では、いつものご注意をば!
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
これは、Ep.10-4です。
前出部分を未読の方は、こちらからどうぞ
『Between Us』
~เชือกป่าน~ 2022年(タイ)全12話
"Hemp Rope" (เชือกป่าน) by lazysheep / ด้ายแดงスピンオフ作品
【Ep.10-4】
~Wanの部屋~
ため息交じりに、ファイルにチェックをいれているWan。
家に持ち帰って仕事してるみたいです。
一段落したのか、スマホに手を伸ばすWan。
ヨーダ様@スターウォーズ のお背中。
Wan「また、どこにいるのか、俺に知らせてこない気だな・・・」
Wanもまた、T-Rex(Tul)とつながらない日に感じる苛立ちが、タイミングよくゲームができないという理由だけではなくなりつつあるということですね。
すると、突然、バースディソングが聞こえてきました。
View「ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデー、ハッピバースデー・ハッピバースデートゥー Hia」
ろうそくの火を消さないように、手で覆いながら、ケーキを運んできたView。
微笑むWan。
受け取ろうとするWanに、「だめ、まだだよ」と渡さないView。
View「まずは、願いごとをしなきゃ」
Wan「毎年やってるが、実現した試しがない。今年は、何も願い事をしなくてもいいか?」
にっこり笑うView。
View「ん、いいよ。試してみようよ」
ふっと息を吹きかけ、ろうそくを消すWan。
View「誕生日おめでとう、Hia」
Wan「今日が、自分の誕生日だってこと、すっかり忘れてたよ」
View「自分の誕生日を覚えてたのって、いつのことだよ。僕のと、HiaWinのしか覚えてないくせに」
ちゃんと、Wanのいいところ、わかってるじゃん。
Wan「別に、そんなの、たいしたことじゃないさ」
微笑むView。
View「今夜、一緒に寝てもいい?」
そういうがはやいか、ベッドにダイブするView。
View「あ~、きもちいい」
結局、Viewのとなりに入ってくるWan。
View「お休み、Hia」
Wan「おやすみ」
そういって、お互い、天井を見つめる兄弟。
View「Hia・・・」
Wan「なんだ?」
横を向くView。
View「他の人がHiaのことをどう思っているか、なんて、僕は気にしないよ。でも、僕にとって、Hiaは超かっこいいって知ってた?」
笑顔とサムズアップのサービス付きです。
Wan「なにをそんなに調子いいこと言ってんだ? 気持ち悪いなぁ」
嬉しいくせに、この人のあまのじゃくぶりは、知ってる人から見れば、かわいいもんです。
View「僕、学校を卒業したら、Hiaの仕事、手伝うよ」
Wan「(それについては)もっとちゃんと考えろ。 いいから、寝よう」
Winといい、Wanといい、同じことを言ってます。
Viewには、本当に自分のやりたい道を歩ませたい兄心ですね。
案外、Viewが改革してくれるかもよ。🤭
View「ハグしてもいい?」
だんだん、近寄っていくView。
Wan「やだね。そんなの、変だろ!」
View「どこが変なんだよ~。くっついちゃおう~っと」
Wan「おい、View、息ができないだろ」
グイグイ来てます(笑)
View「大好きだよ、Hia。時々、ものすごく口が悪くても、それでも、僕はHiaが大好きだからね」
Wan「お前、今日、変なものでも食べたんじゃないのか? こんなの、慣れないよ」
がっつりくっつきながら、鼻をひくひくさせるView。
View「Hia・・・」
Wan「なんだ?」
View「わきの下、臭うよ。シャワー浴びた?」
Wan「まじか? 浴びたけどな」
ああ、なんだろ、このぼやけた影・・って思ったら、
ドアの隙間から覘いてたパパじゃん。
微笑ましく見ているパパ。
この人の笑顔を初めてみました。
ドアを閉め、なにか、ひとしきり考え込んだ様子を見せたのち、最終的には、やっぱり、微笑んでました。
おそらく、三兄弟に見えているパパ像は、この表情なんでしょう。
これで、万事一件落着ってわけじゃなくて、きっと、なにかにつながっていくのよね?
~リゾート 野外レストラン~
完全に宴も終わり、そこらで、寝ている酔っ払いの下級生たち。
Seaってば、お酒強いんだ?
ユニークなネックレスしてますね。
C「くそ、お前ら、どいつもこいつも・・なんだよ、これ」
Seaの太ももに被さるようにもたれてるA。
Beeに至っては、もう、なんだ、その恰好は!!(笑)
そして、
ギター発見!
C「おい! 行くぞ! 部屋に戻るぞ、なぁ、起きろ、起きろよ」
まず、Aに声をかける。
A「なんだ、おまえら、酔っぱらいか?」
身体は起こしても、完全に、意識は飛んでます。
C「文句言う前に、まず、自分を見てから言えよ」
一応、酔ってても、言うことはまともなSea。(笑)
Seaに支えられ、当然のように、ふらふらなA。
A「俺なら平気だ。お前こそ、部屋に戻れ。俺なら、一人で立てるぞ。できる、できる・・・」
いうことだけは一人前なAの腕に肩を通し、なんとか、立たせるSea。
~水辺~
そんな背後の喧騒から少し離れたところで、涼んでいたTeam。
C「ほら、さっさとしろ」
A「お前は、Beeを運べ」
C「早く起きろよ」
さすがSea、Aを担ぎながら、ちゃんと、Bも拾っていくよ(笑)
C「いいから、とにかく歩け。簡単だろ、さ、ジャンプしろ、1,2、3」
そんな背後の、ABCのすったもんだの声など、まったく耳に入ってない様子で、夜空を見上げているTeam。
A「なんで、俺たち、こんなとこにいるんだ?」
C「おいおいおい、待てよ、待て。あれ、幽霊か?」
AとBeeを両脇に抱え、目をこらすSea。
その声にふりむくTeam。
B「ばーか!」
支えてあげてる二人から叩かれるSea。
C「おい、あれは・・Teamだ」
Team「ああ」
一応、返事をするTeam。
B「Team・・お前、そんなところでなにしてるんだ?」
話してることはまともですが、もともと、意識なんてないも同然。(笑)
なんか、吐きそうな気配がうすうす。。。
C「(Beeに)いいから、お前はもう話すな! Team、寝ないのか?」
Team「眠くないんだ。お前たち、先に行けよ」
C「わかった。ちゃんと、顔、見せろよ」
こんな状態でも、友達のことが気になるのか、顔を覗き込もうとするSea.
つられて、身体が前につんのめるA。
「おいおい、落ちるぞ、A」
大慌て!(笑)
なんとか持ち直したA。
急に、Teamに気づくA。
A「おい、お前、酔ってないのか?」
Team「酔ってないよ。お前ら、寝たほうがいいぞ」
俺だって酔ってないぞ、酔ってないよな? もう歩くのやだ、などと、典型的な酔っ払いの会話を繰り広げながら、
ABCの声が遠ざかっていきます。
その日、一番酔ってない人が面倒を見る。なんか、いつもこんな感じなんだろうね(笑)
私も、もう、全部訳さないよ(笑)
「あれ、P’Winなんじゃね?」
「何言ってんだ、あの人はお前の友達じゃねぇだろ」
急に、Winの名前が出てきた、と思ったら、戻ってきたWinとすれ違ったんですね。
とりあえず、3人で戻れそうなABCを目で見送り、座っているTeamに近づくWin。
Win「おい。お前、ひとりで、こんなところ何してる?」
その声のするほうを見上げ、Winの姿を確認すると、視線をはずすTeam。
さっきのことがあって、正直、気まずい・・はずです。
となりに腰を下ろすWin。
Win「酔ってるのか?」
Team「ううん、酔ってないよ」
早々に、席を立ったWinたちは、そんなに酔ってないのかな。下級生の面倒を見る立場だから、セーブしてんだろうね。
それに、さっきまで、Tulのコイバナにつきあってたしね。
Win「一人で、川辺に座ってたらだめじゃないか」
心配するWin。
Team「ちょっと、Hia。俺、水泳選手なんだよ。」
何言っちゃってんの・・くらいな勢いです。
Win「でも、これは川だぞ。うちの部のプールとはわけが違うんだ」
正論で返すWin。
Team「ん・・・ごめんなさい」
不貞腐れながらも謝るTeam。
Teamの頭に手を置くWin。
Win「いい子だ」
一瞬、かすかに身じろぐTeam。
子供扱いにむかつきながら、Winを睨むTeam。
Win「ひとりで、何してたんだ? 蚊に刺されるかもしれないだろ」
空に目を戻すTeam。
Team「ただ、星を見てただけだよ、Hia。こんなに、落ち着いてのんびりできることなんて、滅多にないからね」
空を指さすTeam。
Team「ほら、見て。うわ~、きれいだよね」
手を伸ばし、指の間から星をフォーカスし、
チュッと投げキッスするTeam。
この時のTeamの笑顔が、一瞬、なにもかも忘れたみたいに、本当に、楽しそうで・・・。
その姿を、いとおしそうに眺めているWin。
Win「ああ、見てると、なんだか落ち着くな」
見つめあい、
引き寄せ会うように、キスをかわす二人。
急に我に返り、身を固くするTeam。
Team「Hia・・・眠くなったよ。先に行くね」
ひとりで、スタスタと歩いていってしまう。
それを見て、なにかを決意するように、
すぐさま、立ち上がり、あとを追うWin。
~DeanとPharmの部屋~
あらあら。
こちらは、便乗ハネムーンを満喫中の、DeanPharmですわね。
でも、ホントは未遂なんだよね(笑) ← いや、ここは、微妙なパラレルワールド。。。
そうじゃないかもよ。
Pharmの髪にキスを落とすDean。
Dean「幸せか?」
Pharm「はい」
Dean「愛してる、Pharm。とても愛してる。お前のことが一番好きだ」
身体を少し、起こし、Deanを見つめるPharm。
Pharm「僕も・・・P'Deanが大好きです。いつも一緒です」
Pharmの超ど級の可愛らしさが、本領発揮されてます。
キスしながら、PharmにかぶさっていくDean。
あ~ん、今回は、部屋の格子にフェードアウトよ。← 違います!!(笑)
これはね、部屋に入るなり、脱ぎながら迫ったでしょ、というDeanの行動がまるわかりな、ライトに、ぱさっと掛けられた彼のトレーナーと、ソファに放り投げられたPharmのロンTという、超オーソドックスな奴です(笑)
~WinとTeamの部屋~
先に部屋に入ってきたTeam、しばらくたったままの状態で、ようやくベッドに腰を下ろしました。
放心状態、表情は、どことなく、うつろです。
気配で、顔をあげると、追ってきたWinも、部屋に入ってきました。
Teamの前に立つWin。
~回想 #4-4~
Dean「とにかく今は、お前は、誰よりも、Teamのことが気に入ってる。もし、Teamと真剣に向き合わないなら、これ以上、お前に夢中にさせるな」
Win「俺は・・・」
Dean「でも、本気なら、頼むからはっきりさせてくれ。もし、お前に、そのつもりがないなら、誰かに希望を与えたりするな」
下を向き、大きなため息をつくWin。
Win「俺だって、そんなつもりじゃなかったんだ」
Phuak「わかってる。お前がそんなつもりじゃなかったってことは。でも、お前のしてることは・・・そうしてるように見えるんだよ」
しばらくうつむき、決意したように、まっすぐに、Deanに向かって、
「もう、あいつと寝たんだ」と宣言するWin。
驚くPhuakと
・・・Dean。
Win「Teamと俺の関係は、そうやって始まったんだ」
Dean「おまえらがそうやって始まったとして・・・その先になにがあるんだ?」
少し、考えるWin。
Win「わからない。でも、どうであれ、今は、一緒にいて、すごくいい感じなんだ」
(回想終わり)
これが、Winにとっての、二人の始まりに対する認識と、そして、とっくに変化していた心境です。
あの時からもう少し時間が経ち、Teamへの想いが加速度的に募ってきたのは、周知の事実。
見下ろしたままだったWinが、無言で、Teamをベッドに押し倒す。
けっこうな強さで、バウンドするように仰向けになったTeam。
圧し掛かられて、「Hia・・・どうしたの?」と問いかけるTeam。
黙って、そのまま、TeamにキスするWin。
息遣いだけが、非常に生々しいキス。
目を閉じて、キスを受け入れながらも、Teamの気持ちはどこか、納得できていなくて。。
Team「やっぱり、ひどいや。いつも、そうやって、俺をからかって誘惑してくる」
それにいつも抗いきれない自分のことも含めて、詰(なじ)っているように見えるTeam。
Win「もし、俺が本気になったら、俺から逃げないと約束できるか?」
Teamの顔面すれすれまで、顔を落とすWin。
Win「お前が、この世界で何を恐れてもいても構わない。俺には、その準備ができてるし、いつだって、お前のそばにいてやれる。だが、俺のことだけは恐がるな。わかるか?」
自分の言葉を補うように、キスするWin。
この角度からも撮っててくれてます。
今まで お前が味わってきた苦しみや辛さがなんであれ、そのまま、すべてを自分も背負い、受け入れてやる。
キスを止め、Teamの手をとり、自分の心臓に当てるWin。
Win「特に、お前への俺の気持ちをな・・・。 弱気になるなよ!」
もう一度、キスしようと、近づいてきたWinを、空転させ、今度は、上になるTeam。
Team「俺は逃げたりなんかしない。でも、ちゃんと俺のこと、捕まえてて」
自分から、キスを求めるように、顔をギリギリまで近づけるTeam。
~回想 ~
Team「今の俺たちの関係って、お互いを利用できて、都合がいいってだけですよね?」
Win「・・・・ああ。」
Team「もし、俺が飽きたら?」
Win「終わりだ・・・」
(回想おわり)
今度は、Teamがずっと引っ掛かっていた、二人の始まりに対する認識と、Teamを縛りつづけてきた呪縛です。
なんで、今、それを思い出すかなぁ~~~。
今までの、もっと楽しくて、Winラブなところ、思い出そうよ。
いっぱいあったじゃん。
見えないところで、一人、微笑んじゃう奴。。。
あれでいいじゃん。
ふと、動きを止めたTeam。
急に、Winの上から、身体をどかし、息を荒くしながら、へたりこんでしまう。
えええ~~~~~!!
『UWMA』のあのシーン(#13-1 )に、こんな続きがあったとは。。。
あれは、無条件に、幸せなシーンじゃなかったの?
首筋のチッスマークはどうなるん?
おいらの出番は?
Win「どうした?」
そりゃ、心配するべ。
Team「ちょっと聞いてもいい?」
この顔!
俺を怖がるな、と言っていたくせに、Win自身は、こんなにも、Teamを・・いえ、Teamがなにを言い出すのか、わからずに動揺し、恐れているんじゃないの?
Team「みんな・・・今までと同じ?」
これって、さっきの回想を思い浮かべないと、かなりむつかしい質問だけど、答えはシンプルなはずよね。
Teamの泣きそうな表情に、もらい泣きしちゃう。
Win「どう言う意味だ?」
Team「だいぶ前に、Hiaに聞いたでしょ。あの当時、俺たち(の関係)って何なのかって?
それって、今も・・・前の俺たちと一緒なの?」
潤んだ瞳を向けてくるTeamの切実な想いに、愕然とするWin。
Win「・・それは・・・俺は・・・」
なぜ、そこで、言いよどむ?
・・・って聞きたくなるけど、まだ、もっとすごい理由でもありますか?
なかなか、言葉にできないWin。
Teamも、出来る限り、待ったよね。
Team「・・・答えてくれてありがとう」
涙で、声がゆれてるTeam。
だぁ~~~~~!!😭😭😭💦
涙をこらえながら、立ち上がるTeam。
そのまま、追いかけもせず、ベッドに腰を下ろしたまま、去っていたTeamのほうに視線をむけるWin。
いや、ちょっと、どうした?
Win!!
まさか、こんな風に、拒絶されるのが嫌だったのに、とか、思ってないよね?
いろいろな思いが去来したのか、目を閉じて、涙を流すWin。
Winの頬を、滂沱の涙が伝っていく。
やめてよ~~~~!!
ほんとに、あんたたちはそろいもそろって!!
泣いてる場合じゃないのに。。。
★【Ep.10-4】の雑感 ★
どうしてこうなった!!という私の叫びをわかっていたかのように、予告で、また、二人が涙ながらに話し合う映像を入れ込んできました。
ギターとかも仕込み済みだしね。
姑息~~!(苦笑)
うそうそ。
いや、お釈迦様の手のひらの上の孫悟空の気分よ。
単純に、カンチャナブリーの夜は、WinTeamが固く結ばれると思い込み、気を抜いていた私への、“喝!”だったんでしょうか。
1週間、待ちますよ。
この二人、相性はいいのに、タイミングが悪いのか、頭の中で思い描いてる想定が時々、ずれることがあって・・・なんで、このタイミングなん?
10話は、壮大な、ジレンマの回ですね。
どうよ、メインカップルが脱いでもいないのに、二番手のベッドシーンが来ちゃったわ。
当初(『UWMA』のとき)のぎこちなさが格段に薄れているオムフル。。(笑)
なんなら、積極的にすら見えるPharm(笑)
この雰囲気で、未遂はないよなぁ(笑)
今回は、いつのまにか、付き合ってたし、いつのまにか、致してた・・ってことでいいような気がします。
・・・って、この二人に逃避しないとやってられないのよ。
あ・・そっか、そのためか。。。
「まじ、一筋縄ではいかない」
UWMA』キャラクターのなかで、こんなに、マゾッ気をもたせるなんて・・・ああ、だから、麻縄なのか。
そっちの麻縄とは違うと思います!
でも、自分たちには抗えない、どうしようもないことが起きて、与えられる試練というより、作り出してる試練なんだよなぁ。
最終回に、それまでの全波乱を乗り越えたら、たぶん、いろいろ言っちゃうかな。