正直、「Typeは、すでにTharnがかなり好き!」ってことは分かってはいるんですけど、もうちょっとだけ分かりやすく表現してもらえると、次のステップに進んだ時の、モヤモヤがちょっとは軽減されるんだけど、そう思いません?
以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
2分割払いしてます。
前半未読の方は
【Ep03】(3/4)
~TharnTypeのお部屋~
夜、Tharnが部屋に戻ってみると、薄暗い中で、パソコンに向かってるType。
ちゃんと、帰ってたのね。
安心して、微笑むTharn。
コンコンとノックをするTharnを、じろりと見上げ、無言を貫くType。
更に、コンコンコンコン・・・とノックを続けるTharnに、苛立ち、抱えていたクッションを投げつける。
Tharn「どうしたんだよ?」
無言のTypeを挑発するように、いとおし気に、クッションを抱きしめるTharn。
反発するTypeの態度すら、可愛くて仕方ないのね♪
Type「返せよ」
ムキになって、立ち上がるType。
つい、おかしくて、笑ってしまうTharn。
Type「なに、笑ってんだよ」
Tharn「別に、好きな時に笑ったっていいだろ」
Type「ほんと、嫌な奴だな!」
Tharn「食べるか?」
持ち帰ってきたレジ袋を見せるTharn。
Type「食べ物でつる気か?騙されないからな。変なものでも食わされたら、病気になるに決まってる。ひっかかるものか」
持っていたクッションを、Typeのベッドにぽ~んと放り投げるTharn。
Tharn「もし、俺がお前を誘惑するなら・・・食べ物なんか使わないよ」
おもむろに、買い物袋の中から、ペットボトルの水を取り出し、ゴクゴクと飲み始めるTharn。
さすが、(自分を)わかってらっしゃる!
見ているうちに、あまりのセクシーさに、釘付けになっちゃうType(笑)
この視線、もうだめじゃん(笑)
勝負つきすぎてるじゃん(笑)
すべてお見通しな視線を、Typeに向ける手練れなTharn様。
Type「お前、口だけかよ」
Tharn「俺(の口)が得意なのは・・・話しだけじゃないんだがな・・」
この分野では、口どころか、なにもかも、叶わなさそうなTypeが、「俺、シャワー浴びる」と急に、方針転換(笑)
もう、Tharnったら、そんなにからかうと、また、こじれるよ。
シャワーを浴び終わったTypeが、タオルを取ると・・・おパンツが見当たりません。
Type「俺のパンツ、どこだ?」
ぱっと、バスタオルで腰を巻くType。
バスルームのドアをあけると、パンツを持ったTharnが立っていました。
あまりに色気のない普通というか地味めなおパンツで、ちょっとビックリ!
Type「おい、それ、俺の・・・」
さっと、取り上げ、渡さないTharn。
Type「Tharn!バカなことするなよ。返せ!」
Tharn「返してやってもいいぞ・・・俺と一緒に、シャワーを浴びるなら」
え?・・・固まるType。
Type「お、お前、何言ってんだよ」
あら、本当に、バスルームに押し戻しちゃったよ。。。
壁に押し付け、自分はシャツを脱ぎ始めるTharn。
おお、画面が肌色100%!
うーん、実はこの辺り、顔をしかめてるのが、嫌悪なのか、そうじゃないのか、まだ、Typeの気持ちがちょっと分かりにくいの。
肩に顔を押しあてると、「お前、いい匂いするな」と呟くTharn。
いつも使っているボディソープの香りが特別に感じるなら・・・それは、Typeのフェロモンましましのせいでしょう(笑)
Type「お、お前、なにする気だ?」
キスをしかけらせそうになり、歯を食いしばり、顔を背けるType。
そっと、頬・・・首元・・・とだんだん、降りていくと見せかけて、本当にちうしちゃった。。。
Typeの意識がある時にするのってはじめてなんじゃない?
ようやく、抵抗するType。← 恐怖で硬直し、抵抗できない訳じゃないって言うのが、ここのポイントです!
Type「Tharn、放せよ」
それでも、止めないTharn。
言葉とは裏腹に、このまま、流れに身をまかせる気でしょ、っていう感じで、受け入れはじめてるType。
いや~ん、この手は完全に受け入れてるじゃん。。。
これは、おねだりの手なので、当然、Tharnさん、次に進みます。。
あら、Tharnさんがだんだん、下に下がりはじめたんだけど。。。
みんな、Tharnさんについてこれてる?(笑)
・・・なら、いいんだけど。。。
・・・遅かった!
この顔は・・・キャプチャーも遠慮しておきます。。。
びびの基準では、これは、好きな人だけに見せていい顔だと思ってるので。。。← 時には純情ぶらせて(笑)
あ~、でも、Typeったら、一歩、その道の階段を昇っちゃったよね。。
Tharn「言っただろ・・・俺は話だけが得意なんじゃないって」
最後の最後で、次に進むことなく・・・なんとか持ちこたえたTypeが、Tharnを押しのける。
Type「バカ! 一人で洗ってこい!」
バスタオルをTharnに投げると、そのまま、バスルームから飛び出てくるType。
逃げ出した・・・とも言います。
そう言えば、いつのまに、パンツ履いたの?(笑)
Type「くそ!最悪じゃん・・・、なんだよ、大嫌いだ!うんざりだ」
でも・・・最後までしてないから、ノーカウントとかっていう言い訳、通用するのかな。
その時、ドアが開きそうになり、咄嗟に、おさえてしまうType。
Tharn「Type、ドアを開けろよ。ドアを開けろって!」
押さえきれなくて、結局、ベッドに飛び込み、寝たふりをするType。
いちいち、可愛いなぁ。。
そんなTypeが、おかしくて、可愛くて、仕方がないTharn。
それでも、ホントにもう、この男は、手を緩めないねぇ。
覆いかぶさるように、顔を近づけると、「おやすみ、Type」と囁くTharn。
はい、Tharnさんが破壊級なのは、よくわかりました(笑)
Tharn「ところで・・・さっきの、相当良かっただろ。」
それを聞き、さすがに我慢できず、Tharnに殴りかかるType。
Type「ふざけんなぁ!次やったら、パンチ一つじゃすまないからな・・・」
Tharn「じゃ、今度はまた、してくれって頼むなよ」
Type「頼まねぇよ!」← 声が弱いんだけど・・・これ、ねだること、ほぼ確定って自分でも思ってるのかな。。
だって、もう女の子じゃ、抜○ないみたいだしねぇ・・・。
失礼!
Tharn「俺のテクが気に入ったくせに・・・」
絶対、骨抜きです。
Type「くそったれ!」
布団にもぐりこむType。
笑いつつ、脇腹をおさえるTharnさん。。 ← これは、ちょっと自業自得。。。
あ~~~、こっちはこっちで、なんて顔してんのよ。。。
恐怖心じゃないかどうかだけ、は気になるところですが、以前の怯え方とは違ってきてますね。
【Ep03】(4/4)
さて、別カップルの話も進ませないとね。
~大学~
テーブルで、自習をしているTar。
兄Tumからのメールに気づくと、微かに微笑む。
Tum≪Tar、今日は、ちょっと遅くなりそうだ。授業が今、終った。それに渋滞もすごい・・・≫
ふと、顔をあげ、周囲を見回すと、みんなが自分を見ていて、噂をしているように感じ、耐えられず、席をすぐに立つTar。
不安障害の症状もあるみたいね。。
校舎の階段をイヤモニをつけて、電話しながら、昇ってくるTechnic。
Technic「おい・・・映画のプレミアチケットを取るくらい、俺には朝飯前だよ。ああ、わかった。30分後に会おう。うん・・・じゃあね」
相手は・・・女の子ね。(ニヤリ)
階段を上がり切ると、たった一人、廊下に設えられたベンチに座っているTarが目に入り、誰もいないと思っていたTechnicはビックリ!
逆に、Technicの姿に気づいたTarは、驚愕し、すぐさま立ち上がると、目を合わさないように、階段を下りていこうとする。
泣いていたように見えて、つい目で追ってしまうTechnic。
階段を降りようとして、下から上がってきたKlaと鉢合わせのようになり、急いで駆け降りるTar。
不思議そうなKla。
Technic「今のって、前にお前が言ってたフランス語コースの奴だったよな?」
Kla「ああ。」
おもむろに、胸ポケットから、チケットを取り出すKla。
受け取ろうとして、「おい、交換条件はどうした?」と、促されるTechnic。。。
Technic「ああ・・・兄貴がナニを〇〇してる写真だろ。。。」
あー、P'noは、そんなん、捕られてるなんて、何にも気づいてないんだろうね(笑)
携帯を取り出し、兄を売り飛ばすTechnic(ワル2号) ← 誉め言葉です!
Kla「早くしろよ」
この段になっても、急かすKla(ワル1号) ← さらなる誉め言葉です!!
Technic「送ったぞ。見てみろよ」
ピコン♪
Technic「受け取ったか? 」
チケットを受け取ろうと手を差し出すTechnicに、仕方ないと言った様子で渡すKla。
Technic「はぁ・・・俺はいまだに、お前が兄貴に夢中なのが、理解できないよ」
Kla「まぁ・・・P'noは、こんな俺でも誰かを愛することができるんだって気分にさせてくれるんだよ」
はったりでも、イキがってるわけでもなさそうね。
Kla「P'noがいない世界なんて、退屈でしかないよ」
Technic「お~~~、俺、吐きそうだよ。お前、マジでキモすぎるわ。。。どうかしちゃってんじゃないか?」
Kla「おい、お前、“一目惚れ”って聞いたことないのかよ」
「一目惚れを語る、高校生の制服を着た悪魔。。。」って形容詞をつけたくなるKla。
。。ってか、そんなシワットに、全世界みんな、惚れてしまえ!(笑)
はい、タイの交通渋滞をなんとか抜けてお迎えにきた、こっちのお兄ちゃんTum。
Tum≪ついたぞ。どこにいる?≫
Tum演じるHiter(ハイター)くん、私はお初ですが、角度によって、無茶苦茶、好みに映ります。
メッセージを送りながら、周囲を見回すTum。
電話にも出ないTar。
校内を探し回るTum。
一向に見つからず、連絡も取れず。。。
~学内の廊下~
Technic「みんな、お前のせいだぞ。彼女を10分も待たせてる・・」
TechnicとKlaが、なにかもめてる?
Kla「そんなにかからないって。他の予約を取るよ」
Technic「おい、Kla、俺、この子のことは本当にマジなんだよ。ラインのIDをゲットするのに、どれだけ苦労したか・・・」
Kla「たかが女子ひとりじゃん。。。別の子、みつくろってやるよ」
Technic「こいつ、テキトーなこと言うなよ!」
ふと、階下をみて、大学生らしき男性が、うろうろしているのに気づくKla。
Tarを迎えに来てる人だっていう認識はありそう。
Technic「おい、来ないのか?」
Kla「ああ、今、いくよ」
Technic「急げって!」
なぜか、Tumのことをすごく気にしてるね。
Tarのことも含めて、なにか、知ってるような気がしてなりません。。。
必死で、校内を探し回るTum。
ピコン♪
Tar≪もう、家についてるよ、P'Tum(兄さん)≫
メッセージを受け取り、急いで家に戻るTum。
イライラしながら、階段を駆け上り、Tarの部屋をノックする。
コンコンコンコン。
Tum「Tar! ドアをあけろ!Tar、ドアを開けろって言ってるだろ。予備のカギを使わせるなよ」
業をにやして、下に降りようとすると、カチャリとドアが開き、Tarが顔をのぞかせる。
Tum「話しがある。」
部屋の外に出てくるTar。
Tum「なぜ、学校で俺を待っていなかった?(お前が)気分が悪くなったのかと、どれだけ心配したか・・・」
Tar「僕が待ってたら、まだ、家にはついてなかったよ」
Tum「Tar!」
Tar「忙しいなら言ってよ。僕なら、自分一人で帰れるよ」
Tum「迎えにいくって言わなかったか?渋滞に引っかかってる・・・とも言ったよな。なんで、俺を待たなかったんだ?」
大声で叱責するTumに対し、微かに頷くだけで、何も言えないTar。
自分で自分を落ち着かせるように、何度も頷きながら、「・・・わかったよ。悪かった」と謝るTum。
Tum「こうしよう。。次、もし、俺が無理な時は、お前に伝える」
頷くTar。
Tum「でも、俺の電話に出なきゃならないことに変わりはないんだぞ」
もう一度頷くTar。
Tum「どんなことがあっても、俺の電話には出るんだぞ。本当に、お前のことを心配してるって、わかるよな?」
うん、うん、うんと頷くTar。
Tum「よし。もう邪魔はしないよ。少し休め」
部屋の中に、無言で入っていくTar。
その時、ちらりと、黒く塗りたくられたキャンバスが一瞬、見える。
Tumの立っていた場所からだと、角度的に見えたかな?
※この2人の関係というか、シーン全般、『LoveByChance』を見ずに、この『TharnType』からの人だと、ちょっとなにがなんだか、わからないんじゃないかな。。。
私も、細切れに登場するし、Klaの訳あり視線の件もあるので、この二人について、どのあたりで、補足説明をすればいいのか、ちょっと悩みます。
~サッカー場~
1年生だけの練習なのかな。。
すでに、指導役なの、Technoって(笑)
Techno「行け行け行け!集中しろよ。お前たちもうちのチームの重要メンバーってこと、忘れるなよ」
「なんで、Typeにも言わないんだよ。今日、一度も、フィールドにいる奴をみてないぞ」
Technoの隣に立っているTypeに関して、チームメイトからブーイングが。。。
まずい・・・と、悟ったTechno。
Techno「いいから、練習に集中しろ!・・・誰があいつらの指導者になるんだよ」
Type「叫ぶかわりに、なんで、練習しないんだよ、ノー?」
Techno「ちょっと待てよ。俺は、お前のサッカーのスキルが、誰よりも優れてるってわかってる。思い出せよ、俺にも生まれながらの才能があるんだ。まぁ、見てろよ、Type。いつの日か・・・俺はチームのキャプテンになる!」
海賊王に、俺はなる!的な・・・(笑)
Type「お前、寝ぼけてんのか?」
F★CK YOU!
Techno「これでも喰らえ」
Oam「そろそろ、起きろよ、ノー。お前、チームのキャプテンになるつもりなのか?」
Techno「ああ」
Team「それ、言うなよ。こいつ、本気で考えてるんだ」
Techno「そうだよ」
Team「こいつ、そのことを一日、何百回も言い続けてるんだ」
Techno「まぁ、それはともかく。俺たちが先輩になって、キャプテンを選抜するときには、俺に投票しろよ。いいな?」
Champ「お前、今から、みんなにロビー活動をはじめてるのか?どこまで、本気なんだよ」
Techno「よく聞けよ。俺は本気だ。大まじめだ」
Type「そろそろ、起こしたほうがいいか?」
Techno「お前、俺の邪魔ばっかりしやがる・・。なんだよ、また、なにかあったのか?」
Type「なんでもねぇよ。ほっとけ」
Champ「お前、また、ルームメイトとケンカしてんのか?お前たち二人、いっつもケンカし続けてるんだな」
Oam「TharnTypeがケンカ中? 俺が知らない間に、いつのかに?」
Team「俺も知らないぞ」
Techno「俺もだ」
嘘つけ!と全員が突っ込みそうになったじゃん(笑)
Type「なんでもないよ。ノーが大袈裟なだけだ。じゃあな」
Techno「ああ、俺も一緒に行くよ、じゃあな、おまえら」
Oam「なんだ、あいつら。勝手に来て、好きな時に帰るんだからな」
呆れる3人。。
うん、ここのサッカーチームは、「LBC」の時から、ちょっと謎だった(笑)
******************
Techno「また、Tharnとケンカしたのか?」
Type「してねぇよ。ただ、ちょっと考え事をしてただけだ」
Techno「本当か?」
その時、Technoの知り合いらしき、おねぇ系の二人組が現れる。
「こんにちは~!Techno~」
先輩なのね。。
このお二人、名前が不明。
しょうがないので、BS(ビッグシスター)とLS(リトルシスター)と、仮名します。
手を合わせて、挨拶するTechno。
BS「元気にしてる?」
Techno「もちろんですよ、先輩方はお元気ですか?」
BS「ええ。すっごくいい感じよ・・・」
視線を受けて、すでに、表情が硬いType。
Techno「ちょうど通りかかったところなんです」
BS「お友達?」
ターゲットロックオン!
Techno「はい、彼は友達で、Typeって言います」
BS「彼、ぴったりじゃない?ね、わかるでしょ、肌、身体、全てが汗できらめいてるわ。歩き回った甲斐があったわ」
LS「そうですね、お姉さま」
すでに、嫌な予感、発動中のTechno。
さっと、Typeの肩を抱く。
Techno「あの・・・聞いてると、俺の友達に関心があるみたいですね。俺なんかどうですか?」
BS「もちろん、あなたにも関心あるわよ。」
LS「でもね、あなたは、昨日だったみたいね、Techno。私たちは、常に新しく新鮮なものを求めているの。そうですよね、お姉さま」
BS&LS「フレッシュ、フレッシュ!」
ハイタッチする二人。。
Techno「なんだか、女王バチが平手打ちをしてるみたいですね・・」
BS「あら、ひどいわ」
笑い飛ばすTechno。
BS「それなら、完璧な“平手打ちとKiss”の経験をさせてあげるわよ。一人には平手打ち、そして、もう一人は私にキスするのよ、いい?」
Techno「キスですか?」
LS「お姉さまには、キスだけじゃ不十分よ。ベッドの中で乱暴にされるのも好きなんですよね?」
このやり取りに、うんざりしてきたType。
Type「ノー」
Techno「なんだ?」
Type「俺、帰る」
Techno「ああ」
BS「待って・・・。ちょっといいかしら?」
そうはさせじと、行く手を遮る先輩。。
LS「実はね、私たち、“TT ハンサムガイズ”っていうサイトの管理者なのよ。あなたの写真を撮影して、うちのサイトに載せたいの。」
Typeの身体に、それとなく、触れる二人組。
BS「写真の他に、名前・学部。インスタのアカウントと電話番号も必要なんだけど・・・。万一に備えて、それらもアップするの。でも、信頼してちょうだい。あなたの引き締まった身体は、女の子たちをメロメロにするわ」
LS「すごくセクシー・・・」
BS「間違いないわ」
LS「特にこの、筋肉質の腕、とってもイケメンだし・・・」
更に、Typeを触ろうとする二人の間に、それとなく入り込み、遮るTechno。
Techno「落ち着いてください・・・」
Type「あなたたちは、他の人を当たったほうがいいです」
はじめて、口を開くType。
LS「ちょっとだけよ、ただ1枚写真を撮るだけなの。ね?」
強引に撮影しようとする二人を止めるTechno。
Techno「ちょっと待ってください。お二人は、こいつをイケメンだと?」
ええ、と頷く2人組。
Techno「うちの大学には、もっとイケメンがたくさんいるじゃないですか。どうか、他の人をあたってみてくださいよ」
物腰やわらかく、頼むTechno。
BS「こういう人を探してたたのよ~~」
Techno「本当に、他の人に頼んでみてください」
LS「Tharn、ちょっとあなた、こっちにいらっしゃい」
BS「ちょっとだけよ。写真1枚でいいのよ」
しかたなく、(写真だけ)我慢してくれ、と、Typeに合図するTechno。
強引に、スマホで撮影するBS。
BS「はい、じゃ、バストアップも撮りましょうね。」
LS「完璧だわ」
BS「はい、違うアングルで撮るわ。はい、もう終了よ」
Typeと一緒に、カップル写真を撮りたいと言い出すLS。
ベタベタと身体に触れまくる。。
とうとう我慢できずに、「俺から、離れろ!」と、突き放してしまうType。
LS「お姉さま~~~」
Type「俺に近寄るな!」
BS「どうしたのよ、彼?」
Type「くそ、俺は、あんたたちみたいな奴らが本当に嫌いなんだ!」
BS「たしかに私たちはおかまだけど、それがあなたに何の関係があるのよ、くそったれ!」
Type「ああ、俺には関係ないよ、だがな、お前らと同じ空気を吸うのも我慢ならないんだ」
おろおろするTechno。
LS「ちょっとひどすぎるわ。たかが写真じゃない。騒ぎすぎよ」
Techno「先輩方・・・俺の友達がすみませんでした。そういうつもりじゃないんです。ご存じのように、ただ、言葉が過ぎただけなんです。どうか、落ち着いてください」
Type「なぜ、お前が謝るんだよ?望めば誰にでも、セクハラしていいわけじゃないだろ」
BS「ちょっと、今、こいつ、なんて言ったの?」
Techno「お願いですから、落ち着いてください」
LS「彼をやっつけて、お姉さま」
2人組を全力で押さえるTechno。
Techno「Type、お前、ここから離れろ、お願いだ! お願いですから、落ち着いてください。彼には、何もしないでください」
Typeが立ちさる間も、ずっと、二人の先輩に、「すみません、すみません」と謝り倒すTechno。
Techno「信じてください。そんなつもりじゃなかったんです」
BS「彼は、性差別者よ、なぜなの?ゲイになるのがそんなに悪いことなの? ゲイだって人間じゃない!」
LS「友達に、これで、なにもかも終わったと伝えなさいよ。ゲイを敵に回すなんて、大馬鹿ものよ。LGBTQの力を見せつけてやりましょう」
BS「行くわよ」
Techno「先輩~~~、お願いします。先輩、なんとか、穏便にすませてもらえませんか?」
聞く耳をもたない二人組。
Techno「なんで、こんなことになったんだよ。畜生、Typeの奴!」
その後、『TT HondsomeGuy』のサイト上に、声明文のような書き込みが上がると、瞬く間に、拡散され、大騒ぎとなる。。
≪ゲイになることは、そんなに悪いことなのでしょうか?≫
≪我々は、ただ、いつものように、イケメンな男性をスカウトしようとしただけだったのに・・・≫
≪彼を追跡したりしないでください。私たちの失策です≫
≪私たちの情報源が、新入生の一人がセクシーだと言ったために・・・≫
決して、Typeを個人攻撃するような論調にしないところが、さすが!
こういう闘いについては、場数が違うのね。。
目隠しをされたものの、Typeの写真も掲載されてしまう。
大学構内を歩いているだけで、突き刺さるような視線を向けられるType。
いつのまにか、いわゆるセクシャルマイノリティを受け入れず、攻撃する人物に祭り上げられてしまう。
ゆっくりと教室に入ってきたTypeを見て、ざわつく学生たち。
Technoたちの席に近づくType。
Techno「なに、見てるんだ?これまで、人間を見たことないのかよ」
Typeに向かって、不躾な視線を送る学生たちに、注意するTechno。
心配そうに、「Type・・・」と肩に手を置くChamp。
学生1「お前が、そんなカスだったとはな、Type。どうして、先輩たちをバカにしたりしたんだよ」
学生2「なんで、Typeがカスなんだよ。俺は、彼は正しいと思うぞ。あんなホモなんて、おかしいんだよ。自業自得だね」
学生1「おい、失礼なこと言うな。彼らがお前になにかしたのかよ」
学生2「俺じゃない。あいつら、ネットに俺の友達を公開したんだ」
Typeそっちのけで、言い合いを始める二人。
Champ「おい!おまえら、いい加減にしろ。Type・・・、お前も、なにか言うことはないのか?」
完全に口を閉ざし、携帯を見始めるType。
Typeの隣で、同じように、携帯を見ていたTechnoが画面を見て、一瞬、絶句する。。
Techno「おい、Type、お前、とんでもないことになってるぞ」
Champ「どうしたんだよ、ノー?」
Techno「これが落ち着いていられるか?みんな大騒ぎだ。見てみろよ」
携帯を差し出すTechno。
Techno「お前の話が、大学のWEBページ上に載ってるぞ。お前、知ってたか?」
画面を食い入るように見つめているType。
隣で、何度もリロードを繰り返すTechno。
★【Ep 03】後半(3/4&4/4) 雑感★
なんか、Tharnが、急に“攻め”の顔をみせてきたので、きっかけはなんだ?と、ちょい不思議。
たしかに、譲歩は見せたけど、Typeから、なんか誘うようなことしたっけ?
も、もしや、○○してるときに、Tharnのことが浮かぶ~って言ったの、バスルームの外で聞かれちゃったとか?
試験が終わったときの、Tharnの思いだし笑いって、それ? !!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!
うわー、まじか!
って、正解、だれか教えてくだされ。
普通ならね、「嫌よ嫌よも、好きなうち」と笑ってられますが、このドラマは真っ正面設定に、性的被害を持ってきてるので、慎重な方がより安心できるんです、私はね。
ただ、腫れ物に触るみたいなのは絶対違うと思うので、やろうとしている意図は理解できなくもないです。
そして、またまた急に、後半にぶち込まれた、セクシャルマイノリティ問題・・・のように見えて、ここでも実に、本質をうまく回避してますよね。
なぜなら、今回の騒動において、誰も「ゲイになったことは悪いこと」だと主張している人はいないからです。
(あ、ネットの無責任コメントのことはしりませんけど)
主張のすり替えは、力のない者にとって、突破口にも武器にもなるので、一概に、意図的だから、ダメとも言えないんですけどね。。。
ただ、そこが、難しいというか、一筋縄ではいかないというか、まんまと、表面的に扇動されちゃう人もいるんですよね。今は、SNSの時代だから・・・。
矢面に立ったTypeは、「嫌いだ」という感情が高じて、ちょっと、口が過ぎたきらいはありますが、怒りのスイッチは、パーソナルスペースの侵害も含んでるでしょ。
本人の了承も取らずに写真を撮る、許可も取らずに、身体を触りまくる。
ただ、もし、これが、今回のようゲイの先輩ではなかったら、突き飛ばすところまでいかず、暴言も吐かなかったかも・・・という部分を取り上げるなら、これは、表面的にはセクマイ案件のようにみえても、実際には、Typeの個人的なトラウマの反応でしかないわけで・・・。
どちらが正しいか、正しくないか、ではなく、こじれる前に、その場で芽を摘み取ろうと奮闘したTechnoの気持ちもわかります。
一旦、大きくなってしまったら、個人の抵抗など何の力もなく、火消しにものすごい労力がかかることを知っているから・・・。
この、争う必要のない争いの本質を見極めて、解決に結びつけるのは誰なんでしょうか(笑)