また、台湾に舞い戻りました(笑)

 

「予期せぬ同居」「上司と部下」「反発するふたり」

いやぁ~、こういう王道を外せない自分が恨めしい ← 思ってもいないくせに(笑)

 

いかにも、びびが好きそう・・・で、納得していただけるかどうか、わかりませんが、今、新らしめの手持ち作品、かつ自分的に盛り上がってるので、先にこちらをば♪

 

みなさん、ご覧になってましたか?

 

内容的には、何一つ、目新しいものはないと思います。もしかしたら、ちゃんと筋追いしたら印象変わるかも。 ← 最近、やたら、ちくちくとディスってばっかりのような気がしますが、本人的には、全然、ディスってるつもりなくて、上記の画像やら、上がってくる2人の動画見ては、きゅんきゅんしてたんですけどね(笑)

 

ちなみに、このドラマ、『Just You』こと 『就是要你愛上我』日本語名:王子様をおとせ  が、元ドラマです。。

表窓の華は華でも中華の華♪(2) でも、ちょっとだけ触れてましたね。雑感、あげようあげようと思いつつ、3~4年経ってしまってます。(笑)

 

しかし、それをBLにって・・・・もう、それをされたら、鉱脈は無尽蔵ですよ(笑)

下手すると、男女ものよりも、切なくなるドラマ、続出ですやん。

・・・というのは、見る側が、そういうモードで、手ぐすね引いて、待ち構えてるからでしょう(笑)🙈🙊🙉

 

配信としては、7/29、最終回を迎えた Be Loved in House 約・定~I do

とりあえず、どんなものになるか・・・、はじめてみます。

ざっと見やぶつ切り動画は視聴したんですけど、細かいところまで訳しながら見るのは、筋追いまで我慢しようと無意識にセーブしていたので、基本、初視聴と変わりません。

反応は新鮮だと思います。

 

・・・うわ、RakutenTVやビデオマーケットさん以外にも、衛星劇場さんも押さえられてたのですね。。。

そちらの、ちゃんとした日本語訳をお読みの方、びびの「なんちゃって訳」に惑わされませんように。。。なにとぞ、よろしくお願いします。。ペコッ!

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 Be Loved in House 約・定I do

 【Ep.01】

規約第1条:裂開的碧璽 <ひびの入ったトルマリン>

 

冒頭、このドラマの主人公である、2人の独白から始まります。

 

シー・レイ(石磊):こんな人間には会ったことがない。まさに、この日だった。

 

ジン・ユージェン(金予真):彼に会ったのは、まさにこの日だった。

 

シー・レイ:こんな人間のことを忘れるなんてできるわけがない。

ジン・ユージェン:この人の俺の第一印象は・・・・

 

シー・レイ: 超むかつく!!

ジン・ユージェン:・・・・・・

 

さて、ユージェンの答えはいかに(笑)

 

****************

オープニング

 

久しぶりに、人物紹介かねて、このスペース使いましょうか。

初回は、アーロン・ライ(賴東賢)

金 予眞を演じます。

今までは、金という苗字を見た時、反射的に「キム」と読んでしまっていたびびでしたが、「陳情令」のおかげで、「じん」と読む脳も育ちましたよ。(笑) 

 

私にとっては、なんといっても、インション(英雄)ですよ(笑) 

何度も取り上げてるのに、一向に、筋追いも雑感も書けずにいますけど(苦笑)、『History』シリーズ第一弾3部作のひとつ『My Hero』ですね。

 

 

事故の件は、この「約・定」の主役がアーロンだと分かった時に、知りました。

ブランクの年数を思うと、本当に本当に、大変だったんだろうと想像するだけですが、相変わらず、しゅっとしてるわ。。。インション。。。

****************

 

~シェアハウス~ ← どちらかというと、社員寮的なイメージかな。それにしては、おしゃれだな。

ここは、、「精誠工藝坊(スタジオ)」の同僚、シー・レイと、ウー・スーチーがシェアして住んでいるおうちです。

ウー・スーチーは、まだ、学生らしいですけどね。

そこに、勝手知ったるのごとく、同僚の女性、白筱倩(バイ・シャオチェン)が入ってきました。

面倒なので、呼び名は、シャオ姉。

 

ウー・スーチー「あ、シャオ姉・・・」

シャオ姉「ああ~、ゆっくりしててよ。私のことなら心配いらないわよ」

買い物してきた袋をみせるシャオ姉。

・・・でも、買い物袋は、スーチーに持たせる(笑)

勝手に冷蔵庫を覗き、「シー・レイ~?! 」と大声で呼びつける。

呼ばれたから来たのか、降りてくるタイミングだったのかわかりませんが、普通に、シャツを着ながら、キッチンに入ってきました。

恋人でもなんでもない男が、着がえ途中であろうと、お構いなしなシャオ姉。(笑)

台湾人女性にとって、男子の上半身裸は、ただ、顔や足のように、皮膚が露出してるだけで、もはや「裸」という認識ではないのか・・・。 ← 個人差はあれど、定説にはなってないと思います。(笑)

 

いや、びびこそ、その感覚に近くなりつつあるのでは?というくらい、最近、「肌色注意報」忘れるわ~~~(笑)

 

そして、夜食に、高カロリーなものを差し入れるのもお約束。

気にしてるレイに、とどめの一撃。

シャオ姉「あら~、でも、あんたは、もう十分、ぽっちゃりさんじゃない。それ以上、気にしても仕方ないわよ」

ほっぺのお肉をムニュムニュ。

8月は、可愛いレイちゃんを、積極的に、キャプチャーする月間(笑)

 

シャオ姉「それで、新しいボスってどんな人なの?」

その話はしたくないとばかりに、首をふるシーレイ。

シャオ姉「公式発表の前に、なにか、情報とか持ってないの?」

シーレイ「あのな、俺たちの社長は、正月に俺に連絡してきて、“あけましておめでとう、うちの会社、売れたぞ” それだけ言って、電話切ったんだぞ」

スーチー「あげく、レイ兄さんはブロックされちゃった」

シーレイ「行方不明だ。・・・・まあいい。少なくとも、デザインスタジオが閉鎖されたり、みんなが路頭に迷うとか、(俺が)予想したようにはならないようだ」

スーチー「確かにそうですね・・・。それに、僕なんて、講師の資格をとったばかりで、ようやく、認められたところだったのに。」

シャオ姉「心配しないの! 私がついてるでしょ!」

ありがとう、とにっこりするスーチー。

 レイも、そっとスーチーの肩に手を置き、みんな仲が良くてなにより。

 

シャオ姉「それで、あんたは、新しいボスには会わなかったの?」

シーレイ「明日、会社に行けば、(いやでも)会うことになるさ」

 

ここから、場面切り替わり、噂の「新しいボス」と、シー・レイたちとの対比、いきます。

 

~もう一人の主役 ジン・ユージェンの自宅~

自宅に戻ってきたのは、ユージェン。

おお、手袋して、消毒液で、ドアノブだけではなく、そこら中をシュッシュ・・・。

ああ、「まず熱く掃除しろ」のチャン・ソンギョルパターンでしょうかね。

でも、ソンギョリは、シャワーの時には、手袋はしてなかったね。

バックに流れているのは、ショパンの「幻想即興曲」でしたが、なにか意味あるのかな?

単なる、クラシック使ってみました的な奴?

カラダに、大きな傷があったように見えました。

これって、本当の傷なのかな。。。

 

~シェアハウス~

スーチー「いい人だといいんだけどな・・・」

シャオ姉「いい人だろうとなかろうと、誰が気にするのよ。うちには、“古株”のレイ兄さんが・・・」

なんだと・・・と文句を言おうとするレイを止め、「あなたは先輩様様ですからね。新しいボスも、あんたのことを尊重すべきよ」と言い直すシャオ姉。

シーレイ「うわ~、バイ・シャオチェン。たしか、バケーションのために、長期休暇をとろうとして、俺に許可を求めてたんじゃなかったかな?」

とたんに、目をキラキラ輝かせるシャオ姉。

シーレイ「ああ、(休み明けの)仕事の初日に、幸せいっぱいのお前を見ることになるんだろうな。」

わざとらしく、だるそうに拍手をして見せるシーレイ。

シーレイ「愛の墓場に、足を突っ込んでおめでとう」

シャオ姉「ちょっとそれ、負け惜しみ言ってんの?まるで、ヤキモチ焼いてるみたいよ。なによ、いっつも、自分が友達以上の関係になれないからって・・」

シーレイ「おい!」

シャオ姉「だからって、私のこと、バカにしていいってわけじゃないからね」

シーレイ「手を放せよ! もし、お前がそれ以上言うなら、もう友達でもなんでもないからな!

本当のことなのね(苦笑)

ムキになるレイ。

 

シャオ姉の側にやってきたスーチー。

スーチー「シャオ姉、でも、なんでそれを知ってるって、ジン兄さんに言わないの?」

シャオ姉「彼になにか言ったの?」

スーチー「だって、明日、プロポーズするってことは、もうサプライズでもなんでもないですよね?」

顔を見合わせるシャオ姉とシーレイ。

シャオ姉&シーレイ「「ロマンティックってそういうものなの!」」

シャオ姉「スーチーちゃん。あなた、脳みそあるの?」

シーレイ「髪の毛しかないのか?脳みそ、働かせてないだろ・・・」

スーチー、さんざんな言われよう。

 

~ジン・ユージェンの自宅~

ははは、ますます、ソンギョリんちの冷蔵庫みたいだ。。。

すみません。。極度のOCD(強迫神経症)のために、いわゆる潔癖症みたいな生活を送っている主人公のドラマがありまして・・・彼にそっくりなんですわ~なんか、いろいろ行動様式が。

 

バスローブ姿で、仕事しながら、時折、サラダ。。。を口に運ぶユージェン。 ← ここだけでもツッコミどころというか、疑問符満載(笑)

飲み物は、決められた銘柄のソーダ水のみ? ← スポンサードでしょうけれど(笑)

常に外さない手袋は、潔癖なまでの清潔感覚の関連じゃないのかも。。

ケガとかケロイドを隠すため、とか・・・防護だとしたら、なにかのアレルギーかな?

ダストとかみたいに、鼻や口から入るものじゃなくて、直接、触れちゃうもの。。。

サラダだけの食事が、摂生だけじゃないとしたら、食べ物にも含まれるもの?

なんだろ?

 

なんか、PCに「公約」とか打ち込みながら、含んだような笑いを浮かべてる。

 

~「精誠工藝坊(スタジオ)」~

翌朝・・・

JINGCHERNG Metalwork and Design 

 

ここが、彼らの職場です。

デザイン画を見る限り、メタルワーク・・・一般的な金属加工だけじゃなくて、彫金とか、アクセサリー作ったり、とかもするのかな?

 

はい、この人が、シャオ姉にプロポーズすると話題だった、ジン兄こと、ワン・ジン。

人の好さと気弱さが、見事に同居してるような人物。・・・というか、それ以外に見当たらない。

 

ジン「結婚してくれる?」

そう言って、指輪が入っているらしき箱を差し出した相手は・・・シー・レイじゃん(笑)

レイ「そんなんじゃだめだよ」

ダメだしです。

メガネを外し、ちょっとだけ、いい男風に、声低め。

ジン「結構しよう!」

たまらず笑い出すレイ。

後ろで、スーチーが仕事しながら、2人のやりとりを聞いてます。

レイ「気はたしかか?」

ジン「まじめにやろうよ」

レイ「OK、OK」

予行演習というか、最後の練習ってところね。

 

ふふ、満を持して、シャオ姉が出社してきました。

 

今日は、プロポーズ大作戦のほかに、例の、とんずらした社長に変わって、新しいボスがやってくる日だそうです。

ボスが来る前に急げ、と、ワン・ジンにアドバイスするレイ。

 

この工房は、この人数だけなのかな?

 

意を決して、シャオ姉に声をかけるワン・ジン。

ジン「バイ・シャオチェン・・・」

みんな注目。

 

ジン「俺たち知り合って6年だ。君に、とっても大切な話がある」

シャオ姉の前で、跪くワン・ジン。

ジン「結婚・・・」

その時、スーツ姿の男性 ジン・ユージェンが入ってくる。

ユージェン「何してる?」

急な来訪者に、?が浮かぶシャオ姉たち。。。

シャオ姉「失礼ですが、どちら様でしょうか?」

その時、ゆっくりと、その男性の顔を確認しようと、シーレイが動き出す。

スーチー「新しいボスですか?」

普通、それしかないよね。

 

ユージェン「今日が出社初日だ。まず、自己紹介しよう。私は、この「精誠工藝坊」のアートディレクターであり、そして、また、将来的には君たちの社長・・・ジン・ユージェンだ」

 

その視線は、まっすぐに、レイに向けられている。

皆、無言の中、ワン・ジンが、ちらりと、シー・レイのほうを見る。

レイ「あ・・・はじめまして、私は・・・」

と言いかけたところで、す~っと無視するかのように、事務所の奥に入っていくユージェン。

 

身公約

ひときわ大きく赤く書かれた貼り紙を、掲示スペースに貼るユージェン。

つまり、社内恋愛禁止ってこと?
 

ユージェン「新しい規則を遵守してもらいたい」

 

いち早く、その貼り紙の前に陣取るシャオ姉。

シャオ姉「単身公約?」

 

会社に雇用されている従業員は、会社内において社内恋愛を禁止とする。

雇用されている従業員は配偶者を持ってはならない。

上記のいずれかに該当する場合、従業員は退職する必要がある。

 

シャオ姉「そんな・・・、ワン・ジン、ちょっと、この件、一緒に解決するしかないわよ、わかってるの?」

ワン・ジン「し、知らない、僕・・・何もわからないよ。」

そうわめきながら、表に飛び出していってしまうワン・ジン。

えええ??? 逃亡?

シャオ姉「ねぇ、どこ行くのよ? ワン・ジン、ワン・ジン!!」

スーチー「ジン兄、ジン兄!」

シャオ姉「いいから、戻って来なさいよ、どこに行くつもりよ?」

大騒ぎしながら、ワン・ジンのあとを追いかけていく二人。

 

それを見て、怒りをたたえた表情で、貼り紙の前に立つレイ。

バシっと、その貼り紙を剥がすと、奥の部屋に向かう。

 

デスクの周辺を片付けているユージェンのもとに、貼り紙を叩きつけるレイ。

 

レイ「一体、どういうことですか?!」

その言葉を無視し、テーブルランプに消毒液を噴霧するユージェン。

 

ユージェン「君たちが、理解するには、ちょっと内容が難しかったかな? だったら、もう少し、補足して説明しようか。結婚してる人は辞めるべきだし、恋愛している人間もまた、辞めるべきだ」

レイ「なぜですか?」

椅子に腰を下ろすユージェン。

ユージェン「なぜなら、私は、君の上司だからだ」

レイ「たとえ、あなたが我々の上司だからと言って、性急すぎます。」

ユージェン「う~ん、どうやら、私は君たちを徹底的に管理すべきようだ。君の態度を見れば、前任者が、いかに、従業員教育を怠ってきたのかがよくわかる。私は、君の様な人間を見たことがない。もし、私がもっと年配者であれば、即刻、君を解雇しているところだ。」

 

レイ「ずいぶん、物事の道理を知らない方のようですね。もし、あなたが初日から、そんなふうに、服従させるような真似をするなら、誰もついていきませんし、上司失格ですよ。」

まったく、お構いなしなユージェン。

ユージェン「ああ、そう。 ここは、ディレクター室だ。どうか、お引き取りを・・・」

レイ「この部屋は、私が管理しています」

手にしていたファイルを横に置くと、「君は、シー・レイだったよな」と、手を組みながら、見据えるユージェン。

レイ「それがなにか?」

ユージェン「この会社は、私によって、資金が提供されたということを御存じかな?」

レイ「大変なお金持ちのようですね」

ユージェン「既に、君の元の社長は逃走している・・・」

それが意味することは・・・今のところ、一切の権限はユージェンにある・・・ということ。

レイ「訴えます」

ユージェン「どうぞ、ご勝手に。会社は既に、崩壊しているんだ。もし、君が出て行けば、強制終了となるばかりか、私にとっても面倒がなくなるというものだ。ありがたいな・・・」

レイ「あなたがそんな態度なら、みんな、辞めますよ」

一向に堪えないユージェン、立ち上がると、「そんなことは、君が気にすることではないと思うが・・・」とバッサリ。

レイ「ここは、私が管理(運営)してきたんですから、心配するのは当然です」

ユージェン「もう、新任者がいるだろう」

レイ「あんな新しい規則と一緒に働きたい人なんて、誰がいるんですか?」

ユージェン「仕事を得ようと考える人間は、特に野心が強くなるんだ。既に、職を得ていれば、その野心は一層強くなる。そう、それは・・・ああ、君の素晴らしい同僚のように」

ドアの外を指さすユージェン。

レイ「つまり、今起きてることを、あなたは把握されていると?」

ユージェン「私とは一切、関係ないことだ」

シーレイ「あ・・あんた・・」

ユージェン「どうも、君は、本気で怒っているようだね。もしかして、君は既婚者か、もしくは、すでに、誰か恋人がいるのかな?」

レイ「あなたに、なんの関係が?」

ユージェン「・・・・・・・・」

ここの「溜め」が今日イチ、気になる。

 

ユージェン「そうだな。それなら、それでかまわない。どうぞ、お引き取りを・・・。あ、そうだ。私の代わりに、これを貼りなおしておいてくれ」

さきほどの、告示貼り紙をレイにむけるユージェン。

 

無視して、部屋を出ていくレイ。

 

**************

黑沃咖啡「HWC Roasters」

※実在のコーヒーチェーンですね。

「精誠工藝坊(スタジオ)」の皆さんの行きつけのお店、という設定です。

 

グラスを睨みつけるように、スワリングしてるシャオ姉。

スーチーは、ちょっと離れて、カウンターに座ってるのね。

触らぬ神に祟りなしって奴?(笑)

 

ルオ「なにか、必要があったら、言ってくださいね」

カフェのお姉さんが、お茶のカップをテーブルに置きながら、レイに声をかける。

レイ「うん、ありがとう」

なんだ、このデレ顔は・・・!

わっかりやすい男。ノン気なのかぁ。。。

まぁ、そうか、そうよね。

 

シャオ姉「可愛いわよね~~~」

出ました、酔っぱらいの絡み酒(笑)

シャオ姉「だれがお茶なんて、頼んだのよ!!あのね、私は機嫌悪いのよ。なんで、飲ませてくれないのよ」

テーブルの上の、お茶にも、大声で当たり散らすシャオ姉。

シャオ姉「シーレイ。あんたも飲みなさい」

仕方なく、付き合うしかないレイ。

 

その様子をカウンターから見ている店長イェン・ジャオガン(言兆綱)と、ルオ。

ルオ「店長、どうします?」

ジャオガン「倉庫に行って、あと何本か赤ワインを持ってきておいてくれ。吐くまで飲めば、なんとかなるだろう」

ルオ「わかりました~」

ルオが倉庫に言ってしまうと、「君はなにをしてるの?」と、目の前に座るスーチーに声をかけるジャオガン。

ジャオガン「なにか、飲む?」

首を横にふるスーチー。

ジャオガン「だったら、これはどう? 無加糖。オーツ麦からできてて甘いよ」

スーチー「でも、香りがどうも好きになれなくて・・・」

ジャオガン「心配ないよ。これだけで飲んでみたら、全然、しつこいとは感じないはずだよ。オーツ麦のいい香りだけだから・・。乳糖不耐症の人でも、これは飲めるんだよ」

スーチー「でも、僕は違いますよ」

ジャオガン「だったら、もっとカルシウムや食物繊維を取ったほうがいいね。まだ、成長期みたいだから・・・。君には必要だと思うよ。 だったら、ちょっとだけ、飲んでみる?」

遠慮がちに頷くスーチー。

 

さて、どんどん盛り上がってきちゃったシャオ姉。

 

ジャオガン「はい・・・」

ミルクを差し出したジャオガンの手に、突然、なにかを乗せるスーチー。

ジャオガン「・・・・・?」

スーチー「これ、僕が、動線を巻いて、はじめて作った飾りなんです。」

なにかの鉱物に巻き付けたみたいな、ペンダントヘッドみたいな感じかな?

ジャオガン「すごく可愛いね。直接、買おうかな・・」

スーチー「結構です。差し上げます」

ジャオガン「だったら、夕飯でもおごろうか?僕も、君の、講師資格取得後の初仕事をお祝いしたいからね」

スーチー「はい!」

嬉しそうなスーチーと、微笑むジャオガン。

ああ、このやり取り・・・、こういう部分が後々、とっても大事になってくるんです。

 

その時・・・

レイ「ウー・スーチー! 早くこっち来て、俺を助けろ!」

「ワイン~~~」とくだを巻くシャオ姉相手に、作り笑顔で孤軍奮闘しているレイの絶叫が響いてきました(笑)

ジャオガン「また、今度にしようか・・・」
スー・チー「はいラブラブ


この子の笑顔は・・・完璧、年上キラーだわ。

さささ~~~と、カバンを持って、逃亡するスーチー。

とにかく、荒れ狂うシャオ姉をなんとか宥めすかして・・・

家まで送り届けたところで、自宅に戻ってきたレイ。

その目に飛び込んできたのは、簡単な荷造りをして、家の外にいるスーチーと・・・。

レイ「ジン・ユージェン?」

 

ユージェン「明日、職場にはちゃんと来るように・・・」

そう、スーチーに指示すると、家の中に入ろうとするユージェン。

 

レイ「ちょっと待ってください。なぜ、あなたがここにいるんですか?」

ユージェン「今日から、ここに住むことになったので・・・」

レイ「でも、すでに、我々がここに住んでいるんですよ」

ユージェン「だから、彼に出ていくよう、荷造りさせたんだ」

レイ「どうして?」

ユージェン「君たちの、元社長がここの所有権を持っていた。私は、その全ての権利を買収しただけだ」

レイ「でも、すでに、居住していると言ったはずです」

ユージェン「私の知ったことではない」

レイ「(小声で・・知ったこっちゃない・・・って) だったら、彼はどうすれば?」

ユージェン「「新しいところを探せばいい。なにかあるなら、引っ越し業者に連絡するくらいはしてやってもいいし、なんなら、新しく住むところを探す手伝いもできるが・・・工房で・・・いや、私が個人的に彼に住宅手当を提供してもいい」

ユージェンの勝手な言い分に、怒りをおさえながら、「スーチー、無視していいぞ。彼になにが出来るのか、見てやろう」

ユージェン「君は、これが、法的な拘束力がある契約に基づいたものだと、認識する必要がある。私には、自分の権利を行使する絶対的権限があるんだ」

小さく、「そうか、わかったよ・・・」と呟くレイ。

レイ「俺がいなくなれば、いいんだな?(怒)」

スーチー「だめだよ、レイ兄」

レイ「なにがだめだ? これは、俺の判断だ」

スーチー「大丈夫です、レイ兄」

レイ「俺にまかせておけ」

スーチー「でも、僕、もう友達に、そいつの家に引っ越すって話をしちゃったんです」

 

「僕のことは心配いりませんよ~~」と言い置いて、車で去っていくスーチー。

 

さて、今度は、レイの番です。

溜息をつき、「感謝しますよ、ジンの王様(秦の始皇帝)」

これ、秦の始皇帝と引っかけたのかと思ったんだけど、普通に、始皇帝って訳して良かったのかな?

2話にも出てきたので、追記しておきます。

 

ユージェン「ずいぶん、独創的な呼び方だな・・・。こちらこそありがとう。」

レイ「別に、褒めてません」

ユージェン「もし、君も引っ越したいというなら、(家の中に)招待するが・・・。私は気にしない」

レイ「そうですね」

ユージェンに近づくレイ。

ここ、さっと、緊張したように身構えるユージェン。

レイ「一日だけ、いただきましょう」

わざとぶつかったのに、思わず、力が入りすぎ、バランスを崩したレイの腕をぐっと支えるユージェン。

それも、とっさに出たって感じ。。。

 

なんか、助けられたみたいになって、ムッとするレイ。

レイ「何するんですか?」

ユージェン「君が転びそうだと思ったから、腕を掴んだだけだ」

無視して、家の中に入るレイ。

 

その姿に、ふっと微笑むユージェン。

なんか、この「おもしろくなりそうだ」っていう笑みがいいわ~~~。

どうせ、なんかあるんでしょう。

 

~大通り~

あれ? さっき、車で、友達の家に行ったはずのスーチーが、横断歩道の前に立ってるよ、荷物込みで。。

スーチー「なぁ、今晩、止めてくれないか?」

携帯で誰かに連絡をとってます。

ああ、友人の家に行くっていう話は、シーレイを安心させるための方便で、実際はまだ、決まってなかったのね。

片っ端から、断られてる感じ。。

スーチー「ああ、いいよ。また、今度な。。ありがとう」

 

途方にくれるスーチー。

どこかに泊まれるほどのお金もなく・・・。

仕方なく、公園のブランコで座っていると・・・

やった、捨てる神あれば拾う神あり。

なんとも、出来すぎな展開(笑)

カフェの店長イェン・ジャオガンが通りかかりました。

ジャオガン「どうした? こんなに遅くに・・・、一体、こんなところで何してる?」

当然の質問です。

時間を確認するスーチー。

横に置かれた荷物を見たジャオガン。

ジャオガン「これって・・・・追い出されたのか?」

顔をそらすスーチー。

スーチー「違います。なんでもありません」

 

この状態を見て、なんでもないと思う人がいたら、それはそれで不思議だけど、その後、どうするかは千差万別でしょうね。(苦笑)

ジャオガン「これで、なんでもないだって?」

微笑むと、スーチーのカバンを一つだけ持ち、歩き始めるジャオガン。

 

スーチー「・・・・・?」

振り返るジャオガン。

ジャオガン「さ、おいで」

 

そりゃ、ついてくよ。もう、その選択肢以外、ないんだもん。

運命だわ~~~(笑)

嘘です、ほら、カフェでの会話、大事だったでしょう?(笑)

でなきゃ、「なにされても結構です」込みの、「家ついていっていいですか?」バージョンになっちゃうじゃん。

 

ま、捨てわんこ、見事に、拾い上げられ~~~。

 

**************

~シェアハウス~

ここって、3階建てなのね。

 

段ボールをかかえて、リビングに降りて来たレイ。

スーツケースやら、段ボールやら、とりあえず、まとめたのね。

あ、一言言ってもいい? とても、それどころじゃないかもしれないけど、そのコート、吐いたシャオ姉を介抱した時に、袖口、ひっかぶってるんだよね(苦笑)

 

レイ「そういえば、スーチーが泊まるところ、聞いてなかったな・・・」

携帯を取り出すレイ。

後輩思いだよね。

「おつなぎできません」アナウンス。。。

 

その時、冷蔵庫になにか、貼り紙がされているのに、気づき、思わず読み上げ始めるレイ。

レイ「1.各個室はプライベートエリアです。無断で入室しないように。 2.バスルームを使い終わったら、床を拭き、乾燥させること。」

 

いつのまにか、キッチンに降りてきていたユージェン。

私服が新鮮(笑)

 

ユージェン「3.キッチンは先着順で使用すること」

あとに続けて諳じるユージェン。

レイ「これは一体なんですか?」

ユージェン「4.・・・」

レイ「黙れ!」

ユージェン「冷蔵庫は共有使用です。自分のもの以外には手をつけないように。」

レイ「あんた、マジでおかしいぞ!」

 

ユージェン「君が、まるで文字が読めない人みたいに、なんて書いてあるのかって聞いたから・・わかりやすく、説明してあげたまでだが・・・」

平然としているユージェン。

レイ「あ・・あんた」

ユージェン「5.ここでの夜明かしは、何人(なんびと)も禁止する。この5か条が、家をシェアするルールだ。それらを守ってもらいたい」

レイ「あんた、さっきからシャワーをずっと使ってたな・・・あんたがずっとそこにいたせいで・・・」

ユージェン「2.バスルームを使い終わったら、床を拭き、乾燥させること。全部、明確に書いてあるだろう」

レイ「・・・もういい。とにかく、明日には出ていくから・・・。あなただけが、このバカげたルールに従えばいいでしょう」

冷蔵庫を開けたレイの目に飛び込んできたのは、スペースに、それぞれ、ユージェンの食料と、レイの食料が真っ二つに分けられてる光景。(笑)

ま、この徹底した整理整頓ぶりは別にして、テープを張って場所を分けたり、名前書いたり、共有使用の時はよくやるので、これは何も特別なことではないかもね。。。

どーん!(笑)

 

レイ「これは一体、なんの真似ですか?」

ユージェン「4.冷蔵庫は共有使用です。自分のもの以外には手をつけないように」

レイ「あんたは、偏執狂か、なにかなのか? あんたの食べ物をねらうやつらがそんなに怖いか?」

ユージェン「私は、なにがあっても、君の食べ物を食べることはない。もし、引っ越ししたあとでも、いつでも取りにきてくれてかまわない。それか・・・今晩一晩で全部食べてもいいが・・」

レイ「一晩で食べろって? ああ、そうですか」

 

冷蔵庫から取り出し、閉めようとしたレイの腕を掴むユージェン。

レイ「な、何する気ですか?」

そのまま、冷蔵庫をあけ、自分のサイダーを取り出すと・・・

ユージェン「私は、常々、デザインスタジオのアートディレクターは、確固としているべきだと思ってきた。だが、今日、君が私に言ったことも一理あると同意せざるを得ない。たしかに、私は、物事の道理が見えてない部分がある」

 

ユージェンの言葉に、裏を感じたレイが近寄ってくる。

レイ「それは、あなたが(周囲に)十分な注意を払っていないからです。」

 

今度は、ユージェンがレイに圧をかけるかのように、前に進み出る。

一歩、二歩、押されて、下がっていくレイが、思わず、後ろに倒れこみそうになり、体勢は完全に、イナバウアーになりかけ。 ← わかるよね?

さっと、レイの腰に手をまわし、支えるユージェン。


もう、確かに、はじまっているようですね。

 

とくに、この人は、明らかに意図アリ。

そして、この人は・・・

無意識かつ明らかに、意識してしまってます。(笑)

 

レイが落としたブリックパックのお茶にむかって、ユージェンの手から落ちたサイダーが、転がっていったよ(笑)

↓ ↓ ↓

 

I do I do I do ♪ のOSTが流れたところで、記念すべき第1話終了です。

 

 

★【Ep 01】 雑感★

 

もう、レイが仲間想いで、かつ、仲間からも慕われるいい奴で、理不尽なことには引かず、お仕事は職人肌な部分もあって・・・、相対的にみて、男気があるような感じですが、なにより、色白で、可愛らし系のイケメンだということが、1話にして、全部説明されましたね。

そう、台湾ドラマは、オープニングの画像を見れば、かなり後半のシーンも出てきて、驚異のネタバレを発揮してくれちゃうんです。(笑)

 

そして、社長トンずらのあと、やってきた謎の男に、アートディレクターの座どころか、住む家まで奪われて・・・。


今のところ、レイとはまた、違った意味での強気男ユージェンが一歩リードで、術中に嵌めつつあるって感じですね。

私が常日頃、思っている「攻めとは、言動の強引さのみにあらず、受けの退路を断つ方法を用意している周到さ」っていうのが、活かされそうな予感(笑)

完全、ターゲットはレイですね。

いまの段階で、「恋愛」に限定できないかもしれませんが、いずれは、そうなります。

だって、これは、BLドラマ。(笑)

でも、「同居公約」まで用意しちゃって・・・、これで、同居しないなんて、ありえん(笑)

 

そう言えば、スーチーの真の性格がまだ、わからないので、「捨てわんこ」じゃなくて、「捨てにゃんこ」かもしれないです。

こっちのカップルも、なかなか、よさげ。

ジャオガンって、どこか、ミステリアスな感じがします。

ただ、別に表面的にどうのこうのではないけれど、ゲイ系の人だというのは、わかります。

スーチーは、天然のたらしなのかどうか・・・ ← こら、言い方!

今後の展開が楽しみ~(笑)

 

とりあえず、初回は、いろんなヒントが隠されてるはずですが、私自身、把握しきれてないので、今は、ざざざ~っと流れを追っていきますね。

(あとで、追記するかも。。。)

 

第1話の章題が、裂開的碧璽 <ひびの入ったトルマリン>ってなってるんですけど、トルマリンなんて、出てきてた?

※トルマリン・・・10月の誕生石

 

「過熱や応力により電圧を発生する。別名“電気石”」・・・ってあたりが、章題に使われた理由でしょうか。

とにかく、今までの、のんきだった生活にひびが入り、これから、想像もつかないような出来事が待ち受けてるんですね。

 

★【Ep 02 前半】に続く★