Tulの過去に関して、いくつか、提示されました。

山場のひとつであることは間違いないのですが、連結部分は小出しに!

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.09】 (1/4

【Ep.09】 (2/4

 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.09】 (3/4)

 

~Tulの自室 / Tinの自宅 ~

調査結果の入った封筒を手にしているTul。

 

取り出したのは・・・Canの顔写真ほか、個人情報の報告書。。

Tulが手にした写真。。。

ね、「慰めてよ」の時の写真なのよ。

ねぇ~~、なんか、密会写真みたいでしょ。ムキー

あんなに、素敵な二人なのに。。。

こんな隠し撮りみたいなこと。。。

 

怒るとこ、そこ?

 

Canの自宅前を写した写真もある。ムキー

 

Tul「お前の兄として、彼に会う時がきたようだな」

この見るからに悪そうな表情・・・どうとらえればいいの?

 

******************

~Tinパパの書斎  / Tinの自宅 ~

この俳優さん、何に出てた方でしたっけ!

ド忘れした!

印象としては、もうちょっと若い感じだったと思うけど・・・。

あ、『Boy for rent』のLizのパパだ!

ずっと、BLドラマの出演者ばかり頭の中で、追ってたので、全然、ヒットしなくて・・おかしいなぁって堂々巡りしてました。

お~、思い出せてすっきり!

 

ノックの音。

姿を見せるTin。

パパ「なにか用か?」

パパの正面に立つTin。

Tin「インターンシップについてです。」

パパ「すでに、お前にはさせられない、と、お前の兄に伝えてある。大学側から、この件について話があったときに、また改めて、話をしよう」

Tin「どうして、あいつ・・・、どうして、兄さんにはそれができて、僕にはできないと?」

パパ「お前と、お前の兄は、同じではない。」

Tin「なにが違うんですか? 我々は、どちらも、メタナム家の一員です」

小さく息を吐くパパ。

パパ「お前の兄は、私の後を継ぎ、すべてに責任を負うのだ。お前ではない。」

Tin「なぜ、お父さんは、僕が自分の息子ではないように話をするんですか?」

パパ「そうは言っていない。」

 

結局、父親は自分のことを何も信頼してないないのだ、と傷つくTin。

 

Tin「もし、別の場所で暮らしたいとお願いしたら、どうしますか?」

パパ「お前次第だな・・ 好きにしなさい」

Special thanks: Nancy-san イエローハーツ

これは、どこを基準に考えればいいの?

どうしても、パパが、通り一遍の、「不祥事を起こした息子」を心底、蔑ろにするように思えないというか・・・。

態度で示せ的な感じ? ← こういう気持ちを持っていてほしいような気もするし・・・。

とはいえ、そんな甘々な親子関係でないことは周知の事実で。。。

それでも、心の奥底では、違う言葉を待っている・・・のに、また、突き放された。。。えーん

 

黙って、部屋を出ていくTin。

 

パパの書斎を出たところで、待ち構えていた兄ちゃん。。。

Tul「お前の顔を見れば、望むものが手に入らなかったとわかるな・・・」

Tulの嫌みをスルーし、言い合いをせず、黙って、部屋に向かおうとするTin。

Tul「だから、前に言っただろ。お前にはできないと・・・」

振り返るTin。

Tin「あんたが、父さんに言ったんだな?」

Tul「なぜ、そんなことを言う?父さんがすでに、決定したことに関して、俺がどうこうできることなどない。」

Tin「あんたにできないことがあるのか?」

Tul「俺にできないことなんて、たくさんあるさ。弟を元どおりに戻すこととかな・・・」

掴まれた腕をふりほどくTin。

Tin「そんなことは、絶対に起こらない」

階段をのぼりかけたTinに、後ろから声をかけるTul。

Tul「お前の友達を俺に紹介するのを忘れるなよ」

 

~Tinの部屋~

急ぎ、部屋に入り、乱暴にソファに座り込むTin。

さきほどのTulの言葉は、すでに、Canのことを知ってるいるという警告だよね。

Tin「畜生!もう、あの弟はもういないんだ・・・。あのバカな弟は・・・・・・もう、どこにもいないんだ。」

 

~回想~

一人、酒をあおりまくっているTul。

足早に近づいてくるTin。

Tin「兄さん、兄さんは俺を信じてくれるだろ。俺は、あんな薬なんかやってない。でも、今や、みんなが俺のことを悪い人間だと思ってる。でも、俺はそんなことしてないんだ」

黙ったままのTul。

Tin「他人が俺のことを信じてくれなくても構わないけど、兄さんだけは信じてくれなきゃ・・・。兄さんは信じてくれるよな・・・」

兄の肩を掴むTin。

Tin「父さんも母さんも、もう、俺のことを嫌ってる。でも、俺は平気だ。兄さんが俺のことを信じてくれるかぎり・・・」

Tul「もちろん、俺はお前を信じるよ。」

それを聞き、微笑むを浮かべるTin。

立ち上がり、弟を冷たく見下ろすTul。

Tul「だって、お前がこうなるように仕組んだのは俺だからだ」

Tin「・・・・・・」

顔がこわばっていくTn。

Tin「なに言ってるの? ちっとも面白くないよ。」

Tul「お前、これを冗談だと思うのか? お前をあのパーティに行かせたのは俺だ。新聞記者に、そこに行くように伝えたのも俺だ。一面のお前のことを載せたのも、この俺だ。俺が、お前の人生を台無しにしてやったんだ」

あまりの衝撃に、言葉が出てこないTin。

Tin「そんなこと、信じられるか。兄さん、俺をからかってるんだよな」

テーブルの上を指さすTin。

Tin「酔っぱらってるんだろ?俺、もう酒は飲まないでって言ったのに・・・。兄さんのためによくないって!」

甘やかされて、人格ぶっ飛んでた我がまま坊ちゃんだったかもしれないけれど、お兄ちゃんの身体のこととか、気にする、優しい弟だった、と。

 

Tul「お前、いつまで、こんなバカなままでい続けるつもりだ、Tin? 俺は、お前のことなんか愛したことなんかない。お前が生まれた日から、ずっと死ねばいいと思ってきた。お前や、お前の母親、祖母・・・がいなければ、俺は、こんな家に暮らさなくてもすんだんだ。だから、お前の人生も台無しにしてやったのさ。

ずっと泣くのを我慢していたTin。

こらえきれず、悲鳴をあげながら、その場から駆け出していく。

Tin「大っ嫌いだ!」

Tinの叫び声が響くなか、じっと立ち尽くすTul。

(回想終わり).

 

その時のことを思い出し、涙を一筋こぼすTin。

この涙も、見守る価値あり、と私は思ってます。

 

ゆっくりと、息を吐き、携帯を取り出す。

Tin「あんたは、俺にとって大事な人間でなければ、誰であろうと傷つければいい。でも、Canは傷つけさせない。」

滲んだ涙を指で押さえ、誰かに電話をかけるTin。

 

~Hinの部屋~

Tinからの着信に気づき、電話に出るHin。

Hin「もしもし・・・」

Tin「お前の主人の弱点を知りたい」

Hin「すでに、私たちは契約を結んでいますよね」

Tin「お前が知ってることを話せ」

Hin「お話しできません。」

Tin「俺がお前に言ったことを覚えてないのか?」

Hin「Tin様が昨年、私に会いにいらした時、私にできることであれば、なんでもお手伝いします、とお約束しました。Tin様の指示されたことであればすべて行います。ですが、あなたにお願いしたことが一つだけあったはずです。Tul様に危害が及ぶようなことは絶対にしない、と。私が、Tul様を裏切ることは決してありません。」

Tin「あいつがお前を家から追い出したのに?」

Hin「・・・・そうです。Tul様は、あなたが考えているような悪い方ではありません。Tin様は、Tul様のたった一人の家族なんです。」

Tin「それを俺が信じると思うか?」

切られた電話を見つめるHin。

私、Hin役のEstくんの声、好きなんだよね。

 

写真立てに写るTulとHin。

Hinの目じりに、テープが貼ってあるから、あのTinの癇癪騒動の時ね。

あの時も、幼いながらも、Tinが、Tulのために、殴り込みに行こうとしてたんだっけ。

 

Hin「彼が、私を追い出したわけではなかったんです・・・。私が自ら、彼の元を離れたんです」

 

~回想~

女性の肩に手を置き、慰めているTul。

この女性が、のちの Phuphaのママ、Vadee(Wadee)なのね。

(なんか、原作はVadeeじゃなくて、Wadeeらしいですけど、WeTVの英訳がVadeeになってるの。訂正されたら、直そうかな・・・。)

 

泣き続けているVadee。

Tul「落ち着くんだ、Vadee」

Vadee「私、どうしたらいいの?」

ちらりと、後ろに控えているHinを見るTul。

さすが、水泳選手ねぇ。。なんだか、筋肉にそって、シャツの皴が寄ってる感じ。。。

 

Vadee「どうしたらいいの?」

もう一度、Hinを見てから、「君に話があるんだ・・・」と切り出すTul。

その様子をじっと、見ているHin。

二人の視線が合う。

・・・と、その時、「妊娠したの・・・・」

 

詰んだ!

 

驚いたTulが、Vadeeを見る。

Vadee「妊娠したのよ、Tul」

Tulの視線は、再び、Hinに向けられる。

 

さめざめと泣くVadeeの泣き声が、メタナム家のリビングに静かに響き・・・HinもTulも、もはや、動くことすらできない。

(回想終わり)

 

Tulと二人で撮った写真を手に取り、

Hin「ずっと望んできた家族というものを手に入れたのです。約束を守り続けてくださって、ありがとうございます。私を探さないでいてくださり、ありがとうございます。ただ、あなたに幸せでいてほしいんです。私の望みはそれだけです。あなたは、僕にとって、世界そのものだから・・・」

 

 

★【Ep 09】3/4 雑感★

ドラッグパーティー後、兄が告白したという一件は、ほぼ『LBC』で、TinがCanに語ったとおりの再現でしたね。

ま、ここでの会話は、この通りだったんだと思います。

でも、Tulサイドに立つと、まったく別の景色が見えるかも。

パパも絡み、Hinも絡み、Tinママはもちろん、実際のラスボスは、とっくにお亡くなりになったTinの祖母ちゃん?!

 

Hinが身を引くことになった要因は、Phuを授かったことだけじゃないのかもね。

 

このまま、突っ走ると、『華麗なる一族』ばりに、おそらく、別の物語が必要になるんでしょう。

とても、あと3話じゃ収まらない。

ドラマ化の予定があるかどうかはわかりません。

 

ちゃんと、自分で原作を読まないと、そのあたりのことは、はっきりとはわからないんですが、原作とドラマの差っていう泥沼の怖さは知っているので、筋追いをしている限りは、それに手を付けないようにしています。

Mame先生が、これらの壮大なシリーズの終筆を宣言されたら、初めて、読んでみようかな。。。

 

というわけで、筋追い中、予見めいたことを書いても、基本、想像というか、妄想です。

 

頭に浮かんだことを、無責任に書いてますので、呆れてください。。

自分でも、思いっきり呆れてるので・・・(苦笑)

 

★【Ep 09】4/4に続く★