このカッコいい人たちに、来週から会えないなんて、つまんないなチーン
 

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。

苦手な方は、ご注意ください。

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.14】 (1/5)

 

『Manner of death』

 

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.14】 (2/5)

 

~コテージ~

本格的な交渉開始です。

 

携帯を手に取り、スピーカーフォンに切り替えるBun。

慌てて、Bunの隣に座るTan。

Bun「話し合いの準備はできましたか?」

Rung「ええ・・・」

Bun「我々への疑惑が解消されたら、この動画は直ちに削除しますよ」

頷きながら、一緒に聞いているTan。

Rung「でも、それだと、あなた方が本当に削除するという保証はないわ。コピーがあるかもしれないでしょ。どうやってわかるの?」

Bun「こちらも、あなたがこれ以上、我々を面倒に巻き込まないかどうか、確信持てません」

Rung「交換条件だったらどうかしら」

Bun「何を交換するんです?」

Rung「その動画を、Porの命と交換で、引き渡して」

電話で告げながら、捕らえられているPorをちらりと見るRung。

 

Por「動画を公開しろ! 俺のことはかまうな!」

あんちゃ~~~~~ん!(涙)

どうよ、この男気!

でもね、Yordにピストルを突き付けられたあの時のSorawitだって、心根は一緒だったよね(涙)

 

Porの声が、電話越しに聞こえると、思わず「兄さん!」と声をあげてしまうTan。

 

幻聴でも、空耳でもいいから、今の必死なTanの声が届いていてほしい。。。(涙)

 

後ろから、Rungの手下から、拳銃で後頭部を殴られるPor。

Por「おい!」

縛られてても、あくまでも強気な態度を見せるPor。

 

Rung「自分たちで考えて、決めなさい」

電話を切るRung。

振り返ると、そこには、署長とGunの姿が・・・。

 

~隠れ家~

悔しそうに、窓の外を見ていたBunが

意を決したように、振り返る。

 

Bun「動画を公開しよう」

Tan「できません」

即答するTan。

Bun「動画のコピーを作っておいて、携帯を奴らに渡して、君の兄貴と交換すればいいだろう?」

Tan「そんなことをしたら、戻ってきて動画を公開するチャンスがなくなります。彼らは、(その場で)僕たちを殺すつもりで、わざわざ誘い込んでるんですから・・・」

Bun「だったら、これもわかってるんだろうな? 我々には、二つの選択肢しか残されてないんだ。もし、今、動画を公開しなければ、もう二度とチャンスはない。」

Tan「だったら、兄さんの命はどうなるんですか?」

Bun「・・・・・・・」

そりゃ、答えられないよ。

Tanもまた、口をひらく事すらできません。

 

部屋の中を歩き回り、「くそーっ!ムキー」とイライラと大声をあげるBun。 

あ~、ここも言わずもがな、予想、外しております(苦笑)

 

敵の姿は、はっきりと見えているはずなのに、まるで、自分たちが言い争い合うように、仕向けられてるような感じになってます。。。

そうそう、これこそ、魔女の所業にふさわしい。

 

Tan「兄を殺させるわけにはいきません」

もう、脳みそが沸騰しまくってるBun。

Bun「だったら、どうするつもりなんだよ?!」

別に、Tanを責めたいわけじゃないのよ。。。(涙)

 

立ち上がるTan。

Tan「兄さんを助けに行きます」

Tanに近づくBun。

Bun「さっき、俺たちを殺そうとして、そこに誘い込もうとしているって、俺に言わなかったか?」

ただ、策もなく、出かけていっても、みすみす、殺されに行くようなものだと、主張しているのです。

Tan「・・・・・・・」

Bun「このビデオを公開しなければ、JaneとPuedの死は無駄になるんだぞ!」

Tan「でも、僕は、兄を死なせるわけにいかないんです!」

 

Tanの眼をしっかり見据えるBun。

Bun「・・・お前を行かせるわけにはいかない。」

この一言を絞りだすまでの、Bunの葛藤。(涙)

 

Tan「でも、僕は行きます」

Bun「一生に一度の(俺の)頼みでも止められないのか? 俺を危険には晒さないって言ったんじゃなかったのかよ! どうすれば、自ら、そんなところに行くなんてことが出来んだよ!」

Bunの言葉が、私の脳と心に突き刺さります!(号泣)

 

Bunの言葉の裏にある、自分が悪者になっても、Tanの命だけは守りたいという必死なBunの想いがわかるだけに、本当に苦しそうなTan。

 

でも、もう誰かが犠牲になるのは耐えられない。。。

ましてや、自分の兄なのです。

 

Tan「もう一度だけ、僕を信じてほしいと言ったらどうしますか?」

実際には、一度、目を伏せ、再び、顔をあげたあたりから、Bunの顔つき、変わってます。。。

それだけ、Tanの性格をよくわかってるってことです。

 

最後にもう一度、確認するBun。

Bun「・・・・・・・もし、俺が嫌だと言ったら?」

しばらく、考えるTan。

Tan「その時は・・・自分だけで行きます」

Bun「・・・・・・・」

 

~森の中の資材置き場?~

結局、雑草をかき分け、かき分け、指定された場所に向かう二人。

後ろからついてきているBunを、心配そうに振り返りながら進むTan。。

 

そんな緊迫感いっぱいの二人の先回りをしていたのは・・・Tat。

・・・・とSorawitもいるね。↓

何してんの?君たち、ここで。

しかも、Sornは、枯れ葉を両手いっぱいに抱えてるよ?

Tatの頭上で、モタモタ、アタフタ。。。(笑)

 

Tat「なにしてんだよ?」

Sorn「すみません・・・」

Tat「誰かに聞こえるだろ!」

うん、Sornが動くたびに、カサカサ枯れ葉がうるさいです(笑)

ふと、回りを見回すSorn。

Sorn「ねぇ・・ねぇ・・・」

視線は、Tanたちのほうに向けたまま、返事をするTat。

Tat「ん?」

Sorn「これ、ここに置いてもいい?」

Tat「ああ・・・」

Sorawitがどんなに精一杯、静かに置こうとしても、カサカサうるさい枯れ葉(笑)

Tat「隠れてろ・・・」

いつまでも、枯れ葉と格闘しているSornを制して、下がらせるTat。

 

すぐさま、枯れ葉にライターで、火をつけるTat。

なるほど、これ、Tanの陽動作戦の一部なのね?

 

Bunを三歩下がらせたまま、自分は見張りに近づくTan。

 

もちろん、Bunの鋭い視線は、中にいるRungに向けられています。

 

(いまだ)未読なので、原作では、どんな感じの二人なのかわかってないんですけど、このドラマにおいては、二人のヒロイズムは明確にわけられてますもんね。

そして、BLモードになっても、それが決して、破綻しない二人のキャラクター作りの的確さ。

初回からずっと通して視聴してきた最終回だからこそ、賞賛できます。 

 

見張りに止められるTan。

後ろのいるRungを振り返ると、顎で「通しな」と合図する完全な、極妻モードのRung姐。。

 

通されると、まっすぐに、縛られているPorのほうに向かうTan。

なぜ、俺なんかを助けにきた、と言わんばかりに、少しだけ目を見張るPor。

もう、わかってるでしょ、肉親は見捨てられないって。。。

Tan「兄さん・・・」

Rungの前で、立ち止まるTanとBun。

 

この刺すような視線。

「なにかあったら、いつでも言ってね」と手を握ってきていた頃のRungは、もうどこにもいません。

自分を心底、非難し、軽蔑しているであろうTanBunの視線を、「あんたらみたいな若造に私のなにがわかる」撥ね返してみせる、この人の精神力を、他のことに活かせなかったのがホント残念よ。

 

Bunを振り返り、携帯を渡すよう、目で合図するTan。

仕方なく、ポケットからPuedの携帯を取り出すと、無言で、Rungに突き出すBun。

 

受け取ると、画面に目を向けるRung。

 

その時、なにかに気づいた署長。

署長「おい、あの煙はなんだ? 確認してこい!」

はっと、顔をあげるRung。

 

Porの傍にいた見張りたちがいなくなると、見計らっていたかのように、拳銃を取り出し、Rungに銃口を向けるTan。

署長がピストルに手をかけると・・・首を横にふって、視線で制してみせる。

ふふふ、人差し指をチッ、チッ、チッ、を振って見せる、あの感じです。

 

手を降ろすしかない署長。

Tanから、ナイフを渡されると、すぐさま、Porのもとに向かうBun。

Bun「動かないでくださいね」

Porを縛っているロープを切り、椅子から助け起こすBun。

すっ、と手を添える仕草が自然なのは、医療関係者だからかなぁ(笑) ← 違うでしょうねぇ。

 

目で合図しあうRungと署長。

 

Tan「もう、ビデオは手に入っただろ。俺は、兄貴と一緒に帰らせてもらう・・・」

 

・・・と言いかけたその時、この世の終わりみたいな顔をしたSorawitと、後ろでGunを睨みつけてるTatの二人が連れてこられたところで、何が起きたのか確定です。

形勢逆転! 

 

あちゃ~~!↷

ここ、タイの方角から悲鳴が聞こえたような気がしました。。。(笑)

 

Tatの首元に、銃口を突き付けているのは、Gun。

 

Gun「Tan先生、どうか、銃をおろしてください」

丁寧な口調が、余計ムカつくわ!

 

よくやったわ、とでも褒めるように、微笑むRung姐。

 

お前らは、本当に、ツメが甘い・・・と首を横に振るPor兄。

その隣で、どうする?と不安そうにTanを見つめるBun。

 

どうするもこうするも、銃を降ろすしかありません。

 

悪い奴らが一斉に、ここぞとばかりに、TanやPorにピストルを向けはじめ、全体からみると、こんな感じ。

でも、ここで、一番注目なのは、誰よりも、乙女なBun子ちゃんの立ち方・・・・(笑)。 ← 笑うとこじゃないんだけど、やっぱりポイントは、Por兄に添えた手と、左足にかけられた重心、そして、右肩右膝の角度よね(笑)

 

悠然と、携帯の中身を確認し始めるRung。

映像を確認したRungが、署長に合図を送ると、ピストルを腰に収める署長。

 

~少し離れた森の中~

移動してきました。

 

手下「膝をつけ」

無抵抗を示し、手をあげているBunを押し付けるように、拳銃で脅す。

ゆっくりと膝立ちをするBun。

 

処刑前のように、横並びにされたTanたち。

腕をくんでるPor兄の、ひときわ漢な出で立ちも素晴らしいですけど、ずっと手を合わせて祈ってるSorawitの存在の無垢さも効いてます。

 

Bun「だから、言っただろ・・・」

Tan「ごめんなさい」

こんな切迫してるのに、どことなく夫婦コントっぽい会話してるよ、この人たち。

 

署長が銃を構えて、ねらいをつけたのは、必死にお祈りをしているSorawit。

 

まさか、こんな子供を・・・という目つきで睨むPor。

こっちは、もっとはっきりした憎悪の眼を向けるTat。

 

署長「今となっては、神もお前らを助けることは無理だな・・・」

 

今にもとびかかろうとするように、署長に身体を向けるTan。。。

 

目を閉じて祈ってても、狙われてる気配はわかっちゃうSornが、自然とTatの方に顔を寄せる。。

Tat「まず、俺から殺せ」

構わず、Sorawitに銃口を向ける署長。

ますます、怯えて、祈る手に力を込めるSorn。

ほんとうは怯え切っているSornを抱きしめたいくらいのTat・・・。

Tat「俺から先に殺せ、って言ってるだろ!」

もう、この二人の様子というか、Tatの気持ちが、胸に迫って迫って・・・尊すぎるわ。。

自分のことなんかよりも、1分1秒でも長く、Sornを生かしたい、としか考えてないTat。

 

Bunも一番はずれた場所から、その様子を耐え切れない様子で見続けている。。。

 

それでも、容赦なく銃口を向ける、非人間の署長。

 

その時、先に、別の方角から銃声が何発も!

 

あれ?

なんだ、署長、撃たれてないじゃん。。 ← 不服そうだな。。不服だよ!(笑)

 

 

Tan「僕には、次の手があるんです! さ、行きましょう」

鳴り響いた銃声に、思わず、身体をすくめたBunの腕を取り、立ち上がらせるTan。

この時、Por兄の腕も一緒にとって、両脇に抱えるようにして、その場をあとにするTan!!

 

再度、形勢逆転。🌤

 

 

 

★【Ep 14】2/4 雑感★

 最初から、助かるだろうと思ってみていたので、実は、Sorawitの必死なお祈りも、ちょっとユーモラスに見てたんです。

 

でも、筋追いしてるうちに、浪花節好きな血が騒ぎ始め、なんか、ドラマティック仕立てにしてみました。

 

子犬カップルが回を追う毎に、存在感が大きくなってきて、嬉しい限りです。

 

遡って、コテージでの、TanBunの会話。。。

最初のころから比べると、Bunは、無鉄砲さが消えうせ、検視官という職業ベースからも離れた、ただの心配性の奥さんになってしまいました。

私のフォーカスの当てかたも若干、意識的なのは認めます。

女性的な感性むき出しで情に訴えたりさせてしまい、ちょっと反省してます。

でも、Bunの仕草を観察していると、もう、軌道修正が効かない。。。(笑)

言葉遣いを男性っぽくするのが関の山でした。

脳内では、ほとんど、私の口調(男性寄りの女性言葉)でしゃべってます。。。

 

あ、これ、もしかして、統一がとれてないことを気にしてる方がいるかもしれませんが、基本、Bunの言葉遣いに関して、親しくなっても、通常モードの会話のときは「お前」「俺」にはせず、自分のことを「私」、Tanのことは「君」もしくは、「キミ」と呼ぶようにしてきました。

お育ちのいい感じを出したかったんです(笑)

というのは冗談ですけど、実際は、TanがBunとしゃべる時に「僕(ผม)」と自称するのがとっても心地よくて、ワタシのなかでは、しっくりきてたんです。なので、それにあわせて・・・って感じでしょうか。

 

つまり、Bunが「俺」「お前」を使ってるときは、それだけ感情的になっている・・・とのを示すという、ちょっと姑息な手を使ってます(笑)

 

★【Ep 14】3/4につづく ★