
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
6分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.09】 (5/6)
~Sibの自宅 リビング~
まぁ、そんな、あれやこれやな日々から、数日経ったって感じでしょうか。
ソファに座って、携帯をながめているGene。
ふつうに、Sibの部屋にいますね。
結局、同棲してるのと、どこが違うのか、だれか説明してください(笑)
シャワーを浴び終わったSibが、上半身裸のまま、タオル拭きふき、現れました。
(*° ་། °)=3
これ、いつか、慣れる日が来るんだろうか?
Geneは、まだまだ、目で追っちゃいますよ、正直者!(笑)
ここは、部屋もソファも広いけど(笑)、当然、Geneの隣に、ピッタリくっついて座ります。
Gene「おい・・・まだ、濡れてるじゃないか」
Sib「なにが濡れてるんですか? Geneさん、また濡れてるんですか?」 ← U-Next版英訳。
またってなんだお?(笑)
🙈🙈🙉🙉🙊🙊
Gene「Sib! こいつ!!」
🙊🙊
だめだ、これは、Ch3だったら、PG13なのよ!(笑)
・・・って気になってCh3版も確認したけど、そっちでも言ってた!(笑)
Sib「だって~、Geneがはっきり言わないから~」
殴る真似をするGene。
口で敵わない人は、手を出そうとします。
Sib「どうして? 僕に何しようとしてるんですか?」
基本、Sibのペースで進んでいくのね、この二人。(笑)
そう言いつつ、Sibの濡れた髪をチェックすするGene。
Gene「タオル、貸してみろ・・・ほら!そっちむけ!」
ここ、Sibの、え?っていう戸惑いが、可愛いの。。
Sibを後ろ向きにさせると、拭き始めるGene。
Sib「今日は、なんだか、すごく優しいですね」
Gene「俺は、毎日だって、優しい!」
Sib「じゃ・・毎日、僕の髪を乾かしてくれますか?」
Gene「お前、もう、大きいだろ? そんなことも出来ないのかよ?」
ちょっと残念そうなSib。
ん?ちらちらしてるのって、正面のテレビがついてから?
ふと、髪を拭く手をとめ、「なぁ・・・」と問いかけるGene。
Sib「はい?」
Gene「一日中、ここにいて、退屈しないのか? もし退屈してるなら、友達とかに会いにいったっていいんだぞ」
Sib「僕は別に退屈なんかしていません。ただ、Geneさんと居たいだけです。どこにいようと、何をしていようと、Geneと一緒だったら、絶対に退屈なんかしません」
気持ちはわかる・・・けどね、長い人生、それだけじゃ、ダメなんだよ。。
ま、今は、それでいいかもしれないけど。
だって、Geneだって、こんなに嬉しそうだし・・・。
Sibの頭をワシャワシャ、力を込めて拭き始めるGene。
Sib「わ、Gene、Geneったら!!」
今度は、Geneのほうに向きなおるSib。
Sib「・・Geneさんはどうなんですか? 退屈してますか?」
Sibの首にかかったタオルの両端を掴むGene。
Gene「・・・してないよ」
そんな誘うような目をして、可愛いことを言ったりしたら・・・
ほらね、すぐさま、Geneの頬に触れてくるSib。
付き合いたてなんて、そんなもんよ(笑) ← 言い方!
そのまま、唇を重ねてくるSibに応えるように、ちうが止まりません!
目を閉じ、押されるがまま、ソファに持たれるGene。
皆さんが思うベストショットとは違うかもしれませんが、私は、この、脱力してすべてをゆだねたようなGeneが好き。
一方、Sibの背中の綺麗な一直線ラインを維持する背筋と、ぐっとしまった腹筋の、主張しすぎてないところが好き。
別アングルですが、
Geneの揃えた膝と、斜めに流した脚もツボ(笑)
この2人は、多少、激し目にしても、なぜかガツガツした感じがなくて、稀有
いや、ガツガツしてくれてもいいし、ガツガツしてるシップ(さて、どのShipでしょう(笑))も大歓迎なんだけど。。。
すっかり、今日はソファか~って思ってたところに、
ピンポ~ン!
ビックリして、慌てて、Sibを押し戻すGene。
Gene「おい、Sib! 誰だ?」
Sib「さぁ?わかりません」
あ~、来客の予定でもあったのか?って聞きたかったのかな(笑)
Gene「いいから、お前はなにか服を着てこい、俺が対応しておくから・・」
Sib「じゃ・・・この続きは今夜ですよ 🐺」
笑顔満面のSibの頭の中が、Geneと視聴者全員に、丸見えになった瞬間(笑)
Gene「Sib!! 😡💣⚡」
あまりにも幸せなやりとりに、泣いてしまう・・・
どうせ、大した人なんか来ないと思って、たかをくくって、ソファに座ったままのSib。
すると、みたこともないほど、焦りまくって、すっ飛んでソファに戻って来たGene。
Gene「ヤバイぞ! Sib! Ornおばさんだ!!」
Sib「はい?」
Gene「Ornおばさんだよ」
Sib「誰?」
Gene「お前のメー(お母さん)!!」
一瞬、驚いたものの、「あ~」と平然としてるSib。
突然、自分のお母さんが来訪しても、迷惑そうな顔をしない息子さんもいらっしゃるのね❕
あ~、そろそろ来る頃かと思ってましたけど、それがなにか? くらいの感じです。
この場合、慌てるのは、Geneです。
そりゃ、休日に、彼氏の部屋でまったりしてたら、急に彼氏のママが来ちゃったんだからね。
Gene「あ~ってなんだよ! どうするつもりだよ?」
本気で焦ってます。
Sib「Geneさんは、まず、うちの母を連れてきて、ソファに座っててください。その間に、僕、着替えてきますから。」
それでも、不安そうな表情のGeneを見て、もっと具体的に指示を出すSib。
Sib「Gene、ドアをあけて、まずは、うちの母さんを迎えてください」
(だからって、いい大人に、ドアを開けるところから指示するって、常軌を逸してますけどね(笑))
頷くだけでも必死なGene。
Sib「Geneさんがそんなふうだと、もっと怪しまれますよ」
頷くGene。
Gene「OK。じゃ、お前は着がえに行ってこい」
ドアを開ける前に、ぎゅっと、拳を握るGene。。。
可愛いなぁ、もう。
意を決して、ドアをあけると・・・当然、Ornおばさんです。
ドアをあけて、迎えたのが、息子ではなく、GeneでΣ(゚Д゚)するOrnおばちゃん。
Orn「まぁ!Gene・・・」
昔(Sibたちの子供時代)より、雰囲気、格段に柔らかくなってるよね。
Geneママの力、恐るべし。(笑)
Gene「こんにちは、Ornおばさん」
精一杯、笑顔を見せるGene。
引きつりまくってるけどね。
Orn「なんで、ここにいるの?」
Gene「ああ・・その、僕の部屋、偶然にもちょうど、隣なんです」
一瞬、意味がわからなそうなOrnおばさん。
Orn「あ、そうなの?」
Gene「あ・・はい、なんかそういうことになってて・・」
Orn「ほんと、偶然ねぇ」
Gene「はい・・・あの・・どうぞ、中に・・」
先に、Ornおばちゃんを中に入れると、なんで、こんなことに・・と、情けない顔でドアを閉めるGene。
スタスタ、と自らソファに座るおばちゃんに、「ちょっと待っててください。Sib、シャワーを浴び終わったばかりで・・・」と、遠巻きに立って、説明するGene。
Orn「こっちに来て、座りなさいな、Gene」
抗えませんね(笑)
Orn「Nuengから、Sibが引っ越したって聞いたの。それで様子を見に来たのよ。」
Gene「あ~~」
できるだけ、わざとらしくないように、頷いて見せるGene。
Orn「あなたたち、どこかに出かけるつもりだったの?」
Gene「いえ、暇だったので、Sibのところに来てただけです」
Orn「・・・久しぶりよね、変わりない?」
Gene「はい・・」
ようやく、Sibが登場しました。
Sib「ああ、いらっしゃい。母さん」
ちゃんと、ワイは欠かさないお国柄。。
Orn「こんにちは。あなた、どうして、自分の電話に出ないのよ?家にいないのかと思ったわ。」
Sib「ちょうど、シャワー浴びてたんだよ。それに、母さんこそ、来るって言わなかったじゃないか」
Orn「なによ、先に言ったら、サプライズにならないでしょうが!もし、あなたが女の子をここに連れこんでたら、現行犯で捕まえたのに!」
後ろで、動揺しまくってる女の子(共犯)。。。の顔を
ちらりと、思わせぶりに見るSib(現行犯)・・・(笑)
「でも、そんなことより、もっとサプライズだったのは・・・」と、隣のGeneの手を握りながら、「Geneがここにいたことよ!と宣うお母さま。
恐縮して、頭を下げるしかないGene。
Sib「Geneは暇だったから、僕のところにきたんだよ」
知ってる人間からすれば、まるで、口裏を合わせたようにしか、聞こえないわ(笑)
Orn「ちょっと! どうして、あなたが、(P’もつけずに)Geneなんて呼ぶの?Geneのほうが年上でしょ。気をつけなさい!」
やっと注意してくれる人が現れたぜ、ほらみろ、と嬉しそうなGene。
だから、Geneは、Ornおばちゃん、大好き!
Orn「・・・で、あなたは、ここに、ずっと住むつもりなの?」
Sib「うん。思った以上に便利だったし・・・」
Orn「それに、Geneがお隣なんて、ラッキーだったわね」
Sib「・・・・はい」
この溜めと「はい」には、いろんな意味が込められています。
左右の二人に目を向けるOrnおばさん。
Orn「あなたったら、まだ、子供の時みたいに、Geneにくっついてるの?全然、変わってないわね」
ぎこちなく、笑う二人。
Orn「だったら、今夜はうちにいらっしゃい! しばらく泊まればいいわ。大学の授業があるなら、Todさんにお願いすれば、自分で運転する必要もないし・・・、ね?」
振り返り、Geneにも聞いてますが、ほぼ、強制的な響きを持ってます(笑)
Gene「Sib、お前、明日撮影に行かなきゃならないんだよな? 時間通り、間に合わないかもしれないぞ」
Sib「明日は、撮影はありませんよ」
にやり、と笑うSib。
せっかく、人が助け船を出したのに、何言うんだよ、と目をむくGene。
Orn「それなら良かった。さ、Geneも一緒に家に行きましょうね、ね?」
困り果てるGene。
Orn「Gene・・、でも、もし、忙しいのならいいのよ。そんなに困らないで」
そこまで言われたら・・・Sibの顔をちらっと見て、「じゃ・・行きます」と答えるGene。
Orn「だったら、着替えをつめていらっしゃい。私は、Runさんに電話するわ~。みんなで会うのは久しぶりだわ。Runさんもきっと喜ぶわよ。ちょっと待ってね」
バッグから携帯を取り出し、席を外すOrnおばさん。
Orn「もしもし、Runさん? ねぇ、私、今日誰に会ってると思う? 違うわよ、私、Geneに会ったの。本当よ!Nubibが、Geneの部屋の近くに引っ越したの、そうなのよ!」
Ornおばちゃんの弾んだ声が、ソファに座っている二人のもとにも聞こえてきてます。
いいのか? ど~すんだよ、と混乱するGeneと、微笑んでるSib。
Geneの手を取るSib。
ああ、ここで、ふたりが黙ったまま、小さく頷き、目だけで語りかけるのがたまらない。
Orn「でね、今日は、うちでご飯食べましょうよ、みんな一緒に。。本当に? そうなの・・、じゃ、お宅でやってもいいわね。OK。じゃ、私、なにか作って持っていくわ・・」
小さく、Ornおばちゃんの声だけが聞こえてくる。。。
不安そうなGene。
揺るがないSibの眼差し。
それを見て、今度はさっきより、少しだけはっきりと頷くGene。
この手に、自分の想いのすべてを託すようなSib。
~Geneの実家~
Sibの手を引いて、階段まで連れてくるGene。
Sib「どうしたんですか? Gene」
一応、誰もいないか、改めて確認するGene。
Gene「お前、俺たちのこと、お互いの家族に話すべきだと思うか?」
Sib「え?」
Gene「それって、よくないことか?」
Sib「いいえ。そんなことありませんよ。でも、もし、Geneの準備が出来てないのなら、僕は待てます」
Sibのスタンスは、一貫して、変わりません。
Sib「急ぐ必要はないんです。GeneさんがOKだって思えた時でいいんです」
今のGeneにとって、このSibの懐の大きさだけが、自分の想いを怖がらずにちゃんと、言葉にできる空間なのね。
Gene「もう、これ以上、隠していたくないんだ」
それが意味することは、たった一つです。
Geneに近寄るSib。
Sib「心配しないでください。・・・だって、僕はいつだって、Geneの傍にいますから」
その言葉が欲しかった、と、何度も小さく頷くGene。
Geneの肩に手を置くSib。
その時、食事の支度が出来た、と呼ばれる二人。
Sib「・・・行きましょう」
タイのドラマの神様、どうか、この2人にご加護を~。
~川沿いのお庭~
お庭先で、お食事会です。。。
気取らない、内々なお食事って感じです。
生なり、もしくはブラウン系というドレスコードはあったのかもしれない(笑)
Orn「Jab、もっとゆっくり!あなたの食事をとろうとする人なんていないわよ。ゆっくり食べなさいな。」
さすが、ムードメーカーのP’Jab。
双方の親たちも、すっかり笑顔です。
Gene「P’Jab、喉に、魚の骨が突き刺さるぞ」
Jab「ああ、だって、俺、Ornおばさんの、魚のレモン蒸し、食べたかったんですよ~~!」
(ん? この二人って? もしかして?まさかねぇ?(笑))
Sibパパ「そんなに好きなら、もっと頻繁にうちに食べにくればいいだろう!なにしろ、すぐ隣にすんでるんだからな」
Jab「僕、(これでも)ちょっと遠慮してたんですよ」
Nueng「お前、遠慮ってこと、ちゃんとわかってるのか? お前みたいな奴が? 遠慮しただって?」
Jab「(お邪魔しても)いいんですか?」
Orn「嬉しいわよ。私は、Jabに会えるだけで、心が満たされるんだもの!」
Gene「それって、本当に褒めてるんですか?」
Orn「まぁ、Geneったら。」
Geneママ「ああ、もういいでしょ、あなたたちったら、10歳の子みたいに喧嘩して!さ、たべなさい!」
Sibパパ「そうだな、ふざけてないで食べなさい。Jab」
笑顔で一杯の二つの家族。
ここで、一旦、切ります!
★【Ep 09】5/6の雑感 ★
Sibの部屋で繰り広げられた、これぞ、ラブコメって感じ、こういうの、大好き。
Geneの、幸せなくせに、なかなか素直に表現できないところ、これに関しては共感の一言しかありません。
絶対、ベタベタしたいくせに(笑)
ま、徐々に、そうなっていくでしょう。
だって、ずいぶん、Sibに対して、気弱な面を見せたり、頼ったり・・・、スパダリへの燃料投下も忘れてませんから。(笑)
そんなGeneが、ずっと躊躇っているようにみせてましたが、早速、言い出しました。
「もう、隠してるのは嫌だ」
これ以上でも以下でもない、Geneの本心でしょう。
とはいえ、カミングアウトは、相手があることなので、自分たちだけの宣言というわけにはいきません。
BLドラマや映画などを見ていて、この家族との諸問題に直面するたびに、考えちゃいますね。
職場・学校と言った所属という感覚が付きまとう場所だったら、例え公表しなくても、まだ、「プライバシー」で逃げられる時もあるかもしれない。
ん、あれ、やっぱり、「逃げ」なのかな。
いや、でも「逃げ」という表現はおかしいよね?
・・・というふうに、自分の持っている価値観と、経験に照らし合わせたときに、一つ一つ、すり合わせが必要になるんですよね。
こうしたブログを続けていると、無条件で、理解があるとか、偏見がないとか、そう思われがちかもしれませんが、実際、文章で触れるときは、迷ってばっかりです。
その立場になってみないとわからない。
無意識にミステイクを犯していたり、同じものを見ていても、立ち位置が違うことで、見える景色が違うこともあります。
心がけていることは、なによりも「私たちはこうする(こうした)」というご本人たちの選択を、疑問を抱かず、「ああ、そうなんだ~」と自然に受け止めることができるための、知識や感覚を身に着けていたいって意識していることでしょうか。
あとは、ちゃんと自立した生活をしている人たちなのに、(他の人が当たり前にしていることを)なんの根拠もなく、社会の仕組みで阻害されちゃう必要は、特にないんじゃないかな、と思います。
・・・と、特に何の力もない私なので、次は、彼らと一緒に、泣く準備だけは出来てます。