前にも書いたかもしれませんが、がるぴの美容師役のCh3ドラマ『มัดหัวใจยัยซุปตาร์』や、オムフルの『609เดินสายDay1』、台湾BLのHistory5などなど についての、はじまるよ通知(Trailer含む)がバンバン入り始め、すでに、始まってるNewのドラマ『Dong Dok Mai』← 若手弁護士役だけど、Not BL・・もあったり、なかなか、周辺充実してます。
だがしかし、どれもついていけてない。。。(笑)
新作への誘惑と、旧作への愛・・さて、『UWMA』のあとをそろそろ本気で考えております。
では、いつものご注意をば!
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
これは、Ep.05-3です。
前出部分を未読の方は、こちらからどうぞ
『Between Us』
~เชือกป่าน~ 2022年(タイ)全12話
"Hemp Rope" (เชือกป่าน) by lazysheep / ด้ายแดงスピンオフ作品
【Ep.5-3】
~Winの部屋の前~
結局、いつものごとく、枕とクッションをもって、10階にやってきたTeam。
すでに、闇落ちの相が出てます。
ノックをしかけて、手をとめた~~~♪ ←こら! <ふざけるのはここまでです。>
ここの止めに、固唾を飲んで見守っちゃいます。
静かに、ドアノブをまわすと、鍵はかかってない。
二人の、お互いを想うその気遣いに泣く。
すでに、部屋の中は暗く、ベッドに入って、目を閉じているWin。
自分のために、開けられた片側に、いつものように、枕をセットし、
布団に入るTeam。
横になり、ようやく一息つき、傍らに眠るWinの寝顔を見る。
Team「一緒に寝てもいいよね、Hia?」
そうつぶやくと、目を閉じるTeam。
起きてた~~~!!
しかも、寝入ってた人の顔付きじゃないです!
身体をずらし、Teamの胸に手を乗せるWin。
え・・と目を開けるTeam。
Win「いいから眠れ。あまり考えすぎるな。俺はいつもお前のそばにいるから」
Team「Hia・・鍵かけなかったの?」
Win「ここに来る誰かのために、開けたままにしておいた」
Team「俺が来るって、どうやってわかったの?」
Win「お前はどうなんだ?」
自分を起こさないように、ノックをせずに、入ってきたことを知ってます。。。
Winのほうに身体をむけるTeam。
Team「まだ、起きてたの、Hia? それとも、俺が起こしちゃった?」
Teamの髪を撫でるWin。
Win「いい子だから、もう寝ろ」
仰向けになるWin。
Team「Hia・・・どうして、俺がこんななのか、知りたくないの?」
Win「知りたいさ。でも、お前が話す準備ができたときに知るほうがいい・・・。それは今じゃないんだろ?」
この一言に救われるよね。
うんと頷くと、ありがとうと伝えるTeam。
Win「感謝なんてしなくていい」
もう、胸がいっぱいだよ。
Team「Hia・・・」
Win「なんだ?」
Team「・・・俺のこんなバカげた症状がよくなるまで、誰とも一緒にいたりしないで・・・」
切実な想いが口をついて出てしまう。
Win「・・・Team」
力強く、名前を言われて、はっとしたように、体を戻すTeam。
Team「ごめん・・Hia。今言ったこと、忘れて」
胸の奥底深くに、鍵をかけるのは、自分のためだけじゃない。
今度は、WinがTeamに向きなおる。
その腕をつかみ、「約束する。俺にはお前だけだ」とちゃんと伝えるWin。
Team「Hia・・・」
Winの言葉を、どうとらえる?
Win「お前が回復するのにどのくらいかかるかわからないけど・・・俺以上にお前のことを気に掛ける奴が現れるまでか・・・お前が、俺に飽きたりとか、まぁそんなようなことがあるまで・・・俺はお前とずっと一緒だ」
向き合うTeam。
Team「それって、今、俺に恋人になってほしいって頼んでるの?」
ほんのちょっと、冗談めかした口調で、Winの反応を見る。
Win「もしそうだったら、お前に答えが出せるのか?」
嬉しくて、舞い上がっていた気持ちに、す~~と冷水を浴びせられたかのように、表情が曇り、首を横に振るTeam。
ほらな・・と、かすかにわらってみせるWin。
Team「Hiaは・・・本当にそれを俺に聞くつもりだったの?」
Win「・・・・・」
視線を伏せるWin。
やっぱり、こっちもなのね。。。
本当に、この二人は・・・見てる方もため息がでます。
唇をかみしめるPharm。
ずっと傍にいてくれると、力強く言ってくれた人が、今、虚空を見つめてる。
どちらかが、一歩、踏み出しても、今は何も変わらない?
それどころか、事態は悪くなる?
それでも、今は、離れられない。
それだけは、嘘偽りなく、同じ気持ち。
辛い気持ちを抱えて、今は、寄り添うしかないのかな。
Winに手をまわすTeam。
Team「おやすみ、Hia・・・」
同じように、Teamの背に手をまわすWin。
いつものように、額を合わせるように、眠りにつく二人。
~Winの部屋~
朝です。
Team、爆睡。。。(笑)
爆睡ぶりに、なんか、嬉しくなっちゃいます。
Win「起きろ!」
夜と朝では、こうも雰囲気が違う二人。(笑)
掛け布団をめくるWin。
Win「起きろ!」
寝ぼけ眼をこすりつつ、開口一番、「俺の部屋でなにしてんの?」と言い出すTeam。
Win「しっかり目をあけて、周りを見回してみろ。ここは俺の部屋だ」
Team「あ・・そうだった」
にへら~~と笑うTeam。
Win「起きろ。起きて、歯を磨いてこい、さ、早く!」
ママァ・・・(笑)
バスルームに追い立てられたTeam。
今度は、鍵をかけました(笑)
そして、洗面台の上を見て、えっ! ← じゃなくて、戸惑いの驚きよ(笑)
歯ブラシに、歯磨き粉がつけられた状態で置いてありました。
それを見ながら、昨晩のWinの言葉を思い出すTeam。
~回想~
Win「お前が回復するのにどのくらいかかるかわからないけど・・・俺以上にお前のことを気に掛ける奴が現れるまでか・・・お前が、俺に飽きたりとかそんな感じになるまで・・・俺はお前とずっと一緒だ」
向き合うTeam。
Team「それって、今、俺に恋人になってほしいって頼んでるの?」
Win「もしそうだったら、お前に答えが出せるのか?」
嬉しくて、舞い上がっていた気持ちに、す~~と冷水を浴びせられたかのように、表情が曇り、首を横に振るTeam。
ほらな・・と、かすかにわらってみせるWin。
Team「Hiaは・・・本当にそれを俺に聞くつもりだったの?」
ある意味、いつでも走り出せるのに、アクセルとブレーキを同時に踏んでるような状態みたい。
(回想おわり)
Team「たぶん、みんなにこういうことをするんだ・・・何を期待してんだよ?」
後頭部を叩き、しっかりしろ、と自分を戒めるTeam。
先入観なのか、勝手に作り上げた「Win像」なのか、そびえたってる壁だなぁ(苦笑)
Teamが寝てる間に、朝ごはんもちゃんと買いに行き、こんなに尽くしてくれてるWin様が忍びない。。。
バスルームから出てきたTeamの目に飛び込んできたのは、きちん準備された食卓。
胸がちくんと痛みつつ、席につくTeam。
Win「栄養あるんだぞ、食べれるか?」
Team「全部、食べられるよ、Hia。いつか、俺もHiaのこと、食べるかもしれないし・・気を付けたほうがいいよ」
それもありじゃない?🤭
Win「食われてるのはどっちだよ、ん?」
Teamの額をぽんと押すWin。
Team「お~い、Hia、痛い!! もうバカになった」
Win「お前がバカなら、俺が賢くしてやるよ」
自分の器から、肉を取り出し、Teamの器に乗せるWin。
Win「ほら・・」
Team「・・・・ありがと!」
よくしてもらえばもらうだけ、心に“ちくん”がたまっていくよ。
Win「お前、俺を見た目で判断してるだろ? 俺が、こういうことを、みんなにしてると思ってる。そうだろ?」
この顔、いいね。
Team「・・・・・一体、何の話?」
ため息をつくWin。
Win「たとえ、俺がみんなに親切だとしても、お前に対するのとは違うんだ」
「他の人とは違う」という意味をすでに、学習したWin。
Team「なにが言いたいの?」
はっきり言ってほしいの?
Win「・・・・俺たちが昨日話したことは、寝言で言ったわけじゃない。もう少し時間が欲しいんだ」
この人は、向き合うつもりをやめてるわけじゃない。
時間が欲しい、と猶予を求められた形だけれど、これ、Teamにしてみれば、つかの間の猶予をもらった、とも言うよね。
すこしずつ、緩めた表情の感じ
やっぱり、切り取らないわけにいかない。
こんなに毎日、濃ゆい濃度で、やりとりをする「恋愛のはじまり」は、その立場になると苦しいと思います。(笑)
Team「Hiaの好きにすればいいじゃん、Hia次第だよ」
つっかかった言い方を続けるTeamに、笑ってしまうWin。
Win「いいから食え。そしたら、出かけるぞ」
今の話を複雑な想いで聞いていたTeamが、じっとWinを注視してるのかと思いきや、
虎視眈々と、Winのおかゆの卵を狙ってた(笑)
Get it(いただきっ)!!
Win「おい、それ、俺の卵だろ」
Team、しかも、あなた、さっき肉もらったじゃん。
一口で、頬張るTeamちゃん。
Team「う~ん、うまい」
Win「豚みたいだぞ」 ← 豚が可愛そう。。。
ああ、Winに、上質なタンパク質を差し入れたい。。。
・・・その後
着替えて靴下をはいているWin。
シャワーを浴びて、出てきたTeamが、まっすぐ、クローゼットに向かう。
Win「お前に、俺の服のレンタル代を請求してやろうか?」
振り返るTeam。
Team「がめついな・・・」
支度する姿を見てるだけで、ほほえんじゃうなんて、Win様、それは、家族の領域、いや、自分の産んだ子を見てる母親の領域だよ。
シャツを取った拍子に、ハラリ、とネクタイが床に落ちる。
拾い上げたWinが、「ネクタイの結び方、知ってるか?」と訊ねる。
Team「ちゃんとはできないよ・・Hia。いつもは、代わりに、Pharmに結んでもらうんだ」
照れくさそうなTeam。
Teamに渡さず、「俺が教えてやる」とネクタイを見せるWin。
Team「ほんとに教えられるの? Pharmだって、もう俺に何度も教えようとしたけど、俺まだ、自分で結べた試しがないんだよ」
なんか、すごくエラソーに言ってるけど、それは、教え手側の責任じゃないと思う(笑)
Win「できないかもしれないが、試す価値はあるだろ。な、教えてやる」
このくらいのポジティブさが、ちょうどよくて好き!
そういうと、鏡の前に、Teamを立たせる。
もう、これだけで、ど緊張のTeam。
ゆっくり丁寧に、背後で、説明しながら、結んでいくWin。
ここ、Winの声がミュートされてるところが、憎らすぃ!!(笑)
すでに、官能的な雰囲気が始まってます。
ワイシャツ越しに伝わるWinの体温も、耳に吹きかかる息も、心地よく流れていく声も、みんなみんな、Teamの意識を飛ばしてくれます(笑)
人は、身体に危害を加えられたり、直接触れられなくても、十分、意識を飛ばせるのです。
例え、裸や行為のシーンでなくても、私はこれを、ある意味NCシーンだと思って見ています。
Win「さ、これをこう、まわしいれて・・・引っ張る」
首元まで締めあげず、いつもの胸止めにしてあげるWin。
ちょっといつもより、ノット部分が大きいですが・・・(笑)
自分で調整するTeam。
首もとまで締め上げてみるTeam。
Winのほうに振り向くと、「できた、簡単だろ?」と微笑まれる。
Team「うん・・」
Win「次は、自分一人で、結んでみろ。そしたら、友達に頼む必要なくなるだろ」
Team「わかってるって・・・」
Winが背中をむけてしまった後、唇を押さえても、笑みが隠せないTeamが、今、結んでもらったばかりのネクタイに目を向ける。
ほらね、リュックを背負ったWinが、その笑顔をちゃんと見逃さない。
Win「さ、行くぞ。なんで、そんなところで笑いながら、つったってんだよ」
Team「はいはい、今、行きますよ」
いいシーンだったね。。。
★【Ep.5-3】の雑感 ★
ネクタイ、ネクタイ、ネクタイまつり!
ネクタイを男性にプレゼントするのは、「あなたに夢中」「あなたに首ったけ」「束縛させて」などと愛情表現を含んだ意味があると言われてますよね。
結んであげるという行為も似たようなもんでしょう。
しかし、双方ともに、色っぽかったですね。。。
濃厚で、酸欠で、クラクラしそうでした。
「ネクタイ」と言えば、この時も、相当な「意味深さ」と「スタートアップ」を感じましたが、この距離感は、魔領域なんですね。(笑)
『KinnPorsche the series』より
もちろん、今回のシーンは、そもそも、意味合いが違います。
いつでも来ていい、と言われたからと言って、Teamは、ホイホイ、Winの部屋にいくわけじゃない。
足取りは軽くなく、しっかりと、枕とクッションを抱え、「Hiaの部屋に行くのは、眠りたいからだ」という言い訳が、Winにも自分にも必要なTeam。
特に、兄を想って泣いた日は・・・。
実際、夜のシーンが「肝」であり、本当に大切なシーンでした。
心に抱えたものが、透けて見える似たもの同士。
きっとなにか、理由があるはず・・・。
それは、痛いほどわかっている。人は、思ったより、簡単に傷つくし、壊れるし、バラバラになるということを知っている二人の心情が重なるシーン。
もし、離れるとしたら・・という期限を仮定する際に、自分理由を一切、主体として語らず、TeamにゆだねるWin。
それでも、ずっと自分は傍にいる、と立ち位置だけは崩さない。
良くなったら解放してあげるから、それまでは自分だけのHiaでいて・・・という、そんな一歩も二歩も退いた願いすら、まるで、口を滑らせたかのように、失言扱いするTeam。
普通なら、山場と言っても過言ではないほどの深いものだと思います。
(でも、まだまだなんだろうなぁ)
彼らが会話している内容は、お互いを想いあいながらも、残念ながら、そこに明るい未来を感じさせない、むしろ袋小路です。
ただ、Winはそのまま、迷路に入り込むタイプには見えません。
まだ、結論は出せない。
絡み合うまでにはいかない。
だからこそ、お互いの背に手をまわし、離れずにいることだけが精いっぱい。
眠りに落ちる彼らのいつもの額合わせのポーズを見ると、そんな気がします。
彼らが抱える闇は、朝の光の中では、ただ、見えないだけ。
でも、そのほっとする時間がなければ、耐えられない。
ずっと傍にいる、という言葉を実践するかのように、変わらず、母のごとく、父のごとく、Teamの世話をやくWin。
そんな心の闇を少しでも浄化するのは、睡眠リセットと、家族と共に迎える朝の光と、一緒に食べる「あさごはん」なのかなぁ。(笑)