これは、Ep.10の中編です。
前半未見の方は、こちらからどうぞ
『KinnPorsche』EP.10 前編 筋追い+雑感 ※ネタバレ
で、いつものご注意をば・・・。
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『KinnPorsche』
รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.10】中編
~倉庫~
指定された倉庫に、指示通り、姿を見せたPorsche。
広い倉庫ですが、思ったより、いろいろな資材も置かれていて、だだっ広く、がらんとしている感じじゃないです。
Porsche「Chay!Porchay!・・・Porchay!」
大声で、Chayの名前を呼びながら、姿を探し続けます。
いつでも応戦出来るように、腰に挟んだピストルに手を掛けながら、
用心深く、倉庫の中を進んでいくPorsche。
(この仕草、好きなんです!)
Porsche「Porchay!・・・Porchay!Chay!」
少し離れたとこに置かれたドラム缶にもたれるように、意識なく座っているPorchayの姿が目に飛び込んでくる。
Porsche「Porchay!」
慌てて、駆け寄った時に、両側から、ピストルで狙われるPorsche。
そして、後頭部に狙いを付けたのは・・・当然ながら、Tawanです。
両手をあげて、逆らう意志がないことを見せるPorsche。
今は、Porchayの身の安全が最優先です。
ピストルを取り上げられるPorsche。
Porsche「なぜ、俺の弟を、こんな目に合わせる?」
見なくても、Tawanがいるとわかってるようです。
銃口は、側頭部にまわしながら、Porscheの背中にもたれ、肩に顎を乗せるTawan。
Tawan「この世って、残酷だろ? そう思わないか?」
ああ、この粘着っぷり。
なんとか、怒りを抑えようとしてますが、その顔は般若のようなPorsche。
結局、捕まって、柱にくくられてしまうPorsche。。。
座り込んだままのChayの前にやってくるTawan。
獲物をいたぶるように、足で、蹴飛ばすTawanに、後ろから「おい!」と声をかけ、やめさせようとするPorsche。
Chayの足の上にしゃがみ、銃を持ったまま、顔を上に向けさせる。
Porsche「おい、お前、なにしてんだよ! おい、Tawan!」
Porscheに見せつけるように、わざと、銃口をChayの頭部に当てるTawan。
Porsche「おい!! 何しやがる、この野郎!」
Porsche「この縄さえ解ければ、お前なんて死んだも同然だぞ」
わらいながら、後ろを振り向くTawan。
Tawan「怒ってるのか?」 ← この聞き方、ソヌエ@今日の探偵(오늘의탐정)を思いだす。
Porsche「はぁ、はぁ・・・」
息を荒げ、睨みつけるPorsche。
Tawan「怒ってるんだな・・・。本当に、弟の事が大事なんだな・・」
必死なPorscheを小馬鹿にしながら、立ち上がるTawan。
Tawan「大事なんだろ? はん?」
そう言いながら、Chayの太ももを蹴るTawan。
Porsche「おい!!」
一層、悲鳴のような声をあげるPorsche。
Tawan「すごく愛してるんだろ?」
更に、Chayの上半身を蹴り上げるTawan。
これでも、意識を取り戻さないって、スタンガン・・・恐ろしい。。。
Porsche「おい!!」
Porsche、発狂寸前。。。
Tawan「な、弟、大好きなんだよな?」
Tawanに蹴とばされ、そのまま、地面に転がされるChay。
Chayをこんな目に合わせた段階で、もう、Tawanの末路が見えた気がします。
Tawan「おい、Porsche。」
今度は、Porscheに近づいていくTawan。
Tawan「生意気な口を叩くまえに、まず、自分の身を心配しろよ」
Porsche「お前、俺が一人でここに来たとでも思ってるのか?」
そこに、ひとりで現れたのは、Vegas。
オーラあるわぁ。
でも、その瞳に、愛はないわぁ。
Tawanに向かい、笑ってみせるPorsche。
Tawanの頬を、張り飛ばすVegas。
はずみで、ピストルがTawanの手から吹っ飛び、地面におちる。
口もとを押さえながら、驚愕したような表情で、Vegasに向きなおるTawan。
~分家 Vegasの部屋~
一人、調べていたPeteが、Kinnに連絡を入れる。
Pete「Kinn様、見つけました。すべての情報が送信された電子メールです。作業スケジュールと重要な書類もあります」
Kinn「(相手は)Tawanだったのか?」
Pete「今、Armに、内容の詳細を探らせています。ですが、私には、複数の人間が絡んでいるような気がします。おそらく、Tawanさんと、我々、ボディーガードのうちの一人ではないかと・・・」
Kinn「今、Tawanは行方不明だ。あいつは、Vegasに会いに行くに違いない。奴の居場所を見つけ出せ」
Pete「承知しました。Kinn様。Armに、携帯のGPSをたどってもらいます。それが見つかり次第、できるだけ早急に、お送りします」
Kinn「わかった。俺が、この茶番劇を終わらせてやる」
やっぱ、Kinn様、かっけ~~~。
一方、Vegasの部屋にて・・・
Kinnとの電話を切り、一息ついたPeteに、銃口を向ける人物の姿が。。。
その気配に、ゆっくりと手をあげながら、顔をあげるPete。
Pete「お前だったのか・・・」
じゃ~ん!
9話で、毒を飲んだ直後の早急な処置が可能だったり、居眠りしてTawanを見逃した・・・ってところから違和感があったKenでした。
こっちだったか・・・!!
でも、なんで?
Bigとつるんでたから? ← すでに、そうじゃないってわかってるんですけど、10話を見終わるまで私は、まだ、そんな風に思ってたんです。
薄く笑うKen。
だから、なんで?
~倉庫~
Tawanを罵倒するVegas。
Vegas「お前、なんてことしたんだ!」
Vegasに責められ、意味がわからなそうなTawan。
Tawan「なにか間違ってた? 俺はただ、手伝いたかったんだ、Vegas」
そのやりとりを聞いていて、一番 「?????」となったのは、Porscheです。
Tawanを睨みつけるVegas。
話しを続けるTawan。
Tawan「しばらく、本家に入りこんだのに、何も得られなかった。だから、こうしたんだ。Kinnのような男は、自分の重要な情報は、自分の大切な人間同様、安全に確保するからな。それとも、あいつに惚れたの?Vegas?」
Vegas「違う・・・」
そう言って、Tawanに近寄り、「No, no, no,(違う、違う、違う)・・・」と呟き、Tawanの額を合わせるVegas。
うわ~ぉ、ここ、くっつく?
いや、額かどうは、関係ない。。。
私、Tawanからは、強烈な自己愛(すみません、腐臭とか言っちゃったけど(笑))しか感じられなくて、Vegasが手を出すようなタイプじゃないと思ってた(笑)
ま、「誰でもいい」括りの一人で、かつ利用価値があると思えば、それもありか。。。
ハッ!
・・・ってことは、Kenも?
・・・だよね?
オ~マイ~ガァ~~!
Vegas「But this wasn't the fricking plan!!(でも、こんなクソみたいな計画はありえないだろ!)」
まるで、豹変したかのように、本気で、怒鳴りながら、Tawanを突き飛ばすVegas。
Porsche「一体、これ、どういうことだよ、ベガス? Kinnは、お前の従兄だろ。自分の家族に、なんで、こんなことできるんだよ」
本当に混乱してますが、でも、もう、さすがに、自分が騙されていたと気づいたわよね。
Porscheってば、Vegasのこと、愛するKinnの従弟だから、根底で信じようとしてた、とかそういう感じ?
振り返るVegas。
うっすらと笑みさえ浮かべています。
Vegas「家族って誰の? 家族だって? 本家がか? あんな汚らわしい家族が? 俺は、あいつらを家族だとか、思ったこともない」
この部分は、裏取りの必要がない本音ですね。
Porsche「・・・・・・・・」
長い長い沈黙の末に、「お前、最低だな!」と侮蔑の眼差しをむけるPorsche。
Vegas「ようやく気づいたのか?俺は、長い間、日本のヤクザやイタリア人マフィアとは情報交換をしてきた。だが、Donが死んだとき、あいつら、俺を脅迫してきたんだ。そして、本家にも、この情報を送ったんだ。俺は、その忌々しい情報を取り返せなくなった。」
Tawanの元に再び、歩み寄り、怒鳴りつけるVegas。
Vegas「All because of your dumbass!!(それもこれも全部、バカなお前のせいだ)」
Tawan「ごめんなさい」
とくに、このChayの件は、Tawanの独断ってことね。
Porsche「Kinnは、決して、お前らを許さないだろう。」
Vegas「この話が、こんなふうな筋書きで進んだら、どうなるだろうな。
“真相は、Kinn兄貴が最も信頼していたボディーガードが、ヤクザに情報を売っていた。そして、それが発覚し、捕まると、そのボディガードは、Kinnの元彼に罪を着せようと誘拐し、弟と共に逃亡した“」
それを聞き、ほくそ笑むTawan。
Vegas「Kinn兄貴はたちどころに、愚か者扱いだろうな。誰も、あいつを尊敬しなくなる。
だが、幸運なことに、俺はその計画を事前に知り、従兄が裏切り者を捕まえるのを手伝うんだ」
Porsche「Kinnは、お前を信じるほど馬鹿じゃない。ひとでなし!」
すっかり、憑き物が落ちたみたいなPorsche。
Vegas「だったら・・・偽の証拠がある場合はどうなるだろうな? Porscheはヤクザと接触していて、その証拠が犯罪現場に落ちていた。」
携帯電話を見せるVegas。
Vegas「いくら、Kinn兄貴が信じたくなかろうが、何もできないはずだ」
用意周到にねられた計画を知り、縛られた姿で、VegasuにくってかかろうとするPorsche。
Porsche「俺を殺して、一体、何を手にするんだ?」
Vegas「俺が何を得るかって? Kinnの奴が、また、精神的に病むじゃないか・・・。だって、一番信頼して奴に、また、コケにされるんだからな。本家は、ますます弱体化するだろう。間抜けで、才覚の無いリーダーのせいでな」
Kinnをバカにされ、Porscheの眼に、怒りが灯る。
黙って聞いていたTawanが、笑みを浮かべながら、「これで、俺達が一緒になれる全てが揃ったんだよな、Vegas?」
Vegasの背中に抱き着いたTawanには、Vegasのうんざりしきった表情は見えていない。
その時、Vegasの部下が、「本家の連中がこっちにむかってます」と報告にくる。
それを聞き、安堵するPorsche。
Vegas「クッソ、なんてこった!」
予定より、早く、この場所がバレた・・・と、先ほどまでの余裕がなくなり、当たり散らすVegas。
Tawan「Vegas?逃げよう」
Vegasの手を取るTawan。
掴まれた手をチラ見するVegas。
Vegas「ここまで付き合ってくれて、ありがとうな」
額を合わせ、そのまま、Tawanの額に(最後の)キスすると、
「安らかにな・・・」と、Tawanに向けて、3発ほど発砲するVegas。
崩れ落ちるTawan。
振り向き、Porscheに銃口を向けるVegas。
思いがけない展開に、身を固くするも、決してひるまないPorsche。
ところが、その時、Vegasの護衛2人が次々に撃たれる展開に・・・。
振り向き、こちらに向かってくる相手を迎え撃つVegas。
無駄のない動きで、的確に間合いをつめて、近づいてくるBigと・・・
そして・・・
もう一人は・・・Kimだぁ~~!
Porchayを救いにきたのね。
あ・・・Porchayだけじゃないけど。。。
っていうか、Vegasに怒り心頭。
かっこいい!!
Bigも、もちろんだけど、片手撃ちで構えたまま、移動しながら撃ちまくるKimが、流れるようにかっこいいのよ。(連写キャプチャー、載せたかったです)
くぅ~~~~!
Vegasは、BigとKimを見て、撃たれた自分の護衛を盾にしながら、さっさと逃げてったよ。
Vegasが逃げ出したのを確認し、柱に括りつけられているPorscheに向かうBig。
Kimは、倒れてるPorchayに直行!
Porscheの縄を外しながら、「俺は先に来た。Kinn様たちもじきに到着するはずだ」と説明するBig。
Porsche「助かったよ・・・」
Big「お前は、俺と一緒に来い」
たぶん、Kinnから、Porscheの救出を最優先に指示されてるのね。
その時、突然、背後から向かってきたTawanに、
脇腹を刺されるBig。
はぁ?
倒れたBigの代わりに、ゾンビのような生き返ってきたTawanを蹴り飛ばすPorsche。
Porsche「この野郎!」
よろけるTawanに向けて、朦朧としたままのPorchayを抱えたKimが銃で1発・・・続けて撃とうとした時、残念ながら弾切れ。。
Porsche「(ここはいいから)Porchayを外に!! 早く!!」
叫ぶPorscheは、“Kim💗Chay”のことは知らないのよね。
Tawanと向き合うPorsche。
手首はまだ、縛られたままのPorscheに、ナイフを向けるTawan。
Vegasに捨てられ、完全に、自暴自棄モード。
Tawan「本家の連中は、お前らに、防弾ベストをくれなかったのか?」
Porscheに切りつけていくTawan。
躱すPorscheと・・・起き上がれないままのBig。
さすがに、手首をくくられたまま、蹴りだけで応戦するのは、厳しく、結局、Bigの脇に倒れこんでしまうPorsche。
Big「Porsche!!」
その隙に、地面に落ちていた拳銃を手にするTawan。
絶体絶命!
狙いを定められたPorscheの前に、自分の身を投げ出すBig。
腹部に命中する。
呼吸を見出しながら、「Porsche・・」と呼びかけるBig。
Porsche「Big!!」
Big「Kinn様は、お前のことを本当に愛している。Kinn様を頼んだぞ!」
容赦なく冷徹に、二発目を打ち込むTawan。
それでも、Porscheの盾になり、庇い続けるBig。
Porsche「なにするんだ! Tawan!・・・・Big!!」
今度は、Porscheに照準を合わせるTawanをギリギリまで見据えるBig。
Porsche「Big! おい!!」
Big「お前・・・・」
Porscheの叫びもむなしく、なにかを言いかけたまま、目を閉じるBig。
あまりの衝撃に、ただ呆然と、Tawanのほうを見るPorsche。
笑いながら、それでも、Porscheを狙うTawan。
その足元に、銃弾がかすめる。
Kinnが、本家のボディガードと共に入ってくる。
これを間に合ったと言うべきか、間に合わなかった、と言うべきか・・・。( ;∀;)
Kinn「銃を降ろせ、そうすれば、撃たないでやる」
複数の銃口を向けられたTawan。
Tawan「Kinn・・・、Porscheはお前を裏切った奴だぞ」
Kinn「俺は、もうずいぶん前から、お前の計画に気づいてた」
その会話の隙に、Armが、Porscheの側に向かい、その隣に倒れているBigに気づく。
Kinnも、視界に入れる。
Kinn「Big・・・・」
Armが、Bigが気になりながら、振り切るように、先にPorscheの縄をほどき始める。
Kinn「Porsche、大丈夫か?」
Kinnの問いかけに答えるより早く、自由になった手で、側にあった銃を拾い、立ち上がるPorsche。
Tawanの背後で、銃を構える。
許すまじ!
Tawan「俺は、一度生き返った。また、俺の事を殺すつもりなのか、Kinn? 最後にもう一度だけチャンスをくれ。愛してる・・Kinn」
Kinn「殊勝な真似は止めろ。お前は、俺のことを愛したことなどない。」
Porsche「でたらめ言うなよ! さっきは、Vegasのことを愛してるって言ったじゃないか! 今のお前に利用価値がなくなったから、アイツはお前を捨てたんだ。バカなことぬかすな」
Tawan「違う!! Vegasは俺を捨てたりしない。俺のことを待ってるんだ!」
ものすごい剣幕で、PorscheにくってかかるTawan。
愛より、凄まじい「執着」を感じるわ!
構わず続けるPorsche。
怒りに震えている今のPorscheに怖いものなどないです。
Porsche「アイツは、ただ、お前を利用したんだ。お前みたいな自分勝手な男、誰が本当に求めたりする?」
Tawan「Vegasだ。Vegasだよ!Vegasは、俺を愛してるって言ったんだ。結婚しようって言ったんだ」
不安定になってきたTawan。「Vegas!!」
どんなに叫んでも、Vegasは来ないよ。
Tawan「どこにいるの、Vegas!! 助けてくれよ、Vegas!! 俺達は永遠に一緒だって言ったじゃないか!Vegas!!」
渾身の力で、Vegasの名前を叫ぶTawan。
※ Vegasをバックハグする、かつてのTawan。
Tawan「Vegas!永遠に、こんな風に俺と一緒にいてよ」
Vegas「もちろんさ。でも、お前は、俺のこと、手伝ってくれなきゃな・・。」
Tawan「Vegasは、本当に、そうしてほしいのか?」
Vegas「信じてくれ。これが済んだら、俺がグループの長になる。もっと、大事なのは、父さんも俺達を認めてくれるだろう」
グループの長になった暁には、という時のVegasの笑顔は本物のような気がします。
笑顔で頷くTawan。
引き出しから取り出した指輪を、Tawanの左ての薬指にはめるVegas。
目を見張るTawan。
その手にキスをしながら、「愛してる、Tawan。結婚しよう」とプロポーズする。
何度も頷くTawanを、固く抱きしめるVegas。
これは、Tawanに方から見た二人の関係ってことでいいのかな。
Vegasは、Kinnのものが欲しかっただけなんでしょ?
この時点で、完結しちゃったんでしょ?
Tawan「愛してる・・・Vegas」
Vegasの言葉を信じたのか? Tawan。
信じちゃってる顔してるけど、あなたは、そんなにオツムが弱い人だったの?
だったら、最初から言ってよ~~!
もっと、いろいろ考えてる悪い奴だと思ってたよ。
たとえ、目的遂行のために協調していたとしても、Vegasとは、キツネとタヌキみたいに、騙し合ってるのかと思ってたよ。
ある意味、黒幕は、どちらともたりえると言うか、VegasとTawanが、コイントスの裏表みたいに、クルクルしてるのかと思ってた。。。
薄暗い倉庫の中で、Vegasの名を叫び続けるTawanの指に、今もハマっている指輪が、それが、Tawanの幻想でないことを表してるのね。
KinnとPorscheの両方から、銃口を向けられるTawan。
Kinnのほうに向きなおると、「Kinn・・・本当にすまなかった。でもね、もし、俺が幸せにはなれないなら、誰の事も幸せになんかさせないよ」
笑みを浮かべたTawanの手には、爆破スイッチが。。。
しかも、寸分の躊躇いなく、すぐにスイッチを押すTawan。
同時に、倉庫内のあちこちに仕掛けられた爆弾のタイマーが一斉に起動する。
爆破まで30秒。
そして、Kinnが自分に銃を向けているその眼前で、自らの顎にむけて、引き金を引くTawan。
一瞬、愕然としたKinnが、全員に向けて「逃げろ!!」と叫ぶ。
そして、すぐさま、向かったのは、Porscheのもと。
文字通り、手に手をとって、倉庫から脱出しようと、共に駆け抜けるKinnとPorsche。
炎の感じはリアル?
爆風を避けながら、身を伏せた二人。
なんとか、危機は脱出。
Kinn「大丈夫か?」
Porsche「大丈夫だ。あんたは?」
Kinn「大丈夫だ」
まず、お互いの無事を確かめ合った二人の顔に、安堵の笑みは浮かばない。
★【Ep 10】中編の雑感 ★
Bigが・・・、Bigが・・・。
どうすればいいの?
こんな犠牲、想像もしてませんでした。
原作もこうなってるの?
だとしたら、私、ずっと、ひとでなし発言してました。。。
前編でも、少し触れましたが、つい、ドラマツルギ―(ドラマ上の演出技法)というか、セオリー(ドラマ上の理論)を優先に考えてしまってました。
登場人物はそれこそ、設定に応じての役割を担ってるんですけど、ドラマの中では、ちゃんと人格があるのに・・・。
もちろん、物語としてみた時に、Big(やKen)には、内通者になるべく、それ相応の理由があるように思ったのも確かなんですけど、大切な部分が見えてなかったんだなぁ。
その原動力が、「Kinnへの愛」だったところに、一番、やられまくりです。
もちろん、その描写を見て、わかってたつもりだったけど、わかってなかった!
可愛さあまって、憎さ100倍かも・・・って、憎んでなかったよ(涙)
あ、Porscheのことは嫌いだったかもしれないけど。
Big自身の言葉のとおり、Kinnの、Porscheへの想いは、痛いほどわかっていたんだろうけれど、4話で、Kinnの部屋に、ローションやコン〇ームを届けさせた時に、Porscheが言った言葉で、Porscheの器を知ったんじゃないかな。
あれは・・・実際のところ、堪えたと思うんだけどな。
余計、コンプレックスを刺激されたってこともあるかも・・・だけど。(苦笑)
でも、最後のシーンで、Kinnのことを託すという、一番、伝えたかったことは伝えられたけれど、最後・・・途切れて、言葉に出来なかったのは、今までの謝罪の意味を込めた最後の憎まれ口だったのかな。
それじゃ、あまりにも、感傷的すぎる?
ああ、最初から、ひっくりかえして、見返しましょうか。
本当は、VegasaTawanにも、無茶苦茶文句を言いたいし、Peteとのこととか、いろいろあるんだけど、今は、Bigに祈りを捧げます。