「部屋とオムレツと私♪」

Mが届けてくれた荷物のなかに、卵があったのかどうかが、唯一の心配(笑)

 (Specialオマージュ Eri Hiramatsu)

 

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。

苦手な方は、ご注意ください。

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.11】 (1/4)

 

『Manner of death』

 

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.11】 (2/4)

 

さて・・・ちょっとだけ時間を巻き戻して、10話で、Tanが(署長から、Bunの殺害を指示され)コテージに戻ってきたところからの再現になります。

 

~Tanの森のコテージ~

手錠を外されたBun。

Porから、信じてもらえず、証拠を見せろと言われたというところまでは説明したTan。

 

Bun「じゃ、この間ずっと、どこにいたんだよ?」

顔つきが一層、真剣になるTan。

 

Tan「Tung署長に捕まったんです。NamとTatも捕らえられていました。」

Bun「・・・・(え?)だったら、俺たちはどうすればいいんだ?」

 

Tan「(NamとTatを救う唯一の方法は)僕が・・・あなたを殺すことなんです」

Bun「・・・・・・」

言葉を失うBun。

 

<会話の中で、ここまでが、10話までに明かされていた流れでした。>

 

Tan「Tung署長は、全部、計画をたてています。奴は、あなたを殺し、私に罪をきせる気です。最終的には、JaneやPat、Puedの事件さえ、我々のせいにするつもりでいます。」

警察トップが、用意周到に、自分のような一般人の殺害計画をたてているという事態に、打ちのめされるBun。

Bun「どうすればいいんだ?」

 

今度は、自分の計画を説明し始めるTan。

 

Tan: 崖につくまで・・・、僕があなたを追い詰めます。

 

 

 

Tan:あいつらの前で、(実際に)あなたを撃ち・・・あなたを死んだと思わせる幻想を、信じ込ませるつもりです。

 

Bun「聞いてくれ。」

袖を少し肩のほうにあげ、二の腕の1点を、指で示すBun。

 

Bun「(その時は)この場所をねらって撃てばいい。ここは、骨のない三角筋だ。ここを撃つのが、最も安全だ」

疲労困憊のうえ、精神的にショックを受けているようでも、すぐさま、医師としての知識を活かし、精一杯の提案してきたBunを見て、微笑むTan。

Bun「なんで、笑ってるんだ?」

Tan「もっといい考えがあるんです」

Bun「・・・・?」

その時、家の中に入ってきたのは・・・M。 

わざと逆光気味の画像を選びましたが・・・この建物に入って来た動きの感じがとても良くて。。良くて。。。

 

正直、八方ふさがりだった、TanとBunの前に現れた助っ人です。

 

Bun「捜査官M・・・・」

 

さて、今日は、過去シーンのつづき分が入れ子状態ですよ(笑)

 

~~コテージへの帰り道~~

急に、道に出て来たMの車に停止させられたTanが、拳銃を構えたMの前に、たちはだかる。

Tan「あんたも、署長と共謀しているんだな?」

 

M「私は、あなた方を助けたくて、ここに来たんだ・・・」

すでに、この時には、表情が柔らかくなっているM。

Tan「・・・・?」

拳銃をおろすM。

 

Tan「どういう意味だ? 助ける?」

 

~~~Porの館の前~~~

実は、昨日、Porの館から出て来たところを、Yordに捕らえられたTanを目撃していたM。

というか、Yordを尾行してたのかな?

証拠の写真も撮影する。

慌てて、後を追うM。

 

~~コテージへの帰り道~~

M「あなたは彼らから逃げることができると思ってるだろうが、では、そのあとは? (これから)あなたは安全な家に戻って、Bun医師に会い、次に、Bun医師が死んだとわからせる偽のビデオを作成し、そのビデオを送信するとする。でも、やつらがそれを信じると思うのか?
やつらは、あなたの車にGPSデバイスを仕込んでる。当然、彼らはあなたを追跡し、あなた方の両方を殺すだろうな」

でしょうね、でしょうね。

 

Tan「俺にどうしろと・・・・?」

 

不敵なMの笑みシリーズ!

きょうは、彼の、かっこいいが、てんこ盛りなんです。

 

Tanによって、わき腹を撃たれ、崖下に転落したBun。

実際に、撃たれて墜落するまでは数秒の出来事なんですけど、切り取るとこんなに、色っぽいんです。

 

~Tanの森のコテージ~

防弾ベストを持ち上げて見せるM。

 

それでも、なんで、よりによって、こいつ(M)がここに?と、まだまだ、解せないことが多すぎるBun。

 

Tan:あなたを撃ったあと、僕は、捜査官に撃たれることになります。私たちは、共に崖から転落するんです。

 

Tanの撃たれるところなんて、想像しただけでも、不安一杯になるBun。

 

そんなBunを笑顔で、励ますTan。

Tan「あなたは怖がる必要はありません。僕が、あなた自身で、銃を撃たせるような真似はさせませんから」

固い表情のまま、頷くBun。

 

たしかに、この2人の会話を今まで、こんな至近距離で聞いたことなどなかっただろうから、Mさん、苦笑するしかないだろうね。

 

お互いのことを大切に思い合う、どこにでもいる(?)普通のカップルなんですよ。照れ

 

安心させるように、頷いてみせるM。

 

 

******************

Bunのあとを追い、Tanも崖から転落したのち・・

 

~川岸~

なんとか、岸までたどり着き、気を失っているTan。

そこへ、すぐさま、走り寄ってくるBun。

 

ああ、よかった。。。Bunは、脇腹をおさえてはいるものの、小走りできるくらいのダメージですんだのね。

 

Bun「Tan・・・」

慌てて、川に半身、水に浸かったままの状態のTanを抱き起こそうとするBun。

Bun「・・・Tan・・・Tan・・・・起きろよ!Tan・・・Tan」

うつ伏せから仰向けにされ、なんとか、目をあけるTan。

Bun「大丈夫か?Tan? ケガしたのか?」

Tan「あなたは大丈夫ですか?」

もう、この人たちったら・・・どんな時でも、自分のことより、相手第一なのよ(涙)

 

Bun「それは、俺が聞いてるんだろうが!」

なんとか、Tanの身体を起こそうと奮闘中のBun先生。

うっ、とうめき声をあげるTan。

Bun「痛むのか? 大丈夫か?」

顔を横にふるTan。

 

その時、署長たち一行がこちらにむかってきているのに気が付いた二人。

Bun「歩けるか?」

Tanの肩を担ぎ、その場を離れるBun。

人魚姫、王子を救い出す。。。

 

二人がどうなったのか、内心、気が気じゃないM。

 

Yord「彼らの遺体は、このあたりにあるはずですが・・・」

見回すが、それらしきものは見当たらず。。

 

署長「まだ、生きてるのかもしれんな・・・」

 

まずい!

 

ほとんど、すぐそばの草むらに隠れ、様子をうかがっているBunとTan。

Tanのほうがきつそう。

やっぱり、撃ち方にも、愛とコツがあるんじゃない?(笑)

 

M「この高さの崖から落ちて、生き残るのは不可能でしょう」

それとな~く、署長の考えを死亡説にもっていこうとするM。

 

署長「捜査官、君がなぜ、ここにいたのか、私に説明していないな」

M「それは・・・・実は、パトロール中に、Tan氏の車を発見し、追いかけて来たんです。ですが、ちょっとした間に、見失ってしまいまして・・・」

 

なかなか、離れるきっかけをつかめないまま、すぐ傍で隠れているしかないTanとBun。

 

ふと、地面に目を向けた時、明らかに、川岸の一部が陸にむかって濡れているのに気づくM。

 

その視線を追い、Yordもそちらに目を向ける。

ああ、これ、気づいた?

 

さりげなく、話をして、自分に注目を集めようとするM。

M「ここまで、ずっと、彼を追ってきたところでした。それから、Bun医師を撃つところだったTan氏を発見したんです」

 

Mが時間を稼いでいる間に、隙をみて、その場から、Tanを連れて離れるBun。

 

M「もし、もっと早く到着していれば、Bun医師が死ぬことはありませんでした」

署長「君はよくやったよ・・・捜査官」

 

う~ん、この時のYordがいまいち、わかりにくいの!

Mも、Yordの視線を最後まで気にしてたね。

 

あ~ん、ドキドキする!

 

*******************

~森の中~

Mの車が、森の奥に乗り入れてくる。

 

最初はここが、転落後に落ち合う場所だったのかな、と思ったんですが、どうも、このあとの流れや彼らの服装や会話をみると違うみたいです。 = 転落日の翌日らしい。。。

 

車から降りると、警戒しながら、ゆっくりと森の中に足をすすめるM。

なにか気配を感じ、銃に手をかける。。。

 

振り向きざま、拳銃を構えると・・・手をあげながら、Tanと・・・そして、Bunが立っている。

Tanは何をもっているのかな? ← ナタみたいです。

 

ここで、Tanは、敵意がないことを示す&きまり悪そうな感じで半笑いになるし、隣でBunは変な顔してるし、イマイチ、よくわからないです。。

 

~Tanの森のコテージ~

あ~、良かった。

とりあえず、無事に帰ってこれたし、追跡もされてない・・・というのは間違いないみたいです。

 

先に、ソファに腰かけていたMが、Bunに声をかける。

M「Bun先生、なにか足りないものがないか、確認してください」

Bun「ありがとう」

袋の中をちらりとのぞき、ほほ~っと声をあげ、中身を取り出し始めるBun。

Bun「しばらく、ここで過ごさないとならないようだしな・・・」

 

ちょっと厳しい顔で警告するM。

M「すでに、ちゃんと、警告しましたよね? 外出したりしてはだめだって・・・」

 

さっき、森で、Tanが 決まり悪そうだったのは、これが原因だったのかな。(笑)

ま、逃げるにしては軽装すぎるものね。

Tan「捜査官、我々は、自生している果物が食べたくて、探しに出ただけですよ。でも、なにも見つけられませんでした。」

 

仕方ない、と、それ以上の追及はやめるM。

 


 

さっきの森のシーンといい、よくわからなかったんだけど、たぶん、崖から生還→ TanBunの二人はコテージに戻り → 翌日、お腹がすいた二人が森に食べ物を探しに行く(笑)→ M 頼まれたクスリや食料を調達してきたら二人がコテージにいない → M 森に探しに行く → 発見

 

こんな流れだったんじゃないかな・・・と思うんですけど、ちょっと、リアル「ヘンゼルとグレーテル」っぽい。。

Mは、もう、悪い魔女役に逆戻り・・ってことにはならないと思うけどね(笑)

 

 

荷物をかたずけて、自分もソファに腰かけるBun。

座るだけで、傷に響くのね。

防弾ベストを着ていても、着弾すれば、衝撃による鈍痛や、箇所によっては、擦過傷やら打撲痕もつきますしね。。。

Tan「Bunさん・・・、まだ、傷むんですか?」

もう、その愛のこもった言い方からして・・・へ?と視線を向けるM。(笑)

Bun「ああ・・・でも平気だ。肋骨にひびも入ってないし・・・」

Tan「ちょっと見せてください」

言ってる傍から、シャツの裾をまくりあげる。

丸く赤くなっている。

Tan「そのまま、シャツを持っててくださいね」

テーブルの上にあった軟膏を手に取ると塗り始めるTan。

Tan「クスリ、つけておきましょう」

Bun「おい、Tan、俺は撃たれたんであって、アリに噛まれたわけじゃないんだぞ」

 

二人の(他人から見れば赤面ものの)やりとりを、こんな間近で見られて、羨ましい限りのMさん。。。

やっぱり、私たちと同じ表情になるわよね。

Tan「とにかく、クスリを塗っておけば、なにか効果はありますよ」

根拠のない強気発言に笑ってしまうBun。

Bun「自分の心配しろよ。君の傷のほうが私よりひどいんだから・・・」

 

さすがに、目を逸らしたわね(笑)

見つめあっちゃう二人に、思わず、咳払いしちゃうM。。。

 

確かに、この甘い雰囲気は・・・この先は・・・ちょっと危険よね。。(笑)

 

あ、Mがいたんだった・・・・と、我にかえる二人。

 

M「あなた方二人のことは、私が心配する必要など、なにもなさそうですね・・・」

 

究極に、気まずい二人。。。

薬をテーブルに戻すTan。

M「あれ、どうしてやめちゃったんですか?」 

Tan「もう、大丈夫ですから・・・」

そう言うしかない、この状況!(笑)

 

全てを見通したように、軽く頷いてみせるM。

 

Tan「捜査官・・・正直なところ、Bun先生に復讐したくて、我々を撃つ計画を思いついたんですか?」

身を乗り出して、答えるM。

M「そうですよ。」

 

はぁ?

何言ってんだ、こいつ・・・と、呆れるBun。

 

Tan「もし、Bun先生に復讐したかったのなら、どうして、私のほうを撃ったんですか?」

そんなの、当然だとばかりに、断言するM。

M「だって、あなたが傷つくほうが、Bun先生にとって、もっと痛手が大きいって、わかってますからね」

 

軽く噴き出すBun。

この時の・・・ちょっと複雑そうなTanの様子。(苦笑)

 うん、ここは笑っちゃいけないとこだったかも。

 

 

Bun「ったく・・・いい加減にしてくれよ。 なぁ、腹、へってるか?もし、食べるなら、作ってやるよ」

これが、Bun流の、お礼と心を許したっていう証なんでしょうか(笑)

 

少し、声のトーンが落ちるM。

M「いえ、遠慮しておきます。あなた方と話しあうべき重要な事柄があります」

一瞬で、雰囲気が変わるBunとTan。

自分の携帯を見せるM。

 

Songchai議員の森の中の隠れ家の写真です。

 

Bun「次に、君は何をするつもりなんだ?」

 

やるべきことは、たくさんありすぎです。

じっと、BunとTanの様子を見つめるM。


いやとにかく、Tatや、Namを救出してあげるのが先では?!



★【Ep 11】2/4 雑感★

もちろん、ミステリーとしても、すごく面白いんです。

複雑に、絡み合う点と線と面や塊・・・などなどを一つ一つ、紐解いていくのも、すごく楽しいです。

あ~でもない、こ~でもない、と、私がへんてこりんな推論を垂れ流せば、垂れ流すほど、それだけ、夢中になってるって証です。

 

でも、変に奇をてらうことなく、最初から、こうして、あますところなく、説明してくれても、全然、問題ありませんよ(笑)

 

所詮、視線の先は、TanとBunですから。 ← あ~、言っちゃった!(笑)

 

今回も、「死んだふり作戦」に不安がるBunを大きく包み込み、優しく背中を押すTanの男気や、墜落後、痛手の大きかったTanを、必死に抱え起こそうとする非力なヒロインBun・・・とか、萌え箇所ばかりで、この「尊さ」を見れるだけで、本当にありがたい、しか言えない。

 

傷の手当タイムは、いつにもまして、甘々だし。。。(笑)

 

このコテージに来てからのBunは、Tanに身心共に、委ね切ってる感じで、恋愛ステージが一つ上がったような気さえします。

 

半面、Mが時折見せる寂しいそうな視線を見ると・・・ああ、「みんながBunを好き!」と、揶揄っていたころを思い出します。(笑)

 

気づけば、片思いの相手は、とっくに、自分の手から去り、今からの巻き返しは、ちょっと・・・難しい状況だと、自覚させられた感ありありです。

そりゃ、Tanも複雑な想いになりますよね(笑)

「(本気で、俺を亡きものにしたかったんじゃないだろうか・・・・)」

Bunは自覚なきモテガールだから、この先も、Tanは大変だと思います。

 

・・・・冗談はさておき、実際、Mが、TanBunの味方についた本当の理由については、このまま、特に言及されないのかな。

もう一段階、仕掛けが残っていそうな気がしますが、どうでしょう(笑)

 

まぁ、正義側につくのに理由がいるか、と言われれば、そりゃ、そうなんですけどね。

 

★【Ep 11 】3/4につづく ★