これだけ、プロダクトプレイスメントが大盛況のなか、あえて、スプライトを入れてくる気概が好きです(笑)

極力、商品名を見せない工夫(笑)

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

全体で、4分割払いしてます。

前半未読の方は

★【Ep 05】(1/4) はこちらから★    

★【Ep 05】(2/4) はこちらから★   

 

【Ep05】(3/4)

この豪邸は、Tharnさんのご実家の外観です。

ベッドシーツを購入した際には、Tharnは自分に収入があるから・・・と話題をすり替えましたが、これは、どう見てもお金持ち設定です。。

 

ピアノの練習をしているのは、妹Thanya(ターニャ)。

普段から、プリンセスとか呼ばれてる、家じゅうのアイドルです。

年齢は10歳くらい離れているように見えます。

 

教えているのは、長男のThorn。。。

Thorn「よくできました」

Thanya「ねぇ、P'Thorn(トーンお兄ちゃん)、P'Tharn(ターンお兄ちゃん)はいつおうちに帰ってくるの?」

Thorn「もうすぐ、戻ってくるよ。どうしてた? 俺とじゃ、退屈か?」

Thanya「違うわ。ただ、P'Tharnに会いたいの」

Thorn「俺のことは会いたくないのか、Thanya?」

Thanya「・・・・お兄ちゃんには、毎日会ってるでしょ。でも、P'Tharnには、1か月以上もあってないのよ。拗ねないで!」

Thorn「じゃ、この王子様が不機嫌だったら、プリンセスは、仲直りしてくれる?」

Thanya「いいわよ」

でも、Thornの発言やスキンシップの多さは、ちょっと、いろんな意味で、年の離れた兄妹以上の危険さを感じさせます。(イケナイ妄想)

 

その時、かちゃりとドアが開く音が聞こえる。

Thorn「誰だろう?」

Thanya「わからないわ」

待ち人来たる。

Tharnが帰ってきました。

Thanya「P'Tharnだぁ~~~!」

一目散で、Tharnのもとに駆け寄るTharnya。

Thanya「P'Tharn、ものすごく会いたかったのよ」

久しぶりに、妹を抱き上げるTharn。

絵にかいたような、品のいい3兄妹って感じです。

Thorn「あ~あ、Tharnが戻ってきた途端、俺のことは無視だな」

まだ、言ってる。。

Thanya「だから、お兄ちゃんには毎日会ってるって言ったでしょ」

Thorn「もちろん、だから、俺なんかじゃ、退屈なんだよな?」

Thanya「ちがうわ、そんなことない。P'Tharn、P'Thornになにか言って・・・」

Tharn「Thanyaをからかうのはよせよ。ほら、完全にふくれっ面だぞ・・・」

Thorn「でも、かわいいじゃん」

やっぱり、危ないな、大きい兄ちゃん。。

Thorn「で、どうして、家に戻ってきたんだ?」

Tharn「・・・・・」

Thorn「その様子だと・・・今度は何の問題だ?」

Tharn「別になにもないよ、兄さん。ただ、俺のルームメイトが自分勝手なだけさ」

頷くThorn。

Tharn「で、なにをしてたのかな?プリンセスは?」

Thanya「ピアノの練習よ。戻ってきたんだから、私にピアノを教えてね、P'Tharn」

Tharn「仰せのままに。プリンセス・・・。ところで、Thanya、なにか食べるものを探しにいかないか? 俺、お腹が空いてるんだ。腹ペコじゃ、お前に、教えられないよ」

Thanya「ええ、いいわよ」

その様子に、首をふるThorn。

 

~TharnTypeの部屋~

所在なげに、ベッドにひっくり返っているType。

けだるそうに、身体を起こし、ベッドに腰をかける。

ベッド脇のチェストに、「家に帰る」とだけ書かれた付箋が貼られている。

Type「なんだよ、俺のどこが悪かったんだよ。なんで、まだ、怒ってんだよ?俺に何も言わずに、家に帰るなんて・・・。俺のこと、まるっきり無視しやがって。ここまでされること、なにかしたか?」

頭を掻きむしるType。

自分が悪かったとわかってるのに、あえて、声に出すType。

Type「あの、くそったれなキスのせいかな・・・?」

二度め、拒否したもんね。。

苛立ちながら、付箋を丸めると、Tharnのベッドに放り投げる。

Type「俺が謝るなんて思ってるなら、夢でも見てろ」

はぁ~っと溜息をつき、また、ベッドにひっくり返るType。

ふふふ、こういう姿を、Tharnに見せてあげたいねぇ。

 

~Tharnの実家~

Tharyaとピアノを弾いているTharn。

 

Tharya「P'Tharn、大丈夫?ずっと、まちがえてばかりいるわ」

心ここにあらずで、何度も間違えて、妹に心配されるTharn。

Tharn「だいじょうぶだよ。ただ、ちょっと勉強が大変なんだよ。だから、あんまり練習できてなくて、それで、指が固まっちゃんだんだ」

Tharya「でも、お兄ちゃんは、前だったら、1回だって、間違えたりすることなんてなかったわ」

Thorn「な、Thanya、Tharnは俺よりもへたくそだろ、プリンセス?」

Tharya「違うわ。P'Tharnは、お兄ちゃんよりも上手よ」

Thorn「ああ、そうだな、Tharnが戻ってくればきたら、なんでもかんでも、Tharnだもんな。お前のお気に入りのお兄ちゃんは、もう俺じゃないんだよな」

笑い出すThanya。

Thorn「喉が渇いたな。。Thanya、キッチンに行って、水を持ってきてくれないか? それから、Tharnの分も頼むよ。」

Tharya「私に知られたくないことがあるんでしょ?」

自分が人払いされるってわかってるなんて、さすが。。。おしゃまさん。

Tharya「わかったわよ。お水持ってきてあげる・・・」

 

Tharnの隣に座るThorn。

Thorn「なにがあった?」

Tharn「なんでもないって・・・。ただ、ちょっと疲れただけだよ」

鵜呑みにはしてない顔です。

Thorn「お前が平気ならいいんだ。でも、なにか問題を抱えてるなら、いつでも俺に話せよ」

頷くTharn。

Tharn「ありがとう、でも、本当に大丈夫だよ。ちょっとトイレ行ってくるよ」

なにもないのに、家に帰ってくるはずない・・・って思ってるんだろうね。

Tharnがいなくなると、「また、恋愛がらみでなにかあったに違いない・・・」と呟く兄ちゃん。


 

~TharnTypeの部屋~

こっちはこっちで、困ったもんだねえ。。。(苦笑)

一人で漫画読んでても、全然、つまんないんだけど・・・。

 

その時、ふと音がして、Tharnが戻ってくる。

無造作に、ベッドにバッグを置くと、そのまま、机に向かい、パソコンをひろげてしまう。

 

途端に、落ち着かなくなったType。

へぇ、スプライト、用意してたんだ(笑)

Tharnの机の上に置くと、「飲めよ」と話しかける。

Tharn「なんだよ」

Type「飲み物だろ。知ってるくせに」

Tharn「ありがと。でも、俺、喉乾いてない」

Type「・・・・・・」

Tharn「あ、俺、今夜、友達のところに泊まるから・・・」

そう言って立ち上がると、部屋を出ていってしまうTharn。


Type「スプライト、どうすんだよ? くそったれ・・・。せっかく、あいつのために買ったのに、一言も触れなかった。何様だよ・・・」

自分で飲んでどうするの?

 

~翌日かな~

リベ~ンジ!(笑)

スプライトの缶、7~8本入ってるね。

Tharn「糖尿病になっちまえ!動脈硬化で死んじまえ!お前が倒れるまで、飲ませ続けてやるからな」

ほんとにまったく、こちらも、絵に書いたような3歳児でごめんなさい。

 

ふとドアの前で、立ち止まるType。

Type「なんで、俺、こんなことしてんだ?」 ← 仲直りしたいからでしょ。

Type「別に、おまえと、仲直りなんかしたくないんだからな」

 

Tharnのベッドに散乱しているストライプの缶。。

私なら、これを見て、彼を許せるだろうか(笑)

 

Typeが素知らぬ顔で、ゲームしていると、Tharnが戻ってくる。

ちらりと、Tharnを見上げ、ゲームに視線を戻すType。

 

なにも言わず、ただ黙々と、缶を片付けるTharn。

Tharn「まったく、こんなことなんかして・・・」

Type「それを言うのは、俺のほうだ!なにかあるなら、ちゃんと言えよ」

Tharn「言うことなんてないよ」

我慢できずに立ち上がり、Tharnの前に立つType。

顔を背けるType。

ちょっと、ものすごい隈なんだけど・・・。

#Tharn寝ろ


Type「Tharn!」

Tharn「(お前は)俺がこんなふうにすれば、満足なんだろ」

部屋を出ようとするTharnの行く手を、何度も遮るType。

Tharn「今夜も、友達のところに泊まるに行く」

Tharnの腕を掴むType。

Tharn「痛いぞ」

そっと、Tharnの頬、いや、唇の横に、キスするType。

何も言わずに、今度は、Typeが立ち去ろうとするのを、止めるTharn。

お互いに、ごめんなさいのキスなのね。。。

そりゃ、言葉はいらないかもしれないけど、それってどうなの(笑)

 

その時、また、Typeが手で、Tharnを押し戻してしまう。

え?また?

反射的にしちゃうってこと?

 

Type「こんなくそみたいなキスを、お前はすごくしたいんだろ。だから、してやったんだ。でも、俺はお前と仲直りなんかしないからな。だから、俺に笑いかけてくるなよ。それから、どこへでも好きなところに行っちまえ!」

Typeのこんな品のない悪態を聞いて、これが渾身のごめんなさいだって、聞き取れる人が、この世に、Tharnの他にいるんだろうか(笑)


こんなに嬉しそうに後ろから、バックハグしてきたよ。

Tharn「行きたくないわけじゃないんだ。でも、お前がいないと生きていけない」

微笑むType。

この微笑みのかわいらしさで、全部、持って行ったわね、Typeったら、ずる~~~い(笑)

 

一転、ラブラブですよ。

この、Typeの膝をコリコリするTharnの手・・・(笑)

もうベッタリじゃん(笑)

 

Type「もう、Tharn、お前、重いよ」

Tharn「俺、お前の方から、こうしてくれるの、待ってたんだ」

Type「だから、お前と仲直りするつもりはないって言っただろ」

もう、Tharnの耳、どうかしちゃったのかな。。

たぶん、Typeの言葉が全部「Tharnが好き」にしか、聞こえてないんじゃない。。(笑)

 

Type「・・・ちょっと待てよ。お前、俺がこうするってわかってたみたいに言ったな。おい、Tharn、こいつ」

ようやく、ひっつき虫が離れました。

Tharn「でも、ついに、お前、俺のことが気になってるって気づいたんだろ」

Type「俺は・・・別に・・・」

Tharn「お前、俺が一言も言わずに、家に帰ったことで、怒ったんだろ」

Type「俺は・・・」

Tharn「お前は、俺が好きなのを知ってたから、スプライトを買ってきた。それから、俺がそれを望んでるとわかってて、俺にキスした。」

畳みかけるTharn。

Tharn「違うか?」

Type「ああ、そうだよ!!」

その答えを聞いただけで、嬉しくてたまらないTharn。

Type「でもな、お前、なにか忘れてないか?」

ベッドから脚で、Tharnを蹴り落とすType。

尻もちをついたまま、びっくりしたように見上げるTharn。

Type「お前、俺を騙したって言うのを忘れてるよな」

真剣な顔で、見上げるTharn。

Tharn「でも、あの晩、俺、本当に傷ついたんだ」

このウルウルした上目遣いに、ちょっとだけ、うろたえて、Tharnのもとに、腰を落とすType。

Tharn「本心だったんだ。お前は、俺にとって、ただの友達以上の存在だ」

本気の告白を聞き、そっと、Tharnの頬に手を添えるType。

頷くType。

この頬に添えた手が、Type自身もまだ認められない本心なのかもね。

「わかった・・・。もういいよ。今のキックは、俺を騙した罰だと思え」

Typeのふくらはぎを捕まえるTharn。

バタンと、ベッドにつんのめるType。

はい、形勢逆転。

Type「なにすんだよ、Tharn?」

Tharn「Type。俺は、お前にとってなんだ?」

え・・・っ、と、目が泳ぐType。

Tharn「Type、俺はお前にとって何なんだ?」

Type「"お前の彼氏だ"って俺に言わせたいんじゃないのか?」

Tharn「うん、そうだといいな」

Type「・・・กิ๊ก(お試し彼氏)だ」

ギックって、セフレっぽいニュアンスが強いかもしれないけど、今までもセフレって認識をしてたっぽいので、ここでは、セフレから一歩だけ、進んだ感じなのかなって受けとりました。

Tharn「ん?」

動きが止まるTharn。

 

Type「ああ、お試し彼氏だ。あんなキスをする友達なんかいないだろ・・・」

とにかく、モゾモゾ動いて、なんとか、TharnをどかそうとするType。

ちょっと考え込み、Typeの隣で横になるTharn。

なんか、脱力?

Tharn「お試し彼氏?」

やっぱり、わけがわかりません。。

Tharn「なにもないよりはいいか・・・」

いいんかい?(笑)

Type「お前、ずいぶん、簡単に納得するんだな」

Tharn「もっとそれ以上のこともできるんだろ?」

Type「調子に乗るなよ。あ、それから、もう一つ。もし、また、今みたいにおれの足首を引っ張たりしたら、どうなっても知らないからな。」


これって、ただ、単に、倒されたことへの牽制なのかな、それとも、スポーツマンのTypeにとって足首を痛めることは、ミュージシャンのTharnにとって、腕をへし折られるのとおんなじような意味を持つからかなぁ。

違うのかな?


頷いても、押さえ込みの手は緩めないTharn。

Type「もう、はなせよ」

無理で~~す(笑)

Type「おい、Tharn」

軽く触れるだけのキスしながら、どんどん、下に降りていくTharnの行動がいつもと違って、身体を起こしながら、目で追うType。

Tharnの足首を持って、口づけるTharn。

Tharn「これで、このお試し彼氏は、お前のものだ」

以前に、このシーンの部分クリップを見たときは、なんて官能的なエロいキスするんだ、この人はって思ってたけど、これって、あなたに隷属します、っていう誓いの意味合いの方が強くない?

あ、隷属はキツすぎるわね。

全身全霊をかけて愛しますって感じかな。

とにかく、誤解しててごめんね、Tharn(笑)

 

こんなことされて、まともに目を合わせられないながらも、穏やかな表情を浮かべるType。

これが、Typeにしてみれば、どんなに最上級なお返事なのか、みんな知ってる(笑)

 

柔らかく、微笑むTharn。


監督、このシーン、逆光が効いてます~~~(笑)

 

★【Ep 05】(3/4)  雑感★

普通は、ここで、一旦、めでたしめでたしなのかもしれないけれど。。。

いや、ちょっと待て!


私は、この状況、落ち着かない。


「なにもないよりいいか・・・」

(私も、Tharnと同じようなこと、100万回くらい言ったり、思ったりしたような気がするけど) この譲歩が、暗黙の了解になって、曖昧になっていくの。

だから、そうなる前に、できるだけ、シンプルにクリアにしておいた方がいいと思います。


愛は多くの顔を持つ。

それでも、愛は愛なのです。

Love is multifaceted.

But LOVE is LOVE.


このドラマは、やっぱり、いろんな意味で刺激的です。

 

★【Ep 05】(4/4) へ続く★