この善良な人たちの、善良な物語を、(今回は、特に余計な口を挟まずに) 見ていきたいと、今は心から思っています。(`・ω・´)
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
前回のお話(Ep.09)が気になる方へ・・・
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.10】 (1/5)
~Gene宅 ダイニング~
朝食に集った家族。
えらいなぁ。
顔を合わせるのも拷問だろうになぁ。
なにか言いたげなパパも結局は本を読み続けているし、
パンを口にするGeneは、まるで、砂を噛んでるようだろうし、
誰一人、とても、口を開ける雰囲気じゃなく・・・。
それを察知しても、なにも言葉にせず、本に視線を戻すパパ。
そんな父親の態度を見ながら、少しだけ、眉を顰め、軽く睨んでいるGene。
いつもは明るいママも、そんな二人を、ここでは刺激しないほうがいいと思っているのか、黙って見守り、Jab兄ちゃんは携帯を見てるふり。。。いや、実際、見てるかもしれないけど、見てるふり。。。
~家の表通り~
ゴミ捨てに出て来たRun(Geneママ)。
向かい側から、同じくゴミ袋を提げたOrn(Sibママ)が出て来たのに気づき、少し足を止める。
Geneの家には、お手伝いさんはいないような感じがしてたけど、Sibの家にはいるんじゃないのかな?
Ornおばちゃん、ゴミ捨てとかもするんだね。← 偏見?失礼しました!(苦笑)
Ornも同じように、Runに気づく。
気づまりながらも、微笑んでみせるRunに対して、ちらっと視線をむけただけで、黙ってゴミを捨てるOrn。
え?・・と、戸惑うRun。
Run「P’Orn・・・」
そうなんです、Ornのほうが年上なのですが、今までP’を省略してる部分ありました。。m(__)m
その声に一瞬たちどまり、振り向いたものの、固い表情のまま、
家へと戻ってしまうOrn。
ここ、本当に、Runが悲しそうなんだよね。
~エアロビ教室~
(朝のゴミ出しで、ずいぶん、スポーティーな恰好だと思ったら、こんな時でも、エアロビ? Σ(゚Д゚)の練習には行くんぞなもし)
レッスンに出て来たOrn。
講師「では、こんなふうに、まっすぐにパンチをしてみましょう。はい、みなさん、いいですか? はじめましょう!3,2,1・・はい、まっすぐパンチ、まっすぐパンチ」
リズムに乗る生徒たち。
動きはタイムリーだけど、あんまり、ストレス発散にはなってなさそう。
講師「テンポをわすれずに・・・、次はスクワットですよ。準備はいいですか? 3,2,1、はい。 かがんで、伸ばして・・はい、そうですよ、かがんで・・伸ばして・・・」
少し遅れて入って来たRunが、Ornの隣のスペースまで、進み出て、そのまま、参加する。
お互いに、ちらちらと、様子を窺る様子がなんとも言えず・・・。
微妙じゃないと言えば嘘になるけど、とにかく、歩み寄りたい気持ちはあります。
Ornも完全拒絶かっていうとそうでもなく・・・おそらく、どう振る舞っていいのかもわからないくらい、混乱しちゃってるのかもね。
ママたちの反応が、一律でないのも素晴らしいし、さもありなん・・な反応なのも頷ける。。。
ごめんなさい、講師の先生、全部、訳さなくて・・・。
~Jabの部屋~
あ~、この出で立ち・・・インカム付のヘッドフォンも、キーボードもE-sportsの人っぽいね。
ああ、椅子も、見るからにゲーマー仕様だけど・・・。(笑)
光るキーボードは、ちょっと好き(笑)
まさか、プロのプレイヤー?
たしか、前に、ママは、電話で、Jabは仕事以外、家にいるときはずっとゲームしてるって言ってたような気がもしますが・・。
ぼんやりしているJab。
電話に気づき、慌てて、ヘッドフォンを耳に当てる。
Nuengからの電話です。
Nueng「おい、Jab、どうだ?・・・家のほう、大丈夫か?」
Jab「ああちょっとだけ、トラブってるよ」
Nueng「ちょっとだけじゃないだろ・・・」
その通りです。
お互い様って感じです。
Nueng「Jab、あのな、実は、俺、お前に言わなきゃならないことがあるんだ」
ん?と、少し前のめりになるJab。
Nueng「実はさ・・・」
言いにくそうなNuengに「なんだよ?」と訊ねるJab。
Nueng「SibとGeneに、両親に話せって言ったのは、俺なんだよ」
あ・・・と、固まるJab。
Nueng「でも・・・こんなことになるなんて、思ってもみなかったんだ」
ああ、NuengはNuengで、一晩中、自分を責めてただろうね。
Jab「わかるよ・・・」
Nueng「俺はただ・・あの二人に、こそこそ隠れ続けてほしくなかったんだ」
Jab「お前が気に病むことはないよ。こんなことになるなんて、わかる奴がいるもんか!」
Nueng「でも、お前も、親父さんたちに時間をやったほうがいいぞ。うちの母さんは、Geneのことを、自分の息子のように、本当に愛してるんだ。」
異論はなく、頷くJab。
Jab「だから、2人の最愛の息子たちの関係を知って、おばさんも相当なショックを受けたんだろうな。あー、厄介なことになったな」
Nueng「この先、どうなるんだろうな・・・」
Jab「見当もつかないよ」
Nueng「ああ、もう切るよ。また、なにかあったら、電話するよ」
うん、と頷くJab。
Nueng「おい、お前、もっと笑えよ。」
こんなふうに言えるNueng、本当にいい奴。
普段、多少、残念くらい、大目に見てあげたくなるくらい、絶対、いい奴。
Nueng「わかったか? お前、兄ちゃんだろ。今は、なんといっても、Geneが、厳しい状況にあるんだから。お前は、あいつの面倒をみてやらないと。俺も、Sibの世話をするよ。」
Jab「ああ、あいつの面倒、みてやってくれ。また、電話する」
Nueng「ああ。またな」
お兄ちゃん'sも、いい関係だね。
電話を切ると、大きく溜息を吐き・・・なにか、真剣に考えてるJab。
******************
オープニング
Ch3だと、バラードがかかってると言ってたけど、ちゃんと、あった。。。
恒例 『気になった画像貼っちゃう』シリーズ。
突然ですが、Kaoくんの声って、歌声のほうが好きって言ったら、怒ります?
(歌唱力的には)ちょっと不安定な部分もありますが、それでも、ステージ上で歌うの、見てて、楽しそうだよね。
密かに、これ、メンバー見ただけで、何はともあれ、血沸き肉踊るんですが・・・。
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~Gene宅 リビング~
ダイニングテーブルに座り、紅茶を入れているRun。
2階から、ヨタヨタと降りて来たGene。
Gene「母さん・・・」
Run「あら、Gene、どこか行くつもりなの?」
Gene「ううん、どこにも・・・。昨日、寝てないから・・・。どうかしたの?」
Run「だったら、私と一緒にいらっしゃい」
紅茶をスプーンで混ぜている母を、不思議そうに見つめるGene。
~Gene宅 別室~
さて・・・いろいろ突っ込みたい部分もありますが、とりあえず、先にすすめます。
精神統一には、お茶を点てるのが一番かどうか、人それぞれですが、ママは、これを選んだのね。
Run「座りなさい」
茶筅で、お抹茶を点てるママをじっと見つめているGene。
ただ、わけもなく、呼ばれたわけじゃないって、当然、わかっています。
口を開くGene。
Gene「母さん・・・僕は、父さんと話がしたい。父さんは、僕に、Nubsibと付き合ってほしくないんだよね?」
なんと言ってよいのか、思いあぐねるRun。
Run「さぁ、どうかしらね・・・」
Gene「もし、僕たちに付き合ってほしくないと言うなら、僕はその理由を聞きたいだけなんだ」
茶筅を置くRun。
Run「Gene、あなたのお父さんには、お父さんの事情というものがあるの。もし、あなたが理解してほしければ、あなたもお父さんのことを理解しなければならないわ」
穏やかに語りかけるRun。
Gene「それは・・・僕だって、父さんに事情がないと思ってるわけじゃない。ただ、父さんと落ち着いて話がしたいんだ。ただ、それだけなんだよ」
180センチ越えの息子なのに、まるで、母親を前にすると、いつまでたっても、息子は息子って感じがする構図ね。
まぁ、Geneが、特別、「ナラ(可愛い)」ということもあるでしょうけどね。
Run「Gene、お父さんに時間をあげてくれない?」
ママのいうことが、わかるようで、得心がいかないようでもあるGene。
ママの入れたお茶を渡されるGene。
Run「さ、お飲みなさい」
二人、同時に、お茶を味合う。
Run「・・・あなたとNubsibが、自分たちは付き合ってるって言った時はね、私だって、ショックだったわ」
偽らざるママの本音を聞き、神妙に、ママを見つめるGene。
そういう思いをさせたことは、本心から申し訳ないと思っているでしょう。
Run「でもね、私の気持ちはしrうぉど気にしなくていいのよ。なんだか、それほど重大なことっていう気もしなかったの」
この感覚は、Runの、これまでの人生における経験値に関連するような気もします。
Run「さ、あなたもお茶をいれてみなさい」
見よう見まねで(もしかしたら、今までもこうして点てたことがあったかもしれないけど)、抹茶を入れ、お湯を次ぎ、茶筅をかき回すGene。
自分でいれたお茶を一口飲んで、苦そうな顔をする。。。
さっき、ママの入れたお茶は、すんなり飲んだのにね。
Gene「む~、もう、いらない・・・。母さんが入れたみたいな味がしないよ」
Run「Gene、でもね、あなた、わかってる? お母さんは、永遠に、あなたのために、お茶をいれてあげるわけにはいかないの。」
え?と、急に、正面のママを見据え、不安そうになるGene。
Run「いつの日か、あなたは、自分自身でお茶をいれ、それを飲まなければならない日がくるわ。たとえ、それがおいしくなかろうとね。。自分自身で美味しくいれる方法を見つけ出さなければならないの。わかるわよね?」
小さく頷くGene。
Run「うちの家族は、こういうことを頻繁に言ったりしないかもしれないけど、でもね、私たちはみんなあなたを愛してるし、みんながもっと理解しあう必要があるってこと、あなたには知っておいてほしいの。・・・私はあなたのお父さんのことを愛していて、そして、あなたの事も本当に愛してるのよ」
鼻をすすりながら、涙を堪えていたGeneが、立ち上がり、Runの傍に近づくと、小さな子供のように、すがりつく。
驚きつつ、笑顔で、Geneを抱きしめるRun。
Run「愛してるわ、Gene」
うんうん、と何度も、頷くGene。
★【Ep 10】1/5の雑感★
昨晩、U-Nextの午前2時半の配信が遅れに遅れて、結局、ほぼ諦めて、6時過ぎになって、ようやく・・・。
休みだからって、ずっと起きてた私も私だが。。(笑)
(他のことをやってました。。。)
なので、ちょっと予定がズレまくってます。。
さて、GeneもSibも、家族に愛されて育ったんだなぁという大前提は、もちろん崩れることなく、でも、みんな、ちゃんと向きあおうとしています。
まずは、Geneからですね。
というより、まずは、Runさんの人柄でしょうか。
昨晩から今日にかけての家族への接し方、そして、Ornに対する対応、Geneとの対話をみても、本当に、暖かくて素敵な人だと思います。
最初は、電話の感じからしても、Geneに対しても、ちょっと距離感が近いというか、パワフルな感じがしていたので、肝っ玉母さんっぽいのか、と思っていましたが、いえいえ、とても、人の感情の機微のわかる、慈愛に満ちた人でした。
お兄ちゃん'sも、本当に良かった。。。
そう言えば、この二人も、Geneが寮に入って、しばらくして、アメリカとタイで離ればなれになっていたはずなので、ずっと一緒ってわけじゃなかったと思いますが、最初に、意気投合したまんま、ずっと、その友情は変わらないのね。
ホント、監督&制作チームは、脇に排した大人俳優の皆さんのバランスと、そして、焦点の当て方を、よく考えていらっしゃる・・・(笑)
この先も、お約束のように、順番に描かれていきますが、予定調和でありきたり~~的な印象は受けません。
さて、次は、Nubsib家に、視点が移ります。