では、いつものご注意をば!
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
これは、Ep.07-4です。
前出部分を未読の方は、こちらからどうぞ
『Between Us』
~เชือกป่าน~ 2022年(タイ)全12話
"Hemp Rope" (เชือกป่าน) by lazysheep / ด้ายแดงスピンオフ作品
【Ep.7-4】
~プールに向かう学内外階段~
Win「全く、お前ってやつは・・・頼りにならないな。俺は、お前に、Viewを各学部に案内してほしかったんだぞ。それなのに、2時間も料理研究部で過ごしただと?」
あはは!!
このセリフ回しが、「The ラブコメ」!!
こういうの、好き!👍
Team「だって、デザート美味しかったんだよ、Hia。食べたかったんだもん、なんで?」
それのどこがいけないのさ?
無邪気なTeam。
その時、大きな声で、噂話をしながら通りすぎる一団とすれ違う二人。
「あ~、なんか、がっかりだな」
「水泳部の部長って、ゲイなのか? ひゃ~、すげえじゃん」
ふりかえるWinとTeam。
「顔だって、すごくイケメンなのに、なんで、ゲイなんかになっちゃうの?」
「ああ」
「ほんと、残念!」
「ああ、それ考えただけで、ドン引きさせられるよ」
そこまで聞いた時点で、限界でした。
「おい!」と言いながら、動き出したTeamの腕を、つかむWin。
Win「落ち着け」
Team「Hia・・あいつらの話聞いてた?」
Win「いいから、落ち着くんだ。こっちにこい」
Teamの手を引き、建物の中に向かうWin。
Team「あいつら、 P'Dean のこと、話してるのに! Hia!!」
暴れながら、さっきの一団のもとにもどろうとするTeam。
Win「こっちこい!!」
頭に血がのぼってるTeam。
Team「Hia!!俺、あいつら、殴ってくる!」
興奮するTeamの手を力づくで引っ張りながら、人気(ひとけ)のない廊下に連れてきたところで、ようやく立ち止まるWin。
「どうしたんだ、お前」と訊ねるWin。
Team「俺、全然、平気じゃいられない。なんで、あいつらに、あんなこと言われなきゃならないの?」
いつになく、厳しい顔を見せるWin。
Win「他人が考えてることをどうにかできるなんて思うなよ」
Team「・・・・・」
Win「もし、お前が殴りに行ったら、あいつらの考えを変えられる、もしくは、話をやめさせられる、とでも思ってるのか?」
Team「・・・・・」
Win「あの場に、何人の人間がいたと思う? みんながホモフォビック(同性愛嫌悪)だったか? 誰もが、俺たちを理解してくれるなんて、期待なんてできないんだ」
言い聞かせるように、説明するWin。
Team「でも・・あそこまで、失礼なことを言う必要あるの、Hia? ドン引きしたとか、うんざりした、とか? P’Deanだって、Pharmだって、そんなこと言われるようなこと、なにかしたの? なんで、あいつらにそんなこと言われなきゃならないの?」
友達や先輩のことを想い、必死に正論を訴えるTeamの頭に、そっと触れるWin。
Win「あいつらの言ったことが気に入らなければ、気にしなければいいんだ。あいつらが、そういう写真を投稿したとしてもだ。」
Win「とにかく、人は、そういう話をするものなんだ。世の中には、いろんな人間がいるんだよ」
そういって、手を下ろすWin。
Team「でも、俺は、そういうの、大嫌いなんだ。そりゃ、いくら失礼だとしても・・・ただの噂話なら、その場で終わり。だけど、ネット上だと、失礼な話題になればなるほど、あいつら喜ぶんだ。・・いじめられる人のこと・・・本当に気にかけてる人がどれだけいる?」
Win「・・・・・」
今度は、Winが、Teamの言うことを遮らずに聞いている。
Teamがぶつける憤りを、Winが理解できないはずがない。。。
Team「P'Dean と Pharm がそれを聞いたら、と思うと・・・。俺が聞いただけでも、こんなに気分が悪いのに・・・」
Win「Deanは知っているよ。あいつは、いつだってわかってる」
え? 意味がわからない、とでも言うように、
「それで・・・P’Deanは、何もしないの?」と訴えるTeam。
Win「あいつは、そんなことは意に介さないよ。 あいつが、何といったか知りたいか? “俺たちのことを大切に思わない人間のことなど、気に掛ける価値もない”」
Team「でも・・Pharmは・・Pharmは傷つきやすいんだよ、Hia。どうしてなの? 恋愛って、二人のものでしょう。どうして、他人に差別されなきゃならないの? なんで、あんなやつらが、あれこれ、指図したりするの? そんなの不公平じゃん、Hia・・・」
きっと、今Teamが口にだしてる想いを、Deanにぶつけたこと、ありそうだよね
まるで、自分のことを見てるようなんじゃないのかな。。。
Win「さ、こっちおいで。」
話しながら、興奮するTeamを抱きしめるWin。
Win「心配する必要なんてないさ。Pharmには、Deanがついてる。そして、俺たちも。Pharmのことを悪く言う人がいたら、お前やManowの二人がいつも、彼のそばにいるだろう? ん?」
言葉に温度があるとしたら・・・しみこむように暖かい言葉よね。
そういうと、Teamの身体を離し、見つめるWin。
Win「お前はどうなんだ?」
Team「・・・・なんのこと?」
しばらくためらったよね。
Win「俺とお前のこと・・それも心配か?」
すでに、身体の関係だけじゃなく、十分、精神的につながりを持っているとわかっているからこそ、の問いかけでもあるのでしょう。
ここ、しっかり、Winの目を見て、話すTeam。
Team「もし違う、と言ったら、信じてくれる?」
ふっと、一瞬だけ、笑みが浮かんだWin。
Win「怖いか?」
ちゃんと、Winにはわかってるし、守る覚悟もできてるのね。
即答せず、視線を落とすTeam。
それでも、奮い立たせるように、「ううん!」と否定してみせる。
Team「全然! Hiaと一緒にいるときは、何も怖くないもん」
その答えに、満足そうに笑うWin。
Team「Hiaが言ったみたいに、俺たちは、誰のこともコントロールなんてできない。でも、気にしないって選択はできるんだね」
その選択は、誰かに強制されるものではなくて、自分たちの意志だから。
やっと、わかってくれたか・・というように、Teamを見るWinの目が優しい。
Team「それに・・・」
ぐっと、Winの胸の上にこぶしをあてるTeam。
Team「(その時は)こうやって、一緒に闘おうよ・・・」
うわ~~ん、Team、最高!!
いい目してる。
Win「お前って、マジ、可愛いな」
そうだよ、ダンクタンクは、誰かにまかせて、もう、おうち帰ろう!!
(Make )Love &Peace で解決だよ。
Team「でも、俺、待つよ、Hia。P'Dean と Pharm の愛が、みんなの当たり前になる日を・・待ちたいんだ」
いいよね、ここは泣いても!
Win「いい子だ」
Teamの頭を撫でるWin。
Team「あ゛ん、やだぁ~~、俺、あれ嫌い」
Win「さ、行くぞ」
思いっきり、Teamの手を引っ張るWin。
Win「さぁ、行くんだよ!」
Team「やだ、やりたくないよ」
Team「なんで、強制参加なの? やめてよ、Hia」
Win「いいから、来い!」
~大学 校舎内廊下~
一人、待っているPhuak先輩。
そこに、ちょっと元気なさそうに、通りがかるManow。
なるほど、Manowを待ってたのね。
Manow「ああ、P’Phuak・・」
Phuak「あ~~今日は、水泳部ですごく忙しくて、それで、ステージ上で、Manowを見られなかったんだ」
残念そうなPhuak。
Manow「私はただ・・ステージの上をちょっと歩きまわったくらいだから・・・。でも・・・すごく緊張したんですよ。心臓が、こ~んな風に、トクトクトクトクって早く波打って・・」
Phuak「あ~」
ちょっと言いにくそうにうつむくPhuak。
Phuak「女優さんと一緒に、写真を撮ってもらってもいいですか?」
Manow「着替えるべきじゃなかった・・・」
Phuak「それは別に構わないよ。俺が一緒に写真を撮りたいのは、君であって、衣装じゃないからね」
なかなか、こじゃれたことを言うPhuak先輩(笑)
Manow「P’Phuak! なんで、いつまでもそんなところにいるんですか? 私と一緒に写真を撮るなら、早くこっちに来てくれないと・・」
字ずらだけだと、超たかびーな感じにも読めますが、実際、聞くと、可愛いの。
全身でクネクネしはじめるManow。
Phuak「OK・・笑って?」
実は、Manowの緊張がわかってるPhuak先輩。
もう、この二人も、いいよねぇ~~(笑)
ヌン、ソ~ン、サ~ムと、しっかり、肩を抱くPhuakと、ダブルピースのManowの、自然な笑顔がいいです。
Phuak「・・・もう1枚?」
Manow「・・はい」
Phuak「1、2、3・・・」
Phuak「今日は・・・Manow、とっても綺麗だね」
Manow「・・・ありがとうございますぅ~」
他のカップルが、大なり小なり、いろいろなことを抱えてるのに、Phuak先輩とManowは、順調なの?🤭
Manowは、夢見る夢子ちゃんな部分もあるけれど、現実から目を背けたりしないし、Phuakは見てのとおり、安定感抜群だしね。
変に気取ったり、訳知り顔で恋愛しはじめたわけじゃないけれど、実は、精神的に自立した同士のカップルなのかもしれないです。
~バー~
水泳部での、オープンキャンパス終了後の打ち上げって感じかな?
といっても、Winと、一年生だけ?
A「P’Phuakと、P’Deanは来ないんですか?」
Win「ああ、来ない。彼ら、用事があるそうだ」
Team「たぶん、俺の友達となんかするんですよ」
Winに伝えるTeam。
ここで、しばらく、Teamを見つめるWin。
Winからしてみれば、それ、お前、誘ってんのか?って感じよね(笑)
「さ、みんな。乾杯!」
「乾杯!」
落ち込んで、グラスすら持たないBee。
そうだよね。
Princeの手前、頑張ったけど、平気でいられるわけないもんね。
A「Bee、おい、Bee。ちゃんとやれよ」
しかたなく、グラスを傾けるBee。
Beeの飲み方も気になるけれど、Teamも、結構、ぐいぐい飲んでます。
心配そうなWin。
Win「おい、ほどほどにしとけ。お前を部屋まで運ぶのはごめんだからな」
Team「・・・・・」
Aは、いまのWinの一言で、十分わかってるって感じです。
思わせぶりに微笑み、Seaと合図しあってます。
Aの萌え袖持ちといい、Cのお洋服の、襟とか肩のラインの感じといい、どことなく、フェミニンよね(笑)
この二人は、なんか、読めないわ(笑)
Beeの様子が気になるSea。
Aに肘で合図するSea。
C「なぁ、Bee。Phuakは、いつ帰ったんだ? 帰ったの、見かけなかったけど」
A「ああ、俺も」
B「夕方にな・・・」
言葉少なに、また、一口飲むBee。
Team「Bee。一体、どうした? なんだか、惨めな犬って感じだぞ」
普段とは違うBeeの様子に心配になるTeam。
A「おい、それも、ただ普通の犬なんかじゃないんだぞ、高望みしてる寺の犬だ」
にらみつけるBee。
ホント、人の気もしらないくせに・・ってやつです。
Team「なんか、話が見えないんだけど・・・」
A「こいつに聞いてみれば?」
Team「なぁ、Bee。 もしかして、お前と あのPrinceとかいう俳優って・・」
B「おい、Team、そんなに大きな声出すなよ、嗅ぎつけられたらどうするんだよ」
一同「嗅ぎつけるだって?」
もう「秘密の恋」のかおりが前提。
Team「つまり、お前、本気で彼のこと好きなのか?」
学部の違うTeamは、Princeとは遭遇してないから、あんまりピンと来てない感じね。
B「まだ、よくわからないよ。・・別に、俺たちのことなんてどうでもいいだろう?いいから、飲もうぜ。」
話題を変えたいBee。
Team「ああ、乾杯、乾杯!」
乾杯を繰り返す一同。
A「でもさ、お前が言った、“よくわからない”ってフレーズが、どれだけ多くのカップルを壊したことか・・・。本当に誰かを愛してるってことを確かめるのは、そう簡単じゃない。もし、それが誤った決定だったら、後悔しか残らないんだからな」
そういう概念的な話はね、主語関係なく、当てはまっちゃったりするのよ。
Teamの手がとまり・・
Winの顔色が変わりました。
C「わからないなら、たしかめればいいのか」
A「ああ・・」
C「な?」
A「彼が好きなら、直接、言ってみればいいんだ。」
C「あ~」
A「愛してるなら、そう伝えるんだよ」
AとCが煽り立ててます。
Teamの視線は・・・考え事をしているWinのほうに向いてます。
相手を独占してみればいい。
気分を悪くしたりすれば、脈ありなしがわかると言いたいらしいです。
さっきから、微動だにせず、じっと考えているWin。
そんなWinが気になるTeam。
これ、本当に、Beeに向けて言わせてるの?(苦笑)
A「いいから、そこで落ち込んでろ」
なんだか、たまりかねたように、会話に割って入るTeam。
Team「お前たち・・・俺、トイレに行ってくる」
了承をとって、席を立つTeam。
Teamが立ち上がったその動きに、はっと我に返るWin。
ほどなく、Winも立ち上がり、席を外す。
~トイレ~
洗面台の前に立ち、手を洗い終わったTeam。
そこに、Winが入ってくる。
Teamにしてみたら、気付いたら、立っていたってくらいに、音もたてずに現れた感じでしょう。
Team「あ、Hia。トイレにきたの?」
Win「お前に会いにきたんだ」
Team「俺に会いに? なんで?」
ゆっくりと、Teamに近寄るWin。
様子が変だと気づくTeam。
Team「Hia・・・どうかしたの?」
ぐっと、個室側に、Teamを押し付けるWin。
すれすれまで顔を近づけ、無言でキスをする。
なんだか、よく、わからないまま、キスに応える形になってるTeam。
Win「いいか?」
この状況の、「いいか?」に対して、何を?とは聞けません。
だって、Winの目には「するぞ」って書いてあるもん。
キスしながら、個室に吸い込まれる二人。
ああ、ここで、1週間、マシンガン美女が・・立ちはだかるのね。
★【Ep.7-4】の雑感 ★
少し、さかのぼりますが、この第3、第4パートは、名場面の宝庫。
『UWMA』では、DeanとPharmの恋愛に関して、周囲の雑音については、カットしてましたが、きっと、こっちで描こうという青写真があったんですね。
Beeや、Prince、Teamに語らせた想い。
Team「でも、俺、待つよ、Hia。P'Dean と Pharm の愛が、みんなの当たり前になる日を・・待ちたいんだ」
思ったよりも、世界の動きは加速することだってあるし、将来的に、なにがきっかけとなって、理解を得るうえでの加勢になるか、それはまだ、誰にもわからないから。
ぐっと、Winの胸の上にこぶしをあてるTeam。
今回、ここのシーン、拍手しかないです。
Teamの真っ当さに、涙が出る。
そして、なによりも、WinとTeamらしい気がします。
さて、問題のバーのシーン。
A・・・あなた、けっこうな伏兵だったのね。(笑)
いや、Cも、わかってないふりして、煽り上手だからねぇ。
この二人、かなりの連係プレイだったよ。
7話ラストシーンの解釈は、今のところ、いかようにも取れる気がします。
鏡にも映り込むマシンガン美女も含めて、いいね(笑)
ただね、私としては、トイレで致すのは推奨できないわ。
だから、さっき、さっさとおうちに帰ってれば、Love &Peaceって言ったじゃん。。。
あ~・・・バーのトイレと言えば、Typeに、思いっきり殴られて未遂になったTharnの例もあるけどね(笑)