この笑顔、惚れてまうやろ~!

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。

苦手な方は、ご注意ください。

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.06 】 (1/4)

 

『Manner of death』

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.06】 (2/4)

 

 

~Viangpha Mork病院 スタッフルーム~

真剣な顔で、書類をみているBunですが、お疲れ気味。

 

Fan看護師「Bun先生、新しいお店、見つけたんですよ」

そういいながら、スタッフルームに入って来たFan看護師。

Fan看護師の声って、すごく可愛らしいよね。

 

お皿に、クッキーらしきものが乗ってます。

 

Fan「おいしいわよ。さ、召し上がれ」

Bun「Fanさん、う~ん、どうやら、遠慮したほうがよさそうですね。私は、空腹じゃないんです」

Fan「甘いものは、あなたのイライラを解消してくれますよ。私の言うことに間違いないですよ。こんなに、強力な証拠がここに・・・」

自分を見せつけるFan。

Bun「ちょっとまってください。私のイライラって、そんなに表に出てますか?」

Fan「まぁ・・・我が家の4Kテレビよりも、くっきりとね」

そう言われて、一口、クッキーを食べてみるBun。

Bun「うん、おいしい」

Fan「だったら、この袋まるごと、差し上げましょうね」

そういって、紙袋ごと、渡そうとするFan。

Bun「でも、まだ、この間、いただいたお菓子も食べ終わってないんですよ。こんなふうに、頻繁に、私のものを買わせてしまって、かえって申し訳ない感じがします」

Fan「私には、あなたがいっつもストレスを感じてるように見えるんですもの。だから、当然、これからももっと、あなたに食べ物を買わなきゃって思ってますよ」

Bun「ありがとうございます」

Fan「さ、食べて、食べて」

 

その時、慌てた様子で、スタッフルームに入って来たOat。

Oat「先輩、103号室の患者が目を覚ましました」

Bun「103号室・・・・Namのことか?」

慌てて立ち上がると、白衣を掴み、「行くぞ」とOatに声をかけると、部屋を出ていくBun。

 

~Namの病室~

生気のない表情で、ぼ~っとしているNam。

部屋に入って来たBunとOat。

なるべく、穏やかに話しかけるBun。

Bun「私は、医師のBunです。君の主治医です」

ちらりと、顔をBunにむけ、微かに頷くNam。

Nam「はい・・・」

Bun「君は、なぜ、自分がここにいるのか、わかっているよね?」

またしても、小刻みに頷いて見せるNam。

Nam「はい・・・」

Bun「それなら、どこで、あのクスリを手に入れたのか、話してくれるかな?」

おそらく、聞かれたらこう答えよう、と、いろいろ考えていたんでしょう。

Nam「友達からです」

想定内の答えです。

Bun「噛み跡やあざは、どうしたんだ?」

Nam「彼は、暴力的なことが好きなので・・・」

Bun「あの噛み跡やあざは、私が担当した事件に酷似しているんだ。NattyやJane先生の事件も含めてね」

そうです、状況は、Namが助かったとは言いきれないことに変わりないのです。

寝たままの姿勢で、じっと、Bunを見つめるNam。

 

Bun「君が知っていることは、私にとって、とても重要な意味をもってるんだ。」

 

Nam「それは・・・・・私・・・・」

 

躊躇しながらも、なにか言いたそうな目を、Bunに向けるNam。

 

その時、ノックの音が聞こえ・・・さっと、Namの表情が固くなる。

入り口を見つめる3人。

それでも、ここまできたら、タイミングのせいにしてはダメだと思う。

 

ドアが開き、顔をのぞかせたのは、MとGunコンビ。

 

Mたちが近づく前に、急いで、Namに告げるBun。

Bun「次に会うときには、話してくれるね?また、あとで会いにくるからね」

Nam「・・・はい」

 

入室してきたMとすれ違いざま、冷たい視線をむけるBun。

ここ、わざと敵対しているように見せるための、示し合わせだったら、すごいんだけどなぁ。

 

入れ替わりに、Namのベッドの傍らに立つMとGun。

M「この事件の調査のために、ここにきている。クスリをどこで手に入れたのか、話してくれるね?」

聞かれることは同じだし、Namの答えもまた、同じ。

Nam「その・・・友達からです」

M「友達って誰?」

Nam「暴走族仲間を通じて会った、友達の友達です」

M「ありえないな。少なくとも、あの連中が手にできるのは、大麻か、幻覚剤くらいなものだ。彼らに、アイス(メタンフェタミン)みたいなものを入手するのは無理だ」

警察と医師では、突っ込み方が違って当然です。

 

Namも内心、動揺を隠せず。。。


~Namの病室~

しばらくして・・・?

ベッドの片づけをしているFan看護師。

約束通り、病室を訪れたBun。

Bun「ああ、Fanさん。ここの患者はどこに行ったんですか?」

Fan「Namのことですか?彼女なら、退院していきましたよ、先生」

Bun「は? 本当ですか?」

主治医が許可してないのに、退院なんかできるの?

きっと、警察の追及をかわすために、逃げるしかなかったってことね。

 

Fan「本当ですよ。先生が来られるちょっと前ですよ。」

急いで、後を追いかけるBun。

 

この時の、あとに残って、また、片付けを始める落ち着き払ったFan看護師の態度がどうにも気になったの。

ふつうだったら、「え~?先生、ご存じなかったんですか?」とか言って、一緒に探しに行きそうでしょ。

 

それでなくても、Namを退院させることくらい、この病院なら簡単なような気がします。

 

~病院の出入り口~

一方、制服に着替えたNamが、車いすに乗せられ、スロープを通っていく。

迎えに来た車から差し伸ばされた手を掴み、乗り込むNam。

 

男性「大丈夫かい? もう気分はよくなった?」

Nam「はい」

笑顔で答えるNam。

ここ、Nam自身、嫌がってない様子だっていうのが、闇が深い気がする。。。

 

Bun「Nam! Nam!」

外まで、走っておいかけてきたBun。

 

Bun「Nam! Nam!」

絶対、Bunの声は、Namにも、中にいる男性にも届いていたはずなのに・・・

 

無情にもドアが閉まり、出発してしまう車。

あと一歩のところで、間に合わなかったBun。

 

~Namを連れ出した車内~

うわ、これが、Namの相手の男!

あれ、この人、議員だったよね?

 

ま、なんとなく、Patの「大物に女を差し出した」話が出て来た時に、あの「ワニレストラン」に集っていた誰かだろうとは思ってましたが、こいつ、警察前で開いた、Jane事件の記者会見にも、堂々といたよ。 ← 口が悪くてすみません。

 

うわ~、NattyにJane、そして、Nam。

わ~、無理無理無理無理!

私、倫理観が薄いのは自覚してますが、そもそも「そこに愛がある」が前提なんで・・・。

 

はい、いつもの黒のアル〇ァードです。

※アル〇ァードに罪はないんだけど。。。 ← 検索除けです。

しっかり、Songchai議員って、立て看板で、名前を紹介されました(苦笑)

 

****************

~Tanの自宅~

デスクの後ろの壁に、事件ボードを作ったBun。

なんだか、ごちゃごちゃしてるけど、これって、Bunの性格をあらわしてるのか?(笑) ← 耳が痛いてへぺろ

 

いえ、アナログな手作り感自体は、とてもいいと思います。

だって、これが、ホワイトボードとかだと、無粋でしょ(笑)

コルクボードは、このコテージの雰囲気にも合ってるし、これはこれで、味があっていいね。

 

BunのもとにやってきたTan。

事件ボードをみて、Tanの思惑を理解すると、ふと隣をみて、微笑む。

この表情、好き!ラブ

 

Tan「Janeが死ぬ前に何が起きていたのか・・・から始める必要がありそうですね」

え?と、隣のTanを見るBun。

 

そこにあった紙に、書きこみ、貼りつける。

 

Janeの死

 

貼りつける際、手伝うBunの手が、自分の指に重なったことを意識するTan。

ボードを見るのに夢中で、全然、無意識なBun(苦笑)

 

Jane、Puedと破局

Janeの敗血症と鬱病の治療

 

Tan「Janeは、彼女の死の3か月前に、Puedと別れています。2か月後、敗血症と鬱病の治療を受けています。」

 

それを受けて、Bunも何かを書き込む。

 

Patの死

SDカード

 

Bun「なんだか、君は、なんでもわかってるみたいだな」

そりゃ、ずっと調べて来たからでしょう。。。 ← 決めつけてしまってますが、実際のところはわかりません。

 

苦笑するTan。

Tan「今となっては、SDカードに残されたものが唯一の手掛かりです。なぜ、Patはそれを飲み込んだんでしょう? おそらく、彼が発見されたくなかった重要な証拠が、その中に含まれているからですね」

 

SDカードと書かれた紙に、飲み込んだ意図と貼り付けるBun。

 

Bun「もしくは、Patは、この証拠を私の手に(確実に)渡るようにしたかったからか・・・」

その意味を聞きたそうなTan。

Bun「なぜなら、彼はあの日、死ぬ直前、私に何回か電話をしてきているからだ。だが、それがJaneに関連するということ以外、いまだに、彼が私に知らせたかった重要な情報を見つけられていない」

Tan「もし、本当に、Janeの事件に関連することなら、とても危険だと思います」

 

事件の背後にある力

 

Tan「この事件には、誰か権力者が関係しているような気がします。そうでなければ、警察が、この事件の幕引きをあれほど急ぐはずがありません」

 

と記された中央の人物を 事件の背後にある力と 紐づけるBun。 ← 文字通り、紐づけてる(笑)

 

Tanとの会話で、一見、バラバラに見える、これらの事象が恐ろしいほど、つながっている構図が見えてきて、大きく溜息をつくBun。

 

~庭先のウッドデッキ~

綺麗な月夜。。。虫の音が聞こえてます。

少し肌寒そうに、両腕を抱えるように立ち、月を眺めているBun。

 

Tan「Bunさん・・・どうして、こんなところで一人で? 涼んでるんですか?」

そんなBunの元にきて、声をかけるTan。

Bun「涼しくて、気持ちがいいよ。バンコクだと、こんな天気は珍しいからね」

Tan「それで、ここに戻ってきたんですか?」

少し笑いをこぼすBun。

Bun「実はさ、幸せを見つけに来たんだ。でも、いろんなことがありすぎて、なんで、そんなに疲れたように感じたのか、自分でもわからないんだ。」

Tan「戻りたくなりましたか?」

Bun「戻りたくなんかないよ。むしろ、ここで苦しむほうがいい。」

Tan「どうしてですか?」

Bun「だって、少なくともここでは、だれかと争う必要がないから。わかるか?君は、君の家族がとても冷たかった・・・と言ったよな。うちの家族は・・・すごく熱いんだ。熱すぎて、焦げそうだった。うちの兄貴と俺は、物心ついたときから、お互いに競争しあってた。競馬場で育ったみたいなものだったよ。」

Tan「あなたの、その気難しい性格がそこからきてるのかと思うと、さほど驚きませんね。」

Bun「バンコクでの生活は、競争、競争・・・同じことの繰り返しだった。家には寝に帰り、そして起きる。ずっと、その繰り返しだ。家はとっくにないけどね」

Tan「あなたは、さっき、幸せを見つけにここにきたって言いましたよね。もう見つかったんですか?」

 

そう聞かれたら、見ないわけにいかないでしょ、幸せのほうを・・・(笑)

でも、あえて、そらすBun。

照れ屋ですみません。。。 ← 私が代わりに謝ります。

Bun「まだかな・・・」

 

Tan「もし、あなたの幸せが、見えるとしたら、どんなふうに見えるんですか?」

Bun「俺の幸せは・・・緑の中にいるような感じがいいな。例えば、自然の中に囲まれてると、本当に気分がいいんだ。うん、たぶん、そんなような感じのものかな。俺が探している幸せって・・・」

 

Tan「ここの自然でも、十分じゃないんですか?」

Bun「ここは、自然すぎるよ」

Tan「あなたって人はまったく・・・・ホントめんどくさいですよね」

ここの会話、最高!!

 

Bun「ここの自然は、ジャングルみたいだろ。緑を際立たせるには、花が必要なんだよ。そう思わないか?」

Tan「・・・・・・(はいはい)」

 

Bun「君はどうなんだ?君が求めてる幸せって、どんなもの?」

Tan「僕の幸せですか・・・?」

Bun「うん・・・」

Bunをまっすぐに見るTan。

こちらも、答えは、目の前にあるってことよね?

 

Tan「ちょっぴりいたずら好きで、すごく頑固で・・・、常に危険に突っ込んでいこうとするけど、正義感がある・・・たぶん、私の幸せは、そんなようなものだと思いますよ」

こういう、I Love You の言い換え、もっとして!チュー

 

途中、聞いてるBunの、ん?待てよ、それって・・・っていう顔も、すごくいいです。


ちらっと、Tanを横目で見るBun。

Bun「なんのこと、言ってんだよ・・・」

 

空を見上げるBunの、心の中は、真っ赤っかです。🙈🙊🙉

あ~あ、Tanにはお見通しなんでしょうね。。。

 

 

★【Ep 06】2/4 雑感★

すみません。

私は、この二人が恋人になったというシーンを見落としていたんでしょうか?

なんで、こんな、ふたりだけの甘いおしゃべりを聞かせていただけるんでしょうか?(笑)

 

自分の幸せなんて、考えたこともなかった・・・Tanの、今までの人生の中で、おそらく、唯一幸せにしてあげたかったのは、お母さんだったはずで・・・でも、そのお母さんを亡くした今、自分の幸せを考えた時に、迷わず、目の前にいる人が思い浮かぶって、すごくないですか?

 

私、この6話は、絶対、私に、Tanに惚れさせようという制作サイドの意図を感じます。

 

前回の5話で、視聴ポイントが定まったと言いましたが、それはイコール、Bunの視線に同化するということでもあるので、Tanのカッコよさは、私のものです。 ← 勝手すぎるにもほどがある!

 

ま、私に、というのが、私の妄想だとするなら(笑)、言い換えれば、Bunは、Tanのどこに惹かれているのか、を視聴者に追体験させたいんじゃないかっていうくらい、Tanのかっこよさがてんこ盛りですよね。

ただ、かっこいいんじゃなくて、もれなく、例えようもないくらいの優しいまなざしがセットでついてくるんですわ~!

 

タイの方角にむかって、ワイ(手を合わせたお辞儀)をしてしまうくらい、メロメロです。。

 

 

あー、あの議員、しばらく、見ることになるのかと思うと、げんなりゲロー

 

★【Ep 06】3/4に続く★