これは、後半でーす。

 

前半をお読みでない方は、先に、

『BLIH 約・定~I do』EP.07前半 筋追い&雑感 ※ネタバレ こちらからどうぞ。  

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 Be Loved in House 約・定I do

 【Ep.07】規約第7条:草莓晶 <ストローベリークオーツ

後半

 

~黑沃咖啡~

さて、どのくらいたったのかな?

翌日? それとも数日後?

 

スーチーの前に、カラフルに盛り付けられたパスタを出すジャオガン。

そして・・・その隣に座ってるのは・・・覇気どころか、精気のかけらもないレイレイ。

 

そんなレイの前に、オレンジジュースを置くジャオガン。

レイ「謝・・謝・・・」

今にも消え入りそうな声です。

 

ジャオガン「代わりに、ビールのほうがよかったかな?」

力なく微笑み、小さく首をふるレイ。

そのジュースすら、口をつけず・・・。

ジャオガン「会社のことか?」

またしても、首をふるレイ。

ジャオガン「だったら、私の後輩に関することかな?」

ずばっと切り込みますね。

ちらっと、ジャオガンを見るレイ。

Yesと言ってます。。。

ジャオガン「話してくれなきゃ、助けることもできないぞ」

しっかり、耳ダンボなスーチー。

レイ「前に聞いたけど、答えてくれませんでしたよね。ねぇ、ね・・・ガン哥・・・付き合ってないの?」

 

ジャオガン「私はいつも、恋の放浪者だからね。そういう・・・・」

ちらっとスーチーを見て・・・止まったわね。

スーチーもすごく、不安そうな表情になってる。。。

ジャオガン「・・・・失うかもしれないものを持とうとは思わなかった」

 

レイ「あの傷がどうやってついたのか、知ってますか?」

一瞬考えて、ああ、ユージェンのことか・・・と思いあたるガン哥。

ジャオガン「大学の時には、まだ、傷はなかったと思うよ。でも、あとで、交通事故にあったと聞いたんだ」

レイ「交通事故?そんなに深刻だったのかな?」

ジャオガン「うん、タイミングとしても・・・本当に偶然の事故だったんだ」

レイ「なんのタイミングですか?」

ひっかりを覚えるレイ。

ジャオガン「最近、あいつのことをずいぶん、関心があるような感じだな。それも、個人的なことを(無理に)こじ開けようとしてる・・・」

 

レイ「あ・・・ただ、なにか、自分が間違ったことをしてるんじゃないかって、気になるんです」

 

ジャオガン「・・・・ん・・・それって、あの特別注文を、彼に強制したことを言ってるのか?」

その問いに、直接答えることなく、言葉を続けるレイ。

レイ「あの日、俺、そんなにきつかったですか?」

となりにいるスーチーにも問いかけるように、視線を向けるレイ。

スーチー「・・・・・・・」

答えないのが、最も雄弁な答えってこともあるよね。

 

ジャオガン「彼は最近、体調が悪い。みんなもそれはわかってると思うけど・・・」

わかってるから、レイも心配でたまらないんです。

 

しかたない・・・と、ちょっとだけ情報開示するガン哥。
ジャオガン「私が知ってる限り・・・・あいつが、付き合ってたのはひとりだけだ。彼らは、大学の時に知り合った。だが、卒業後、ユージェンが捨てられたって聞いたんだ」

 

レイ「それって・・・交通事故は、そのあと起きたんですか?」

ジャオガン「その後、再会したとき、彼が変わったように感じたんだ。その件と関係しているだろうな・・・」

レイ「“単身公約”も、その件に関係しているんでしょうか?」


ふふ、と微笑むジャオガン。

ジャオガン「一緒に住んでるんだろ。なんで、自分で彼に聞かないんだ?」

みんなして、同じことを言うけど、直接、聞けたら苦労はないのです。

 

レイ「・・・・スーチー。ワン・ジンとシャオチェンには、まだ、この話は言うなよ。」

ちょっと含み笑いをするスーチー。

レイ「本気で言ってるんだからな!」

お口チャックする、チーチー(笑)

こんなところが、可愛いのよ。。。

しかも、これって、Tシャツの重ね着? 

絞り染めっていうのか、マーブルグラデーションっていうのか、ちゃんとしたアパレル用語、わかんないですけど、色味がキレイ!

結局、これも可愛い❤️

 

レイ「あいつがこんなにも、もろかったなんて、思ってもみなかった・・・」

そして、そのことに、自分がこんなにもショックを受けるなんて思ってもみなかった、と言ってるような表情です。

 

スーチー「僕は、レイ哥のほうが強い人のように感じてます。だって、毎回、告白してはフラれるのに、絶対、落ち込んだりしないし・・・」

チーチー、それはちょっと、意味合いが違うし、今、触れちゃいけないことよ。(苦笑)

 

むかっとして、向きなおるレイ。

 

スーチー「もし、また、今度フラれたら、きっともっと経験値が高くなったみたいに感じるはずです」

さすがに、下を向いて、笑ってしまうジャオガン。

 

レイ「おい、ウー・スーチー。お前、生まれてから22年間、ずっとママボーイだろ。キスすらしたことないくせに、そのお前が、俺に愛を語るのか?」

ふふ、視線は、ガン哥とスーチーの間で行き来してます。

レイ「百万年早いって言うんだよ!」

ようやく、オレンジジュースを飲むくらい、ちょっとだけ、気力が回復してきたレイ。

 

一方、それを聞いて、考えちゃったガン哥。

ガン哥「じゃ、あれって、ファーストキスだったのか?」

しかし、この人には、「あとで、ふたりっきりの時に聞く」というチョイスはないのかな?(笑)

 

スーチー「・・・・・・・・・」

目が白黒。。

 

ん?と不思議に思う、激烈に、にぶちんなレイレイ。

レイ「なんのファーストキス?」

ファーストキスに、あれやこれやありますか?

 

スーチー「いやいやいや・・・なんでもないです。あれはそういうことじゃなくて・・・」

 

じ~っとスーチーを見てるガン哥。。

それだけ、ショックを受けてるってこと?(笑)

大丈夫じゃない? 強制でもないし、未成年でもないから。。。

 

レイ「・・・!!(ぶっ)」

急に、つながったのね。

オレンジジュースを吹きだしそうになり、前のめりになっちゃいました(笑)!

恥ずかしくて、顔もあげられず、パスタを食べることに専念しはじめたスーチー。

 

レイ「2人、いつから付き合い始めたんだよ?」

 

いつから・・・と聞かれても、なんともはや・・・どういっていいのか、わからない二人。

ちうキスマークは、単なる通過点だし・・・。

 

ん?通過点? ← 自分で言ったんじゃん!

 

椅子から降り、スーチーの両肩をグッと支えるレイ。

レイ「ガン哥、スーチーは、(まじで)未経験者なんですよ・・・」

 

ジャオガン「なんで、はじめたのが俺からだって思うんだよ?」

あら、珍しく動揺して、つい口調が!

 

その言葉に、さらに衝撃を受けるレイ。

 ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

 

レイ「おい、チーチー・・お前・・・」

末っ子を、実の弟のように可愛がってきたおにいちゃんには、衝撃的な展開(笑)

まさか、ちうキスマークだけじゃなく・・・・?

 

いやいや、スーチーの目こそ、「どんぐりまなこ」になってます。。(笑)

ついでに、びびも、「どんぐりまなこ」になってます!

 

チーチー「ちょっと、それ異議あり。」

ガン哥「異議は却下だ」

チーチー「ちょっと、そっち行きます!」

ジャオガン「ああ、わかったよ。俺だった。俺からだったよ」

チーチー「(ぼそっと)でしょ・・」

ここの会話は、いただいた、いただかれた、を示唆してるの?(笑)

 

呆れて、目をつぶるレイレイ。

レイ「うわー、俺には見えてない、見えてない。こんな甘いの、見てないぞ」

 

ジャオガン「恋に堕ちたら、人ってのは、その気持ちを隠せないもんなんだよ」

 

びび:『恋と咳は隠せない』(オウィディウス)っていうのも、あるわよ(笑)

 

ガン哥、意味深!!

 

レイレイ、ちゃんと、ジャオガンの視線の意味に、気づいたっぽいね。。。

無言で、ジュースに口をつけ、いたたまれない感じになってます。

 

~遊歩道~

ママ「お父さんのお参りを済ませたら、お茶にしましょうね」

レイ「・・・・・・・・」

心ここにあらずのレイレイ、考え事の真っ最中。。

ママ「んもう、私が持つわよ。しっかりしなさいよ」

レイから、荷物を取り上げるママ。

 

レイ「母さん、俺が持つって」

ママ「なにをそんなに、悩んでるの?そんなに急いで家にかえりたいの?」

レイ「だれがそんなことを言った?」

ママ「じゃ、さっき、ママがなんて言ったと思う? はぁ?  ん?」

答えられないレイレイ。

ほらね、と微笑むママ。

ママ「聞いてもいい? 昨日、家を出る前、どうして、急に、冷蔵庫の掃除なんてしたの?」

レイ「だって、食料がけっこう長いこと、そこにあったからだよ」

ママ「ねぇ。たかが一日よ。そして、あなたは、自分の側だけを掃除しただけだったわ」

レイ「それは・・・ジン・ユージェンのほうを掃除したくなかったからさ」

ママ「あなた、ジェンちゃんが食べられる食品に変えたりもしたでしょ」

レイ「だから、母さんは、最近のあいつがどんな感じがわかってないんだよ」

ママ「でも、あんたはよくわかってるでしょ。いい?たとえ、以前に対立していたとしても、和解する機会があるなら、いつまでも頑固になってちゃだめよ。あんた、明らかに、ジェンちゃんのこと、気になってるんでしょ?」

レイ「だ、誰があいつのことを気にかけてるなんて、言ったんだよ?」

はぁ・・・どの口がそれを言うって感じのママです。

レイの背中をぽんぽんすると 「一人で行くわ・・・」と足を早める。

レイ「母さん、俺も一緒に行くよ」

ママ「その必要はないわ。あなたは、もう、毎年のあなたのお父さんのお墓参り、私と一緒に行かないじゃない。私なら、自分でいけるわ。今すぐ、家に帰りなさい。いい? ついてこないでよ」

レイ「・・・か、母さん・・・」

颯爽と歩きだすママ。

 

~金石ハウス リビング~

背中にかゆみが出てしまったらしいユージェンが、壁を利用して、こすりつけてます。

台湾には、「孫の手」はないのかな?

 

そこへ、レイが戻ってきたのに気づき、あわてて、ソファに座るユージェン。

レイ「ただいま・・」

ちらっとテーブルの上を見るレイ。

テーブルの上に、なにか、出てたかな?

 

レイ「どうかしたのか?」

かゆみで落ち着きのない様子のユージェン。

レイ「なに、食べた?」

背中を確認しようとするレイに、「平気だ・・・」と答えるユージェン。

レイ「まず、最初の質問への返事だ!(怒)」

背中を隠そうとするユージェン。

ユージェン「しらないよ・・・」

レイ「あんた、言ってる事とやってることがメチャメチャだ」

そう言いながら、ユージェンの背中の様子を見ようとするレイ。

ユージェン「私は・・・もう・・・君に答えたぞ」

かゆみに耐えられず、その場から逃げだそうとするユージェンを捕まえるレイ。

反動で、跳ね返ったユージェンを抱きとめる。

固まるユージェン。

レイ「なんで、逃げんだよ?」

そのまま、服の上から、そっと掻いてあげるレイ。

少し落ち着いてきた様子のユージェンに、「“ありがとう”くらい言えないのかよ?」と話しかけるレイ。

ユージェン「うん・・・」

レイ「・・・“うん・・・” またそれか?」

ユージェン「もう、自分でやるから・・」

レイ「おい・・・」

そのまま、ユージェンを捕まえたまま、座らせるレイ。

引き続き、軽い力で、撫でるように、掻いてあげると、そのまま、おとなしくなるユージェン。

レイ「俺、もう冷蔵庫の中の食べ物を交換したんだぞ、それなのに、間違った食べ物を食べたんだろ・・・」

ぼうっとしているユージェンが間違って、自分の食べ物を食べても、大丈夫なように・・・っていう、レイレイの配慮です。

 

ユージェン「大変申し訳ありませんが・・・、私はクリプトン星から来たんです。。宇宙人は、地球の言葉が理解できません」

なに言っちゃってんの!

くすっと笑いだすレイ。

レイ「何言ってんだ?普通に喋れないのか?」

また、その場から逃げようと、立ち上がりかけるユージェンをがしっと押さえるレイ。

レイ「おい・・・冗談だよ。ごめん」

 

そのまま、レイにもたれかかるユージェン。

これが、精一杯、自分を頼ろうとしているユージェンのやり方なんだ、と受け止めるレイ。

ユージェン「小さかった頃、両親も、こんなふうに、背中を掻いてくれたんだ」

 

ここ、泣きそう😢

 

レイ「俺が、お前の傷跡に触れたら、(まだ)痛いのか?」

ユージェン「見たのか?」

そんな、散々、半裸、曝してましたやん。。。

 

レイ「(俺に)話せること、あるのか?」

ユージェン「ない・・・」

レイ「“ない”? どうして、俺に話せないんだ?」

逆に、レイだからこそ、話せないってこともあるのよ。

 

溜息をつくユージェン。

ユージェン「だったら、君は教えてくれるのか?」

レイ「何を?」

ユージェン「前に・・愛の告白しても失敗したって・・・あ・・・」

たぶん、思わぬ話の方向に、掻いてるレイの指に、力が入っちゃったのね。

レイ「あ、ごめん、ちょっと見せて・・」

襟の後ろを開いて、背中を確認するレイ。

再び、服の上から、優しくさすり始める。

 

すでに、さするというより、まるで、代われるものなら自分が代わりたいとでもいうように、ユージェンの身体を抱き寄せ、気づけば、ユージェンの首筋にキスしたい衝動にかられるレイ。

 

もう、誤魔化すことなどできないくらい、確実に、自分の気持ちに気づいてしまったレイ。

 

ただ、惹かれてるとか、気になるとか、そんなレベルではなくなりそうな、自分は今、そういうひとを抱きしめているのだということを。

 

慌てて、少しだけ、身体を起こすと、「水、もってくるよ」と声をかける。

その時・・・レイの腕をとり、腰に抱き着くユージェン。

 

行かないで・・・

 

まるで、その声がきこえたかのように、固まるレイ。

 

うわっ・・・・うわっ・・・うわ・・・・🙊

ドーン!⚡

 

 

なんか、7話は最初と最後で、、うわ、うわっ・・・・うわっ・・・うわ・・・・しか言ってないな、わたし。

 

心折れそうなくせに、まだ、完全に心を曝け出しきれないユージェンだけど、それでも、レイの温もりが、今までとは全然違って、ご両親の無償の愛と同じものを思い出してしまうくらい、温かくて優しくて心地よくて、もう気持ちを抑えるの“む~~り~~”になってきたぞ、と、嬉しい反面、この機会を授けてくれたレイママに、7話の最高殊勲賞を進呈します(笑)

 

 

 

★【Ep 07 後半】 雑感★

 

レイとユージェンには、まだ、越えなきゃならない壁があって、でも、もう・・・いいよね。我慢しなくていいよね。

そんな風に言ってあげたい!

 

ユージェンは、実は、十分に甘えることを知っている人で、でも、それを、辛い想いをした代償として、強靭な意志の力で拒絶し続けてきたんでしょう。

 

不器用な人は嫌いじゃないです。

 

片や、レイはもともと、恋愛経験値が低いという設定で、しかも、今まで、何度も告白してフラれたと言いつつ、どこまでの好きレベルだったのか、疑問に思うところもあり。(笑)

 

でも、恋や愛を知らないわけじゃない。

それが、「ようやく!」 はっきりしました(笑)

 

世界上最幸福的事,是當你擁抱你愛的人時,發現他把你抱得更緊~

 
 

 

もう、意地、張らないでね、ふたりとも。

少なくとも、ふたりだけの時は!

 

一応、譲歩してるんですよ、これでも。

 

 

 

7話の章題は、「ストロベリークオーツ」

これは、もう、ジャオガンとスーチーのシーンを象徴してましたね。

 

愛と美を象徴するんだって。

ただし、“ストロベリークオーツ”っていう可愛らしい名前は、単なる流通名で、鉱物としては「天然水晶」でしかないってところが、永遠ではなく、実体すらない「愛と美」の象徴なのかも。

 

結構、この章題の鉱石シリーズ、誰が選んでるのかわからないけど、うがった見方をすると、いかようにも受け取れるので、結構、お気に入りです。

 もちろん、毎度毎度の、びび解釈、当てずっぽうなので、片目つぶって見てくださいね(笑)

 

★【Ep 08 前半】に続く★