お月様、キレイでしたね。← すでに数日過ぎてますが(笑)

自分の中で、ただいま絶賛『奇蹟』が盛り上がっている最中でして、なかなか、時候の話に触れることができませんでしたが、やはり、華流を取り上げてる時は、中秋節に敏感なびびです。

 

時候の話どころか、BL沼界隈のあれやこれやも、なかなか触れられず。

もう、出遅れも出遅れ。

正直言って、最近ずっと、TayNew関連の話題ですら、取り上げるタイミングを逸してました。

 

あ、そうそう。BELUCA 1st FAN MEETING IN JAPAN も無事に終わり、撮影OKタイムのおかげで、皆様よりおすそ分けをたくさんいただきまして、ありがとうございました!!


2023の【裏窓】は、かなり、このTayNewOffGunの4人に絡んでいるというか、ぷらす+ 和製BLに目が向いているというか、行き当たりばったりなようでいて、わりと自分なりには、方向性を定めて歩いているつもりなんです。てへぺろ

 

TayNewの『ちぇりまほ』の撮影合間のスーツ姿の二人の映像を見かけるたびに、近づいてきたな、とヒシヒシ。。

紙飛行機に興じるTayNew。

(ふと気づけば、この記事からも時間経過してしまってますね)

 

噂によると、来期2024のGMMの発表会は10月になったとか、なんとか。。

早くない?


それまでに、始まるんだろうか。

いや、その時に、大々的に発表するんだろうか。

いろいろ、考えるだけでワクテカです。

 

あと、ユネクで、『Love in the air』が見放題って、もう、素晴らしすぎる。

筋追いするつもりでいたのに、タイミング合わずにいたら追いつかれた・・・といういつものパターンです。

このドラマに関しても、いずれかの時期に、ざっくり雑感を書きたいなぁって思ってます。

 

ただ、その前に・・・いろいろ、手をつけてる作品がたまっておりまして。。

 

現在、リアル筋追いをしている『奇蹟』ですが、そうはいっても、30分弱の作品です。

いつもならば、その倍の時間の筋追いをこなしているわけで、他のものも楽勝・・・かと思いきや、そこが私のヘタレなところで。。。

集中力をむけるキャパが少なすぎて・・・どうしても他方が薄くなってしまうのです。

 

そのまま、放置→ 自分の中の旬が過ぎてしまい、最初から見返す・・・の繰り返しですね。

 

そんな不運な作品の代表、本家『ちぇりまほ』のざっくり雑感です。

 

あまり、まとまりきっていないので、思ったまんまの垂れ流しになってます。

通常の「裏窓」の記事スタイルではないのですが、アップしていきたいと思います。


 

一応、いつももご注意をば。

うちのサイトは、ドラマの内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりという、ドラマ好きの発露です。ネタバレだらけです✨

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい

 2020年(日本)10/9~12/25

 24分×全12話

 原作:豊田悠

 公式サイト:ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」 テレビ東京系 

 制作:テレビ東京 大映株式会社


 

今更、私が、どうこう言わせていただく余地もない、ビッグネームな作品です。

 

メインの演者については、町田くんは、その前から、顔と名前が一致する俳優さんでしたし、

赤楚くんも、私が仮面ライダー系を見てなかっただけで、キャリアはちゃんとある俳優さんだったので、

まず、ドラマとして、楽しめました。

 

あれから、3年・・・?

主演を務めた二人の快進撃、すごいですね。

 

だからこそ、海を越え、タイでも作品化されようとしているわけですが、しかも、それを楽しむために、こっちに戻ってきたという、大本末転倒な流れとなってます。(笑)


今までもですね、いつか取り上げようと思い、後回しにしていた大切に温存していた作品の、続編やら海外リメイクの話題にあがるたびに、とにかく、元ネタドラマを先に終わらせようとお尻に火が付くものの、無事に終わった試しがなく(笑)、見事にずれ込むというスケジュール管理能力の無さを、毎度毎度、露呈しているびびです。

 

今回こそは、TayNew版の『ちぇりまほ』が始まる前に終わらせておくぞ、と意気込んでました(笑)

 

・・・だがしかし、これ、かなり難敵でした。

なかなか、アップできなかったのには、それなりの理由があったのでございます。

今、さかのぼって調べたら、すでに、何度も記事にしかけているんです。

でも、全部、中途半端で挫折。

 

特に、この「その1」は、そんな悪戦苦闘な日々をどのように乗り越えたか、という記録です(笑)

 

▶その1

 

  『チェリまほ』は鬼門なのか?

 

チェリまほ・・・これ、略式ながら、いいネーミングだなぁ、とずっと思ってました。

 

童貞というなかなか際どいワードが本タイトルの一部に入っているために、逆に、白日のもとに晒されることになった隠語Cherry🍒(笑)

 

作品の可愛らしさや雰囲気を損なわない“チェリまほ”なんて素敵な略を、一体、誰が言い始めたのかな、と疑問に思ったら、さすが、先に調べてくださった方がいらっしゃった。

ありがたい!!

 

ファンの方が「まほチェリ」と略されたのを、原作者が「チェリまほ」とひっくり返して使うようになったという流れらしいですね。すみません。そのあたりのリアルタイムな動きについては、よく知らないので、ネットでの受け売りです。(苦笑)

 

あまりにも、こちらが有名になってしまったけれど、もともと、童貞が魔法使いになるという都市伝説っぽい話あったな、と思いをはせてみたり・・・。

たしか「天使」だったり、「妖精」だったりしたけれど、とにかく、その先にあるのは、このまま、外界(女性含む)と断絶したニートでいてもいいのか、という時限(タイムリミット)への疑問や怖れでありつつ、別にそれでもかまわん、という自己肯定的なファンタジーだったはず・・・とつらつら考えていたら、そうだ、2ちゃんだ。

 

未だに、はなぢAAを多用する私が、ねらーだったことは、おそらくバレていることでしょう(笑)

言っておきますが、あめぞうの時代から、ROM専でした。

・・・という余談が果てしなく広がっていきそうなので、それについては、このへんで。

 

本題に入りましょう。

 

さて、このドラマ、自転車に乗って、どこかに急ぐ、“安達清(あだちきよし)”の独白で始まります。

ドラマの流れをけん引するのは、主人公あだちのモノローグ。

いわゆる、垂れ流し的な“心の声”とは違い、状況説明や、相手との距離感、分析などが自然と入ってきます。

そこは、明確に区別をしておかないといけません。

 

とは言え、安達の心の内は、基本、モノローグで語られる心情部分をそのまま、受け止めていればいいので楽です。

しかも、彼のモノローグは、基本、ぐちぐちとネガティブだったりしますが、聞いていても、そこまでストレスにはなりません。← 私はね(笑)


実年齢より、若く見えるというのが、ポイント高し。

安達が語るモノローグの、率直さや純粋さを否定させないルックスが、ヒットドラマとして化けた肝の一つだったように思います。


見た目だけでなく、行動もです。

30近い年齢の大人は、あまり、派手にオフィスですっころんだりしません。

その音にいち早く反応するのが黒沢優一(くろさわゆういち)。

この段階から、始まっているんだな。

そのせいか、私は、ついつい、心を読み取られていないときの黒沢優一の真意が気になってしまう。

 

ご承知のとおり、この『裏窓』では筋追いの中で、勝手に、登場人物の「心の声」を、紺字であらわすことがあります。

 

ホントに、勝手に書いてるだけで、原作者の方や制作陣には冒涜以外の何物でもないことは重々承知しているので、極力控えようとは思うのですが、セリフを翻訳している延長線上で、これまた、主人公の声で勝手に聞こえてきてしまい、困ったことに、それが、翻訳の根拠となってる時もあり。

 

大袈裟に言うと、「登場人物把握のための根幹部分」?

 

『チェリまほは鬼門』だと書いた本当の理由は、痛い、だの、暑い、だの、そう言った状況説明だったり、直感的な言葉は別にして、私、ほとんど、黒沢の声が、彼の心の声と、同じように聞こえてきた試しがないんです。← ダメじゃん。

 

そうなんです。

ダメなんです。

私、たぶん、黒沢を理解できてないのかも。。

商売あがったりで、結構、悩みました。

 

私の脳裏では、表面的には、とてもジェントルな黒沢の、「腹黒な声」だったり、「口調は厳しいけど、安達を心配しちゃう声」というか、が、まず飛び込んでくるんです。

そういうのは、いくらでも聞こえてくるのに、でも、ドラマの黒沢は、1ミリもそんなふうに語らない。

表も裏も、優しい。

 

本当かな?

これが、単なる同期とか、友達レベルならわかる。

でも、好きなんだよね?

しかも、昨日今日、見初めちゃったわけでもないらしいのに。

 

本音はどうなの?

 

どうにもそれに慣れるまで、かなり時間を要しました。


はじめて、黒沢の家を訪ねたとき、家に入る前の逡巡で、安達も思ってる。

「なに考えてるかわかんねぇ」


触れた人間の心の声が聞こえる。

直接、地肌でなくてもいい。

服越しであろうと、靴越しであろうと、部位に関係なく、触れている間は、その人の直接的な言葉が聞こえてくる。

声だけじゃなく、思念を読み取っているから、相手の妄想まで見えてしまう。

 

常日頃、この時、この登場人物はなにを思っていたんだろう、と思いながら、ドラマを見てる側の人間として、こんな贅沢な答え合わせがあっていいものか、とも思うけれど、今回、黒沢の声が聞こえてきても、なぜか、カタルシスとはいかない。

 

私にとって、このドラマが斬新だったのは、心の声が聞こえても、思念が見えても、それすなわち、その人が理解できてるとは限らない、ということ。

これが、序盤、私の抱えた「難敵」の正体でした。

 

 

ドラマが進むにつれ、物理的に触れているときだけ、聞こえるという条件設定が効いてきます。

 

黒沢の心の声を聞きたいのに、安達、触ってないじゃん・・・っていう、まるで、安達の落ち度とでも言わんばかりな心境になってしまう。

ごめん、あだち。

 

最初のほうなんて、何度も心の中で、「お願い、触って、あだち!」と懇願してたよ(笑)← 事情を知らないと、どヘンタイ感が溢れる響き。

 

でも、実はそれが、鬼門を抜け出す突破口でもありました。

いや、突破口だと気づくまでに、ちょっと時間が掛かったせいで、余計遠回りをしたのかもしれません。


 

心が読める、という特殊事態を除けば、この二人、同期なのに、あまりにも接点がない。

それどころか、黒沢は、安達のコンプレックスをいろいろと刺激してくれる存在。

ただし、排他的にはならず、尊敬という形で収まってる感じ。

 

2話で、黒沢の家を初訪問した際には、まるで、企業に入り、新入社員歓迎会や配属前の研修旅行先の夜とかに、話すようなことで盛り上がるふたり。

 

その後も、一緒に過ごすうちに、黒沢の本気度を知り、“そばにいられるなら、ただの同期でいい”という黒沢の想いを受け取りながら、だんだん、それだけに収まらなくなってくる安達の感情。

 

いい奴だ(笑)

 

 

  心の声はいる? いらない?

 

 

私の中で、いろいろと動いたのは、3話の飲み会シーン。

 

よく観察してみると、意図的なのか、黒沢の思念を読むとき、最初のような即時性で、心の声が入ってくるわけじゃないのが、わかってきます。


後に、今どきの若手社員の六角くん(演:草川拓弥)が、今どき・・と一笑に付す“王様ゲーム”で、キスすることになる安達と黒沢。

 

強張る安達を見て、こんな気持ちにさせたくない、嫌がることをしたくない・・・という、いろいろ逡巡していた気持ちが詰まっていたはずなのに、


でこちゅうの時も、

<ごめん>

だけだった。。。


王様ゲームごときで、場を盛り上げようとする課の連中も連中だが、それをはっきり拒絶できなかった自分も自分。

この気持ち悪い、うすら寒い黒沢スマイルが

消えた瞬間。

 

私には、“ひら”のマシンガン級の、どす黒い(のに、そこまで黒くなりきれない)思念しか見えないけどね。

 

当然、キスの時、触れていた安達には、心の声が聞こえていたのかもしれないけれど、ここでは明かされない。

それでも、自分のことを最大限、守ろうとしてくれている気持ちは、安達にも伝わったはず。

いてもたってもいられない安達。

 

屋上に追いかけてきてしまった安達の気持ちは、まだ、固まっているとは言い難い。

でも、行動に移してしまうときだってある。

 

よし、触れた!

ここで、黒沢の気持ちを汲み取るのか、と思いきや、

 

黒沢あんな形で、あだちに触れても嬉しくない

 

・・・という、通り一遍なことしか、流れてこない。

 

逆に、あだちの気持ちのほうが赤裸々です。

 

安達そりゃ、ほんの少しでも喜ばなかったかと言われたら、嘘になる

 

告白効果(告白されたら、相手のことを意識してしまう 親和欲求でいいんだっけ?)のおかげのように見せているけれど、黒沢への素直な尊敬の気持ちが、ベースで効いていたってことよね。

 

屋上で、「嫌じゃなかったよ、お前のキス・・」と宣った安達に対し、

 

「それ、どういう意味かわかってる?」

ようやく聞けた、私が思う黒沢の感情が一致した言葉。

 

彼の思惑は、やはり、心の声以外のところでキャッチすべきだ、と気づいたところで、← 今頃かよ。

本当の意味で、私の“チェリまほ”は始まったのかもしれません。

 

進展するようで、また、後退したかのような4話。

 

なにしろ、これから先に進むということは、ただの同期ラインから逸脱するってことなので、おいそれと近づけない(笑)

 

黒沢「それ、どういう意味かわかってる?」

あだち:ええ、全然、理解できてませんでしたよ。

 

理解できてなかったのかい!!(爆笑)

 

あの時、友人の柘植から電話が入らなければ、絶対、流されてたよな(笑)


ヘタレなあだちの沸騰した頭を冷静にさせようとするかのように、同僚女子藤崎サンとのLoveめいた路線も浮上する。

 

BLドラマの良さは、これだな。

藤崎サンの視線が、この子の立ち位置をいち早く教えてくれる(笑) 

ちゃんと、黒沢の安達への気持ちに気づいてる(笑)

 

そして、ありがちな腐女子目線じゃないところがいいな。

昨今の恋愛先行な風潮に、価値観が合わない女子。

応援の仕方にオリジナリティがある。

なかなか面白い!

 

こんな力(ちから)いらない・・・と思う安達だけど、この力を得て、いろいろ、他人のことをおし量るようになって、気づけたこともたくさんある。

 

合間に、黒沢に助けてもらってばかりの安達は、自分が感じている怖さの理由も分析しようとするんだけど、分析レベルに達してないところがいとおしい。


そして、相変わらず、黒沢の心の声が、「私の脳裏に巣食ってる“ブラック沢”の声と違う問題」は継続中(爆笑)

 

・・・と、本来の“チェリまほ”の可愛らしい根幹部分には目もくれない雑感になってしまって恐縮です。

 

黒沢かっこいいおねがいクラッカー、あだち可愛いおねがい❤ばかりに、終始しないように、バランスを取ってるつもりなんですが、各話、気になるところを中心に、書いていくスタイルです。

 

たぶん、不定期にあげていくことになると思います。。。

 

他にも、六角くん役の草川くんを見ると、いかにもなアイドルしてるなぁ・・・って、にやけてしまうし、『みなと商事カンパニー』を取り上げるときに、その違いを書いてしまうかも。

 

あと、お待ちかねの、柘植将人×綿矢湊の、にゃあ~🐾カップルについては、改めて、取り上げます。

ある意味、こっちは、感情の起伏を読み解くのが面白く、黒沢×安達以上に、無責任に好き勝手言いたい(笑)


ま、そんな感じで~~す。(笑)
 

★和版『ちぇりまほ』ざっくり雑感 その2に続く★