怒ってる?いや、黒沢はこんなことで起こるような奴じゃない)」
心を読めば簡単なのに、あれやこれや、思い悩む安達。
誘惑には勝てず、黒沢の袖を気づかれないようにひとつまみ。
こういう清廉潔白じゃないところも悪くないよね。
案の定、出来すぎクロサワは、励ますつもりが安達を落ち込ませることになってしまった、と自分を責めてるし・・・。
頑張ってる安達も好きだけど、自分の前では、楽しく笑っててもらいたい、とか、ちょっと、黒沢自身、無理して空回り気味?
黒沢の心の声を聞いた安達は、心機一転、コンペ企画書づくりに挑む。
無事に提出。
安達「今日って空いてる?」
黒沢「うん」
安達「あのさ・・・デ、デートの練習しない?」
この間、誘われた同じ言葉を使う安達。
「デート」ずばりじゃなく、「デートの練習」というキーワードで、ハードルをさげていく、優しい二人。
ああ、私の心は汚れている。← そんなドラマじゃないよ。(笑)
今日が、共通の趣味であるファンタジー小説(コミックスかも?)の発売日だと気づいていた安達が本屋さんに誘ったり、
安達の行きつけの和食屋さんで焼き鳥食べたり・・・
(つげっちと会うのもここです)
無理をしない、自分たちらしさが一番。
ここで、ようやく、今日提出した企画書を見せる安達。
気持ちを伝えるエールクリップ。。。
デートの練習をして、気づいたことがあるという安達。
「大切な人にはちゃんと自分の気持ちを伝える」
「気持ちがわからないと、相手も不安になるし・・・」
「俺ばっかり楽しませてもらうんじゃなくて、黒沢も楽しくなきゃ、デートの意味がない」
器用じゃない安達が精いっぱい、言葉を選び、つむぎながら、思ったことを伝えようとする。
安達の言いたいことに気づいた黒沢の、息を飲んだように固まった感じ。
大事なのはここですね。
でも、安達といると、どこであろうと、どんな状況でも楽しいらしいので、なんともはや、さすがクロサワ、そうでなくっちゃ・・・(苦笑)
以前、安達に、完璧だと言われたことについて、話始める黒沢。
自分に何が求められているのか、考えて行動してきた。
完璧にこなせば、本当の自分を見てくれるんじゃないか、と。
それが、かえって、気を使わせてしまったのかも、と振り返る黒沢。
角突き合わせて、いかに本当の自分がダメな人間でも平気か、なんて真剣に喋ってるけど、
実際、たわいもない話をしてる時が一番楽しいんだよね。
しかし、これじゃ、単なる仲のいい同僚の域を出てない、という大いなる命題に変化なしじゃん!
さて、12月を意識した途端、二人の頭の中は、黒沢がつぶやいた「つきあってはじめてのクリスマス」という恋人イベントで、かなり占められてる模様。
そして、安達と手をつなごうと、手を伸ばす黒沢の、さりげなさ。
・・・ということは、ここからは黒沢の考えてることが、駄々洩れになるということで。。。(笑)
クリスマスは、花火デートらしいですよ(笑)
心の声を聞いた安達が普通に、「花火」の話に応えてしまい、結局、黒沢自らが口に出していたことにするよりほかに方法がなく。
サプライズがサプライズでなくなって、がっかりする黒沢を見て、
ここで、はたと気づく安達。
安達:今まで考えたことなかったけど、普通、他人に心の声聞かれるの、嫌だよな
うぇ? うそでしょ?
今まで考えたことなかったの???
黒沢「びっくりした。一瞬、安達に心読まれたのか、と思った」
うはは!!!Oh,You got it!!!(正解! ピンポ~ン)
黒沢:もし読まれてたら、俺・・・
その続きを聞くのが怖くなり、ぱっと手を離してしまう安達。
安達:そうだよな。いくら黒沢でも、この力のこと知ったら、きっと俺たち、今までどおりじゃ・・・
急に黙ってしまった安達を心配そうにみつめる黒沢。
あなたは、好きな人に、秘密をもったままでいられますか?
正直なところ、好きな人と書いたけど、黒沢→安達はいいとして、まだ、安達→黒沢というラインが、どうにも自分の中で、“恋愛”レベルとしっくり合致できてない感じ。
10話だけど・・・(笑)
一生懸命、クロサワに応えようとしてる感じが前に出てる気がするのは、“追われ側”としては仕方がないのかな。
私の要求レベルが特殊なんですよね。
日常、命がけの恋とか、身も心も巻き込んでの激しい感情のぶつかり合いとか、片思い系もほんわかっていうより拗らせまくってるし、そんなんばっかりなんで。。(笑)