今のAeに同調する方がどのくらいいらっしゃるか、わかりませんが、ある部分に限定するならば、ピンポイントで、私の琴線を刺激するようです。

筋追いしながら、頭の中で、ドラマ内では無言であるはずのAeの言葉が勝手に聞こえてきて、スイッチ入ったように、ポロポロと涙が流れてきます。

私のほうが先に、やばい奴になりそうです。

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.09 】 (1/4)

 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.09】 (2/4)

 

 

~大学 カフェテリア~

向かい合って座るAeとKeen。

ちょっと離れた席に座り、成り行きを見守るPond。

絶妙な配置すぎ。


それに、この黄色いテーブル、可愛いね!

 

Ae「どうやって、俺のことを知ったんですか?」

Keen「君の質問に答える前に、先に、自己紹介させてくれよ。俺の名前は、Keen。音楽学部の学生なんだ。」

頷くAe。

Ae「つまり・・・P'TharnやP'Typeの友人ってことですか?」

Keen「ああ、そうだ。Tharnを知ってる。同じ学部だが、専攻が違うんだ」

Ae「それで、先輩は、俺になんの用なんですか?」

Keen「単刀直入に聞く。君は、なぜ、毎日写真を投稿しているんだ?ある写真は、あまり意味がある写真とは思えないし、ある写真には、短いコメントがついている。」

表情が硬くなるAe。

Keen「君の私生活について、あれやこれや詮索するのは失礼なことだとわかってる。でも、しばらく、君をフォローしてみて、君の投稿に興味が湧いた。君は誰かになにかを伝えようとしている、そんな気がするんだ。


まったくの他人に、言い当てられ、動揺が目に現れるAe。

Ae「先輩には関係のないことです。」

Keen「俺が、音楽学部の人間だと言ったよな。君の投稿から、インスピレーションを得たんだ。歌を通して、君の物語を伝えてみたいんだ。」

とんでもない・・・と首を振るAe。

Ae「興味ありません。他の人をあたってください」

Keen「ちょっと待ってよ。まず、俺の話を聞いてよ。」

Ae「自分のことは自分でします。誰の助けも必要ありません」

Keen「君は、その人に、短い言葉以上のものを伝えてみたくはないのか?歌は、言葉以上のものを伝えることができるんだ。

目をそらすAe。

Keen「歌は、その人に、君の気持ちを届けることができるんだよ。とにかく、俺は、君にそのことを考えてほしかっただけなんだ。じゃ、もう行くよ」

とんとん、とAeの肩を叩くと、席をたつKeen。

なるほど、そういう用件だったのね。

しかも、それは、きっとTumにも関係してくるはず。


Keenが通り過ぎるのを待って、PondがAeの前に腰を下ろす。

Pond「お前、この件、了承するつもりなのか?」

明言は避けるAe。

Pond「お前、大丈夫か?お前は、大勢の人と接するのがすきじゃないだろ。。(今の話だと)Keen先輩以外に、バンドのメンバーとも話をすることになるだろう。」

うなずくAe。

Ae「そのとおりだ」

Pond「だったら、なんで・・・わかってんだろう?」

Ae「俺は、Peteのためなら、なんでもできる」

Pond「Ae・・・」

Ae「俺は・・・あいつに知ってほしいんだ。俺たちが別れたあの日から、俺は一日たりとも、あいつのことを恋しく思わなかった日などないってことを・・。」

Pond「・・・・・」

Ae「もし、俺にできることがあるのなら、たとえ、意に染まぬことであろうと、俺はやれる」

そう言い終えると、カバンを肩にかけ、店を出ていくAe。

じっと、その背中を見つめているPond。

目を閉じるPond。

ずっと心配していたとおり、立ち直ったかのように見せているAeの心が、いまだに、闇を見続けているんだって・・・実感したのね。

影は・・・明るいところのほうが色濃く見えるものだからね。。

ようやく立ち上がり、Aeのあとを追うPond。

 

~サッカー場~

あくびをしながら、フィールドに現れたNo。

準備運動をしているJob。

Job「・・・P'No。どうかしたんですか?なんだか、もう何年も眠れていない人みたいですよ」

この二人のシーン、結構、分量あるね。

 

No「お前の友達、Canのせいだよ。あいつ、うちに来て、ずっとNicと遊んでるんだ。もう4日になるんだぞ。あいつら、大抵、2時か3時ころまで、ゲームをやめないんだ」

 

ああ、このJobの表情ね。。。

Klaの怒りを買いそうなくらい、せつなそうにNoのことを見てるって奴(笑)

 

No「俺がいくら、家に帰れっていっても、聞きやしないんだ。俺がこんな風になってるのは、そういうわけだよ」

Job「なんで、あいつは、先輩の家に居続けなきゃならないんですか?」

No「さぁな。俺がいくら聞いても、答えないんだよ。あいつら、また、今夜も大騒ぎだよ。うわ~~~~~」

雄たけびを上げるNoちゃん。

No「俺のほうが、家から逃げ出したいよ」

ピッチにむかって、走り出すNo。

Job「どうなってんだか・・・」

・・・と言いつつ、Jobは、Canを自分ちに呼び寄せ、Noちゃんの負担を減らしたってわけね。

 

~Canの家~

夜中、そ~っと、帰宅するCan。

リビングに入るなり、電気が点く。

振り返ると・・・

Can「あ、Ley!」

じろっと、Canを睨むLemon。

Can「こんな真夜中に、ここで何してるんだよ?びっくりさせるなよ」

Ley「それは、そのまま、P'Canにお返しするわ。なに、コソコソしてんのよ?お兄ちゃんがこんな時間に家に帰るようになって、もうどれくらいたつと思ってるの?」

Can「ん・・・」

じっと、Canの言葉を待つLemonちゃん。

Can「ああ、そうだ。P'Noと一緒に、(サッカーの)戦略を練ってったんだ。あと、Jobんちにも泊まりに行ったりしたよ。」

ふ~ん、と大きく頷いて見せるLemon。

わざとらしく、あくびをするCan。

Can「ああ、眠いや・・・。もう、寝るよ。明日、話そうぜ」

階段に向かおうとするCanの首根っこを摑まえるLemon。

ははは・・・逃がすわけがない(笑)

Can「痛っ! おい、痛いじゃん!」

Ley「痛くて当然よ。いつまで、私の事、避け続けていられると思うの?」

Can「・・・そうだな、まぁ・・・数日は」

慌てて、口を押えるCan。

簡単に引っ掛かったCanに、呆れ果てるLemon。

Ley「それで、お兄ちゃんとP'Tinは、恋人同士なのよね?」

本題の追及が始まり、固まるCan。

Lemonも怖いが、現実と向き合うのも怖いんです。

 

Ley「ちゃんと言いなさい。もし、この私に、嘘なんかついたら、お兄ちゃんのこと、刺すわよ」

ナイフ片手です。

用意がいいわね(笑)。

Can「ああ。悪かったよ。おまえを失望させて・・・。」

Ley「なんで、私が失望しなきゃならないのよ?」

Can「だって・・・お前が、Tinには、イケメンで金持ちの男が一緒になってほしいって言ったんじゃないか、そういう奴があいつにはピッタリだって・・・。」

Ley「でもね、私は、お兄ちゃんたちの関係を反対だ、なんて、一言も言ってないわよ」

Can「・・・・・?」

Ley「それに、P'Canは、私のお兄ちゃんでしょ。。もし、もうすでに、P'Tinが、お兄ちゃんを選んだのなら、私にできることなんて、なにもないでしょ。」

Can「じゃ・・・お前、俺の味方なの?」

Ley「当たり前でしょ。もし、パパやママが、お兄ちゃんの味方にならなくても、Leyは、お兄ちゃんを応援するにきまってるでしょ。」

 

Canの背に手を回すLemon。

Ley「それに、お兄ちゃんの彼氏は、あのTin様なのよ。」

天を指し示すLemon。 ← その手には、まだ、ナイフ(笑)

Ley「絶対に、逃しちゃだめだからね!」ムキー

 

Can「ん・・・」

別の意味での緊張感で、目の焦点が合ってないCan(笑)

とりあえず、しっかりしようか!(笑)

 

Ley「これで安心ね~!じゃ、もう寝るから・・・。あ!」

いちいち、Lemonが動くたびに、ナイフの切っ先が向けられるCanちゃん。

Ley「それから、二度と、Leyのこと、避けようとしないことね。お兄ちゃんみたいな人が私から隠れようなんて、100万年早いんだからね!」

妹から、監視してるからね、のポーズを向けられる兄。

Can「ナイフ、気をつけろよ」

階段をのぼりながらも、ナイフを向け続けるLemon(笑)

 

一番の援軍を得て、微笑むCan。

あ~~、この兄妹、大好き!!

何回も言うけど。。。

 

夜中 階下に降りて来たCan。

電気をつけると、お顔パック中のLemon。。

Can「おい!」

大声をあげて、後ずさるCan。

Can「Ley・・・!また、おまえかよ」

Ley「だから、それは私のセリフよ。なにしに降りて来たの? 私、もう上に行くわよ」

Can「さっさと行けよ。俺、腹減っちゃって。なにか食べるものを探しにきたんだ」

テーブルのお菓子に手をのばすCan。

Ley「ちょっと待った!いいのがあるのよ」

なんと、こっち側に冷蔵庫があったとは・・・!

ママ、料理する時、移動が大変(笑)

(食卓用のテレビも、こっち側にあるんだよ・・(笑))


Ley「お菓子なんか食べちゃだめよ。はい!これ、お肌の調子をよくしてくれるのよ。お肌がもっと、モチモチになっちゃんだから。それから、ふっくらとした肌にもね」

Can「なんで、俺がそんなこと気にしなきゃならないんだよ。俺、腹減ってんだぞ。満腹になりたいの!」

当然、許されません。

Ley「これを飲めば満腹になるし、その上、太らないのよ。お兄ちゃんの彼氏は、あのTin様なのよ。だったら、お兄ちゃんも、もっと自分をよく見せなきゃ!」

仕方なく、受け取るCan。

大変なことになってきました。。。

御曹司の彼氏になったら、妹が、マネージャー兼美容アドバイザーになったみたいです。。。(笑)

 

Ley「お菓子食べちゃだめだからね!」

去り際に釘をさすLemon。

Can「ん~」

素直に飲むのが、よいこのCantaloupeです。

Can「あ、うまいじゃん。肌がモチモチになったら、たしかにいいよな・・・。だって、Tinの奴、俺のほっぺたにキスするのすきだからな。頬っぺたが荒れるのはいやだよな・・・。」

気にする理由、たくさんあるじゃん。

一口飲んでは、「モチモチになったかな?」と確認するCan。

あ~、Tin様に見せてあげたいわね。。。

 

~サッカースタジアム~

ここって、話をするのに、穴場ね。。。

Can「なぁ、Tin。Leyの奴、俺のこと、やっつけなかったよ。俺、本当に、ストレスたまってたんだ。あいつのこと、ずっと避けてたから・・・。でも、全然、怒ったりしなかったんだ。そうだとわかってたら、寝る場所を探して、時間を無駄にしたりしなかったのに。。。」

誰もいない観客席に腰掛けて、ご歓談中のTinとCan。。。

ふと、Canをじろりと見るTin。

Tin「誰の家に泊まってた?」

あ・・・着火した。。

Can「ん~、よせよ。怒るなって。P'Noの家で時間つぶしたり、Jobんちでゲームして遊んでただけだよ。で、Leyが寝静まったころに、家に帰ってたんだ」

Tin「次からは、うちに来い!」

そりゃ、スパダリはそう言いますよね。

 

渋い顔になるCan。

Can「(だから)そうしたくなかったんだ。お前んちは結構、遠いし、夜遅くに、お前は、俺を送らなきゃいけなくなるじゃん。あの辺り、バスも走ってないし・・・。お前んちに行ったら、家に戻れなくなるだろ。でも、もう、妹からもやられないし、(泊まり歩いたりしないから)平気だよ」

ま、Canが自分を煩わせたくなくて、いろいろと考えていたことがわかって、小さく頷くTin。

 

Tin「わかった。部屋を買うことにする」

 

Can「・・・・・・・・・・・なんで、買わなきゃならないの?だって、もう、家も車もあるじゃん。それなのに、なんで、買わなきゃならないんだよ?」

Tin「そうすれば、もっと便利にいろんなことができるだろ・・・」

Can「・・・・・・なんか、よくないこと考えてない?」

御名答!

嬉しそうに、「そのとおりだ」と答えるTin様。

Tin「家だと、なにかと不便だからな」

Can「なんで、だめなの? 俺の母さん、おまえんちに泊まることくらい、許してくれるよ。もし、退屈だったら、代わりに俺んちに来ればいい。うちの母さんなら、平気だよ」

ま、それはそれでちょっと先のお話としてありかもしれないけれど、さきほどからの、Tin様のねらいとは大きく逸脱してます(笑)

呆れたように、言い返すTin。

Tin「もし、俺が行ったら、ご両親が気づかないとでも思うのか? 俺たちが・・・」

 

皆までいわなくても、さすがに、Canもわかります。

Can「たしかに・・。母さんに、あんなの聞かれたら・・・(想像しただけで)ぞわぞわする!きっと、ノックもせずに、部屋に飛び込んでくるよ」

実家暮らしは苦労するんだよね。。。(笑)

Can「でも、Tin。だからって、そんな理由のために、部屋を買おうとしてるの? お坊ちゃまは、桁外れだな。。。」

言葉を選ぶTin。

Tin「それだけじゃない。自由が欲しいんだ」

その言葉の意味を一生懸命考えようとするCan。

Can「でも・・・俺たちが付き合ったあとに、買いたいって思ったのはなんでなの?」

Tin「前は、あの家にいたかったんだ」

しがみついていたんだろうね。。。

この言葉・・・結構、重い言葉だね。

 

Tinを励まそうと、明るい口調になるCan。

Can「心配いらないって。彼らのことは気にしないで。もう、お前には俺がいるじゃん。」

そう、そうやって、いつも笑顔で、Tinのそばにいなきゃね。。。

可愛い💠

 

Can「もし、俺がお前の兄貴に会ったら、その顔を殴ってやるよ」

それは・・・ちょっと考えたほうがいいけど。。。

 

Tin「約束を破るなよ」

おおきく頷くCan。

Can「信じろって。俺は、約束は守るよ」

自分の肩に手をかけるCanを見て、笑みを浮かべながら、首を振るTin。

ほらね、この肩にあたってる温かさは、いくら頑張っても、自分だけでは、生み出せないものだよ。

 

★【Ep 09】2/4 雑感★

 

ビー玉は、きらきらしているけど・・・質は硬くて、割れてしまうと、破片に変わる。。。

誰かに遠くに投げ捨てられたにしても、本当に、砕け散る前に、なんとかならないものか、と思ってしまいます。

Aeも、もがいていますね。

 

私ももがいてます。。。(笑)

マジで、どうしよう~~~。

我慢できずに、10話も見ちゃって・・・・そっちも気になり始めて、終わらない~~。

 

とにかく、今回は、Lemonちゃん、大活躍。

しっかり者の妹は、時に姉のように、双子のように、一緒に大きくなってきたんだろうと感じることは、今までもたびたびあったけれど、たとえ両親が受け入れなくても・・・って、さらっと言ってくれちゃって。。

拍手~~~!

 

絶対、Tinと二人のシーンは、総力あげてCanを“かわいこちゃん”仕上げにしてると思う。。。

髪型とかメイクとか・・・。

あ、もちろん、Plan様の、「恋人の顔」「家族の顔」「友達の顔」それぞれ、演じ分けている力も大きいですけどね(笑)

 

★【Ep 09】3/4に続く★