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前半未読のかたは、こちらからどうぞ
いつ、下書きに入れちゃったのか、全然覚えがないです!ごめんなさい。再アップします。(24/11/2020)
『AChanceToLove(LBC2)』
【Ep.10】 (2/4)
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まったく、コロっとお話が変わります!
~サッカー場のわきの道~
ユニフォーム姿で歩いているNo。
No「Champのくそったれ! 俺がもう負けて・・・」
ブツブツ独り言を言っているところに、「P'No!」と声がする。。。
正面には、今日も隙のない美しさを放つKla。。
「うわ、(小声で)噂をすれば影じゃん・・・」と呟きながら、後退するNo。
No「(オレ)いなかったことにしよう・・・」
そんなんむりじゃん(笑)
急ぎ足になったところで、前につんのめって倒れてしまうNo。
Kla「P'No! 大丈夫ですか」
Klaもびっくり!
No「いいから!」
手で、Klaを止めるNo。
No「なにも言わないでくれ。」
Kla「でも・・・・」
No「黙れって言ったんだ。もし、お前が一言でもなにか言ったら、俺、もうお前とは話さないぞ」
ショックを受けるKla。
その様子を見て、黙っていられないNoちゃん。 ← だから、好き!
No「恥ずかしいんだよ!」
思わず、こぼれた笑みを必死で押し殺し、立ち上がるNoを助け起こそうとするKla。
No「触らないでくれ・・・」
足を引きずりながら、去っていくNo。
その様子を見ながら、「怒っているときですら、 ホント、可愛いですね」と微笑むKla。
そうそう、その調子!
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シーン展開が激しいな(笑)
~ショッピングモール~
(たぶん、セントラルプラザ・ラマ9だと思うけど、違ったら、すみませーん~!)
Tinと電話中のCan。
Can「やめろよ、Tin。俺は、ただ、Aeとちょっと買い物するために、ここにきただけだって。それに、ちょうど試験も終わったから、買い物して、気晴らしがしたいんだ」
Tin「別にそのことを怒ってるわけじゃない・・・」
Can「わ~、それじゃ、Aeとここに来たことを怒ってるの?」
Tin「・・・・・・・」
うわ、うわ~~~マジかよ、なCanちゃん。
脱力の極み。。。(笑)
Can「なぁ・・Tin!だって、Aeじゃん。。。なぁ、お坊ちゃま、お前も、Aeが誰にぞっこんか、よく知ってるだろ・・・。お前だって、俺のことが好きなんだから、人のこと言えないと思うけどな。俺に魅力がありすぎて、悪かったな・・・。おまえが俺に嫉妬しても、驚かないよ。なぁ・・・戻ったら、埋め合わせしてあげるから・・・」
なんて、甘々なことを言うようになったのかしら。。。
ちょっと前まで、ガキンチョだったくせに~~(笑)
ヤキモキさせられてた立場からすると、涙が出そうよ。。
※『LBC』の余波です。。。
「じゃ、また、あとでな」
電話を切るCan。
Can「まだ、1時間あるな・・・。なにしてようかな・・・なにか食べに行こう~っと」
何気なく振り返ると、巨人・・いえ、Tulが立っていて。。。
Can「うわ! なんだ、お前!」
とっさに、ファイティングポーズを取るCan。(苦笑)
Tul「偶然だね」
Can「なにが偶然だ、こいつ! あんたの家は反対方向じゃないか。なんで、こんなところにいるんだ!」
兄弟そろって・・・お調べになるのが好きみたいです。。。
両手を掲げるTul。
Tul「わかった、わかった。君に会いにきたんだよ、Can。」
Can「どうして?」
Tul「もし君が知りたいなら、少し話をしないか?」
ああ、このマウント、取り慣れてる人の眼・・・。
少し困ったように、息を飲み、まずい・・・と周囲を小さく見回すCan。
時、すでに遅し。。。
この時のCanの顔つきが最後だけ、困りながらも、ピリッと覚悟を決めた顔になるの。
ただ、ビビってるだけの子じゃないところが・・・さすが、トラブルメーカーヒロイン!
そして、決戦の舞台は、世界のマクドナルドだ~(笑)
※ スポンサーになってくださって、ありがとうございます。。。
ビッグマックが2個。。。
ポテトもL2つくらいあるんじゃない?
だめだ、完全に食べ物に釣られてる。。。
ちらりと、Tulを見て、気持ちを引き締めるCan。
そうよね~~。
Tulはコーヒーよね(笑)
しかも、Mew様ばりに、前ボタン、開けてるわよ。
ここ、こじゃれた高級レストランやパブじゃなく、マクドナルドですけど・・・。
パクパク食べてるCanから、目を離さないTul。
Can「何見てんの?」
Tul「君は、まるで、子供みたいだな。僕は、Tinが君みたいなタイプを好きになるとは思わなかった」
Can「俺がこんなだと、なにか問題でもあるのか?」
Tul「いや。悪い意味で言ったわけじゃない。Tinが、こんなに、純粋な人と付き合ったことに驚いただけだ。過去にも、彼が、こういうタイプの人間と付き合ったことはないからね。」
Can「あんたは・・・俺に、Tinのことを疑わせようとしてるのか? 夢でも見てな。過去なんて
なんの意味もない。俺が今なんだから。」
Tul「僕は、そんなことをするために、ここに来たわけじゃない。誤解をときにきたんだ。」
Can「誤解をとく?」
Tul「Tinは、麻薬の話で、僕が彼を告発した、と言ったんだね?」
Can「あいつが真実を言ったら、告発なんかされてない」
だまって、自分の携帯を操作し、画面をCanに向けるTul。
その画面を食い入るように見つめるCan。
Can「これって・・・・なに?」
しばらく、黙って、Canの様子を見ていたTul。
Tul「Tinは、以前にドラッグを使ってたことを君に言わなかったのか?」
それを聞くと、携帯を探し、どこかに電話をかけるCan。
Can「あ、Aeか? 今日、ちょっと都合が悪くて、会えそうもないんだ。ごめんな」
電話を切るCan。
Tulを見つめたまま、「あんたが言ったこと・・・どういう意味だ?」と訊ねるCan。
先ほどとは違い、少し動揺が見え始めた様子のCanを見て、食いついたな・・・と、口角をあげるTul。
~ファミレス?~
店員さん「ご注文のお品になります」
テーブルについているのは・・・Ae、Pond、そして、KeenとTumの4人。
Aeが電話を切る。
Pond「どうした? なんで、Canは電話なんかしてきたんだ?」
Ae「首をつっこむなよ」
Pond「・・・・・・あ~、すきなだけ、俺を侮辱しろよ。お前はいっつもそればっかだからな。」
Ae「お前がお節介じゃなければ、どうして、俺のあとについてくるんだよ?」
こちらはこちらで、居心地の悪そうなTumをなだめるようなKeen。
ようやく本題に入ろうとするAe。
Ae「お待たせしてすみませんでした・・・。話を進めましょう」
顔を見合わせるKeenとTum。
Tumに説明をするKeen。
Keen「こっちが、工学部のAeだ。前から、俺がお前に話してた奴だ。そして、こっちは俺の友達、Tumだ」
Aeに、Tumのことを紹介するKeen。
年下のAeとPondが慌てて、手をあわせて挨拶をする。
Keen「曲を書くためにインスピレーションを求めてる奴だ・・・。それで、俺たちは、君(Ae)の話に興味をもった理由だ。」
頷くAe。
どうも、乗り気になれないTum。
小声で、Keenだけに「興味をもったのはおまえだろ」と呟くTum。
Keen「いいから、まず、彼と話をしてみようよ。いくつかの曲へのインスピレーションが湧くかもしれないだろ・・・1曲だけじゃなく・・・」
どうも様子がおかしい、といぶかし気に、KeenとTumを見ているPond。
Tum「Keenは、君の話が興味深いと言ってる」
Tumが話をはじめたところで、急に、Pondが割って入る。
Pond「本当のところ、先輩は、俺の友達に関心がなさそうだし、こいつと話をする必要なんてないんじゃないですか。ここにいることすら、嫌がってるみたいですよ。」
Ae「おい、よせよ」
Pond「俺はただ、本当のことを言ったまでだ」
PondはPondなりに、Aeがなにか、別のトラブルにまきこまれたり、利用されやしないか、って心配なのよね。
なんか、雰囲気が・・・。
Tum「だったら、君に聞きたいことがある。君の話は、どのくらい、興味深いものだと思う?」
Ae「わかりません。・・・・ただ、俺が彼のことを愛していると伝えるためなら、なんでも喜んでするつもりだ、というだけです」
予想以上のAeの答えに、顔を見合わせるKeenとTum。
Ae「それから・・・俺は、いつでも待ち続けていると・・・。」
俄然、興味が湧いたTumが、前のめりになる。
Tum「彼は、なんと言ったの?」
その問いには答えず、逆に、Aeも聞きたいと思っていたことを訊ねる。
Ae「先輩は、今まで、誰かをそれほど深く愛したことがありますか?それでも、一緒にいられなくなるような何かがあったことは?」
その問いに、少し微笑むと 「・・・・もちろん」と答えるTum。
同時に、Tumの様子を見ていたPondが、正面のKeenが、視線を落としていたことに気づく。
気持ちを切り替えるように、「ほらな。」とTumに話しかけるKeen。
Keen「だから、Aeの話は興味深いって言っただろ」
じっと、Keenを睨んでいるPond。
Tum「そうだな。練習をさぼって、ここにきた甲斐があったと思ってるよ」
Keenの肩に手を回すTum。
Pondの鼻は、今回もちゃんと効いてます。
~ショッピングモール内~
Tumたちとの打ち合わせを終えたAeとPond。
Pond「なぁ、Ae・・」
Ae「黙れ」
何も聞かないんかい(笑)
Ae「俺は何も聞きたくない」
Pond「なんだよ~、なんで、そんなに失礼なんだよ」
Ae「お前が他人のことに首を突っ込むのをやめたら、お前の人生、もっとよくなるかもしれないのにな・・・」
Pond「別に、どうにかしようとしてるわけじゃないよ、さっきのあの二人みたいに・・・。あれはなんか、怪しいぞ。俺の言うことを聞けって!なんか、変だって感じるんだよ。P'Keenは、P'Tumのことが好きなんだ。でも、P'Tumは他の誰かを好きなんだ。ああ、間違いない。絶対だ。なぁ、この件、P'Typeに聞いたほうがよくないか?別の情報を得られるかもしれないぞ」
ぽんちゃん、いい線ついてるね。
この才能、たぶん、社会に出てからきっと役に立つけど、このままだと、あなたの口が災いとなって、全部ご破算になるっていう未来が見えるの。。。(苦笑)
バシっと、Pondの頭をはたくAe。
Ae「そのへんでやめておけ。先輩たちの問題で、お前のじゃない。」
Pond「俺の頭蓋骨の外に、脳みそが飛び出すくらい、俺の頭を叩く気かよ?」
わかりやすく溜息をつくAe。
Pond「ああ、ああ、わかったよ。彼らのことを考えるのはやめておくよ。その代わり、お前の歌がどんなふうになるのか、聴けるのを待つことにするよ。あはは・・・」
Ae「俺の歌じゃないよ」
Pond「う~ん、だったら、実体験から生まれた歌ってことで期待しよう、お前とお前の・・・あ・・・(小声で)しまった。。こんなこと言うべきじゃなかったのに・・・。どうしよう・・・」
なに、Peteの名前は禁句扱いなの?
頭をかくPond。
Pond「あ、そうだ、なぁ、Canの奴、どうしたんだよ?あいつ、突然、用事ができたとかって、メッセージよこしてきたけどさ、あれ、嘘だよな?寝坊したに賭けてもいい」
話を変えようと、何しようと、結局、人のうわさ話だね。。
またまた、溜息をつくAe。
Pond「おい、なんで、俺に溜息なんかつくんだよ?」
更に、大きく溜息をつき、歩き始めるAe。
Pond「おい、Ae、ちょっと待てよ。お前に見捨てられたら、だれが俺の荷物を運ぶの手伝ってくれるんだよ!? Ae!!」
慌てて、追いかけるPond。
★【Ep 10】2/4 雑感★
とにかく、Tumが、TharnType以外の登場人物に絡んだだけで、嬉しい。
今まで隔離されてたからね。
しかし、絡むの遅すぎ?
Aeに嫉妬するTin。
Aeも負けず劣らず、激しいジェラ男なので、旦那といい勝負だということを、呑気な嫁は、わかっているようで、気づいてない(笑)
ショッピングモールでの接近が、兄弟揃って同じアプローチで笑っちゃった!
やはり、Tulは、グイグイ、Canに近づいて来るけど、実際、Tulもまだ、Canの見た目で、無邪気な=幼いと判断してるみたい。
Canの無垢さを見くびっちゃいけないって、知らないのよね。