これは、Ep.13の後編です。

 

前半未見の方は、こちらからどうぞ

『KinnPorsche』EP.13 前編 筋追い+雑感 ※ネタバレ

『KinnPorsche』EP.13 中編 筋追い+雑感 ※ネタバレ

  

で、いつものご注意をば・・・。

本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『KinnPorsche』

รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.13】後編

 

~Hum Bar 裏口 ~

煙草を吸いに出て来たPete。

 

煙草を咥えた段階で、ポケットをまさぐっても、ライターがない。

そこに、火のついたライターが差し出される。

 

付ける前に、それがVegasだと気づいたPete。

咥えていた煙草を吹き飛ばし、すぐさま、拳銃を構える。

 

Vegasは、自分は丸腰だと、両手を挙げて見せる。

 

銃口を向け、狙ったままのPeteの一瞬の隙をつき、Peteの身体を裏返しにして、壁に押し当てるVegas。

こんなことでもしなければ、話しが出来ない状況が悲しい。えーん

 

Pete「放せ!」

Vegas「悪かった、Pete」

顔を歪めるPete。

 

Pete「俺の人生から、さっさと出て行け!!」

 

それは、すでにVegasが俺の人生に入りこんでる、という裏返しです。

物理的に距離を置いたくらいでは、Vegasを求める気持ちをどうにもできないと、自覚したPete。

 

渾身の力をこめて、Vegasを押しのけ、突き飛ばす。

 

ここ、Vegasも、そこまで本気だして、Peteを拘束してたわけじゃない・・・ってことよね。

ふらついた身体を立て直そうとするVegas。

再び、銃口を向けるPete。

 

Vegas「お前、俺を撃つ気か?」

顔をゆがめて睨みつけてるPeteの顔は、ほとんど半泣きです。

 

Vegas「お前に撃てるのか?」

そのまま、一歩ずつ近寄ってくるVegas。

銃口を掴むと、Pete自分の心臓に当てる。

 

Vegas「なぜ、撃たない?・・・俺にいなくなってほしいんじゃないのか?」

 

最初から、勝負がついてるくらい、Peteは、もうむきあっているのが精いっぱいな状態です。

 

Vegas「いいから、さっさと撃て」

 

唇を噛み、必死でこらえているPete。

 

Vegas「Shoot me!!(撃て!!)

今までずっと、感情を押さえていたのに、はじめて、大声をあげるVegas。

Vegasは、英語で話すときのほうが感情が伴うんですね。

 

とうとう、泣き始めるPeteに、「お前にできるわけない。理由はわかってるはずだ」と静かに諭すVegas。

 

わかってる、わかってるけど、それを認めてしまったら・・・自分が自分ではなくなってしまう・・・。

そのPeteの、自分ではどうにも抱えきれない苦しみは、Vegasも同じ。。

この時の、俺を見ろ・・・って、泣きそうな自分を隠さないVegasも秀逸。

 

ギリギリのところで耐えるPeteを、もういいだろ・・・もう十分だろ、認めろよ、と、そっと抱き寄せるVegas。

Vegasの肩にもたれて、嗚咽をもらすPete。

どうしても、再び、Peteをこの手に抱きしめたくて、愛している気持ちを伝えたくて、危険を冒したVegas。

 

優しく抱きしめるVegasが、同じように、涙ぐみながら、Peteを放すと、その場に崩れ落ちるPete。

 

Vegas「I'm sorry. ・・・・Sorry」

ここに来て、今までは「ขอโทษ(コートォー)」ってタイ語で謝っていたVegasが、英語で語りかけるの。。。

 

額をおとし、心から謝罪をするVegas.

 

それを受けて、Vegasの首元を、手のひらで優しくゆっくりと触れるPete。

 

これが、赦しでなくて、なんなの?

でも、泣きぬれているPeteは、それ以上は踏み出さない。

 

その時、カチャカチャと、バーの店員さんが裏口の戸を開ける。

なんで、今~~~ゴミ捨てなん?! ← いえ、あなたに罪はないです。

 

そっと、その場を離れるVegas。

 

不審に思われないように、少し腰をあげ、向きをかえるPete。

 

~本家 正面玄関 車寄せ~

 

いつもの黒のマセラッティが入ってくる。

 

Kinn「今日は俺が運転する」

配車係が一礼していなくなると、あら、外出用にジャケットを着たPorscheが後ろから近寄ってくる。

Porsche「これから、株主との会合がある。午後には、Prom-Pongで、製品打ち合わせがあるはずだろ。」

さすが、スケジュール把握は完璧です。

 

Kinn「俺に代わって、父さんが、それら全部、キャンセルした」

 

Porsche「なんのために?」

急な予定変更に、不思議そうなPorsche。

 

Kinn「お前に会わせたい人がいるんだ」

Porsche「誰?」

その質問には答えず、車のドアをカチャリと開けるKinn。

Porsche「・・・・・(なんだよ!)

 

そういう時は、大抵、サプライズですよ。(笑)

 

画面一転

~墓地~

 

Porscheの両親の墓前です。

 

Chayapat Kittisawat 生1970.11.21 - 没2004.3.17

Nampeung Kittisawat 生1974.11.5 - 没2004.3.17

 

一礼し、花を手向けるKinn。

Porscheも、一礼する。

 

Porsche「どうやって、この場所を?」

Kinn「俺の課題(やるべきこと)だからな。 Porchayに聞いたんだ」

 

やられた・・・と、下を向くPorsche。

Kinn「俺の父さんだって、俺達のことを知ってるんだぞ。だから、俺だって、お前の両親に会いたかったんだ」

そう、この人には一生敵わない、と思って、笑顔でいたほうが幸せな人生を送れるよ。

それでなくても、大変なことのほうが多いんだから!

 

ポケットに入れていた手を出し、Kinnと同じように、前で組むPorsche。

 

じっと、Porscheを見ているKinn。

照れくさくて、どうぞ、とジェスチャーのみのPorscheを、更に見続ける。(笑)

 

しかたなく、「父さん・・・」と呼びかけはじめ、まだ、こちらをみているKinnに「・・・なに見てんだよ?」と文句を言う。

 

結局、根負けして、「父さん、母さん、この人はKinnだよ」と紹介を始めるPorsche。

 

嬉しそうに微笑みながら、一礼するKinn。

 

Porsche「俺のボスなんだ」

それにも頷くKinn。

 

そのあと、いくら待っても、なにも続きがない。(笑)

 

Kinn「それだけか?」

 

催促されるまでもなく、言うべきことはわかってるんだけど、照れくさくてしょうがないPorsche。

この時の、どんな顔して言えばいいんだよ・・・と、話す前から歯が浮いちゃってるPorscheの口元・・最高すぎでしょ。

 

Porsche「・・で、俺が愛してる人だよ」

視線をずらし、さささっと早口で済ませるPorscheに、満面の笑みを浮かべるKinn。

 

そこから、改めて、墓標に向かい、語り掛けるKinn。

Kinn「あなた方の息子さんは、とても頑固ですよね。最初に会った日なんて、私から、金目のものを奪っていきました。うちに初めてきた日には、火事を起こしかけましたし・・池の鯉におしっこをかけたり、従弟の頭を傷つけ、出血させたりもしたんです。」

次々繰り出される自分の失敗談に、目を覆うPorsche。

 

Kinn「仕事中に酔っぱらったこともありました。私も、かなり痛い目にあいました。」

Porsche「あのさ、俺の悪口を両親に言いつけるために、ここに連れてきたのか?」

冗談めかすPorsche。

 

少し改まるKinn。

Kinn「ですが、私自身もそれほど良い恋人というわけではありませんでした。何度も、悲しい目に合わせてしまいました。でも、彼は可愛いんです。私にチャンスを与えてくれました。

彼が、私に、人を本当に信頼できるようにしてくれたんです」

 

少し、顔が曇るPorsche。

Porsche、これを聞いて、胸が痛いでしょ。

 

Kinn「Porscheが、私に、なんでこんな(過酷な)人生に耐えていられるのか、と聞いてきたことがあります。実際、私は、その答えをすでに見つけているんです。」

隣のPorscheを見つめるKinn。

Kinn「彼がそばにいてくれさえすれば、どこにいようとも、私は生きていけるでしょう」

 

うえぇ~っと、舌を出すPorsche。

Porsche「クサすぎる! そんなこと、俺の両親に話して、恥ずかしくないの?」

 

しっかりと、恋人つなぎをして、墓標の前に、堂々と立つKinn。

 

Kinn「何が起ころうと、私は、お父さん、お母さんの息子であるPorscheの手を決して手放すことはありません。約束します。」

信じる!!

私は、信じるよ!!

Porscheが信じなくても、私が信じてあげるよ!!!

Porsche:信じてるに決まってるだろ!(怒)

 

隣のPorscheのほうをじっと見るKinn。

 

照れくさくて仕方がないPorsche。

Porsche「な~に見てんだよ」

 

Porscheの頬に、キスするKinn。

Kinnがキスした場所に、指で触れ、その指にキスして、Kinnの頬に返すPorsche。

さすがに、両親の前で、キスするのは恥ずかしいのね。

 

神聖な二人の想いが伝わる誓いのキスでした。

 

姿勢を正した二人が、墓標の前に佇むシーンで、涙腺決壊!!

 

 

~本家 屋上のプール~

このシーンもお達しがございまして、あまり、画像は上げられません。ご了承くださいませ。

 

夜景が広がる空間で、ぼ~っと浮かび上がるような幻想的なプールです。

 

プールに全裸で入ってきました。

 

この時の、プールへの入り方。。。

 

楚々とした足運びの上品さ。

プールの縁にのばしていたKinnの腕を持ち上げ、腰かけた自分の両腿の上に置く斬新さ。

 

こんな美しい仕草が見れるなんて・・・って、ホント、贅沢。。

 

昼間、両親の墓の前で、永遠の愛を誓うという大イベントをしてもらって、人生で最高の瞬間にいるPorscheさん。

 

Porsche「なんで、あんなことした?」

Kinn「だって、気に入っただろ?」

 

笑い合いながら、静かに、プールに身体を鎮めるPorsche。

 

横並びに座り、お互い、肩を組む二人。

 

Porsche「愛してる・・・」

改めて、Porscheの方に向き直り、「俺も愛している」と答えるKinn。

 

どちらともなく近づき、キスを交わす二人。

 

途切れないキス。

Kinnの上から挑むように、身体を添わせるPorsche。

今、ここに、二人を阻むものは、なにも存在しなくて、ただ、お互いの肌の感触のみ。

 

プールの端から端まで、滑(なめ)らかに、滑(すべ)るように、都会の闇と喧噪に近づいていく、すでに高まり合っている二人。

 

インフィニティなその場所で、空に身を投げ出すようにせりあがり、目の前の、愛するKinnに身体を開くPorsche。

激しさを追求するよりも、常に密着し、一秒たりとも、Porscheの快楽とタイミングを逃がさないように、動きを合わせるKinn。

ああ、水の浮力が・・Porscheの体勢が・・・完璧!

 

<しかも、この遠景で終わりかとおもいきや、

ここで、また、カメラは二人に寄るんです・・・最高!>

 

掠れた吐息のあと、少しずつ、二人の動きが緩慢になっていき、愛おしくてたまらないと言わんばかりに、宝物のように光輝くPorscheの身体に、上から順に口づけを落していくKinn。
一方、Kinnのぬくもりを確かめるように、瞳を閉じたまま、これ以上ないほど強く抱きしめるPorsche。

 

制作陣・演者をリスペクトして、できるだけ、この伝説のシーンを、綺麗な表現でお届けしたつもりでおります(笑)

(ほら、画像出せないってことは、対面〇位とかこういうことも書いちゃダメなんでしょ?)🙊

 

ローズホテル、この撮影に協力したけど、今後、大丈夫なのかしら。

 

~Kinnの寝室~

パジャマを着て、ベッドに入っている二人。

Kinnに腕枕され、その手を握っているPorsche。

 

Porscheは、眠れていないのね。

振り返り、寝返りをうち、Kinnの寝顔を見つめている。

Kinnの手に軽くキスし、本格的に、Kinnのほうに身体を向けるPorsche。

 

~回想~

Thee叔父「なにしろ、あのクソみたいな本家の奴ら、誰一人だって、信用できないからな」

 

Kinn「何が起ころうと、私は、お父さん、お母さんの息子であるPorscheの手を決して手放すことはありません。約束します。」

 

(回想おわり)

 

揺れ動くPorscheの心。

 

眠っているKinnの前髪をそっと整え、

首元に手を合わせるPorsche。

Kinnが眠っている時は、こんなに愛情こめたことも平気でできるのにね・・・。

 

比較するまでもなく、どっちを優先なんて、自ずとつくじゃん。

 

その時、メッセージの着信を知らせる携帯のバイブ。

 

愛する男の腕枕に身を預け、秘密のメッセージを読むPorsche。

 

Vegas:Thee叔父を見つけた

 

まぁ、仕事が早いのは認めるわ。

 

振り返り、Kinnの様子を確認するPorsche。

 

返信後も、ふたたび、Kinnの様子を窺う。

 

そして・・・朝。

 

目を閉じたまま、シーツをまさぐり、Porscheの気配がないことに気づいたKinn。

こういうシーン、ベタだけど、好きなんです。

 

枕の上に置かれた、無造作な置手紙を手に取る。

 

答えを見つけに行ってくる。

すぐに戻る。

愛してる。:)

Porsche

心のどこかで、覚悟をしていたのか、驚きの表情は見せないKinn。

 

~Porchayの部屋~

早朝。

まだ、眠っているChayを起こすPorsche。

Porsche「いくぞ。荷物をまとめろ」

Chay「え? どこにいくの?」

 

寝ぼけまなこで、とりあえず、あわただしく仕度をしたChayとともに、慌ただしく部屋を出ていくPorsche。

 

抱えていったギターとは別の、ギターケースと、ちょっと残していったのは、Kim様関連グッズ?

 

~本家 正面玄関~

 

khun坊ちゃまが、見たこともない速さで走ってる!! 

Σ(゚Д゚)

慌てて、追いかけるArmとPol。

 

異様なほど取り乱すTankhunを、両脇から確保する二人。

 

Tankhun「放せ!」

 

構わず、二人を引きずるように、表まで、出てくるkhun坊ちゃま。

Arm「khun坊ちゃま、お願いですから、落ち着いてください! どうして、お部屋で、新しい報告を待てないんですか?」

 

Tankhun「嫌よ!! いいから放して!! さぁ!」

絶叫するTankhun。

 

そこに、車で到着したのは、Kim。

鍵をぽ~んと、投げ渡すところとか、いちいち、かっこよくてかなわん。

 

外に出るのは危険すぎる、と引き留めるArmたち。

 

Pol「一体、どうやって、PorscheとPorchayがどこにいるか見つけ出すっていうんですか?」

Tankhun「そんなの知らないわよ!」

Pol「khun坊ちゃま、こんなことをなさってはいけません」

 

そのやり取りを聞きつけたKimが、Polを突き飛ばすように、「今、なんて言った?」と話に割って入る。

Chayの名前が聞こえたら、素通りなんてできません。

 

なんとか、振りほどこうと、「放して!」と繰り返すTankhun。

 

Pol「PorscheとPorchayが、どこに行ったのか行方がわからないんです」

Tankhun「そうよ。あの子たち、家を出てったの。どこに行ったのかもわからない。Kinnに聞いても、何にも言わないのよ!突っ立てるまんまなのよ。」

 

Kim「一体、ここでなにがあったんだ?」

苛立ちをみせるKimと同様、ムキになるTankhun。

Tankhun「わかんないわよ。あの子たちが生きてるのか、死んでるのかさえもわかんないし、あの子たちに何が起きたのかさえもわかんないのよ!だから、あの子たちを助けに行こうとしてるのよ。いいから、放しなさい!!」

本気で心配し、半狂乱になって叫ぶTankhun。

 

放せ、だめです、というTankhunとPolたちの攻防が続く中(← その最中に、両脇を抱えられ、建物の中に運ばれていくkhun坊ちゃま・・・)、

じっと、なにかを考えこんでいたKim。

この子がどこまで掴んでいるのかわからないところがもどかしい!!

 

今、来た道を戻り、また、車に乗り込もうとする。

 

そこへ、「Kim様、旦那様がお呼びです」と呼び止めるChanさん。

 

でた! 

ドラマの神様の采配!!

 

この凄み!!

 

仕方なく、改めて、鍵をBGに戻すと、建物の中に入っていくKIm。

 

 

~とある寺院の前~

 

Vegasのバイクで二人乗りで現れたPorsche。

リュックを背負ってるなんて、あら、珍しいと思ったら、リュックを降ろして、Vegasに渡す。

 

ああ、500万ThBね。

 

Vegas「Porchayは?」

Porsche「信頼できる友人に預けて来た」

Vegas「Yok姐か?」← Vegasは、Yok姐さんを知ってるの?

Porsche「・・・・・」

誰にも答えないつもりです。

 

Vegas「あんまり、考えすぎるな。Kinnだって、Chayに危害を与えたりはしない」

 

そういうことじゃない・・・と言いたいけど言わないPorsche。

 

Porsche「で、なんで、俺達はここにきたんだ?」

Vegas「俺達が会いたい人物がここにいるからさ」

Porsche「はぁ? ここにか?」

そうだ、と頷くVegas。

Vegas「本家がおじさんを追い詰めたせいで、ここに身を隠す必要があったんだ。それだけ、Arthee叔父がそれだけ、重要な秘密を握ってるって、確信持てるってことだ」

 

緊張した表情で、頷くPorsche。

 

~寺院 境内~

箒で、掃き掃除をしているArthee。

 

近づいていくVegasとPorsche。

 

Arthee「お前の父さんと俺は、ここで出家したんだ。まさか、大人になって、また、ここに来ることになるとは思ってもみなかったがな・・・。」

 

そもそも、叔父さん(อาアア)って言ってた。

つまり、パパの弟だったのね。

 

そんな昔話につきあってられないPorsche。

Porsche「さっさと用件をすませよう」

 

Arthee「知りたいなら、最初に支払うんだな。 最初に金、次に取引だ」

 

腸が煮えくり返るPorscheに、我慢しろ、取引が先だ、と目で合図するVegas。

 

 

寺院の外に出てきた3人。

Vegasの持っているバッグを渡せ、と手を出すおじさん。

 

Vegas→ Porsche → おじさんの順に、渡されるバッグ。

 

中身を確認するおじさん。

 

Porsche「それで?」

先を促すPorsche。

 

Arthee「本当は、俺も、こんなことしたくなかったんだよ、Porsche」

 

ああ、もうそういうのいいから・・・と、叔父を軽蔑しきっているPorsche。

 

Arthee「OK。 真相は、お前の父親と母親は、交通事故で死んだんじゃない。」

Porsche「・・・・・・」

頭が、疑問符だらけになるPorsche。

 

Vegasも、ちょっと驚いて、Porscheに視線を向ける。

 

Arthee「彼らは、撃たれたんだ」

Porsche「・・・・・何言ってんだよ? 俺はその車の中にいたんだぞ」

Arthee「ショックを受けたお前は、何も覚えていなかった。お前が、俺がお前に言って聞かせたことをただ、信じただけだ。」

Porsche「そんなわけない。父さんと母さんを殺した奴は実在した! 俺は、そいつの住んでる家にも行った。 Kornボスが、住所を渡してくれたんだ。」

そうです。

自分の手で復讐する寸前でした。

 

Porsche「なんで、そんなでたらめ言うんだよ」

Arthee「そいつは、ただのスケープゴートさ。お前にそう信じ込ませるための・・・。

だから、俺が何度も、あの家は悪魔だって言っただろ?」

Porsche「でも、なんで、(ボスが)そんなことをするんだよ。ああ、もう話にならない」

 

Arthee「あの日、お前の父さんと母さんを撃ったのは・・・・」

パン!

背中から撃たれ、倒れこんできたArtheeを抱きとめるPorsche。

Vegasが、銃を構える。

Vegas「おい、気を付けろ、Porsche!」

 

Porsche「アア(おじさん)!!」

なにか言おうとするおじさん。

 

その時、激しい頭痛に襲われるPorsche。

 

脳裏に、「隠れなきゃ! 逃げよう!」という声が響く。

 

扉の中に隠れ、隙間から様子を見ている、幼き日のPorsche。

『一枝梅』だぁ~~~~!! ← 韓国ドラマ好きな方にはわかっていただけるでしょうか。

っていうか、『KinnPorsche』好きな人は、『一枝梅』も好きかもね。

 

Porsche父「うちの妻を、あんたたちみたいな狂った家族のもとに戻せって言ってるのか? あんたたちには、悪魔の血が流れてるのか!」

Porscheのパパが詰問しているのは、その場に、立っているKornと、背中を向けているもう一人の男性。


脳内に閃光が走り、戸棚の扉の隙間から見た光景を思い出したPorsche。

 

「黙れ!!」

バン!!

銃声が響き、床に倒れた父親の姿が目に飛び込んできた。

 

二人の男性の足元。

そして、Porscheママはどこ?

 

Porscheを援護するように、銃を構えていたVegasの目に、前方の路地から、走ってくる二人の姿が見える。

 

Vegas「Porsche・・・行くぞ」

一部とは言え、記憶が戻ったショックでフラフラしているPorscheを立たせようとするVegas。

 

銃を片手に、走って向かってくる、KinnとPete。

確かに、その姿を確認したPorsche。

 

最後まで、おじさんのことを気にしながらも、金の入ったカバンを持ち、Vegasのバイクの後ろに乗る。

 

Kinn「Porsche!!」

自分の名を呼ぶKinnの声に振り返りつつ、おじさんを倒れたままにして、走り去るしかないPorsche。

 

結局、このパターンね。

 

倒れているおじさんの様子を見て・・・

すぐに、Vegasたちが消えた方向に目を向けるKinn。

ああ、おじさんは絶命ってこと。。。

 

~本家 ラウンジ~

ピアノの前で、電話を受けるKornボス。

Chan「Artheeは死にました」

Korn「Porscheはどうなった?」

Chan「逃亡しました」

Korn「・・・無事に連れて戻れ・・・」

Chan「はい・・・」

 

電話を切ったKorn。

傍らに置いたグラスを手に取り、一口飲み、

ピアノを弾き始めるパパ。

 

弾き始めてすぐに、背後で、拳銃を構える音が聞こえる。

見なくても、Porscheだと気づいたKorn。

 

Porsche「父さんと母さんは、交通事故で死んだんじゃなく、撃ち殺されたんだ。そして、彼らを撃った人間が、あんただった!」

銃を構えたまま、憎しみをこめて、Kornに、自分が知った真相を語るPorsche。

 

Korn「お前は間違っている」

Porsche「なぜ、まだ、俺に真実を話そうとしないんだ?!」 

興奮して、いきりたつPorsche。

 

Korn「(おまえの言う)真実とは、なぜ、私がそんなことをしたのか、ということか? 

それは、Namphuengが私の妹だったからだ・・・」

 

Porsche「・・・・・!」

驚き、固まるPorsche。

 

 

★【Ep 13】後編の雑感 ★

Kinnの、心根が美しくて、素晴らしい!

Porsche~

もうちょっと大人になろう!

自分に、言い聞かせてます。(笑)

 

VegasとPeteの愛と涙に完全にやられました!

 

そして、ラスト!

妹!!

予想では、血縁、もしくは血縁に準じる関係だと思っていたし、Porscheの記憶も操作されていただろうとは思っていたので、そこまでの衝撃ではありませんでしたね。

 

あの後ろ姿は、分家のGunパパよね。

じゃあ、撃ったのは・・・Gun?

 

でもなぁ、絶対、あのとおりじゃない気がします。

最終回で、どこまで回収できるの?

 

 

13話を見終わってみると、筋追いをしながら、いろいろと思い違いというか、ミスディレクションされていた部分を訂正していく感じになりそうですね。

 

まず・・・Porscheの両親が亡くなったとされた交通事故は、Kimの調べでは、10年前ということでしたが、どうもそうではなく、もっと前 15年くらい前の出来事です。

(もしかして、英訳が間違ってたのかな?)

 

一番、疑問だったのは、あの、水を撒いてたおじさんを「好きにしていい」と言ってましたが、本当に、Porscheが復讐しちゃったら、どうするつもりだったのかな。

Thee叔父は、スケープゴートって言ってたけど、Kornパパは、そういうことはしない、もしくは、実際に裏切り者とか?

 

 

★【Ep.14】前半に続く★ 

 

 13話自体の筋追いは、数日前に終わっていましたが、キャプチャーやらなにやら、時間がかかっているところにもってきて、後編は、あまりにも“銃”が使われるシーンが多く、現実社会とリンクさせる必要はないものの、ちょっと、すぐにアップするのは・・・という精神的なストッパーがかかっていました。