これだけ、プロダクトプレイスメントが大盛況のなか、あえて、スプライトを入れてくる気概が好きです(笑)
極力、商品名を見せない工夫(笑)
以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
全体で、4分割払いしてます。
前半未読の方は
【Ep05】(3/4)
この豪邸は、Tharnさんのご実家の外観です。
ベッドシーツを購入した際には、Tharnは自分に収入があるから・・・と話題をすり替えましたが、これは、どう見てもお金持ち設定です。。
ピアノの練習をしているのは、妹Thanya(ターニャ)。
普段から、プリンセスとか呼ばれてる、家じゅうのアイドルです。
年齢は10歳くらい離れているように見えます。
教えているのは、長男のThorn。。。
Thorn「よくできました」
Thanya「ねぇ、P'Thorn(トーンお兄ちゃん)、P'Tharn(ターンお兄ちゃん)はいつおうちに帰ってくるの?」
Thorn「もうすぐ、戻ってくるよ。どうしてた? 俺とじゃ、退屈か?」
Thanya「違うわ。ただ、P'Tharnに会いたいの」
Thorn「俺のことは会いたくないのか、Thanya?」
Thanya「・・・・お兄ちゃんには、毎日会ってるでしょ。でも、P'Tharnには、1か月以上もあってないのよ。拗ねないで!」
Thorn「じゃ、この王子様が不機嫌だったら、プリンセスは、仲直りしてくれる?」
Thanya「いいわよ」
でも、Thornの発言やスキンシップの多さは、ちょっと、いろんな意味で、年の離れた兄妹以上の危険さを感じさせます。(イケナイ妄想)
その時、かちゃりとドアが開く音が聞こえる。
Thorn「誰だろう?」
Thanya「わからないわ」
待ち人来たる。
Tharnが帰ってきました。
Thanya「P'Tharnだぁ~~~!」
一目散で、Tharnのもとに駆け寄るTharnya。
Thanya「P'Tharn、ものすごく会いたかったのよ」
久しぶりに、妹を抱き上げるTharn。
絵にかいたような、品のいい3兄妹って感じです。
Thorn「あ~あ、Tharnが戻ってきた途端、俺のことは無視だな」
まだ、言ってる。。
Thanya「だから、お兄ちゃんには毎日会ってるって言ったでしょ」
Thorn「もちろん、だから、俺なんかじゃ、退屈なんだよな?」
Thanya「ちがうわ、そんなことない。P'Tharn、P'Thornになにか言って・・・」
Tharn「Thanyaをからかうのはよせよ。ほら、完全にふくれっ面だぞ・・・」
Thorn「でも、かわいいじゃん」
やっぱり、危ないな、大きい兄ちゃん。。
Thorn「で、どうして、家に戻ってきたんだ?」
Tharn「・・・・・」
Thorn「その様子だと・・・今度は何の問題だ?」
Tharn「別になにもないよ、兄さん。ただ、俺のルームメイトが自分勝手なだけさ」
頷くThorn。
Tharn「で、なにをしてたのかな?プリンセスは?」
Thanya「ピアノの練習よ。戻ってきたんだから、私にピアノを教えてね、P'Tharn」
Tharn「仰せのままに。プリンセス・・・。ところで、Thanya、なにか食べるものを探しにいかないか? 俺、お腹が空いてるんだ。腹ペコじゃ、お前に、教えられないよ」
Thanya「ええ、いいわよ」
その様子に、首をふるThorn。
~TharnTypeの部屋~
所在なげに、ベッドにひっくり返っているType。
けだるそうに、身体を起こし、ベッドに腰をかける。
ベッド脇のチェストに、「家に帰る」とだけ書かれた付箋が貼られている。
Type「なんだよ、俺のどこが悪かったんだよ。なんで、まだ、怒ってんだよ?俺に何も言わずに、家に帰るなんて・・・。俺のこと、まるっきり無視しやがって。ここまでされること、なにかしたか?」
頭を掻きむしるType。
自分が悪かったとわかってるのに、あえて、声に出すType。
Type「あの、くそったれなキスのせいかな・・・?」
二度め、拒否したもんね。。
苛立ちながら、付箋を丸めると、Tharnのベッドに放り投げる。
Type「俺が謝るなんて思ってるなら、夢でも見てろ」
はぁ~っと溜息をつき、また、ベッドにひっくり返るType。
ふふふ、こういう姿を、Tharnに見せてあげたいねぇ。
~Tharnの実家~
Tharyaとピアノを弾いているTharn。
Tharya「P'Tharn、大丈夫?ずっと、まちがえてばかりいるわ」
心ここにあらずで、何度も間違えて、妹に心配されるTharn。
Tharn「だいじょうぶだよ。ただ、ちょっと勉強が大変なんだよ。だから、あんまり練習できてなくて、それで、指が固まっちゃんだんだ」
Tharya「でも、お兄ちゃんは、前だったら、1回だって、間違えたりすることなんてなかったわ」
Thorn「な、Thanya、Tharnは俺よりもへたくそだろ、プリンセス?」
Tharya「違うわ。P'Tharnは、お兄ちゃんよりも上手よ」
Thorn「ああ、そうだな、Tharnが戻ってくればきたら、なんでもかんでも、Tharnだもんな。お前のお気に入りのお兄ちゃんは、もう俺じゃないんだよな」
笑い出すThanya。
Thorn「喉が渇いたな。。Thanya、キッチンに行って、水を持ってきてくれないか? それから、Tharnの分も頼むよ。」
Tharya「私に知られたくないことがあるんでしょ?」
自分が人払いされるってわかってるなんて、さすが。。。おしゃまさん。
Tharya「わかったわよ。お水持ってきてあげる・・・」
Tharnの隣に座るThorn。
Thorn「なにがあった?」
Tharn「なんでもないって・・・。ただ、ちょっと疲れただけだよ」
鵜呑みにはしてない顔です。
Thorn「お前が平気ならいいんだ。でも、なにか問題を抱えてるなら、いつでも俺に話せよ」
頷くTharn。
Tharn「ありがとう、でも、本当に大丈夫だよ。ちょっとトイレ行ってくるよ」
なにもないのに、家に帰ってくるはずない・・・って思ってるんだろうね。
Tharnがいなくなると、「また、恋愛がらみでなにかあったに違いない・・・」と呟く兄ちゃん。
~TharnTypeの部屋~
こっちはこっちで、困ったもんだねえ。。。(苦笑)
一人で漫画読んでても、全然、つまんないんだけど・・・。
その時、ふと音がして、Tharnが戻ってくる。
無造作に、ベッドにバッグを置くと、そのまま、机に向かい、パソコンをひろげてしまう。
途端に、落ち着かなくなったType。
へぇ、スプライト、用意してたんだ(笑)
Tharnの机の上に置くと、「飲めよ」と話しかける。
Tharn「なんだよ」
Type「飲み物だろ。知ってるくせに」
Tharn「ありがと。でも、俺、喉乾いてない」
Type「・・・・・・」
Tharn「あ、俺、今夜、友達のところに泊まるから・・・」
そう言って立ち上がると、部屋を出ていってしまうTharn。
Type「スプライト、どうすんだよ? くそったれ・・・。せっかく、あいつのために買ったのに、一言も触れなかった。何様だよ・・・」
自分で飲んでどうするの?
~翌日かな~
リベ~ンジ!(笑)
スプライトの缶、7~8本入ってるね。
Tharn「糖尿病になっちまえ!動脈硬化で死んじまえ!お前が倒れるまで、飲ませ続けてやるからな」
ほんとにまったく、こちらも、絵に書いたような3歳児でごめんなさい。
ふとドアの前で、立ち止まるType。
Type「なんで、俺、こんなことしてんだ?」 ← 仲直りしたいからでしょ。
Type「別に、おまえと、仲直りなんかしたくないんだからな」
Tharnのベッドに散乱しているストライプの缶。。
私なら、これを見て、彼を許せるだろうか(笑)
Typeが素知らぬ顔で、ゲームしていると、Tharnが戻ってくる。
ちらりと、Tharnを見上げ、ゲームに視線を戻すType。
なにも言わず、ただ黙々と、缶を片付けるTharn。
Tharn「まったく、こんなことなんかして・・・」
Type「それを言うのは、俺のほうだ!なにかあるなら、ちゃんと言えよ」
Tharn「言うことなんてないよ」
我慢できずに立ち上がり、Tharnの前に立つType。
顔を背けるType。
ちょっと、ものすごい隈なんだけど・・・。
#Tharn寝ろ
Type「Tharn!」
Tharn「(お前は)俺がこんなふうにすれば、満足なんだろ」
部屋を出ようとするTharnの行く手を、何度も遮るType。
Tharn「今夜も、友達のところに泊まるに行く」
Tharnの腕を掴むType。
Tharn「痛いぞ」
そっと、Tharnの頬、いや、唇の横に、キスするType。
何も言わずに、今度は、Typeが立ち去ろうとするのを、止めるTharn。
お互いに、ごめんなさいのキスなのね。。。
そりゃ、言葉はいらないかもしれないけど、それってどうなの(笑)
その時、また、Typeが手で、Tharnを押し戻してしまう。
え?また?
反射的にしちゃうってこと?
Type「こんなくそみたいなキスを、お前はすごくしたいんだろ。だから、してやったんだ。でも、俺はお前と仲直りなんかしないからな。だから、俺に笑いかけてくるなよ。それから、どこへでも好きなところに行っちまえ!」
Typeのこんな品のない悪態を聞いて、これが渾身のごめんなさいだって、聞き取れる人が、この世に、Tharnの他にいるんだろうか(笑)
こんなに嬉しそうに後ろから、バックハグしてきたよ。
Tharn「行きたくないわけじゃないんだ。でも、お前がいないと生きていけない」
微笑むType。
この微笑みのかわいらしさで、全部、持って行ったわね、Typeったら、ずる~~~い(笑)
一転、ラブラブですよ。
この、Typeの膝をコリコリするTharnの手・・・(笑)
もうベッタリじゃん(笑)
Type「もう、Tharn、お前、重いよ」
Tharn「俺、お前の方から、こうしてくれるの、待ってたんだ」
Type「だから、お前と仲直りするつもりはないって言っただろ」
もう、Tharnの耳、どうかしちゃったのかな。。
たぶん、Typeの言葉が全部「Tharnが好き」にしか、聞こえてないんじゃない。。(笑)
Type「・・・ちょっと待てよ。お前、俺がこうするってわかってたみたいに言ったな。おい、Tharn、こいつ」
ようやく、ひっつき虫が離れました。
Tharn「でも、ついに、お前、俺のことが気になってるって気づいたんだろ」
Type「俺は・・・別に・・・」
Tharn「お前、俺が一言も言わずに、家に帰ったことで、怒ったんだろ」
Type「俺は・・・」
Tharn「お前は、俺が好きなのを知ってたから、スプライトを買ってきた。それから、俺がそれを望んでるとわかってて、俺にキスした。」
畳みかけるTharn。
Tharn「違うか?」
Type「ああ、そうだよ!!」
その答えを聞いただけで、嬉しくてたまらないTharn。
Type「でもな、お前、なにか忘れてないか?」
ベッドから脚で、Tharnを蹴り落とすType。
尻もちをついたまま、びっくりしたように見上げるTharn。
Type「お前、俺を騙したって言うのを忘れてるよな」
真剣な顔で、見上げるTharn。
Tharn「でも、あの晩、俺、本当に傷ついたんだ」
このウルウルした上目遣いに、ちょっとだけ、うろたえて、Tharnのもとに、腰を落とすType。
Tharn「本心だったんだ。お前は、俺にとって、ただの友達以上の存在だ」
本気の告白を聞き、そっと、Tharnの頬に手を添えるType。
頷くType。
この頬に添えた手が、Type自身もまだ認められない本心なのかもね。
「わかった・・・。もういいよ。今のキックは、俺を騙した罰だと思え」
Typeのふくらはぎを捕まえるTharn。
バタンと、ベッドにつんのめるType。
はい、形勢逆転。
Type「なにすんだよ、Tharn?」
Tharn「Type。俺は、お前にとってなんだ?」
え・・・っ、と、目が泳ぐType。
Tharn「Type、俺はお前にとって何なんだ?」
Type「"お前の彼氏だ"って俺に言わせたいんじゃないのか?」
Tharn「うん、そうだといいな」
Type「・・・กิ๊ก(お試し彼氏)だ」
ギックって、セフレっぽいニュアンスが強いかもしれないけど、今までもセフレって認識をしてたっぽいので、ここでは、セフレから一歩だけ、進んだ感じなのかなって受けとりました。
Tharn「ん?」
動きが止まるTharn。
Type「ああ、お試し彼氏だ。あんなキスをする友達なんかいないだろ・・・」
とにかく、モゾモゾ動いて、なんとか、TharnをどかそうとするType。
ちょっと考え込み、Typeの隣で横になるTharn。
なんか、脱力?
Tharn「お試し彼氏?」
やっぱり、わけがわかりません。。
Tharn「なにもないよりはいいか・・・」
いいんかい?(笑)
Type「お前、ずいぶん、簡単に納得するんだな」
Tharn「もっとそれ以上のこともできるんだろ?」
Type「調子に乗るなよ。あ、それから、もう一つ。もし、また、今みたいにおれの足首を引っ張たりしたら、どうなっても知らないからな。」
これって、ただ、単に、倒されたことへの牽制なのかな、それとも、スポーツマンのTypeにとって足首を痛めることは、ミュージシャンのTharnにとって、腕をへし折られるのとおんなじような意味を持つからかなぁ。
違うのかな?
頷いても、押さえ込みの手は緩めないTharn。
Type「もう、はなせよ」
無理で~~す(笑)
Type「おい、Tharn」
軽く触れるだけのキスしながら、どんどん、下に降りていくTharnの行動がいつもと違って、身体を起こしながら、目で追うType。
Tharnの足首を持って、口づけるTharn。
Tharn「これで、このお試し彼氏は、お前のものだ」
以前に、このシーンの部分クリップを見たときは、なんて官能的なエロいキスするんだ、この人はって思ってたけど、これって、あなたに隷属します、っていう誓いの意味合いの方が強くない?
あ、隷属はキツすぎるわね。
全身全霊をかけて愛しますって感じかな。
とにかく、誤解しててごめんね、Tharn(笑)
こんなことされて、まともに目を合わせられないながらも、穏やかな表情を浮かべるType。
これが、Typeにしてみれば、どんなに最上級なお返事なのか、みんな知ってる(笑)
柔らかく、微笑むTharn。
監督、このシーン、逆光が効いてます~~~(笑)
★【Ep 05】(3/4) 雑感★
普通は、ここで、一旦、めでたしめでたしなのかもしれないけれど。。。
いや、ちょっと待て!
私は、この状況、落ち着かない。
「なにもないよりいいか・・・」
(私も、Tharnと同じようなこと、100万回くらい言ったり、思ったりしたような気がするけど) この譲歩が、暗黙の了解になって、曖昧になっていくの。
だから、そうなる前に、できるだけ、シンプルにクリアにしておいた方がいいと思います。
愛は多くの顔を持つ。
それでも、愛は愛なのです。
Love is multifaceted.
But LOVE is LOVE.
このドラマは、やっぱり、いろんな意味で刺激的です。