スポティファイさんに、ビートルズのオブラディオブラダを、わざわざ“通知”で勧められたよ。

なんで?(笑)

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

全体で、4分割払いしてます。

前半未読の方は

★【Ep 10】(1/4) はこちらから★    

★【Ep 10】(2/4) はこちらから★ 

 

【Ep10】(3/4)

~TumTarハウス~

2階のバスルームで、シャワーを流しっぱなしにしたまま、床にへたりこんでいるTarを発見したTum。

Tum「どうしたんだよ!? Tar!」

とにかく、服を着たまま、びしょ濡れの弟を抱きかかえ、部屋に入ってくる。

震えながら、呼吸の乱れたTarに対して、名前を呼び続けるTum。

Tum「Tar! 俺を見るんだ。Tar!」

苦しそうに、息をするTar。

Tum「いいか、ここで待ってろ」

タオルでくるみ、抱き寄せながら、名前を呼び続ける。

Tum「一体、どうしたんだ? Tar、お前、大丈夫か?」

いくらTumが呼び続けても、怯えたように呼吸を荒くしているだけのTar。

Tum「Tar! 俺を見ろ!俺を見るんだ! Tar!」

必死に叫び続け、ようやく、Tarの視点が、Tumに定まってくる。

ほっとして、「Tar・・・」と声をかけながら、抱きしめるTum。

Tar「P'Tar・・・。ごめんなさい。」

2人とも、泣きながら、お互いにしがみつく。

Tar「僕は悪い人間なんだ・・」

Tum「どうして、お前が悪いんだ?Tar、どうやったら、お前が悪い人になれるんだよ。お前、わかってるか? お前は俺の人生の中で、一番大事な人なんだよ。俺、本当に、お前無しでどうやって生きていけばいいのかわからないんだぞ。お願いだから、二度とこんなことしないでくれ。二度とするなよ!」

「ごめんなさい」とTumにしがみつくTar。

Tum「Tar・・・」

Tar「ごめんなさい・・・」

 

~TharnとTypeの部屋~

ソファに寝ころぶTypeに寄り掛かるように座り、2人でテレビを見ている、主役カップル。

Type「Tharn、俺、へとへと」

Tharn「ああ。じゃ、なにか食べ物をとってくるよ」

ああ、こんな人を旦那さんにできるなんて、よっぽど、前世で功徳を積んだに違いない。

にっこり笑うType。

 

さっと立ち上がるTharn。

 

Tharn「ほら、ここにおくぞ」

お皿に食事を乗せ、テーブルに置き、自分はまた、床に座るTharn。

Type「Tharn、喉乾いちゃった・・」

じろっと、Typeを見るTharn。

気づきましたね(笑)

 

Type「一日中、走り回ってて、足が痛いんだ。起き上がるなんてできそうもないよ・・・」

嫌な顔ひとつせずに、「わかったよ、水、もってきてやる」と立ち上がるTharn。

またまた、にっこり笑うType。

 

テーブルの上の、Tharnの携帯に着信が入る。

ピン!ときちゃうものは仕方がない。

 

覗き込み、番号が表示されている画面だけ見ると、Tharnの気配に、慌てて、姿勢を戻し、横になるType。

 

水を持ってきたTharn。

Tharn「ん・・・」

テーブルに静かに置くTharn。

Tharnの髪に触れながら、「俺・・・」と言いかけると、Tharnがすぐさま、後を続ける。

Tharn「お前の手は、スプーンを持てないくらい疲れてるんだろ。俺に食べさせてほしいのか?」

したり顔のType。

Type「俺の心が読めるんだな(笑)」

そう言いながら、Tharnの後ろの髪をつまみあげたり、撫でたりを繰り返すType。

Tharn「それからお前は・・・もっと俺の気をひこうとしてるだろ」

さすが!

Type「ば~か。誰が、お前の気なんか引きたいかよ」

Tharn「じゃ、なんで、俺に食べさせてほしいんだよ?」

Type「うっとおしい。お仕置きするぞ」

Tharnの髪をいじるのを止めないTypeと、テレビに目を向け続けているTharn。

Type「なぁ、Tharn、俺、聞きたいことがあるんだ」

Tharn「なんだ?」

Type「俺たちって、おんなじシャンプー使ってるじゃん。なのに、なんで、お前の髪って、こんなに柔らかいの?」

何を聞くかと思えば、なに、可愛いこと聞いてんの?

Type「俺の髪なんて、ほら、こんなにごわついてんのに・・・」

Tharn「お前は、ずっと太陽の下で、サッカーをしてるだろ。俺は、めったに外に出ないから、それで柔らかいんじゃないか?」

真面目に答えてあげるTharn。

っていうか、Typeが聞きたいには、そういうことじゃないよねぇ(笑)

 

あ~と大きく伸びをしながら、Typeの胸に、顔をうずめ、ごりごりするTharn。

Type「どうしたんだよ?」

罪悪感と幸福感と両極端な感情に左右されて、乱れまくってるTharnさんです。

Tharn「面白いか?」

Type「お前が、頭を俺にこすりつけてるんだから、お前が面白いがってるんだろ?」

Tharn「俺は面白がってるだけじゃない。。。でも俺も、天にも昇る気持ちだよ」

Type「陳腐すぎる・・・」

Tharn「認める・・・」

Type「俺も幸せだよ」

 

本当は、キャーキャードキドキドキドキ言いたいんだけど、私はすでに、Typeと一部同化してる部分があるので、晴れ晴れとしてません。

 

Typeが、とにかく、ずっとTharnの髪を触ってるのよ。

・・・・これって、不安の表れなんだっけ。

それでなくても、ただこんなふうに、穏やかに微笑みあうふたりのシーンを見ると、なにか嫌なことがおこりそうで、私ですら、すっごく不安です。。。

 

ベッドに入って、眠っている2人。

腕枕は、マストなのね。

・・・と思ったら、ぱちりと目をあけ、身体を起こすType。

Tharnの携帯を取り、履歴を確認するTharn。

さっきの番号着信のやつね。

自分の携帯に、その番号を控えるType。

悲しいかな、こういうところで、リアルな恋人感が出てきてるって、皮肉すぎる。

 

そっと、携帯を戻すType。

気になって、朝まで眠れないね。。。

不安を押しとどめるように、Tharnの指にそっと触れるType。

信じていても、本能が、アラートを出してるんです!

 

~大学~

一夜開けて、翌日よね。

Thranが教室に入ってくると、Tumが友人たちとゲームをしている。

意識するTharn。

LhongがTypeに気づき、「あ、Tharn、こっちに座れよ、」と声をかける。

そのまま、Lhongの前を素通りし、Tumの前に立つTharn。

 す、スルー?

 

Tharn「Tum・・・」

あきらかに気づいているくせに、無視して、友人たちに話しかけるTum。

Tharn「話がある・・・」

Tun「俺にはない」

ゲームに視線を戻すTum。

Tharn「お前の弟の件だ」

しかたなく、立ち上がり、Tharnを睨みつけるTum。

Tharn「俺は、お前とケンカを始めるつもりはない。だが、お前の弟が最近、俺に電話してくるんだ」

Tum「信じられるか!」

Tharnの胸ぐらを掴むTum。

ずっと、様子を見ていたLhongが、「あ・・・」と立ち上がり、止めに入る。

(Tumの友達も同時に止めに入る)

Lhong「落ち着けよ。二人とも・・・」

再び、Tharnのシャツを掴むTum。

Tum「俺の弟は、おまえなんかと二度と関わったりしない」

携帯を見せるTharn。

Tharn「これ・・・あの子の新しい電話番号だろ?」

Tum「なんで、Tarと連絡を取り合い続けてるんだ」

Tharn「俺はしてない! Tarが俺に電話してきたんだ」

Tum「俺は信じないぞ。俺の弟は、おまえみたいな虫けらと関わったりするはずがない」

2人の間に割ってはいるLhong。

Lhong「おい、落ち着けったら。教室だぞ」

Tharn「Tum。お前に頼みがある。外で話そう」

Tum「わかった・・・」

イラついたように、机を押しのけながら、先に教室を出るTum。

あとに続こうとするTharnを、「おい・・・」と呼び止めるLhong。

Long「一緒にいこうか?」

Tharn「ここで、待っててくれ」

またまた拒絶されたようにしか思えない・・・Lhong。

 

屋上に来た2人。

先に、TumがTharnに掴みかかる。

Tum「俺は、Tarのほうから、お前に連絡したなんて信じないぞ」

Tharn「お前がそう思いたいなら信じてろよ、でも、俺はあの子と話をする必要がある」

Tum「ばか言うな!」

Tharn「俺は、お前がどうしてそんなに俺を嫌うのかわからないが、俺は誓って、お前の弟を、傷つけたりしたことはない。それからもう一つ・・・Tum。Tarは俺と寄りを戻したがってる」

その言葉に、我慢の限界を迎えたTumが、Tharnを殴りつける。

Tum「俺は、おまえなんか信じない」

口元の脇を押さえながら、睨みつけるTharn。

Tum「お前は、ちっともわかってない、Tharn。Tarが今までずっと、どんな状態だったか・・・。飯も食えず、眠れず、学校に行くことすらできなかった。俺たち(家族)は、あいつを精神科医に診せに行かなきゃならなかった。だけど、Tarは何も言わなかった。」

衝撃をうけるTharn。

Tum「そして・・・俺がどれほど辛かったかわかるか?・・・お前みたいな奴に、Tarを傷つけられるのを見ていて・・・」

Tharn「俺に言うなよ・・・お前があの子のことをそんなに想ってるなんて・・・」

Tum「お前には関係ない!!」

激高するTumを、辛そうに見つめるTharn。

この2人は、バンドを組むくらいの、友人だったのよね。

お互いに、事情がわかってないなかで、1年くらい、こうして、傷つき、まともな話もできず、無視しあってきたってことなのね。

 

Tum「いいから、これだけは覚えておけ!お前がどれだけ、俺に懇願しようと、俺は、二度と、お前とTarを合わせることはない」

Tharnの胸を一突きすると、去っていくTum。

 

Typeのことを思えば、みずから、Tarと連絡をとることだけはしたくないTharn。

兄に拒否られ、八方ふさがり。。。

 

~TumTarハウス~

リビングで思いにふけっているTum。

昼間の一件で、かなりイライラしています。。。

あ、相当、Tharnのことを強く殴ったのか、拳を気にしてる。。。

 

飾ってあった写真立てを手に取るTum。

 

~回想~

Tum「また、絵を描きたくなったら、描いてみたらどうだ?」

Tar「うん・・・そうしてみるよ」

それほど、積極的ではなさそうな感じで答えるTarに微笑みかけるTum。

 

写真立てには、ギターを弾くTumの姿を描いたTarの絵が収まっている。

いつまでも、その絵を見つめ続けているTum。

 

~TharnとTypeの部屋~

ソファに座って、テレビをみているTypeと、パソコンを見ているTharn。

テーブルの上の携帯に着信が・・・。

Tharn「Songから電話だ・・・」

Typeに声をかけるTharn。

頷くType。

電話に出るのに、わざわざ、席を立ち、ベランダに出るTharn。

じっと、目で追うType。

中の様子は覗うのに、Tharnの不安そうな雰囲気には気づかないのね、Tharn。

 

電話を終えると、なぜか、わざとらしく、Typeにすり寄ってくるTharn。 ← すでに、そう見えてしまうんだって(苦笑)

 

Tharn「Type・・・俺・・P'Jeedのバーに行ってくるよ」

あ~~、何も言わなくても、自ら、勝手に自爆していくのね。

「でも、今日は出番じゃないだろ・・・」と怪訝そうなType。

Tharn「う~ん・・・後輩が俺にも参加してほしいって頼んできたんだ。それで、もし、お前がまだ、腹が減ってなければ・・・夕食は10時頃でもいいかな?」

Type「お前、バカか?それじゃ、俺が飢え死にするだろ・・・」

チュっと、Typeの頬にキスするTharn。

Type「おい、誰がキスしていいって言ったんだよ!」

Tharnに掴みかかるTypeの手を抑えるTharn。

Tharn「なぁ・・・待っててよ。」

ぱっと、唇に軽くキスするTharn。

Tharn「今度のキスは、気にしないといいんだけどな。じゃ・・・行ってくるよ。いい子にしてろよ、それから、俺無しで飯を食うなよ」

首元にキスをして、笑顔で「バイ」と出かけていくTharn。

 

優しい言葉やキスや笑顔が、自分に嘘をついて出ていこうとしている人のものだなんて、思いたくないよね。

 

Type「誰がバカみたいに、ぼんやり待ってるって思うんだよ? 夢でもみてろ」

リモコンを取り、テレビを消すTypeのこの表情・・・

この時はまだ、しっぽを捕まえてやろう、くらいにしか思ってなかったんじゃないかな。。。(涙)

 

★【Ep 10】(3/4)  雑感★

負けた!

こんなふうに、そばで、Mew様に寝転ばれたら、さすがの私も動く!(笑)

ご飯でも水でも、なんでも運ぶよ。

 

 

 

ヤバい! 

好みを完全に掌握されてる。


(インスタグラムのリンク、ちゃんと有効なんだけど、わたしのスマホで見たら比率崩れて画像が見えなくなる時が何回かありました。見える時もあるんだけど。。。直接画像貼っちゃってごめんなさい!(焦) リンク先からインスタも見てくださるとありがたいです。二人のコメントが秀逸だから恋の矢)

 

 

ああ、お願いだから、そのまま、永遠にそこにいて!

この人をみて、Tharnもそんな気分だったんだろうね。

 

それでも、なんかおかしいって気配をスイッチオフできるかと言われれば、それはそれ、これはこれ。。

 

どんなに取り繕っても、パートナーは、すでに、その前に気づいてる。

 

そのカード、どう使うのが正解なんだろう・・・。

考えさせられる。。

 

 

★【Ep 10】(4/4) へ続く★