ちょっと体調不良で、更新の手が停まってました。

とりあえず、アップしますが、お返事が遅れてるモノなど・・・大変申し訳ありません。m(._.)m


頭痛だけならまだしも、今回、視神経の奥が集中的に痛くて・・・ ← ド近眼なんです。

文字を読んだり、書いたりするのがしんどくて。。。寝てました。

 

気圧の変化に弱い方、結構いらっしゃると思うんですが、かくいう私もそんな一人です。

皆様、ご自愛くださいませ。

 

 

で、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

関連作品が気になる方へ・・・

御面倒でも、ここから遡り、順々にお読みいただけると、助かります。

『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part.1 ざっくり抜粋&雑感 ※ネタバレ  ← 『Kiss Me Again』

『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part13 筋追い&雑感 ※ネタバレ ← 『Ourskyy』

 

 

『Dark Blue Kiss』~僕のキスは君だけに~

【Ep.10】(1/4) 

恒例になりつつありますが、1/4は、長いです。

 

~Kaoの自宅~

ピンポ~ン。

Kaoが門を開けると、

Nonが立ってました。

 

なぜか、ママと一緒に表に出て来たKao。 ← 断る理由つぶし?

 

Non「こんばんは、Kao先生、こんばんは、Karn先生」

おざなりに、ワイを返すKao。
 

Kaoママ「あら、どうして、うちに?」
Non「あ~、Kao先生とのレッスンのおかげで、成績が上がったんです。それで、うちの父が、お二人に、海鮮料理でおもてなしするように、と。」

両手に下げた海産物をあげてみせるNon。

 

当惑し、隣のママを見るKao。

ママもKaoを見たものの、現物を持ってこられたら、断るわけにもいかず・・・。


Kaoママ「わかったわ・・、どうぞ、お入りなさいな」

平然と、ママに続き、家の中に入っていくNon。

 

どこか、不安めいた予感が過ぎるKao。



~Kao宅 ダイニング~

Kaoママ「お父様にお礼を言っておいてね。本当に良い方だわ。 お気遣いいらなかったのに・・・」

Non「いいえ、どういたしまして。おきになさらないでください」

 

Peteと揉めてしまっている今、本当なら、Nonと同じ席につくのも気乗りしないKao。
伏し目がちです。


Non「P’Kaoは、エビが嫌いなんですか?」
Kao「・・・そうじゃないよ。さ、食べて」

 

Kaoママ「ねぇ、これ、Peteもきっと気に入るでしょうね」 

たとえ、Kaoがこんな顔になろうとも、

状況をわかってないママが、ここで、Peteの名前を出すことは、誰も責められず。

いや、どうせなら、この量は食べきれないから、Peteも呼ぼう、と言いだしたら、どうだったんだろうか。。。

 

Kaoママ「Non、あなたも、Peteのことは知ってるでしょ?」

Non「はい。」

にっこり微笑むNon。。

Kaoママ「ちょっとごめんなさいね。手を洗ってこないと・・・」

Non「はい・・どうぞ」

二人きりになるKaoとNon。

・・・とは言え、一向に、Nonのほうを見もせず、俯き加減なKao。


Non「P'Kao・?」

Kao「ん?」

Non「僕のこと、怒ってるんですか? 全然、話しをしてくれませんね」

Kao「別にそんなことない。気にしないで。 この間、Peteが君にしたこと、君のお父さんは知ってるの?」

Non「父には話してません。簡単には許さないでしょうから・・・」

Kao「ん・・・ありがとう。Peteに代わって、僕から謝るよ」

あの時、Kaoが何も言わなかったのは、今までの諍いの延長という理由からだけではなく、Nonの父親が絡むと、自分たちだけの問題ではなくなり、Peteが矢面に立つことをも恐れていたのね。

 

それをきいて、ピキっとムカつき、フォークを置くNon。

Non「なぜ、P’Kaoが謝らなければならないんですか? P’は何も悪いことはしていないのに」

NonはNonで、Peteの肩をもつKaoに苛立ちを覚える。。。

 

Kao「Non、 正直に言ってくれないか。 あれは、みんな、君の仕業だったの?」

この質問をするということは、Kaoも、あれから、いろいろ考えてみた時に、あの日のNonの振る舞いをおかしいと感じたからでしょう。

だったら、なんで、あれから2週間、この段階まで、ほっておいたのかな・・・という新たな疑問もわいてきます。

 

Non「・・・・・・・・・」

言葉を選んでいるかのようなNon。

さぁ、今日は、どんな言い繕いをしてみせるのか・・・というところに、ママが戻ってきました。

 

Kaoママ「デザートが出来たわよ。」

なぜ、このタイミングで。。。!

 

時々、ママが「ママの皮を被ったストーリークラッシャー」のように思える時があるよ。(苦笑)


Kaoママ「はい、もち米入りマンゴー(たぶん、カオニャオマムアン)よ」
Non「うわ~、おいしそうですね。食べてみてもいいですか?」
Kaoママ「きっと食べたことあるはずよ」
Non「僕は、いつも、家で一人で食べるんです。だから、普段、こういうものは食べたりしません」

 

ああ、それを聞き、追及する気がそがれてしまったKao。

 

Kaoママ「どうぞ、召し上がって」

 

積極的に、Nonに対して、アクションを起こそうとしないKaoにとって、ここで、不本意ながら、話しが中断したことの是非は大きいです。

 

その時、Non宛に電話がかかってくることで、食事も中断。
ドラマの流れクラッシャーは、ママだけではないみたいです(苦笑)

Non「すみません。(電話に)出ないといけなくて・・・」

Kaoママ「もちろん、どうぞ」


~Kaoの自宅前~

 

ここで、9話ラスト、Kaoとの和解に出向いてきたPeteが、しろくまちゃんを片手に車を降りたところに繋がります。

 

携帯で友人と会話しながら、表に出て来たNonが、電話を切ったその時、何気なく、前を見ると、Peteと鉢合わせ。

帰るわけでもないのに、なぜ、門扉のところまで出て来たか・・・については突っ込みません。(笑)

※ 次の2/4で、建物と門扉の位置関係がわかります(笑)

 

ムカっとしながら、訊ねるPete。

 

Pete「なんで、お前がここにいる?」

Non「夕食のために来たんです。P’Peteは?」

Pete「お前には関係ない」

Non「言葉に気を付けてください。これまでは、P’Kaoの友人だったから、我慢してきたんです。でも、もう、そうする理由がなくなりました」

その言い草に、当然、ムカつくPete。

Pete「殴られるだけじゃ、不十分だったのか?」

Non「その価値はあったようですね。あんたたちを別れさせることができたんだから」

 

これは、カッとなって当然でしょう。
Pete「くそ野郎!」

一歩前に歩み寄るPete。


指をさして、制するNon。

Non「あなたが、もう一度でも僕を殴ったら、父に言いつけますよ。そうなったら、P’の将来はどうなるか、見ものですね。ああ、P’Kaoは、P’のせいで困ることになるでしょうし・・・」


Pete「お前、よくもそこまで性根が腐り果てたものだな。それとも、お前の親父が教えたのか?」

何を言われようと、強気を貫くNon。
Non「どっちにしろ、僕は、P’から、P’Kaoを奪いましたよ。わずか数ヶ月で、すでに、夕食に招待されるようになったんです。 他にも欲しいものをあったとしても、そう難しくはないってことですよね?」

 

今のところ、Nonには、失うものなどないのです。

たとえ、このことがバレても、別に構わないくらいの勢いで強気で責めます。

 

さらに、言葉を続けようとするPete。

手を出さないように、騒ぎを大きくしないように、本当によく、我慢してるよね。

 

本来、ここは、明らかに失礼なことを言われたわけだし、ちゃんと怒っていいところだと思うけど。

怒鳴り声を聞いて、KaoやKaoママが表に出てきたら、一発じゃん。

 

Non「ああ、すみません、お母さんと彼氏が待ってますから・・・」と言いながら、家の中に入っていくNon。

この片手をあげるポーズと、前を向いたまま、下がっていく感じ、ムカつきません?

 

怒りに震えながら、手にしていたしろくまちゃんを握り締めるPete。

く、苦しい・・・と、呻きながら、いい仕事をしている、Kaoの代理の“しろくまちゃん”。(笑)

その仕事ぶりは・・・もうちょっと先のお楽しみ~♪(2回目)

 

~Kao宅 ダイニング~

食事を続けているKaoとKaoママ。

(Kaoは、ほとんど、食は進んでませんが・・・)

平然と中に戻ってきたNon。

Non「P’Kao。 充電が切れちゃったんです。充電器を借りてもいいですか?」
Kao「ああ、僕の電話にささっているから、それを外してくれていいよ。そっちにあるはずだよ」

Non「OK。」

 

リビングの隅で充電中のKaoの電話。

持ち上げるNon。

 

画面には、Peteからのメッセージが、通知として表示されてます。

Pete:俺から話を聞きたくないだろうが

Pete:これを聞いてほしい

 

聞いてほしい!

聞いてほしい!

聞いてほしい!

私も一緒になって叫んで🦓

 


~回想 4話2/4

About Aboyzの撮影時、Kaoの携帯を借りることに成功したNon。
 

Non「ロックを解除してくれませんか?」

その場で、解除するKao。

不用意にも程がある。 

まんまと、暗証番号まで盗られたよ。
Non「ありがとうございます。」


(回想終わり)

 

あの時、「9999」と解除パスまで映していたのは、この時のためです。


記憶を頼りに解除したNon。

 

さて、Kaoちゃんの待ち受け、うっすら見える建物はな~んだ?

ん? 建物じゃなくて、なにか、巨大な恐竜のようにも見えるんですけど、

もしかして、屋外の「恐竜展」みたいな奴?

最初、サングラスの人が、Peteかと思ってドキドキしちゃいましたが、これは、Kaoの小さな頃の家族写真みたいですね。

アイコンが重なっているので、見えずらいですが、パパ&ママが並んでて、パパがギフトちゃんを抱っこしてて、その前に、Kaoが立ってるって感じに見えます。

Peteも、この写真が待ち受けなら、文句は言えまい。

 

急ぎ、Peteのメッセージを削除しました。

ここで、びび的には、もともと低かったNon株が、更に急下降。

これは、あかん。

本当に、あかんほうに行ってしまったよ、この子は。。。

 

ダイニングのほうから、「Non、見つかった?」と聞いてくるKaoの声が聞こえ・・・

Non「はい、P’・・・」

内心は焦りながらも、口調は平然と答えるNon。

 

~ダイニング~

食が進まないKaoを心配するママ。

Kaoママ「お腹空いてないの?」

Kao「そんなことないよ・・・」

 

ダイニングに戻って来たNon。

なんとか、取り繕えてほくそ笑む。

 

席に着き、「おいしいですか?」と話に加わるNonに、どこか疑いの眼差しを向けるKao。

でも、確証は何もないの。

Kaoママ「ええ、とても」


とりあえず、Peteを引き離すことに成功し、ことなきを得た・・・というNonの浅はかな顔が、逆に、なんて、可哀そうな子なんだ、と思わずにはいられません。

でも、これは、僭越ではありますが、同情ではなく、憐れみに近い感情ですね。

 

 

*****************

オープニング

 

すでに、開始後6分を超えてますね。

なかなか、始まりませんでした。

 

10回目のオープニングで取り上げようと思う小物は、「付箋」です。

 

すばり、「LOVE」「LIE」


 

 

さらり、と 真四角な付箋に書かれたメモ書きですが、これは普段、Kaoが使い慣れているものであり、とても身近なもの。

ある意味、Kaoを象徴するもの・・・とも言えるかもしれないですね。

 

それだけではなく、Peteのコンプレックスを癒したり、

 

3年アニバーサリーの飾りに早変わりしたり、

 

普段は、なかなか口にしない自分の想いを、時にはユーモアを交えたり、時には心を込めて、Peteに投げかけることができる素敵なアイテムです。

Kaoは、Peteがしろくまちゃん伝言を編み出す前から、これを使って、なにかあるたびに、自分の想いをPeteに伝えてきていたような気がします。

 

この付箋に、自分たちの名前を書く・・・。

Peteが、タンブラーに施すデザインを考えた時、これが思い浮かんだことこそが、「愛そのもの」だなぁと感じます。

彼は、ご承知の通り、ロマンティックで繊細な男なんです。

 

「愛」「嘘」

このドラマでも御多聞にもれず、「愛」と「嘘」は、単独案件ではなく、リンクすることで成立しています。

そりゃ、見てるほうも、正直、しんどいです。

 

コメント欄やDMでも、これに関しては、いろいろとご意見をいただきました。

 

序盤から、すでに、このトラブルにふれつつ・・・現況を見据えるという方も多かったので、それぞれ散らばったままにしておくのは、もったいない・・とずっと思ってきました。

時系列の中で追っていったほうが、わかりやすいような気がするので、これはこれで、別途、記事をまとめようと思っています。

しばし、お待ちを。。

 

*****************

 

~大学 工学部廊下~

「好きにしな」と突き放したものの、ほっておけないSandeeが、Peteに経過報告を迫ったのか、それとも、Peteが限界超えた雰囲気を醸し出していたのでしょうか。。


Sandee「Kaoが、あんたを無視するなんて信じられない。」
Pete「でも、あいつ、俺のメッセージに、返信よこさないんだ」

Sandee「それは・・・あんたが、彼にしたみたいに、あんたに思い知らせようとしてやってるんじゃないの?」

ああ、ここで、流れが変わる。

本人に確かめてみなよ!の一言は?

Sandeeとしても、あまり口出しはしたくないかもしれないけれど、もし、Kaoがそんなことするはずない、なにか変だと思ったら、確かめてあげてほしかった。。。


Pete「さぁな。もう、今となっては、なにが本当なのかわからないよ」

Sandee「なんでよ?」

Pete「考えてもみろよ、 Kaoだって、あのガキがどれだけクソったれかわかってるのに、それでも何もしない。本気で、俺の事が嫌になったのかもな。それか、あいつを好きになったか・・・」

Sandee、内心、これ、かなりヤバイって感じてるよね。

Sandee「ねえ、あんたの言い方、まるで、Kaoのこと、見知らぬ人みたいな感じだよ」

 

Sandeeの言葉で、改めて、今の状況を理解しちゃったみたいなPete。

Pete「そうなのかもな。」 

Sandee「・・・・・・・」

否定しないPeteがショックなんです。

 

Pete「人は、常に変わるもんだろ・・・例えば、この俺だ。 俺は、こんな人間じゃなかった・・・」
Sandee「そうだよ、Pete。あんたは、前よりずっと、いい人間になったよ」

くすっと笑うPete。
Pete「ありがとな、San・・・」

自分に言い聞かせるように、言葉を続けるPete。
Pete「実際、一人でいるほうが、俺にはいいのかもな。自分の課題だけに集中すればいいだけだし・・・」

Sandee「なんだかまるで、Kaoと別れようとしてるみたいに聞こえるけど・・・」

Pete「もうそうなってるみたいな気さえするよ」

自嘲気味に答えるPete.


Sandee「Pete・・・・」

さすがに、窘めるSandee。


 

Pete「どっちでもいいさ。俺は、Kaoがいなくても平気だからさ」

平気じゃない人ほど、こういうことを言うのも、万国共通。

 

腕組みするPeteの肩をポンポンと叩くSandee。

本人、平気そうなふりをしてますが、Kaoから連絡がないことで、こんなになってしまってます。

 

それくらい、Nonの話した内容は、ショックだったはず。

 

 

~工学部棟 教室~

学期末試験です。

少し、離れた場所で、テストを受けるPeteと、Kao。

 

そっと、視線を向けるKao。

 

よどみなく、答案用紙に向かい、答えを記入しているPete。

これはこれで、ものすごい進歩というか、大変化なんですけども。。

 

結局、がっつり見ちゃってるKao。

 

Kaoの方を向きたいのに・・・

ここが黒眼の限界。。。

 

ちなみに、答えを思いだそうとしているのであれば、目は左↑方向を向くと言われています。。。

(Peteは左利きなので、いわゆる通説とは、左右逆になるそうですが、あくまでもそういう傾向にあるという話ですし、ここでは、関係ありませんね)

 

どちらにせよ、この意地っ張りさんは、顔を向けません。。。

 

****************

~[Blue Sky Cafe]~

ここにも一人、意地っ張りさんがいます。

 

休憩中かな。開店前かな?

一人、コーヒーを飲もうとして、香りを確認し、動きを止めるSun。

そして、一口飲み、テーブルにカップを戻す。

 

~回想~

そのカップがそのまま、西日に変わり・・・。

 

Sunの飲み差しのカップを手に取り、一口飲んでみるMork。

あからさまに、顔をしかめながら、Sunに理由を訊ねるMork。

Mork「なんで、ブラックコーヒーなんかが好きなの? こんな苦いもの・・・」

 

Sun「そうか、ブラックコーヒーを飲む人はかっこいいだろ。」

え? オイシイから飲んでるんじゃないの?

 

Mork「いちいち、小言がうるさいだけじゃん」

Sun「おい、イラつかせる気か?」

Mork「砂糖を入れればいいんだよ。イライラしなくなって、小言も減るのに・・・」
Sun「砂糖なんていらないよ。お前が十分、甘いからな」

 

Mork「・・・・・・・」

こういうことは言われ慣れてないMork。。。

顔に出すぎ(笑)

Mork「何言っちゃっての?」
席を立つMork。
Sun「なんだよ?なんで、顔をあかくしてんだよ、お~い、N’Mork」


揶揄いながら、声を出して笑い、再びコーヒーを飲むSun。

(回想終わり)

 

テーブルの上に置かれたカップは、あの幸せだった日と同じ位置。

 

Rain「くそ、食べるもんがなにもないぞ・・・P’」

えっ・・と、急に現実に引き戻されたSun。

 

気が付けば、制服姿のRainが、傍らに座ってました。
Sun「え? なにか言ったか?」

Rain「だから、食べるものが何もない!」

 

Sun「ああ、冷蔵庫にケーキがあるだろ」

Rainの訴えに、なにが問題だ・・・とうるさそうに答えるSun。

 

Rain「俺達、もう、2週間もケーキだけを食べてるんだよ。Morkがいなけりゃ、栄養失調だよ」

 

Morkの名前を出されて、落ち込みを隠せないSun。

 

Rain「大丈夫?」

一応、気にはするものの、答えないSun。

Rain「ああ、今夜遅くなるよ。待たなくていいからね」

Sun「好きな時に帰ってくればいいだろ」

いつもなら、ブ~ブ~いうくせに。

 


Rain「ちょっと電話見せて」

履歴を確認するRain。

Rain「なんで、Morkと話してないの?」

うるさいとばかりに、電話を取り戻そうとするSun。

そのまま、読み進めるRain。

Rain「・・・・・なんだよ、一言も謝ってないじゃん」

Sun「なんで、俺が謝る必要があるんだよ」

Rain「P’Sun。兄さんは、他の事は賢いかもしれないけど、この手のことに関しては、からきしダメだな」

 

そのまま、荷物を持ち、出ていくRain。

じっと、目で追うSun。

Rainの言う通りです。

もっと、Rainのいうことを尊重すべきです。

 

どうしていいのか、(ホントはわかってるけど)わからない自分を貫くSun。。。

 

**************
~Rainたちの通う大学 ~

自分の電卓をパンパン、叩いてるRain。

まず、接触不良を疑う昭和の風景。。。(笑)

ええ、しかも、私には縁のない“関数電卓”です。(笑)

 

目の前にあるMorkの電卓を手に取るRain。

Rain「なぁ、Mork、これ使ってるか? Mork?」

考え事をしているMork、返答なしです。

Rain「Mork!!」

Mork「なんだよ?」

Rain「お前もかよ・・・」

Mork「・・なんの話だ?」

Rain「お前とP’Sunだよ。」

目を反らすMork。

Rain「P’Sunの名前を出すと、反応するんだな・・・。もう、許したのか? 機嫌悪そうだけどな・・・」

Mork「違う! うるさいぞ」
Rain「んん。。いいよ。 もう二度と揶揄わないよ。P’Sunのことは関係ない・・・ってか。ま、お前がそういうなら、そうなんだろ・・・」
このRainの言い方が、Morkのちょいイラを誘います。



Mork「ああ、うざい! 俺、行くぞ」

立ち上がり、席を離れるMork。

Rain「え・・・、俺に当たるなよ。お前、身体は人一倍デカいくせに、器は小さいんだな」

Rainに小馬鹿にされて、戻ってくるMork。

Mork「もう貸さないぞ」

Rainの手から、電卓を取り上げると、立ち去るMork。

Rain「しまった、どうしよう・・・」


う~ん、どうしようか。。。(笑)

~Bossカフェ~

今は、Morkが働いているカフェです。

 

一人で、勉強をしているPete。

うきゃ~、私のために、ダークシャツ、しかも第2ボタンも開襟。。。ラブ


近寄ってくる女子たち4人組。

「Peteさんですか?写真を一緒に撮ってもいいですか?」

 

これぞ、About Aboyzだよ。

そりゃ、こんなふうに、カフェにいたら、写真求められちゃうよね。

 

でも、張り合いなさそう。

 戸惑いつつ、応じるPete。


「ありがとうございました」 

「握手してもらえますか?」

握手もしちゃいます。
 

「じゃ、もう読書のお邪魔はしません。さ、いきましょう。」

「勉強頑張ってください」

「また、会えるのを楽しみにしてま~す」

Pete、かっこいいとか言われちゃってます。

すぐ、SNSに上げられちゃうね。


勉強に戻るPete。

カタン、と音がして、トレイが置かれる。

Mork「こんにちは~、P’Pete~」

揶揄うMork。

 

Pete「なんで、お前がここで働いてるんだ?」
意外そうなPete。

Pete「・・・・・P’Sunの店は、大丈夫なのか?」

Mork「給料はいい、揉め事もない。俺が、ここで働いちゃだめな理由なんてあるか?」

ふふ、と鼻で嗤うPete。
Pete「確かにな。。。」

それでも、勉強の手は緩めることなく、続けるPete。

 

Mork「お前はどうなんだ? なんで、ここにいるんだ?」


Pete「俺はただ・・・気分転換が必要だったんだ」

Mork「気分転換ねぇ。。。それとも、Kaoから逃げてるのか? どっちだ?」

 

こいつ、Kaoとのことを知ってるのか?と、見上げるPete。


お見通しだよ、とでも言いたげなMork。

このときの笑いは、決して、バカにした笑いではないのです。


Mork「もう行くわ・・・」

 

Pete「お前が、P’Sunから逃げてるのだって、違わないだろ・・・」

ピタリ・・・と動きを止めるMork。

 

~仕切り直し~
そりゃ、似たような境遇同士、話しをしなきゃね。(笑)


Pete「俺とKaoのこと、前から知ってのか?」

 

Mork「ああ」

Pete「Nonのことについてもか?」
Mork「ん・・・」

それを聞き、目を閉じるPete。

Pete「ほらな、この周りで、俺一人だけが、バカをみてたってことだ」

あの~~、それだけ、バレバレだったってことだと思うんですが、それについてのご意見は?(笑)


いきなり深刻そうに顔を歪めるPeteに、呆れるMork。

Mork「おい、あの子は、Kaoの生徒じゃないか。なんで、そんなに目くじら立てるんだよ」

Pete「お前は、あのガキについて、何にもわかってないんだ。あのガキが他人に見せてる姿は偽りだ。俺といる時だけは、本性をみせやがるんだ」
Mork「そんなに最悪なのか?」

Pete「ああ、最低さ」

Mork「じゃ、一発〆にいくか」

Morkの冗談めかした口調に、溜息をつくPete。


Pete「俺とお前で?」

Mork「ああ、やってやろうぜ」

完全に、面白がってるMork。

そうそう、煮詰まったPeteには、こういう人が必要だったのよ。


Pete「俺は、ガキを傷つけたくはない。実際、あいつに会った初日から殴りたかったさ。でも、あいつの父親は高校の学校長だし、Kaoは、あいつを教えなきゃならなかったんだ」

 

ほうほう、Kaoの立場だって、ちゃんとわかってたわけですね~~~。

大人になったじゃん。


Mork「そうなのか? でも、見る限り、普通の子って感じだけどな」

Pete「だから、さっきも、アイツは偽物だって言ったじゃないか。他の奴らは、みんなバカみたいに騙されてるんだよ・・・・」

Peteの愚痴は延々、続くっぽいです。(苦笑)

 

正論を求めてるわけじゃなくて、ただ、ひたすら、そうだ、そうか、そうなんだな、お前の気持ちわかるよ、と、聞いてくれる人が欲しかったのね。

 

私、このシーン、わりと好きなんです。

 

 

~Bossカフェ 裏の喫煙所~
ゴミを捨てにきたMork。

 

Peteはもう帰ったのかな。

散々、文句を言いまくってるPeteを見て、誰かさんのことを思い出したかな?

 

灰皿を見て、思いだすのは、ここに偵察に来た日のこと。

 

~回想 5話1/4

Mork「ここのスタッフだって、煙草を吸うのを許可されてるじゃないか。うちもそうしよう。どうだ?」

Sun「・・・ああ。でも、煙臭くするなよ! わかったか?」

Mork「いいよ」

(回想おわり)


溜息混じりに、空を見上げるMork。

煙草は・・・吸いません。


★【Ep 10】1/4の雑感 ★

前半のNonの暗躍は、伏線回収にもなっている感じで、しかも、あれが、まだ4話の話だったとは・・・。

そうですね、あれから、いろいろなことがありました。

 

“Bossカフェ”のシーン、好きだと書きました。

せっかくのサブカプ、あまりにも分断されていたので、別のドラマのようで、メインストーリーに絡ませる気がないのかな・・・と、ちょっと心配だったんですよね。

 

ここ、PeteとMorkの取り合わせっていうのが、ちょっと、予想を裏切ってくれて、初見時もへぇ~と、嬉しくなったものでした。

でも、今の方が、何倍もその意味の大きさがわかって、ひとり、クネクネ悶えています。

 

ずっと、いろいろ相談してきたSandeeとは明らかに違う雰囲気で、Morkに話を聞いてもらうことになったPete。

 

思えば、この二人も因縁の仲よね。

ただ、前作『Kiss Me Again』の設定をどこまで、踏襲してるのかわからないけれど。(笑)

なんか、あの最初の闇討ち(PeteKaoのアクシデンタルキスマークの時ね)とか、クラブでの麻薬騒動とか、なかったことになってる?(笑)

 

身近な人に相談する時って、もちろん、信頼してるんだけど、プライドも邪魔するし、いろいろ構えちゃって素直になれないこともある。

Sandeeに対しては、どことなく、そんな感じが強めです。

自分の非も、掌握されちゃってるしね。

 

そう言えば、Peteって、MorkとSunのこと、Kaoから聞いて知ってたのかな?

 

Kaoは、この時(5話3/4)、確実にSunの気持ちには気づいてたでしょ。

Sunは、認めなかったけど(笑)、弟にも見透かされるくらいだから、仕方ない。

 

Peteは、Morkにまで、Kaoとのことだけでなく、Nonのことまでバレていたとわかって、「自分だけ知らなかった」みたいなこと言ってますけど、まぁ、そう言いたくなる気持ちもわかります。

Kaoの希望だから、と必死に隠してきたんだものね。

 

でもね、よく考えてみてくださいな。

あなたが、あのタンブラーを[Blue Sky Cafe]で使え、と、Kaoに贈ったですよ。

Morkだけじゃなく、Sunはもちろん、下手したら、Rainだって、あのタンブラーに、何回、飲み物を入れたと思ってんの?(笑)

あ・・・Sunの時だけ、あのタンブラーを渡してたとかだったら、Kaoと私は、きっともっと気が合うにちがいない。(苦笑)

 

・・・・という具合で、ギリギリ、悲惨になりすぎることがないように、軽めなテイストのエピソードも交えつつ、10話始まりました。

回想多めです。

あれ、このシーン、何話だっけ?

すでに、記憶力なんて、とっくに機能不全に陥っているので、探すのに一苦労。(笑)

 


★【Ep 10】2/4に続く ★    


 

<おまけ>日本語字幕はないですが、 

 

 

 

 

ご参考までに、公式動画おいておきますね。