さて、10話に突入です。

ここから実際に、Lhongが、Typeと直接コンタクトを取るようになります。

※Lhongの怪しげな餌まきにも触れたいので、まだ、ドラマ的には伏せられてますが、【Lhongは昔からTharnに思いを寄せていた】とだけ、事前ネタバレ挟みます。

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『TharnType the series』

【Ep10】(1/4)

前回のおさらい

エレベーター前で、SanとTharnがキスしているところを目撃したType。嫉妬に狂い、Tharnを殴りつけるは、Sanにくってかかるは、興奮状態の中、「Tharnは俺のものだ」と宣言し、Tharnを喜ばせる。実際、今までのSanの言動は、友人のThornから、Typeに振り回されているTharnのことを聞き、心配のあまり、Typeの真意を確かめたかったということがわかる。

Sanから、このまま、Tharnが、自分勝手なTypeに合わせて、自分を押し殺してばかりでは、この関係は続かない、とはっきり言われ、ぐうの音も出ないType。

自分の至らなさを認め、受け入れる努力してみるとのTypeの言葉に、また、一歩、気持ちが近づいたことを喜ぶTharn。

その言葉を受けてか、「バー アイヌ」でもオーナー夫妻に、自分たちが「単なる友達以上の関係」であると認めるType。とはいえ、女性客からモテることを理由に、Typeから強烈な先制攻撃をかまされ、先が思いやられるTharn。

Tharnと会いたいとの兄の希望もあり、突然、実家にTypeを連れていくType。

予定外に、家族と夕食を共にすることになったTypeを、Tharnの家族は歓迎し、その晩、初お泊りも経験する。

Tharnの新しいバンドが、「バー アイヌ」でライブを行うことになり、Technoと一緒に見に来たType。Tharnの演奏に魅了され、今までにない感情が沸き上がったType、酔っぱらったTechnoが部屋に泊まっているにも関わらず、Tharnを求めてしまう。

Tharnのバンドのボーカルで、友人のLhongが、二人の部屋にくることになり、二人の関係を打ち明けることに。それを聞いた途端に、急に用事を思い出した、と帰ってしまうLhongの様子が気になるTharnType。

偶然、1年ちょっと前に付き合っていた元カレのTarと街でばったり会い、「会いたかった」と引き止められても、なにも言わずに、すぐに立ち去るTharn。

 

 

~TharnとTypeの部屋~

なにやら思い詰めた風情で、携帯の画面を見ているTharn。

後ろから、そ~っと近寄るType。

Type「おい!」

あまりにも驚きすぎて、呆然と立ち上がるTharnに、「どうしたんだよ」と訊ねるType。

Tharn「いや、なんでもないよ」

見るからに焦ってますよね?

Type「なら、なんで、そんなに驚くんだよ。誰からのメッセージだ?」

携帯を覗き込むTypeに、自ら携帯を渡すTharn。

Tharn「見ていいよ。課題について、Lhongと話してたんだ」

画面に目を通し、すぐに、携帯をTharnに戻すType。

Type「たいしたことなくてよかったな」

Tharn「お前を騙したりしないよ。」

Type「被害妄想かよ。飯食いにいこうぜ」

Typeの提案に残念そうに、「課題を終わらせなきゃならないんだ」と答えるTharn。

Type「持っていけばいいだろ。お前、俺の夫(ผัว)なんだから、俺を甘やかせよ」

??いま、プアとおっしゃいました?

Tharn「・・・・ん?」

Tharnも意外過ぎて、聞き取れてない(笑)(笑)(笑)

そして、このきょとんとした顔が、可愛すぎて・・・、このMew様の角度、断然好み!(笑)

 

平然と答えるType。

Type「ああ、夫だろ?俺と一緒に来てくれるだろ?」

 

もう、ニマニマしないの!(笑)

Tharn「そりゃ、夫なら、奥さん(เมีย)が食べたいものなら何でも手に入れなきゃな・・・」

Type「大変よろしい。妻を甘やかせば、人生最良になるって言うだろ・・・」

 

え? Typeもついに、自分を奥さんだと認めたのね(笑)

プアミア、感無量!

やっぱり、こっちだな、って自覚したのは、リバの効果? ←しつこい!

 

Tharn「俺、恐妻家みたいになるのか?」

素質ありですね。

でも、恐妻家の家庭が一番夫婦円満かどうかは、正直、わかりません(笑)

Type「え、する気ないの?」

笑ってしまうTharn。

Type「なぁ、昼飯、一緒に食おうよ。夕食はあとで、お前のも買ってくるからさ」

Tharan「ありがと、奥さんラブラブ

会話自体はムチャクチャ楽しそうなんだけどね・・・Typeが見えなくなってからの、Tharnの顔色が冴えないの。。ショボーン

 ここも、チラッと携帯、気にしてるし。

 

~食堂~

Tharnと一緒じゃないから、これは、別の日なのかな?

携帯を見ながら、一人、店の外に出て来たTypeに、Lhongが突然、声をかける。

Lhong「おい。どうした?」

Type「お前は・・・たしか、Tharnの友達だよな・・・」

いきなり話しかけられて、いかにも不審顔。。

 

Lhong「おい、オレの名前覚えてないのか? オレは・・・キミの彼氏の・・・」

Type「おい、クソLhong!!」

Lhong「Longだけでいいよ。そうだよ、バンドのイケメンメインボーカルだ」

Type「でも、ドラマーほどは、人気がないって聞いたけどな」

こういう冗談を言えるようになったら、ある程度、知り合いだと認めた証拠です。

Lhong「おい・・・それ、マジで傷つく」

Type「本気にするなよ」

Long「キミがオレに意地悪言ったって、Tharnに言いつけるぞ」

Type「やってみれば? あいつがどっちの味方につくか、見ものだな」

これもまた、あくまでも、Typeは100%冗談で言ってるんだけど、確実に、Lhongを刺激しちゃってるよね。ショボーン

 

Lhong「へぇ、キミって、彼氏を切り札に立ち回る人?  じゃ、オレは絶対、かなわないよ。

なぁ、飯奢ってくれないか?Tharnの情報と引き換えに。

さりげなく、Typeを釣りにかかります。

 

出ました! Typeの片眉上げ⤴️

 

Lhong「オレ、新しいギター買っちゃったばかりなんだよね。残ってる金じゃ、カフェテリアで飯も買えないんだ・・・」

Type「Tharnの情報?」

引っかかっちゃ・・・だめ・・・なんだけど・・・だめなんだけど・・・、やっぱり、Lhongがうますぎるんだね。

Lhong「ああ。オレ、なんでも知ってるぞ。確かめてみてもいいよ。興味あるだろ?」

Type「のった!」

Lhong「OK!」

笑顔のLhong。

 

結局、食事をおごることになったType。

Lhong「さんきゅ~」

Type「俺、お前の飯、払ったんだからな。さ、お前の番だぞ」

Lhong「キミの知りたいこと、なんでも聞いていいよ。オレ、なんでも知ってるから。特に・・・あいつの元カレの話とか。。」

眉間に、シワをよせるType。

Type「なんで、俺があいつの元カレについて知る必要があるんだ?」

すでに、作戦は始まっているからです。

Lhong「ん~、あいつは、誰かと付き合うたびに、評判を落としていくんだ。毎年、クラスの誰かと付き合うんだけど。長続きしないんだよ。あいつ、呪われてるんじゃないかな・・・」

Type「そんなことあるかよ? だって、俺は、あいつと上手くやってるぞ」

Lhong「だから、キミがあいつの呪いを解いた人ってことだよ・・・。ま、P'Sanを数に入れなければね」

まず、P'Sanの名前を出して、Typeの反応をみるLhong。

Type「あいつを知ってるのか?」

Lhong「うん。P'Sanを除いて、Tharnの元カレはくそばっかりだった。」

真剣な表情で、聞き入るType。

Lhong「Tharnは10年生(高校1年生)の時に、はじめて、彼氏と付き合った。彼は2年生で、すごいイケメンだったよ。バイオリン専攻でさ。でも、Tharnは、5股をかけられたんだ」

Type「え?」

動きが止まるType。

Lhong「ああ、聞いたとおりさ。5股だ。あの男には、パトロンまでいたんだ。」

話を聞いてるだけで、その学生を殴りにいくんじゃないか、って雰囲気のType。

 

Lhong「Tharnは、他の学生がこんな目にあわなくてよかったとさえ言ってた。でも、その時には、彼は、相当、心を傷つけられたんだ。その後・・・2か月の呪いが始まったんだ」

悪そうな顔!(当社比 ← なにと比べて?)てへぺろ

 

Type「2か月の呪いってなんだよ?」

 

Typeが食いついたところで、突然、店員さんを呼び止めるLhong。

Long「すみませ~ん。飲み物の注文いいですか?・・・キミ、なんにする?」

Type「俺はいらない。」

続きが聞きたくて、ジリジリするType。

 

じゃ、スプライトください、と注文するLhong。

スプライト・・・という時に、ちらりとTypeを見るLhong。

 

ここでのTypeは、勝手に注文されてムッと来てるだけのようでいて、実際は、スプライトっていうワードによって、よりTharnの存在とこの話題が結びつけられちゃったの。

この子は、さりげなくコントロールを始めるのね。天性?

 

Lhong「つまり、Tharnは、2か月以上、誰とも交際が続かないんだ。浮気されたり、つまんない理由を口実に振られたり・・・。"Tharn、君はいい人すぎるんだ"とか、みたいな。

いつの頃からか、あいつは、誰とでも寝るようになった。求められれば誰とでもセッ〇スしてた。Tarに会うまでは・・・」

Type「誰だって?」

Lhong「Tarだよ。オレたちの元バンドメンバーの弟。その子、可愛くて、ちっちゃくて・・・とにかくそんな感じ。その子、Tharnに夢中だったよ。Tharnがドラムを演奏してるところを見た瞬間、恋に落ちたって言ってたな。で、勇気をだして、告白したんだ。正直、まるで、BLマンガを見てるみたいだったよ。彼らは、バーで、みんなのいる前で、交際宣言をしたんだ。そして、彼らは・・・・」

またしても、飲み物を飲んで、中断するLhong。

Lhong「・・・(実際に)したんだ」

Type「それは、省いてもいいだろ。」

Lhong「ちがうよ。彼らは、本当にそうしたんだ(交際をしたんだ)。Tharnは、その時、本気で恋に落ちてた。Tarのために、曲まで書いてた。お互い、すごく愛し合ってた。」

Type「で、どうなった?」

Typeの言葉に答えず、飲み物を飲み、・・・わざと焦らすLhong。

イライラしても、じっと我慢するType。

Lhong「彼らは・・・別れたよ。The End」

Type「どうやって、そんな風にただ終われたんだ?」

Lhong「彼らは、本当に別れたよ」

Type「そうじゃない、俺が言いたいのは、なぜ、彼らは別れたのかってこと。そのガキが新しい男を見つけたのか? それとも、Tharnが飽きたのか? それともなんなんだよ。(だって)そんなことくらいで終わったりするはずがない」

Lhong「(それに関しては)本当に知らないんだ。Tharnは、別れた、とだけ言った。弟を傷つけたって言って、TumはTharnを殴ったんだ。それからは・・・二度と会ってない。」

Type「あいつがラブソングまで書いたのに、なんで、別れたりするんだよ?」

Lhong「まぁいいじゃん。最終的には、キミとTharnがつきあったんじゃないか。それ以上聞きたかったら、Tharnに聞くんだな。一番重要なことは・・・オレが喋ったって言うなよ。あいつの大事な彼氏の頭に重石を入れたってことで、あいつから責められるからな」

Type「でも、俺は、お前に食べ物を奢ったことはいうけどな。」

Lhong「おい、オレはキミがそんなことをしない奴だってわかってるけどな、そうだろ?」

首を横に振るType。

Lhong「おい、全然、食べてないじゃないか。オレ、食べてやるよ?」

Type「なにすんだよ。お前、絶対、食べすぎだぞ」

Lhong「俺、太らないんだよ音譜

 

★【Ep 10】(1/4)  雑感★

このパートは、非常に訳しづらいです。

 

もう、いろいろなことが、裏で動いていて、登場人物の言葉を額面通りに受け取ることができないからです。。。

 

本当は、ネタばらしのときに、タイムリーに「えー?うっそ~!そうだったのぉ?」ってやつをやりたかったんですが(笑)、ま、リアタイではないので、勘弁してください!

 

努力するという言葉どおり、Typeも、Tharnとの関係を大切にする気持ちを隠さなくなってきたし、その変化が嬉しくてたまらないTharn。

この微妙な時期に、それが重なってしまったので、ドラマを見てるほうとしては、心中、穏やかじゃありません。

ギャーギャー、取っ組み合って騒いでた頃の2人のほうが、実は、その言い争い自体が、罵り合いのようでも、ストレートに、自分をさらけ出せていたような気もします。

 

そして、Lhongが語り手であるということ。。。

意図がありありなのに、セリフ外をどこまで、盛り込んでいいのやら・・・。

Lhongは、嘘は言ってません。

ちょっとだけ、“2か月の呪い”など、思わせぶりな餌をまいただけです。

 

ただ・・・Typeは、Lhongの言葉を半信半疑ながらも、聞く耳を持ってしまいました・・・。

Tharnを信じてるから、その友達も否定はしない。

めったに人の言うことを素直に受け取らないTypeでさえ、こうなのに。

 

 ★【Ep 10】(2/4) へ続く★