ちょっと体調不良で、更新の手が停まってました。
とりあえず、アップしますが、お返事が遅れてるモノなど・・・大変申し訳ありません。m(._.)m
頭痛だけならまだしも、今回、視神経の奥が集中的に痛くて・・・ ← ド近眼なんです。
文字を読んだり、書いたりするのがしんどくて。。。寝てました。
気圧の変化に弱い方、結構いらっしゃると思うんですが、かくいう私もそんな一人です。
皆様、ご自愛くださいませ。
で、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
関連作品が気になる方へ・・・
御面倒でも、ここから遡り、順々にお読みいただけると、助かります。
『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part.1 ざっくり抜粋&雑感 ※ネタバレ ← 『Kiss Me Again』
『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part13 筋追い&雑感 ※ネタバレ ← 『Ourskyy』
『Dark Blue Kiss』~僕のキスは君だけに~
【Ep.10】(1/4)
恒例になりつつありますが、1/4は、長いです。
~Kaoの自宅~
ピンポ~ン。
Kaoが門を開けると、
Nonが立ってました。
なぜか、ママと一緒に表に出て来たKao。 ← 断る理由つぶし?
Non「こんばんは、Kao先生、こんばんは、Karn先生」
おざなりに、ワイを返すKao。
Kaoママ「あら、どうして、うちに?」
Non「あ~、Kao先生とのレッスンのおかげで、成績が上がったんです。それで、うちの父が、お二人に、海鮮料理でおもてなしするように、と。」
両手に下げた海産物をあげてみせるNon。
当惑し、隣のママを見るKao。
ママもKaoを見たものの、現物を持ってこられたら、断るわけにもいかず・・・。
Kaoママ「わかったわ・・、どうぞ、お入りなさいな」
平然と、ママに続き、家の中に入っていくNon。
どこか、不安めいた予感が過ぎるKao。
Kaoママ「お父様にお礼を言っておいてね。本当に良い方だわ。 お気遣いいらなかったのに・・・」
Non「いいえ、どういたしまして。おきになさらないでください」
Peteと揉めてしまっている今、本当なら、Nonと同じ席につくのも気乗りしないKao。
伏し目がちです。
Non「P’Kaoは、エビが嫌いなんですか?」
Kao「・・・そうじゃないよ。さ、食べて」
Kaoママ「ねぇ、これ、Peteもきっと気に入るでしょうね」
たとえ、Kaoがこんな顔になろうとも、
状況をわかってないママが、ここで、Peteの名前を出すことは、誰も責められず。
いや、どうせなら、この量は食べきれないから、Peteも呼ぼう、と言いだしたら、どうだったんだろうか。。。
Kaoママ「Non、あなたも、Peteのことは知ってるでしょ?」
Non「はい。」
にっこり微笑むNon。。
Kaoママ「ちょっとごめんなさいね。手を洗ってこないと・・・」
Non「はい・・どうぞ」
二人きりになるKaoとNon。
・・・とは言え、一向に、Nonのほうを見もせず、俯き加減なKao。
Kao「ん?」
Non「僕のこと、怒ってるんですか? 全然、話しをしてくれませんね」
Kao「別にそんなことない。気にしないで。 この間、Peteが君にしたこと、君のお父さんは知ってるの?」
Non「父には話してません。簡単には許さないでしょうから・・・」
Kao「ん・・・ありがとう。Peteに代わって、僕から謝るよ」
あの時、Kaoが何も言わなかったのは、今までの諍いの延長という理由からだけではなく、Nonの父親が絡むと、自分たちだけの問題ではなくなり、Peteが矢面に立つことをも恐れていたのね。
それをきいて、ピキっとムカつき、フォークを置くNon。
Non「なぜ、P’Kaoが謝らなければならないんですか? P’は何も悪いことはしていないのに」
NonはNonで、Peteの肩をもつKaoに苛立ちを覚える。。。
Kao「Non、 正直に言ってくれないか。 あれは、みんな、君の仕業だったの?」
この質問をするということは、Kaoも、あれから、いろいろ考えてみた時に、あの日のNonの振る舞いをおかしいと感じたからでしょう。
だったら、なんで、あれから2週間、この段階まで、ほっておいたのかな・・・という新たな疑問もわいてきます。
Non「・・・・・・・・・」
言葉を選んでいるかのようなNon。
さぁ、今日は、どんな言い繕いをしてみせるのか・・・というところに、ママが戻ってきました。
Kaoママ「デザートが出来たわよ。」
なぜ、このタイミングで。。。!
時々、ママが「ママの皮を被ったストーリークラッシャー」のように思える時があるよ。(苦笑)
Kaoママ「はい、もち米入りマンゴー(たぶん、カオニャオマムアン)よ」
Non「うわ~、おいしそうですね。食べてみてもいいですか?」
Kaoママ「きっと食べたことあるはずよ」
Non「僕は、いつも、家で一人で食べるんです。だから、普段、こういうものは食べたりしません」
Kaoママ「どうぞ、召し上がって」
積極的に、Nonに対して、アクションを起こそうとしないKaoにとって、ここで、不本意ながら、話しが中断したことの是非は大きいです。
その時、Non宛に電話がかかってくることで、食事も中断。
ドラマの流れクラッシャーは、ママだけではないみたいです(苦笑)
Non「すみません。(電話に)出ないといけなくて・・・」
Kaoママ「もちろん、どうぞ」
~Kaoの自宅前~
ここで、9話ラスト、Kaoとの和解に出向いてきたPeteが、しろくまちゃんを片手に車を降りたところに繋がります。
携帯で友人と会話しながら、表に出て来たNonが、電話を切ったその時、何気なく、前を見ると、Peteと鉢合わせ。
帰るわけでもないのに、なぜ、門扉のところまで出て来たか・・・については突っ込みません。(笑)
※ 次の2/4で、建物と門扉の位置関係がわかります(笑)
ムカっとしながら、訊ねるPete。
Pete「なんで、お前がここにいる?」
Non「夕食のために来たんです。P’Peteは?」
Pete「お前には関係ない」
Non「言葉に気を付けてください。これまでは、P’Kaoの友人だったから、我慢してきたんです。でも、もう、そうする理由がなくなりました」
その言い草に、当然、ムカつくPete。
Pete「殴られるだけじゃ、不十分だったのか?」
Non「その価値はあったようですね。あんたたちを別れさせることができたんだから」
これは、カッとなって当然でしょう。
Pete「くそ野郎!」
一歩前に歩み寄るPete。
指をさして、制するNon。
Non「あなたが、もう一度でも僕を殴ったら、父に言いつけますよ。そうなったら、P’の将来はどうなるか、見ものですね。ああ、P’Kaoは、P’のせいで困ることになるでしょうし・・・」
Pete「お前、よくもそこまで性根が腐り果てたものだな。それとも、お前の親父が教えたのか?」
何を言われようと、強気を貫くNon。
Non「どっちにしろ、僕は、P’から、P’Kaoを奪いましたよ。わずか数ヶ月で、すでに、夕食に招待されるようになったんです。 他にも欲しいものをあったとしても、そう難しくはないってことですよね?」
今のところ、Nonには、失うものなどないのです。
たとえ、このことがバレても、別に構わないくらいの勢いで強気で責めます。
さらに、言葉を続けようとするPete。
手を出さないように、騒ぎを大きくしないように、本当によく、我慢してるよね。
本来、ここは、明らかに失礼なことを言われたわけだし、ちゃんと怒っていいところだと思うけど。
怒鳴り声を聞いて、KaoやKaoママが表に出てきたら、一発じゃん。
Non「ああ、すみません、お母さんと彼氏が待ってますから・・・」と言いながら、家の中に入っていくNon。
この片手をあげるポーズと、前を向いたまま、下がっていく感じ、ムカつきません?
怒りに震えながら、手にしていたしろくまちゃんを握り締めるPete。
く、苦しい・・・と、呻きながら、いい仕事をしている、Kaoの代理の“しろくまちゃん”。(笑)
その仕事ぶりは・・・もうちょっと先のお楽しみ~♪(2回目)
~Kao宅 ダイニング~
食事を続けているKaoとKaoママ。
(Kaoは、ほとんど、食は進んでませんが・・・)
平然と中に戻ってきたNon。
Non「P’Kao。 充電が切れちゃったんです。充電器を借りてもいいですか?」
Kao「ああ、僕の電話にささっているから、それを外してくれていいよ。そっちにあるはずだよ」
Non「OK。」
リビングの隅で充電中のKaoの電話。
持ち上げるNon。
画面には、Peteからのメッセージが、通知として表示されてます。
Pete:俺から話を聞きたくないだろうが
Pete:これを聞いてほしい
聞いてほしい!
聞いてほしい!
聞いてほしい!
私も一緒になって叫んで🦓
~回想 4話2/4~
About Aboyzの撮影時、Kaoの携帯を借りることに成功したNon。
Non「ロックを解除してくれませんか?」
その場で、解除するKao。
不用意にも程がある。
まんまと、暗証番号まで盗られたよ。
Non「ありがとうございます。」
(回想終わり)
あの時、「9999」と解除パスまで映していたのは、この時のためです。
記憶を頼りに解除したNon。
さて、Kaoちゃんの待ち受け、うっすら見える建物はな~んだ?
ん? 建物じゃなくて、なにか、巨大な恐竜のようにも見えるんですけど、
もしかして、屋外の「恐竜展」みたいな奴?
最初、サングラスの人が、Peteかと思ってドキドキしちゃいましたが、これは、Kaoの小さな頃の家族写真みたいですね。
アイコンが重なっているので、見えずらいですが、パパ&ママが並んでて、パパがギフトちゃんを抱っこしてて、その前に、Kaoが立ってるって感じに見えます。
Peteも、この写真が待ち受けなら、文句は言えまい。
急ぎ、Peteのメッセージを削除しました。
ここで、びび的には、もともと低かったNon株が、更に急下降。
これは、あかん。
本当に、あかんほうに行ってしまったよ、この子は。。。
ダイニングのほうから、「Non、見つかった?」と聞いてくるKaoの声が聞こえ・・・
Non「はい、P’・・・」
内心は焦りながらも、口調は平然と答えるNon。
~ダイニング~
食が進まないKaoを心配するママ。
Kaoママ「お腹空いてないの?」
Kao「そんなことないよ・・・」
ダイニングに戻って来たNon。
なんとか、取り繕えてほくそ笑む。
席に着き、「おいしいですか?」と話に加わるNonに、どこか疑いの眼差しを向けるKao。
でも、確証は何もないの。
Kaoママ「ええ、とても」
とりあえず、Peteを引き離すことに成功し、ことなきを得た・・・というNonの浅はかな顔が、逆に、なんて、可哀そうな子なんだ、と思わずにはいられません。
でも、これは、僭越ではありますが、同情ではなく、憐れみに近い感情ですね。
*****************
オープニング
すでに、開始後6分を超えてますね。
なかなか、始まりませんでした。
10回目のオープニングで取り上げようと思う小物は、「付箋」です。
すばり、「LOVE」と「LIE」
さらり、と 真四角な付箋に書かれたメモ書きですが、これは普段、Kaoが使い慣れているものであり、とても身近なもの。
ある意味、Kaoを象徴するもの・・・とも言えるかもしれないですね。
それだけではなく、Peteのコンプレックスを癒したり、
3年アニバーサリーの飾りに早変わりしたり、
普段は、なかなか口にしない自分の想いを、時にはユーモアを交えたり、時には心を込めて、Peteに投げかけることができる素敵なアイテムです。
Kaoは、Peteがしろくまちゃん伝言を編み出す前から、これを使って、なにかあるたびに、自分の想いをPeteに伝えてきていたような気がします。
この付箋に、自分たちの名前を書く・・・。
Peteが、タンブラーに施すデザインを考えた時、これが思い浮かんだことこそが、「愛そのもの」だなぁと感じます。
彼は、ご承知の通り、ロマンティックで繊細な男なんです。
「愛」と「嘘」
このドラマでも御多聞にもれず、「愛」と「嘘」は、単独案件ではなく、リンクすることで成立しています。
そりゃ、見てるほうも、正直、しんどいです。
コメント欄やDMでも、これに関しては、いろいろとご意見をいただきました。
序盤から、すでに、このトラブルにふれつつ・・・現況を見据えるという方も多かったので、それぞれ散らばったままにしておくのは、もったいない・・とずっと思ってきました。
時系列の中で追っていったほうが、わかりやすいような気がするので、これはこれで、別途、記事をまとめようと思っています。
しばし、お待ちを。。
*****************
~大学 工学部廊下~
「好きにしな」と突き放したものの、ほっておけないSandeeが、Peteに経過報告を迫ったのか、それとも、Peteが限界超えた雰囲気を醸し出していたのでしょうか。。
Sandee「Kaoが、あんたを無視するなんて信じられない。」
Pete「でも、あいつ、俺のメッセージに、返信よこさないんだ」
Sandee「それは・・・あんたが、彼にしたみたいに、あんたに思い知らせようとしてやってるんじゃないの?」
ああ、ここで、流れが変わる。
本人に確かめてみなよ!の一言は?
Sandeeとしても、あまり口出しはしたくないかもしれないけれど、もし、Kaoがそんなことするはずない、なにか変だと思ったら、確かめてあげてほしかった。。。
Pete「さぁな。もう、今となっては、なにが本当なのかわからないよ」
Sandee「なんでよ?」
Pete「考えてもみろよ、 Kaoだって、あのガキがどれだけクソったれかわかってるのに、それでも何もしない。本気で、俺の事が嫌になったのかもな。それか、あいつを好きになったか・・・」
Sandee、内心、これ、かなりヤバイって感じてるよね。
Sandee「ねえ、あんたの言い方、まるで、Kaoのこと、見知らぬ人みたいな感じだよ」
Sandeeの言葉で、改めて、今の状況を理解しちゃったみたいなPete。
Pete「そうなのかもな。」
Sandee「・・・・・・・」
否定しないPeteがショックなんです。
Pete「人は、常に変わるもんだろ・・・例えば、この俺だ。 俺は、こんな人間じゃなかった・・・」
Sandee「そうだよ、Pete。あんたは、前よりずっと、いい人間になったよ」
くすっと笑うPete。
Pete「ありがとな、San・・・」
自分に言い聞かせるように、言葉を続けるPete。
Pete「実際、一人でいるほうが、俺にはいいのかもな。自分の課題だけに集中すればいいだけだし・・・」
Sandee「なんだかまるで、Kaoと別れようとしてるみたいに聞こえるけど・・・」
Pete「もうそうなってるみたいな気さえするよ」
自嘲気味に答えるPete.
Sandee「Pete・・・・」
さすがに、窘めるSandee。
Pete「どっちでもいいさ。俺は、Kaoがいなくても平気だからさ」
平気じゃない人ほど、こういうことを言うのも、万国共通。
腕組みするPeteの肩をポンポンと叩くSandee。
本人、平気そうなふりをしてますが、Kaoから連絡がないことで、こんなになってしまってます。
それくらい、Nonの話した内容は、ショックだったはず。
~工学部棟 教室~
学期末試験です。
少し、離れた場所で、テストを受けるPeteと、Kao。
そっと、視線を向けるKao。
よどみなく、答案用紙に向かい、答えを記入しているPete。
これはこれで、ものすごい進歩というか、大変化なんですけども。。
結局、がっつり見ちゃってるKao。
Kaoの方を向きたいのに・・・
ここが黒眼の限界。。。
ちなみに、答えを思いだそうとしているのであれば、目は左↑方向を向くと言われています。。。
(Peteは左利きなので、いわゆる通説とは、左右逆になるそうですが、あくまでもそういう傾向にあるという話ですし、ここでは、関係ありませんね)
どちらにせよ、この意地っ張りさんは、顔を向けません。。。
****************
~[Blue Sky Cafe]~
ここにも一人、意地っ張りさんがいます。
休憩中かな。開店前かな?
一人、コーヒーを飲もうとして、香りを確認し、動きを止めるSun。
そして、一口飲み、テーブルにカップを戻す。
~回想~
そのカップがそのまま、西日に変わり・・・。
Sunの飲み差しのカップを手に取り、一口飲んでみるMork。
あからさまに、顔をしかめながら、Sunに理由を訊ねるMork。
Mork「なんで、ブラックコーヒーなんかが好きなの? こんな苦いもの・・・」
Sun「そうか、ブラックコーヒーを飲む人はかっこいいだろ。」
え? オイシイから飲んでるんじゃないの?
Mork「いちいち、小言がうるさいだけじゃん」
Sun「おい、イラつかせる気か?」
Mork「砂糖を入れればいいんだよ。イライラしなくなって、小言も減るのに・・・」
Sun「砂糖なんていらないよ。お前が十分、甘いからな」
Mork「・・・・・・・」
こういうことは言われ慣れてないMork。。。
顔に出すぎ(笑)
Mork「何言っちゃっての?」
席を立つMork。
Sun「なんだよ?なんで、顔をあかくしてんだよ、お~い、N’Mork」
(回想終わり)
テーブルの上に置かれたカップは、あの幸せだった日と同じ位置。
Rain「くそ、食べるもんがなにもないぞ・・・P’」
えっ・・と、急に現実に引き戻されたSun。
気が付けば、制服姿のRainが、傍らに座ってました。
Sun「え? なにか言ったか?」
Rain「だから、食べるものが何もない!」
Sun「ああ、冷蔵庫にケーキがあるだろ」
Rainの訴えに、なにが問題だ・・・とうるさそうに答えるSun。
Rain「俺達、もう、2週間もケーキだけを食べてるんだよ。Morkがいなけりゃ、栄養失調だよ」
Morkの名前を出されて、落ち込みを隠せないSun。
Rain「大丈夫?」
一応、気にはするものの、答えないSun。
Rain「ああ、今夜遅くなるよ。待たなくていいからね」
Sun「好きな時に帰ってくればいいだろ」
いつもなら、ブ~ブ~いうくせに。
履歴を確認するRain。
Rain「なんで、Morkと話してないの?」
うるさいとばかりに、電話を取り戻そうとするSun。
そのまま、読み進めるRain。
Rain「・・・・・なんだよ、一言も謝ってないじゃん」
Sun「なんで、俺が謝る必要があるんだよ」
Rain「P’Sun。兄さんは、他の事は賢いかもしれないけど、この手のことに関しては、からきしダメだな」
そのまま、荷物を持ち、出ていくRain。
じっと、目で追うSun。
Rainの言う通りです。
もっと、Rainのいうことを尊重すべきです。
どうしていいのか、(ホントはわかってるけど)わからない自分を貫くSun。。。
**************
~Rainたちの通う大学 ~
自分の電卓をパンパン、叩いてるRain。
ええ、しかも、私には縁のない“関数電卓”です。(笑)
目の前にあるMorkの電卓を手に取るRain。
Rain「なぁ、Mork、これ使ってるか? Mork?」
考え事をしているMork、返答なしです。
Rain「Mork!!」
Mork「なんだよ?」
Rain「お前もかよ・・・」
Mork「・・なんの話だ?」
Rain「お前とP’Sunだよ。」
目を反らすMork。
Rain「P’Sunの名前を出すと、反応するんだな・・・。もう、許したのか? 機嫌悪そうだけどな・・・」
Mork「違う! うるさいぞ」
Rain「んん。。いいよ。 もう二度と揶揄わないよ。P’Sunのことは関係ない・・・ってか。ま、お前がそういうなら、そうなんだろ・・・」
このRainの言い方が、Morkのちょいイラを誘います。
立ち上がり、席を離れるMork。
Rain「え・・・、俺に当たるなよ。お前、身体は人一倍デカいくせに、器は小さいんだな」
Rainに小馬鹿にされて、戻ってくるMork。
Mork「もう貸さないぞ」
Rainの手から、電卓を取り上げると、立ち去るMork。
Rain「しまった、どうしよう・・・」
今は、Morkが働いているカフェです。
一人で、勉強をしているPete。
うきゃ~、私のために、ダークシャツ、しかも第2ボタンも開襟。。。
近寄ってくる女子たち4人組。
「Peteさんですか?写真を一緒に撮ってもいいですか?」
これぞ、About Aboyzだよ。
そりゃ、こんなふうに、カフェにいたら、写真求められちゃうよね。
でも、張り合いなさそう。
戸惑いつつ、応じるPete。
「握手してもらえますか?」
握手もしちゃいます。
「じゃ、もう読書のお邪魔はしません。さ、いきましょう。」
「勉強頑張ってください」
「また、会えるのを楽しみにしてま~す」
Pete、かっこいいとか言われちゃってます。
すぐ、SNSに上げられちゃうね。
勉強に戻るPete。
カタン、と音がして、トレイが置かれる。
Mork「こんにちは~、P’Pete~」
揶揄うMork。
Pete「なんで、お前がここで働いてるんだ?」
意外そうなPete。
Pete「・・・・・P’Sunの店は、大丈夫なのか?」
Mork「給料はいい、揉め事もない。俺が、ここで働いちゃだめな理由なんてあるか?」
ふふ、と鼻で嗤うPete。
Pete「確かにな。。。」
それでも、勉強の手は緩めることなく、続けるPete。
Mork「お前はどうなんだ? なんで、ここにいるんだ?」
Pete「俺はただ・・・気分転換が必要だったんだ」
Mork「気分転換ねぇ。。。それとも、Kaoから逃げてるのか? どっちだ?」
こいつ、Kaoとのことを知ってるのか?と、見上げるPete。
お見通しだよ、とでも言いたげなMork。
このときの笑いは、決して、バカにした笑いではないのです。
Mork「もう行くわ・・・」
Pete「お前が、P’Sunから逃げてるのだって、違わないだろ・・・」
ピタリ・・・と動きを止めるMork。
~仕切り直し~
そりゃ、似たような境遇同士、話しをしなきゃね。(笑)
Pete「俺とKaoのこと、前から知ってのか?」
Mork「ああ」
Pete「Nonのことについてもか?」
Mork「ん・・・」
それを聞き、目を閉じるPete。
Pete「ほらな、この周りで、俺一人だけが、バカをみてたってことだ」
あの~~、それだけ、バレバレだったってことだと思うんですが、それについてのご意見は?(笑)
いきなり深刻そうに顔を歪めるPeteに、呆れるMork。
Mork「おい、あの子は、Kaoの生徒じゃないか。なんで、そんなに目くじら立てるんだよ」
Pete「お前は、あのガキについて、何にもわかってないんだ。あのガキが他人に見せてる姿は偽りだ。俺といる時だけは、本性をみせやがるんだ」
Mork「そんなに最悪なのか?」
Pete「ああ、最低さ」
Mork「じゃ、一発〆にいくか」
Morkの冗談めかした口調に、溜息をつくPete。
Mork「ああ、やってやろうぜ」
完全に、面白がってるMork。
そうそう、煮詰まったPeteには、こういう人が必要だったのよ。
Pete「俺は、ガキを傷つけたくはない。実際、あいつに会った初日から殴りたかったさ。でも、あいつの父親は高校の学校長だし、Kaoは、あいつを教えなきゃならなかったんだ」
ほうほう、Kaoの立場だって、ちゃんとわかってたわけですね~~~。
大人になったじゃん。
Mork「そうなのか? でも、見る限り、普通の子って感じだけどな」
Pete「だから、さっきも、アイツは偽物だって言ったじゃないか。他の奴らは、みんなバカみたいに騙されてるんだよ・・・・」
Peteの愚痴は延々、続くっぽいです。(苦笑)
正論を求めてるわけじゃなくて、ただ、ひたすら、そうだ、そうか、そうなんだな、お前の気持ちわかるよ、と、聞いてくれる人が欲しかったのね。
私、このシーン、わりと好きなんです。
~Bossカフェ 裏の喫煙所~
ゴミを捨てにきたMork。
Peteはもう帰ったのかな。
散々、文句を言いまくってるPeteを見て、誰かさんのことを思い出したかな?
灰皿を見て、思いだすのは、ここに偵察に来た日のこと。
~回想 5話1/4~
Mork「ここのスタッフだって、煙草を吸うのを許可されてるじゃないか。うちもそうしよう。どうだ?」
Sun「・・・ああ。でも、煙臭くするなよ! わかったか?」
Mork「いいよ」
(回想おわり)
溜息混じりに、空を見上げるMork。
煙草は・・・吸いません。
★【Ep 10】1/4の雑感 ★
前半のNonの暗躍は、伏線回収にもなっている感じで、しかも、あれが、まだ4話の話だったとは・・・。
そうですね、あれから、いろいろなことがありました。
“Bossカフェ”のシーン、好きだと書きました。
せっかくのサブカプ、あまりにも分断されていたので、別のドラマのようで、メインストーリーに絡ませる気がないのかな・・・と、ちょっと心配だったんですよね。
ここ、PeteとMorkの取り合わせっていうのが、ちょっと、予想を裏切ってくれて、初見時もへぇ~と、嬉しくなったものでした。
でも、今の方が、何倍もその意味の大きさがわかって、ひとり、クネクネ悶えています。
ずっと、いろいろ相談してきたSandeeとは明らかに違う雰囲気で、Morkに話を聞いてもらうことになったPete。
思えば、この二人も因縁の仲よね。
ただ、前作『Kiss Me Again』の設定をどこまで、踏襲してるのかわからないけれど。(笑)
なんか、あの最初の闇討ち(PeteKaoのアクシデンタルの時ね)とか、クラブでの麻薬騒動とか、なかったことになってる?(笑)
身近な人に相談する時って、もちろん、信頼してるんだけど、プライドも邪魔するし、いろいろ構えちゃって素直になれないこともある。
Sandeeに対しては、どことなく、そんな感じが強めです。
自分の非も、掌握されちゃってるしね。
そう言えば、Peteって、MorkとSunのこと、Kaoから聞いて知ってたのかな?
Kaoは、この時(5話3/4)、確実にSunの気持ちには気づいてたでしょ。
Sunは、認めなかったけど(笑)、弟にも見透かされるくらいだから、仕方ない。
Peteは、Morkにまで、Kaoとのことだけでなく、Nonのことまでバレていたとわかって、「自分だけ知らなかった」みたいなこと言ってますけど、まぁ、そう言いたくなる気持ちもわかります。
Kaoの希望だから、と必死に隠してきたんだものね。
でもね、よく考えてみてくださいな。
あなたが、あのタンブラーを[Blue Sky Cafe]で使え、と、Kaoに贈ったですよ。
Morkだけじゃなく、Sunはもちろん、下手したら、Rainだって、あのタンブラーに、何回、飲み物を入れたと思ってんの?(笑)
あ・・・Sunの時だけ、あのタンブラーを渡してたとかだったら、Kaoと私は、きっともっと気が合うにちがいない。(苦笑)
・・・・という具合で、ギリギリ、悲惨になりすぎることがないように、軽めなテイストのエピソードも交えつつ、10話始まりました。
回想多めです。
あれ、このシーン、何話だっけ?
すでに、記憶力なんて、とっくに機能不全に陥っているので、探すのに一苦労。(笑)
<おまけ>日本語字幕はないですが、
ご参考までに、公式動画おいておきますね。