次回作品を予想されていた皆様
お手持ちの紙は、当たり馬券でしたでしょうか?(笑)
へ? 今? と思われた方も多いのでは?
他に、候補は? と疑問に思われるかもしれないですね。
なにしろ、わりと充実した2022夏のラインナップ。
新しめなところでは・・・
『Star & Sky』← こっちを後回しにしちゃってごめん、New監督
『Love Mechanics』 ← やる気は満々だったのに。ディレクターズカット版の英語字幕が行方不明・・・。
『The Eclipse』(← “びびさん、これならまだ間に合いますよ”と予想屋さんたちの、次回下馬評の裸感としては1位みたいでした(笑))
『Coffee Melody』また、(Pavelを)ネタにしたな、と怒られるかもしれない。
『War of Y』少なくとも、ToruFirstパートだけでもやってみてもいいかなとは思ってたんですけど。
などの今まで見てきた子たちの新作や『On Cloud nine』『Love in the air』『ViceVersa』のような新作などなどが配信されていく中、時間は無常にも過ぎていくんですよね。
個人的には、
『Cutie Pie』← 10/1からユネクで配信開始ですって。『Kinnporshe』の筋追いしてなければ、『Why R U?』すっ飛ばしてこっちだったかも。
これもやりたいと思ってました。
ただ、いろいろな予定やら都合により、正直、かなり迷走中でした。
選べなくて、また、ルーレットやろうかな、とか(笑)
でも 決めました。
昨年のルーレット8選の中から 『Until We Meet Again』やります。
通称 UWMA です。
説明いらないくらいの名作なので、おそらく皆さんも視聴済みなんではないか、と思うので、詳細な筋追いはいらないかな・・・と。(笑)
おこがましくも、さんざん「待ってろ、UWMA!!」と事あるごとに上から目線で言ってきました。(伏してお詫びします)
実際 2019年の配信時の時は、沼から上がってた時期なので、オンタイムじゃなくて、ちょっと経ってから視聴したので、余計少し敷居が高かったくらいです。
都合、何度見てるでしょうか?
このドラマのおかげで、タイの伝統菓子とかにも興味津々となり、時折、食べる機会があると嬉しかったなぁ(しみじみ)
この「裏窓」を始めた頃、この作品を取り上げるのに、まさか、こんなに時間がかかるとは思ってなかった反面、New監督作品の中でも、かなりむつかしい作品なのはわかっているので、それもあって、“満を持して”といえるかどうか、甚だ心許ないのは確かです。
ただ、実際問題、
『Between Us』の話が本格的に持ち上がった頃から、ああ、そろそろ本気でやらねば・・・と折に触れて、頭の片隅から常に離れず。
ふふふ、真の狙いがバレました?
そして、私は、まだ、おむふるの『Oh! my sunshine night』未見です。(爆)🙊
覚えておいででしょうか。
「2022 彦星」で Bounをノミネートしたのは、
あれも、「裏窓」で君たちを取り上げるよ、という私なりの決意表明というか、伏線?
たぶん、流れを見ていて、ここでやっておいたほうがいいように思うので。。。
実際、『KinnPorsche』終了後 8~10月で『UWMA』を取り上げ、11/18(配信予定)の『Between Us』本編を待ち構えるというのが、びびの密かなスケジュールでした。
今、9月後半(笑)
いつものちんたらペースでやっていたら、どう考えても間に合わない。
『Love by Chance』と『A chance to Love(Love by Chance2)』の時の二の舞になるに違いない。。← ちょうど2年前の9月の私は、新作が旧作を追い越してしまい、同時並行するという暴挙に出ていたのでした(笑)
当時、せっかく来てくださった皆さんも、アップされるまでは、どっちの作品の続きが来るのかわからないという博打のような状況に、さぞや混乱されていたことと思います。
で、半分、作品への冒涜にもなりかねないんですけど、『UWMA』に関しては、
「ざっくり雑感」※しかもWinTeamフォーカスバージョン
なんぞという姑息な手を使おうかと思いついてしまって・・・どうなることかわかりませんが、いつものように見切り発車です。
どうせ、最初はこんなことを言ってますが、だんだんいつものようにグダグダになること間違いなし!(笑)
で、いつものご注意をば・・・。
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Until We Meet Again』
~運命の赤い糸~ 2019年(タイ)全17話
WinTeam focus version
「ざっくり雑感」なので、できれば、いつも以上に、作品はご自身で見ていただくほうをおすすめします。「あれ、UWMAってこんなに浅い作品なの?」と思われると、心苦しい
最初に、ざっくりとメインカップルの人間関係の前提だけまとめます。
ドラマ本編も、現在と過去の行き来するので、ここでも同じように分けます。
過去パート
約40年くらい前のお話になるのかな。
バンコクの大学生だったKorn(左) と Intouch(右)
ちょっとセピアかけてみました。
それにしても、美しいお二人。。。
Korn Ariyasakul [生まれ変わる前のDean]
Kao Noppakao Dechaphatthanakun/ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン
Intouch Chatpokin [生まれ変わる前のPharm]
Earth Katsamonnat Namwirote/カッサモンナット・ナームウィロート
バンコクで最も影響力があると言われるマフィアのボスの跡取りであるKornに一目見て惹かれた Intouch は、それを承知で、他人との関わり合いを避け、寡黙に過ごしていたKornに果敢に近づいていく。
そりゃもうこのお姿ですからね。
最初は当然、相手にしなかったKornでしたが 、自分とは正反対の活気に満ちたIntouchを無視できなくなり、次第に愛し合うようになっていく。
この芝生のシーン!!
Inの必死な猛アピール&猛アタックが、私には眩しすぎる(笑)
しかし、まだまだ同性愛が受け入れられなかった時代に、彼らの愛は双方の父親らの猛反対に合い、傷つきながらも、懸命に模索を続けるInと、兄弟たちのことを考え、次第に追い詰められていくKorn。
二人で暮らす部屋を用意したものの、そこに現れた両家の父親によってキツく責められたKorn はふと気持ちが折れてしまい、父親の拳銃で自ら命を絶ってしまう。目の前で倒れたKornに泣きすがったInもまた、Kornの手から銃を取り、その場で引き金を引き・・・。
二人の強い念は、死で終わりを告げることなく、まさに「運命の赤い糸」をたぐりよせる形で復活の時を迎えることになります。
現代のパート
アメリカで母や弟と暮らしていた19 歳の Pharm は 大学入学を機に、ひとりタイに戻ってきたばかり。
悲しくもないのに、なぜか夢にうなされ、朝になるといつも泣き濡れた顔で目が覚めたり、大きな音に対する身に覚えのない恐怖心だけではなく、いつも誰かがいなくて寂しいという、時に自分が自分でないような不思議な感覚に悩まされている。
そんな折、大学に入ってできた友達Teamが水泳部に入ったことから、知り合うことになった水泳部部長のDean(3年生)を見た瞬間、胸が締め付けられるような感覚を覚える。
Pharm Triwinij [Inの魂の生まれ変わり]
Fluke Natouch Siripongthon/ナタット・シリポントーン
実は、そのDeanもまた、見知らぬ記憶とともに、顔すら思い出せないけれど、どこかにいるであろうその人を必ず探しださなければならないという使命を感じ、自分が自分でないような感覚とともに生きてきた青年。
Dean Rattanon Wongnate [Kornの魂の生まれ変わり]
Ohm Thitiwat Ritprasert/ティティワット・リットプラスート
同じように、Pharmのことが気にかかるようになったDeanも自然と結びついていく。
寡黙な人は生まれ変わっても寡黙ですが(笑)、InとPharmは性格違うけど、本質は激似だったり、料理が唯一苦手だったInが、料理好きのPharmに生まれ変わる、に込められた必然とか、計算された符号率がところどころ切なくて、当然ながら、オカルトテイストはありません。
******************
では、はじめます。
【Ep.01】
過去パート
なんといっても、過去パートの二人が亡くなる晩のシーンをトップにもってきてるんですね。
噂に聞いていた程度で、特に事前の下調べの準備もできてなかったこっちとしては、結構衝撃的でした。
この段階では、Kornの「すまない」という言葉は、離れる(別れる)を前提とした「一緒にいてやれなくてごめん」を示唆している、と見ていたんですが、次第に、明らかになっていく内容を見ていると、かなり思い詰めていたことや楽観視できない性格と相まって、心の半分はどこかで覚悟をしていたというか、そこまで突拍子もない行動ではなかったのかも・・・とも思えます。
今回は、たしかに、目の前に銃があった偶発だったけど、別の状況であれば、別の状況なりに・・・ということなんでしょう。
ちなみに、画面上のタイ語は、
警告:これは不適切な行為です。真似をしないでください
と書かれているようです。
こんなところから始めてもいいの? という驚きもさることながら、とにかく、大変なことが起こったんだ、という“揺さぶり”や“心構え”とともに、ドラマが始まるのです。
現代パート
場面一転 朝っぱらから、主人公であるPharmの寮のお隣さんがうるさい & 夢で見た光景にわけもなく涙する自分に戸惑う という今後の伏線を秘めつつ、とにかく明るい人物紹介=大学入学直後からスタートです。
最初から、Manowを演じるサミーちゃんがかっと飛ばしてくれるので、“明暗入り混じる”このドラマの“明”の部分は保証済みです。(笑)← この辺は、初回視聴時じゃなくて、今までの複数回視聴で思った感じ。
ね?(笑)
しかも、こんな接近戦にもかかわらず、サミーちゃんはあっさりとしたものなのに、この彼(水泳部のPruk 先輩)のほうがまんざらでもなさそうなところが、
(今までの彼女の出演作を知る人であれば)
「あれ、いつものサミーちゃんとなんか違うのか?」な部分です(笑)
入学ガイダンスに、ぎりぎりで飛び込んできたPharm。
緊張しつつ、先に話しかけるのが、Team(
Prem Warut Chawalitrujiwong/ウォルート・チャワリットルティウォン)。
Team「やぁ。君、名前は? 俺はTeam」
この出会いには、前世の絡みはなさそう。
※ん? まさか、後で出てくるInの友達役(特別出演:Perthくん)の関連者だったってことはないよね(笑)
Team「ガイダンスのあと、部活紹介があって、見学できるんだよな」
Manow「じゃ、Pharm・・・とTeamのふたりは、どこの部に参加するつもりなの?」
Team「俺は水泳部に入ろうと思ってるんだ」
実は、水泳で推薦入学した奨学生だと説明するTeam。
Manowからは、あんまり筋肉なさそうな身体なのに本当に水泳選手?という視線を向けられる(笑)
Team「そんな目で俺を見るな!」
Manowは演劇部希望。
Pharmは、料理研究部・・・とそれぞれ、バラバラ。
そして、ついに、Deanの親友役であるWin(Boun Noppanut Guntachai/ノッパナット・ガンタチャイ)も登場!
Dean様のお隣には、もれなく 副将様がついていらっしゃる!
Deanたちは気づかず、通り過ぎるだけですが、Manowはイケメン二人に大騒ぎ。
Pharmは雷に打たれたように、ただ、Deanを見つめるだけ。。。
Manowの演劇部の入部申し込みシーンで、登場するのはMean!!!
演劇部部長で、いわゆる芸能活動をしながら通学しているスター学生Alexです。
これ、目、笑ってないの。(笑)
なんと今回は、このドラマでの困ったちゃん的な役柄です。
他にも、New監督ファミリーが顔を出してます。
料理研究部の先輩の、Bestくん。
「LBC」で、Canのお友達だったGoodくん※
そんなこんなで、すっかり仲良くなったTeamとManowとPharm。
Pharmが、急に、外の大きな物音に顔色を変えると、本気で心配してあげるTeamとManow。
「類は友を呼ぶ」の言葉どおり、3人とも、タイプは違うけど、気持ちのまっすぐな、人のことをちゃんと考えてあげられる、いい子たちなのよ。
Teamったら、早速、Pharmのことを「(腐)女子たちが、男とくっつけたがるタイプ」と端的に言い当てたりしますが、マニアックな可愛らしさで言えば、十分、君もだよ(笑)
夜、Facebookで、Deanのことを確認してしまうPharm。
わかるわ。。。
だって、一度も会ったことがない人なのに、見ただけで、胸が締め付けられるような思いをするなんて、普通 人はそれを「一目惚れ」っていうんだけど、そういう状態でもなさそうだから問題なんだよね。
過去パート
付き合いはじめても、なにかと制約の多いKornとIn。
生まれ変わったら、お互いを探し出せるかな、というInの問いに、はじめは取り合わなかったものの、
Korn「当然だ。見つけ出すまで探す」
これぞ、スパダリの見本のようなお言葉!!(笑)
In「約束したからね。お互いに、探し出そうね」
これは、呪いの言葉ではありません。🤭
聖なる指切りげんまんを交わします。
ただ、正直言うと、あまり雰囲気的に、昔に遡ってるって感じがしないの(笑)
現代パート
直前の過去パートシーンの内容が、どうやら、Pharmの夢となって現れたということのようで、またしても、起きたときに寝ながら泣いていたことに気づくPharm。
夢の中の会話も一部覚えていたり、だんだん、感覚が鋭敏になっていってる様子です。
そんな中、大学に行けば、必然的に、Teamのおかげで、水泳部との絡みが多くなります。
プールに応援にいくPharmとManow。
この人たち目当て・・・
※無意識に、観客席に視線を向けるDeanなんだけど、DeanのなかのKornがInの気配に反応してるみたいに思えてしまう。😢
・・・じゃなくて、想像以上に、泳ぎが速い選手だったTeamに大はしゃぎ。
Manow「Teamったらやるわね」
Pharm「お疲れ。すごいじゃん。」
Team「当然だろ。俺様が誰なのか知らないのか?」
Manow「あ~認めてあげようと思ったのに、気が変わった~」
Team「なぁ、腹へったよ。今のですっかりスタミナ使い切っちゃった。なんか食いに行こうぜ」
すり寄るTeamに、濡れるだろ、とにべもないPharm。
バシッと、P’Deanの話題に変えるManow(笑)
Manow「ね、P’Deanはどこ?」
Team「ああ、あそこにいるよ。でも、なんで、君はいつも、男の話ばっかりなんだよ。初日に会ったときには、あんなに純情そうだったのに・・・」
普通のラブコメだと、こう言ってる二人がくっつく可能性もなきにしもあらずですが、ここではそれはありません。断言!
Manow「私は、いたって、無垢な女の子よ。私は、Pharmのために聞いてあげたのよ」
観覧席で、瞬きもせずに、Deanを見ていたと暴露するManow。
Pharm「そんなことしてないじゃん!」
傍から見れば、ピカピカの新入生たちが盛り上がってる光景です。
少し離れたプールサイドから、目ざとく見つけるWin。
Win「あそこにいる新入生って、うちの部のTeamだよな?友達が待ってたのか。でも、新入生(=Team)ってほんとかわいいよな」
Pruk「ああ、あの子(=Manow)、かわいいよ」← ここも突っ込んであげたほうがいいのかな?
あ~、第1話にして、奇跡の狙ったとおりの「3:3」
それぞれ、3人の先輩が向けてる“かわいい”のターゲットが違うってところがミソですね(笑)
なかでも、無言を貫くDeanの視線は、あきらかに、Pharmに集中。
Deanの無表情さが怖い!!
知らないうちに、涙を流していたことを、Winに指摘されるDean。
彼もまた、Pharmと同じ状態ってこと?← それは、今後、おいおい出てきます。
~Pharmの部屋~
朝から、差し入れ用のお菓子を作るPharm。
(緑豆粉が)もちもちぷるんとして、おいしそうなルームグルン。
過去のInも、Kornのために、タイの伝統菓子を一生懸命作ったことがあるっていうのが、またポイントでもあります。
Manowの豪快な食べっぷりに比べ、慎重に口に運ぶTeam。
こういうところ、ちゃんと描いてくれるから、ほんと嬉しいです。
ちなみに、Manowが「飲み込みたくないの」っていうのは、ルームが「忘れる」グルンが「飲むこむ」という、「飲み込むのを忘れるくらい、どんどん口に入っていく」というお菓子の名前の由来にあわせてます。
二人のためだけじゃなく、水泳部や演劇部の部員たち用にも作ってきたPharm。
GoodJob!!
Team「安心しろ、P’Deanに必ず食べてもらってやるから・・・」
すっかり PharmをP’Deanとくっつけようという流れが作られてる(笑)
~水泳部部室~
・・・というわけで、フォーカスするといったWinTeamのシーンが早速登場。
(こうなったら、なにがなんでも、主役以上に目立たせる所存・・・(笑))
練習が終わり、疲れ切ったTeamが、ベンチの上で寝ていると・・・
Win「起きろ! 起きろよ!」
Team「え~、なにするんですか?」
Win「おい、起きるのか、起きないのか?・・そうか、起きないつもりだな?」
ちらりとTeamを見るWinの視線。
これぞ、Win!(笑)
Teamが腰に巻いていたタオルをむしり取りながら、ごろんと床に転がり落とすWin。
Team「P’Win・・・」
情けない顔で見上げるTeamに、「なんだよ、つまんねぇ。パンツはいてたのか」と、なかなかのBL期待値高めな発言(笑)
Win「さっさと起きあがれよ」
Team「あ~、腹ペコなのに~~。あ、そうだ、おやつがあったんだ!」
ロッカーから、Pharmにもらった紙袋をそ~っと取り出すTeam。
その様子を後ろから見ているWinの眼力には、なんか、こいつかわいいじゃんっていう、興味と関心度の高さがありありです。
向かい合わせに座るWinTeam。
この雰囲気が、この先の二人を決定づけてるって感じがします。
先に一口で食べるTeam。
朝、作ったお菓子を常温のままにしてたっていう状態に、「よかった、まだ、腐ってないや」って心配するところが、亜熱帯タイの日常。
Win「なんだ、これ?変わった色してんな。上にかかってるのは、ココナッツだよな・・」
Team「ルームグルンっていう菓子ですよ。おいしいでしょ」
Win「聞いたことあるような・・・」
そのあとに続いて、食べたWinの反応を見守るTeam。
Win「ん、うまいな。どこで買ってきた?」
Team「友達が作ってくれたんです。料理上手な奴なんですよ・・・」
Win「奴・・ってことは男か?」
Team「ええ、家族がレストランかなにかをやってるらしいです」
なんだか、すでに先輩後輩の雰囲気、皆無(笑)
そこへ、「まだ帰ってなかったのか」という小言とともに、眉間に、ふか~~い皺をよせたP’Deanが入ってきて、一気に、雰囲気が重くなり(笑)
Dean「ルームグルンか・・・」
Teamの手にあるお菓子に注目。
さすが!目ざとい!
Team「P’Deanはご存じだったんですね。食べますか?」
宣言通り、無事にルームグルンを渡せて、ミッションクリアです。
いぶかし気ながらも、一口、口にするDean。
この表情、なにか気づいたって感じでいい?
Team「僕を応援しに来てた友達のPharmが作ったんです」
Dean「うまいな・・・だが、ここは飲食禁止のはずだが・・・」
Team「(・・・・あ)」
その様子に、同罪のはずのWinが笑い出す。
Deanの威圧に恐れをなして、そそくさと荷物だけを持つと、残った一つを、Deanに差し出すTeam。
Team「最後の一つをたべると、かわいい恋人ができるそうですよ」
渋い顔してるくせに、部長さんったら、しっかり受け取ったよ(笑)
そして、なんと言っても、
この(Deanに圧倒されつつ、ぱたぱたと帰っていく)Teamを見送るP’Winの笑顔にご注目!
この人の中では、なにかが確実に始まってます。
やっぱり、魅惑のロッカールームには、なにかが宿ってるに違いない(笑)
Deanににらまれ、ゴミをもって退散するP’Winも好き。
なにげに、細かいところにフォローのできる男だからね。
一人残ったDeanが、いつもの鉄面皮ではなく、ほのかに微笑み、
「パームか・・・」
と呟き、ルームグルンを見つめているところで、1話は終了です。
ああ、この一連のシーン、ほんとに好き。
★【Ep 01】の雑感 ★
むつかしい作品だと、冒頭に書きましたが、実際は「難解だ」という意味ではないんですね。
「リアルめな生まれ変わり」という設定を、素直に受け入れる受け入れない、に始まり、「運命」とか「赤い糸」などのキーワードに対して、人によって「どの程度まで没入してみていけるか」という踏み込み度が違うために、距離感が一律ではないということかなぁと思います。
「死んだらそれで終わりじゃない」という死生観は、残された人にとって「心のよすが」となる部分を含むところでもあるんですけど、「生きている間に、どれだけ深く深く相手を想ってきたのか」という、自分の生き方そのものを考えさせられます。
仏教の世界に、「輪廻転生」という言葉があるのは、仏教国に生まれ育っているので、知識として知ってますし、わりと「来世ではきっと」って感じで、軽く言葉にしてる時もあります。← 都合いい時だけの“神様仏様”に頼るのと、基本一緒です(笑)
キリスト教にも「reincarnation(リインカーネーション)」という考え方があり、
↑ ユーミンも歌の中で、
Far beyond time この次死んでも いつしかあなたを見つける
Reincarnation ♪
って歌ってますしね(笑)
「人が何度も生死を繰り返しながら生まれ変わること」に関しては、世の東西を問わず、ある程度、概念は共通できるところが不思議といえば不思議です。
(実際、昨今のドラマや小説は、輪廻転生ばかりでなく、異世界転生もあれば、生まれ変わらずとも、タイムスリップしちゃったり、ほんと自由)
ただ、今の段階でそれを意識する必要はないというか、当然、きちんと「テーマ」に向けて誘(いざな)ってくれるので、エンターテインメントとしての流れを楽しむべき段階のような気がします。
ホントに、こんな感じで、ざっくりざっくりいく予定です。