これは、2ブロックめです。
【Ep.03】 (1/2) はアップ済みです。。
【物品シリーズ第二弾!】
肉そぼろや豚骨風味もあるようですが、
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
2分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『We Best Love:No.1 For You』
永远的第一名 / 永遠の1位
【Ep.03】(2/2)
さて、その晩
綺麗な月夜です。
なんか、この感じ、『Manner of death』を思い出しちゃった!(くすん) また、見よっ!
~水泳部主催の 肝試し会場?~
幹事「なんだか、足音が聞こえてきませんか?」
「?」
「足音?」
「ほらほらほら・・・来たぁ」
「ぎゃ~、こわかった~~~~!」
突然、すごい勢いで誰かが、飛び込んできて、ガシャン、と受付デスクにぶつかりながらも、そのまま、駆け抜けていった(笑)
この真ん中の、ブレてるの、人影です。(笑)
この人、誰?かと思ったら、要は、肝試しの出口から、恐怖にかられて、飛び出してきた人ってことらしいです。
映像をごらんいただけると、「目にもとまらぬ速さ」というのが実感いただけるかと思います。
幹事「言いましたよね。嘘はついてませんよ。ここから、泣きながら飛び出してきたのは、これで3人目です。 大袈裟だと思ってたでしょ? 俺は冗談なんか言いませんよ。この大学は、かつて、大規模な墓地だったんです。まじで、気をつけたほうがいいですよ。では、次の挑戦者の方は?・・ジョンウェン先輩。さ、どうぞ。はい、携帯はここにお預かりしておきますね? はい、ありがとうございます。では、怖がらないでくださいね、先輩」
<この長セリフこなしてるイケメンXia Teng Hongさん、特別出演の俳優さんです。先輩、と呼びかけてますが、こちらの方のほうがどう見ても先輩ですよね・・・(笑)>
その時、ジャーユーが、「俺を先にしてくれ」と言い出し、ジョンウェンをひきとめる。
「俺、急いでるんだ」
そういえば、さっき、説明を聞いてるときから、なにやら、変な感じだったよね。
ぽ~んと、ボックスの中に、携帯を入れると、「別に、全然、こわかねぇよ」と言い残して、先に入っていくジャーユー。
幹事「いいでしょう。さ、気丈なチャレンジャーがスタートしましたよ。彼が泣き叫んで出てこないことを願ってますよ」
順番をとばされ、もう一度、携帯を取り戻したジョンウェンに謝る後輩くん。
幹事「先輩、すみません。あと、15分くらい待ってください」
ジョンウェン「ああ、いいよ」
ジョンウェンは、基本、平和主義者なので、この程度のことは、無問題です。。
~校舎内~
それっぽく、マネキンやら、オブジェに見立てて、飾り付けられてる肝試し順路。
ん?
シューイーは、もう既に、出発して、中に入ってたみたいです。
ビンウェイと一緒に回ってる・・わけではありません。(苦笑)
ビンウェイ「ここで止まれ」
シューイー「え~、怖い こわいよ~(日本語)」
ビンウェイ「心配するな。俺がついててやる。」
安心して!って、日本語言ってる感じもした(笑)
なんか、手に持ってた、白い顔面マスクみたいなお面を投げ捨て、持ってた紙を握りつぶしたよ。(笑)
※ マネキンの顔だけみたいなのって言えばわかるかな?
そして、なぜか、シューイーにキスを迫るビンウェイ。
・・・っていうビンウェイの妄想でした。
妄想明け、キスに夢中なビンウェイ。(笑)
ビンウェイったら、舌!!(笑)
確かに、シューイーのこと、好きだろうとは思ってたけど、そんなに、ちゅうしたいくらいだとは思ってなかったわ。
我に返り、お面マネキンの頭部に謝るビンウェイ。
ああ、廊下においてあったオブジェみたいです。
骸骨と一緒に、非常ベルのケースの上に戻されました。
ビンウェイ「なんか、怖くなってきたな・・・」
ま、夜の校舎って、怖いもんね。
ビンウェイ「リウ・ビンウェイ、お前ならできる!」
怖いくせに、自分を鼓舞するビンウェイ。
ビンウェイ「ジョウ・シューイー、お前を救ってやるからな!」
キミの心意気だけは、いつも買ってはいるんだが。。(苦笑)
~別通路~
あ、今度は、ジョンウェンのターンです。。。
もう15分経ったので、入って来たのね。
手に持った地図&スタンプ表を見ながら、廊下を進んできたジョンウェン・・・行く手に、スタンプコーナーがあるのを見つけ、該当箇所に押していると、背後から、大声で、脅かされる。
一瞬、息を飲んだジョンウェン。
長い髪のカツラを被り、白いワンピースを着たユーシンが笑いながら、ジョンウェンの腕に抱き着く。
ジョンウェン「こんなところで、なにしてんだよ?」
ユーシン「怖かった?・・・・もう、可愛いんだから~~」
実は、その順路に入ろうとしていたシューイーが、二人が先にいるのに気づいてしまう。
ユーシン「後輩の子から、一緒にやってって、頼まれたのよ。私も、あなたにもっと、大学での楽しい思い出を作ってあげたかったし・・・。ねぇ、ほら、ホントに幽霊みたいでしょ?」
ジョンウェン「(こんなところに)一人で、ずっとここにいたのか? じゃ、一緒にいてやるよ」
首筋に抱きついて、ちう音も聞こえたぞ(笑)
ユーシン、大胆(笑)
そんな二人のラブラブな会話を聞きながら、その場から動けないシューイー。
シューイーの背後に立ったシードーが、小さな声で「おい・・」と声をかける。。。
びくっとなって、後ろを振り向くシューイー。
シューイー「びっくりしたぁ~(日本語)、なんで、真後ろになんか立つんだよ!」
バシンって、胸をひっぱたかれたシード―。
シードー「お前が、ここにいたからじゃん」
シューイー「あ・・・」
この状況を言い争うことの無意味さに気づけば、だまるしかないわね・・・。(苦笑)
シードー「行かないのか?」
ちらっと、シードーを見て、俯いちゃうシューイー。
ここの、シューイーの表情・・・
だって、だって、だって・・・あんなん見たら俺、行けないよ・・って訴えてます。
一瞬、視線を反らし、
溜息まじりに、「もう、お前は乗り越えたと思ってたけどな・・・」と告げるシードー。
そう単純なものでもないってことです。
シューイー「俺は、あいつらが幸せそうなのが嬉しいだけだ。お前こそ、気を引き締めろよ。俺、今度こそ、お前を打ち負かしてやるからな!」
渾身で強がってます(笑)
そういうと、その場を離れ、次のドアを開けるシューイー。
あれ、あそこのチェックポイントはいいの?
外の暗闇と、薄気味悪さと、恐怖に、思いっきり引く(笑)
シューイー「・・・(くっそ、いつから学校ってのは、こんなに怖くなったんだよ? 懐中電灯の電池もなくなっちまったし・・・)」
右手の、簡易ライトを振ってみせるシューイー。
泣きっ面に蜂。。。
その姿をぼ~~っと、後ろから見ているシードー。 ← ピントがあってないだけです(笑)
シューイー「(ガオ・シードーの奴、まだ、ここにいるのか?) なんで、まだ、ここにいるんだよ?」
かっこ悪いところは、極力、いや、死んでも見せたくないシューイー。
ぷぷぷ~( ´艸`)
振り向き、声をかけるシューイー。
シューイー「先に行けよ」
さきほどの廊下の先へと、歩き始めたものの、立ち止まり、シューイーのほうに振り返るシードー。
シードー「俺・・・幽霊が苦手なんだよ」
突然の告白に、「はぁ?(日本語)」と驚くシューイー。
シューイー「まじかよ? お前が幽霊を怖いだって?」
まさに、渡りに船!
どうみても、シューイーのほうが、ほっとしてる感じがするのは、気のせいじゃないよね?(笑)
シューイー「だったらこうしようぜ、お互い、競争するのは止めよう。そんなんじゃ、もし、俺が勝っても、達成感が得られないじゃん。一緒に、まわろうぜ」
そう、もっともらしいことを言いながら、シードーに近寄ってくるシューイー(笑)
シューイーの性格、好きだわ~~~。
こんなわかりやすい人、いる?(笑)
って、ドラマだからかな。
実際、友達だったら、「あ~はいはい、また、はじまったよ、めんどくせ~~」とか思うのかな(笑)
そのまま、後ろ姿を見ているシードー。
← この人はこの人でこんな風に、微かに笑うの、ズルいわ(笑)
言うだけ言うと、足取り軽く、さきほどの出入り口に向かうシューイー。
背後のシードーに、ついてくる気配がなく、後ろを振り返るシューイー。
シューイー「なんで、つったってんの?」
シードー「足手まといになるぞ?」
珍しく、気弱なことを言うシードーの傍まで、再び近寄ってきて、「大丈夫(日本語)」と、シューイーの肩をポンポンと叩くシューイー。
シューイー「俺がついてるって!」
胸を張るシューイー。
そこには、もう、そのまんま、自分を力づけてくれた10歳の時のシューイーが、1ミりも変わらずに、そこに立ってるの。
シードーの心の中は、号泣でどしゃぶりよ。
私もそうだから、大変なことになってるのよ!
それでも、動き出さないシードーに向かって、手を差し出すシューイー。
シューイー「いいから、来いよ。」
手を差し出したほうは、何気なくてもね、差し出されたほうは、一生、忘れないんだよ。
この移り変わる表情も、特筆ものね。
シューイー「遠慮すんな。俺についてこいって。。」
ああ、この表情のほうが、シューイーらしいかな。
後ろのライトが💓ですもん。
いつかどこかで、この手を離さなければならない日がくるとしても、その日は今日じゃない。
諦めきれない片思いをしたことがある人は、この表情に覚えがありますよね?
思い切って、手を伸ばし、手のひらではなく、手の甲を重ねるシードー。
少し得意げに、そのまま、シードーの手首を掴むと、
歩き出すシューイー。
シューイー「お前、先、歩けよ、こういうのは、後ろにいるほうが怖いんだよ」
シードーの背後に回り、背中を押し出すシューイー。
**********
~別の廊下~
画面切り替わり、ビンウェイが、「そろそろかな」と待ち構えてます。(笑)
その時、ビンウェイの後方で、「シードーはどこだ?」と通りかかったのは、ジャーユーです。
ビンウェイも、かなりの怖がりみたいです。
「俺が言ったこと、聞こえたのかよ?頼むよ~~、やめてくれ~~~」と、ジタバタ、とち狂ってるビンウェイを見て、驚くジャーユー。
ポンポンと、背中を叩き、ビンウェイの前方に回り込む。
ビンウェイ「な、なんだよ?」
ジャーユー「お前、ガオ・シードー、見かけたか?」
ビンウェイ「お前は、ジョウ・シューイーを見たか?」
質問返しされて、すぐさま、先を急ごうとするジャーユー。
無駄なことに時間取られるのとか、嫌いなんです。(笑)
さっと、腕を掴み、「なにすんだよ?」と引き留めるビンウェイ。
ビンウェイ「一緒に行こうぜ」
ビンウェイもいいキャラだ~~(笑)
ジャーユー「放せよ!」
あはは! このへっぴり腰!
ジャーユー「ついてくんなよ!」
ジャーユー「ひっぱるなって!」
ジャーユー「行かせてくれよ」
ジャーユー「かんべんしてくれよ!」
みんなの癒し🐟コンビ、いいですよね(笑)
~医務室~
ガチャリと、ドアをあけて、入ってくるシードー。
後ろから、恐々ついてきたのは、シューイー。
シューイー「なんか、大袈裟だな。なんで、あいつら、こんな医務室に、手がかりなんて隠したんだ?」
シードー「たしかに、大袈裟だな。」
電気のついた室内を、探しはじめた時、ガタン、と音がきこえて、びくつくシューイー。
シューイー「なんの音だ?」
シードー「風だ・・・」
ドアのほうを指さすシードー。
シードー「先に、手がかりを見つけた方がいいな。スタンプを押したら、ここから出よう」
シューイー「ああ・・」
そこらにあるものに、ぶつかっては、びくついてるシューイー。
シューイー「び、びっくりしたぁ(日本語)」
視線の先には、人型のシルエットが・・・・。
これは、シューイーでなくても驚くかもね。
シードー「どうかしたか?」
すぐに、様子を見に来ちゃうシードー(笑) ← ここにも、愛しかない。。
しかも、この骨格標本。。ポーズ付き(笑) ← 苦手な方は、まじでごめんなさい。。
シューイー「お前が怖がってるかと心配したんだ。俺はここにいるって、伝えただけだ」
シューイーのわかりやすさに、思わず、笑ってしまうシードー。
シューイー「(小声で)バーカ・・・」
このシューイーのかわいらしさを堪能できるのは、身近にいる人だけの特権です。
シューイー「もう、いいんじゃないか?次のとこ、いこうぜ」
もう、そろそろ、怖がってるのが、自分だけって気づこうか?(笑)
なかなか、手がかりを見つけられないシューイーがそう提案してくると、ちらっと、なにか、考えがあるようなそぶりで、「いや・・・」と否定するシードー。
視線の先がね、どうも、少し高い場所にあるような気がするんだけど、気のせい? 気のせいじゃないよ(笑)
シードー「ここで、スタンプをゲットできないと、もう、残りのステージでは、手に入れられないよ」と説明する。
シューイー「ああ・・・」
素直に、棚などを探し続けるシューイー。
その時、いきなり、電気が消え、真っ暗になる医務室。
「怖がるなよ!」と、シードーに言い聞かせるように、すぐさま、ドアに突進し、激突するシューイー!
シューイー「ガオ・シードー、ここから外に出よう!」
ガチャガチャやっても、ドアは開きません。
シードー「落ち着けって、落ち着けよ」
そんな言葉も耳に入らないくらい、焦りまくって、ガチャガチャ引っ張った挙句、ドアレバーが抜けた反動で、後ろに倒れそうになったシューイーを後ろから、抱きとめるシードー。
恐る恐るシードーに、取れちゃったドアレバーを見せるシューイー。。← 爆笑!!
視線を向けたまま、ゆっくりと体勢を戻し、身体を起こしたシューイーと、支えてたシードーの、バックで流れてるのは、魅惑のラテン系ミュージック!(笑)
シードー「でかしたな・・・ジョウ・シューイー・・・」
その言葉以外に、かける言葉はありません(笑)
一転、「誰かいませんかぁ~~~~」と、外に向かって、叫び続けるシューイー。
シューイー「おい、誰かぁ~~、誰もいないの? 俺たち、閉じ込められてるんだ~~!おい!!
そんなシューイーを見ながら、ひとり、おちついて、ろうそくの灯りをたよりに、テーブルについてるシードー。
ひとしきり、大声をあげても、なんの反応もなく、がっくりと肩を落とすシューイー。
シードー「もう10分も叫んでたぞ。水でも飲めよ・・・」
ペットボトルを受け取るシューイー。
シューイー「なにもしないよりはましだろ・・」
振り返るシューイー。
それは、なにもしないシードーをちょっと責めてます?(笑)
シューイー「しかし、なんでまた、医務室に、鉄格子なんて、必要なんだよ?なぁ、お前、この場所のこと、よく知ってるんだよな?なんとかしろよ!」
シードー「俺に出来ることなんてあるか?手元に、携帯すらないのに・・・」
そんなことは、言われなくても、俺にだってわかってんだよ、的な、イラついた視線をおくるシューイー。
シードー「たぶん・・・警備員が巡回にくるだろ」
さっき、もらったペットボトルの水をゴクゴク飲んでるシューイー。
ほんと、シューイーの行動は、シードーの意のままなのね(笑)
シューイー「それか、ショウイーが明日の朝には、ドアを開けてくれるさ・・・」
はい、来ました!
ショウイーと聞いて、覿面に、不機嫌になったシューイー(笑)
不機嫌×不機嫌!
シューイー「・・・・・・役にたたねぇな」
受話器をもちあげ、「電話も通じねぇ・・・」
その時、ノートPC発見。
シューイー「あ、パソコン、あるじゃん。Wi-Fiつながるだろ・・・。ジョンウェンに連絡して、助けにきてもらおう・・・って、くそ、パスワードかかってる!」
でしょうね(笑)
とにかく諦めない(思った通りの動きを見せる)シューイーが、もう、おかしくて、おかしてく、たまらないシードー。
パタンと閉じたシューイーのお腹が、グルグルわめき始めました。
シードー「腹減ったか?」
まともに返事をする気も失せてるシューイーを見て、笑いながら、席を立つシードー。
シードー「このへんに、なにか食べ物があるはずだ・・・」
キャビネを開け、道具を引っ張りだし、
人体模型の中に隠したラーメンの袋を見つけ出すシードー。
シードー「ほらな・・・」
すぐに、セッティングしはじめた様子をじっとみていたシューイー。
シューイー「お前、ペイ・ショウイーに、片思いでもしてんのか?」
この固まり方は、まじで驚いてるのね(笑)
シューイー「だから、おまえら二人、そんなに親しいんだな。インスタントラーメンの隠し場所を知ってるくらいな。。いつからだ?」
シードー「お前な・・・」 ← そこはもう、全力で否定したいシードー。
シューイー「おい、お前だって、俺の失恋ばなし、知ってんじゃん。似たような境遇だろ。そんなに身構えるなって。別に、わらったりしないって」
シードー「・・・・・・・」
笑う、笑わないの問題ではないのだ!
シューイー「いつからだよ?」
諦めたように、自分の話をし始めるシードー。
シードー「もう、長いことずっとな。ただ、あっちじゃなくて、俺は、お前の事が好きなんだ」
シューイー「だったら、よかったよ。・・・・・はぁ?(日本語)」
思わず、大声をあげて、立ち上がるシューイー。
ようやく、シードーの言葉が、脳に届いたのね。。。時間かかったね(笑)
私は、シューイーを見る前の、この一瞬の、シードーの表情が好き。
そう、このシューイーの反応こそ、なによりも恐れてきたことだから。。。。
シューイー「お・・お前・・お前が俺を好きだって? まさか!!」
1ミリも自分の気持ちなど伝わってない、それは別に構わない。
でも、その言葉の裏側には、自分に対する気持ちも1ミリもないと言われてるようで・・・はっ・・と、小さく自虐の笑みを浮かべるシードー。
当然、目は笑ってません。
シードー「ああ・・・そんなわけないよ」
嘘をつくときには、シューイーの顔を見ないシードー。
俯きながら、お湯を沸かす準備を続けます。
シューイー「お前、俺をからかってんだろ」
シードー「当然だろ・・」
ね、やっぱり、目を合わせません。
シードー「お前が、ショウイーとなんか、くっつけようとするからだ」
シューイー「けちくせぇ。だからって、何倍にもして言い返さなくたっていいじゃん」
もう、なにも言えないシードー。
こういう細かいことの積み重ねで、累積、何度、フラれた気分になってることか。。。
その合間に、さくさく、インスタントラーメンを作っていくシードー。
シードー「もうちょっと待ってろ」
シューイー「ん・・・」
穏やかに、返事をするシューイー。
でもね、こういう視線のやり取り、少し前までは、存在すらしてなかったんだものね。
そのまま、ラーメンを作ってくれているシードーをじっと見つめているシューイー。
もう、シューイーの中に、シードーに対する敵対心は消え失せてるはず。
出来上がり。
熱くなった取っ手をパーカーの袖でカバーしながら持ち上げるとか、もう、私は、こういう、細かなしぐさに、やられっぱなしよ。
お鍋ごと、ラーメンをシューイーの前に置くシードー。
シードー「さ、できた。食べろ・・」
シューイー「イェーイ♪」
もりもり食べてるシューイーの後ろで、自分は、ただ、お水をガブガブ飲んでるシードー。
まずは子供に食べさせて、自分は食べなくてもいいっていうおカン気質もあるの?(笑)
シューイー「お前はどーすんだ?」
シードー「俺は、腹減ってない。いいから、食べろ」
・・・と言いつつ、ひたすら水で空腹を満たそうとしてるわね。
シューイー「これ、ひとつしか残ってないのか?」
シードー「うるさいぞ、いいから、食え!」
シューイー「分ければいいじゃん。」
シードー「俺たち、二人とも、飢える必要なんかない」
シューイー「でも、少なくとも、俺たちのひとりが餓死せずにすむ」
シードー「そんなことしなくていい」
ちょっと睨みつけたシードーに向かって、「友だちってそういうもんじゃん」と言い放つシューイー。
シューイーの言った「友だち」という言葉に、急に、たじろぐシードー。
シードー「お前、今、なんて・・・?」
シューイー「食べるのか、食べないのか?」
そんなこと、はじめて言ってもらって、胸が一杯だけど、お腹は空いてるよね(笑)
シードー「ああ、わかったよ」
立ち上がると、シューイーの隣に座るシードー。
ラーメンを真ん中に置くシューイー。
シューイー「友達だからってな、俺たちは、競争中だからな。俺は、永遠に、お前に負けっぱなしになんかならないぞ」
顔を近づけるシードー。
シードー「俺だって、お前に勝たせるつもりはないけどな・・」
無言でじゃんけん。
シードーの勝ち(笑)
1回一口ルールで、お互いに、じゃんけんしながら、分け合う二人。
シードー:俺とシューイーの間に、勝ったも負けたもない。友達ってそういうもんだろ。こっちのほうが・・いいのかもしれない。
友達になれれば、それでいい、と言っていた自分の言葉が、刃となって、シードーの胸に突き刺さってます。。
LESSON3
己経恨久了
=Episode 3=
長い間、ずっと
★【Ep 03】2/2の雑感 ★
今回、最後に、章タイトルを持ってきましたね。
このあたりも、うまいなぁ~と思います。
ああ、シードーの片思いを、勝手に、おも~~くしちゃってごめんなさい。
ここではシードーの恋を基準に、ある程度、日常的に接点を持つ相手を対象として、「片思い」を見ていました。(片想いにも、状況はいろいろありますからね。。。)
なかでも、この「経年タイプ」。。。
感覚的には、3~5年を越してしまうと、ある程度、進学やら就職やら、人生のタームの変化をも跨(また)ぐことになるので、そこで切れなきゃ、抜け出すきっかけはグンと減ります。
(なので、一般的には、目安はその辺かな、と思ってるんですが、それ以上経つと、あとはさほどの違いはないと思います。10年、15年、加速度的に、あっという間。)
ただし、シードーのすごいところは、切れそうになっても、自ら、その鎖をつなぎにいくところですね。
まずは、環境を整えます。
小学校も転校しました。。
大学も編入しました。
そんじょそこらの、One way relationshipper じゃありません。
切れ目なく、「長い間、ずっと」思い続けるということは、全てが累積。。。
相手の何気ない一言や態度で、何百回もフラれた気分になったり、その数だけやっぱり傍にいたいと思わされる出来事が起きたり、その都度、ちょっとだけ試すように攻め込んでは後退したり・・・、まさに一喜一憂。
決して平たんにダラダラと過ごしていたわけでも、ずっと片思いのまま、続けようなんて思ってたわけじゃない。
ほんの少し、あともう少しだけ、親しくなりたい。。
そんな線引きを決めている場合もありますが、大抵、そういうときは、すでに、親しすぎるほど親しくなってしまってます。。。
シードーの状態は、今、このあたりでしょうか。
経年二桁で、このあたりなのは、さすがです。
しかも、シードーが、とにかく出来る範囲で、動き始めているのは、ご承知のとおりです。