タインは、心配事が、身体にくるタイプ?!

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 

3分割されてます。これは中編です。

前半未読の方、

【Ep 09】前編(1/4)はこちらから。

 

『 2gether The Series』 เพราะเราคู่กัน

 

【Ep 09】2/4

 

「ここで、ファウルを取られました」

イエローカードを出されるMil。

Milを睨んでいるPhukong。

倒れたManが自力で立ち上がり、心配しているSarawatに、大丈夫だ、プレイできると伝えると、ようやく腰を降ろすSarawat。

Milのラフプレーは続き、今度は、Bossが標的に。

芝に倒れ込み、突き飛ばされた時に負傷した脚をおさえて、のたうちまわる。

尋常じゃない叫び声をあげるBoss。

「大丈夫か?」

平気だ、と言いつつ、両脇を支えられないと歩けないBoss。

 

選手交代するしかなく、ピッチに出るSarawat。

何も知らずに、張り切って応援し始める#妻さんたちと、気が気じゃないTine。

 

ゲームが再開され、睨みあうSarawatとMil。

心配そうに、Sarawatを目で追うTineが、目を閉じて、ふらつきを見せる。

その時、SarawatがMilを交わし、ゴールを決める。

Fang先輩「Tine、大丈夫?顔色が悪いわ・・・」

 

Sarawatがゲームに参加してからは、政経学部が優勢となる。

 

Tine「ああ、今日、寝坊して、朝飯を食べてないんです」

Fang先輩「じゃ、なにか食べるものを探してくるわ」

Tine「サンドイッチ持ってます」 ← さっき、Sarawatがくれたものなんですけどね。

Fang先輩「なら、いいわね。少し、休んでなさい」

 

その時、その場に倒れるTine。

同時に、ドリブル中に、Milから脚を狙われ、ボールを奪われたSarawat。

 

Fang先輩「みんな! Tineが気を失ったわ!!」

 

実況「Sarawatがタックルされた模様です!」

 

Fang先輩「手伝って! 救急箱と水を持ってきて!」

 

実況「建築学部の選手に、レッドカードが出されました!」

 

Tineに声をかけながら、必死に、扇いでいるFang先輩。

チア部のメンバーも応援を止め、Tineの周辺に集まってきている。

 

実況「どうやら、こちら側にも、なにか問題が発生したようですね」

 

退場させられたMilが慌てて、Tineのもとに駆け付ける。

Mil「呼吸を楽にさせないと・・!」

応援団服の首元のボタンを外し、上着をゆるめていくMil。

気付け薬を嗅がせるFang先輩。

Fang先輩「大丈夫?」
 

突き飛ばされたときに負傷したのか、Manに肩を預けながらも、Tineの元にやってきたSarawatが、Tineに風を当てているMilを横から、突き飛ばす。

Sarawat「どけよ!!」

呆然とし、立ち上がったMilに、向こうに行ってろ!と命令する。

今は、先輩だからと言って、遠慮してる余裕のないSarawat。

Mil「なんだよ!(怒)」

Fang先輩「あんたたち、ケンカするなら、よそでやりなさい! やめなさい!」

 

仕方なく、その場を離れるMil。

 

すぐさま、Tineのもとに座り、声をかけながら、手を握りしめる。

これだけで、心配と労りと信頼と愛情が一瞬で伝わるんだから、すごいよね。

 

Tine「・・・大丈夫だよ」

Sarawat「お前に、うちわかなにか見つけてくるよ・・」

立ち上がろうとして、うめくSarawat。

ふと、Sarawatの赤く腫れあがった膝を見て、「おい、お前の脚!Wat、お前の脚が・・・!」と逆に心配するTine。

Sarawat「俺なら平気だ。俺のことは心配するな。自分のことを心配しろ。俺なら大丈夫だ。本当だ。・・・・Tine?」

再び、気を失うTine。

Sarawat「すみません。手伝ってください」

周辺に声をかけ、Tineを病院に運ぶことに。

 

~病室~

目を覚ましたTineがベッドの上で起き上がる。

Fong「お前、気絶してたんだぞ。先輩たちが、ここに運んでくれたんだ」

Tine「Watはどうなった?」

し~っと人差し指を唇に当てるFong.。

横を見ると、車いすの上で眠っているSarawat。

Fong.「ようやく眠ったところだ・・・。お前の面倒は全て、あいつが見たんだ。俺とManは、あいつの傷を医者に見せるのに、引きずり出さなきゃならなかったんだぞ。お前の側を離れたくないって、聞かなくてな」

目に浮かぶわ~~~。

疲れ切って眠っているSarawatを見るだけで、思うところ満載のTine。

ふと、Sarawatの傷に目を向ける。

「膝はどうなんだ?」

「かなりひどい。1か月はギプスが必要だ。赤くなってる部分は、タックルされたせいなのか、お前を助けようと走った時の炎症か・・・いずれかだろう」

悲壮な表情のTineを見て、笑い出すFong。

Fong「こいつなら、心配ない。まずは自分の心配をしろよ」

そう言われてもね。。。

もう、どっちの痛みかなんて、関係ないんですよ。

その辺りは、Fongも、もう、わかってるんでしょうけどね。

Fong「あ、そうだ。政経学部は、1-0で勝ったぞ」

その1点は、Milを振り切って、Sarawatが入れたんだよね~

Fong「約束通り、愛の告白を投稿する必要がありそうだな」

Tine「あれって、ただの冗談だっただろ?」

首をすくめるFong。

Tine「腹減った。なんか、食べ物を調達してこよう」

ベッドから降りるTine。

Fong「こいつ、起こさなくていいのか?」

眠っているSarawatをみて、「いや、いい」と呟き、Sarawatに掛けられた自分の応援団服を肩まで引き上げるTine。

この肩を手でそっと押さえる仕草も、完全に愛でしょう。

 

二人が病室を出ていくと、顔を向けるSarawat。

寝たふりして、全部聞いてたんだね。

ほっと安心したように、穏やかな顔になると、Tineの応援団服を抱きしめるSarawat。

 

病室に戻ってくる途中。

Fong「いつから、アメリカーノなんか好きになったんだよ?」

Tine「ああ、これは、Sarawatのだ。」

もう片方に、ブルーハワイも持ってました。

別に、Sarawatにお世話を焼かれてばかりでもないんです。。

Fong「ほぉ~。でも、実際、Sarawatって、いい奴だよな。あいつは、お前のことを本当に気にかけてるし・・。」

Tine「なんか、含みのある言い方だな?」

Fong「う~ん、最初はさ、お前が長いこと、彼女がいなかったせいで、あいつに搔き乱されてるだけなのかと思ってたんだ。でも、今は、そう思えないんだ。」

Tine「なんで、そう思えないんだよ?俺があいつを嫌がってるって知ってるだろ。あいつと一緒にいる時はいつでも、一日中、ずっと俺をからかってくるし・・」

(好きな子をからかう男子に)からかわれる側の小学生の女の子みたいな文句の言い方に、笑うしかないFong。

 

病室に戻ってきた二人が目撃したのは、#妻たちさん に取り囲まれてるSarawatの姿で・・。

うんざり顔のTine。

Fong「どうかしたのか? それ、渡してやるべきだろ」

Tine「(この状況で)俺に、何が言えるんだよ?」

その時、背後から駆け込んできた女子に突き飛ばされ、自分のブルーハワイを落としてしまうTine。

Tine「あ・・・くそ!」

カップを拾い上げるTine。

Fong「平気さ、また、新しいのを買えばいい。」

Tine「ほんの一口飲んだだけだったのに。もったいないことしたよ」

Fong「本当に欲しかったのなら、どうして、しっかり掴んでおかなかったんだ?」

Fong、Fong、Fong!!

どうしちゃったの、急にいいことを言い始めたよ(笑)

Fong「お前次第だ。あとになって後悔したくなければ、自分の望むままにやってみろよ。出来る限りやってみろって。お前は、それを落としたあとに拾い上げることができた。でも、いつも同じとは限らないんだぞ

Fongの(ありがた~い)言葉を聞きながら、Sarawatを見つめるTine。

 

~大学~

軽音楽部の練習室がある棟に、松葉杖であらわれたSarawatと、補助するTine。

Tine「とにかく休んで、来週、戻ればいいだろ」

Sarawat「休んでなんかいられないよ。来週の音楽イベントの宣伝とかもあるし・・・。もし、俺が休んだら、練習はどうなるんだよ」

 

どうにか、練習室にたどりついたとき、部長やAir先輩、部員たちが、集まって話をしているのに気づく。

Tine「どうかしたんですか?」

Air先輩「Sarawatが演奏するイベントについて、話し合っていたの」

Sarawat「演奏できます。やらせて下さい」

部長「俺は、医者に確認したんだ。お前、膝だけじゃなく、手首もケガしてるんだってな。そんな状態で、演奏させるわけにはいかない」

Sarawat「手首なら、もう大丈夫です。膝だって問題ないです。演奏させてください」

部長「だめだ」

Sarawat「・・・・・」

さすがに、言葉を失うSarawat。

 

Eam「どんな代わりも望まないわ。あなたがいないなら、CTRL+Sじゃないもの」

頷くGreenたち。

Sarawat「先輩、お願いです。演奏させてください。」

 

その時、じっと黙って聞いていたTineが、部長の前に進み出る。

Tine「P’Dim。俺のショーは、CTRL+Sの代わりとして、十分ですか?」

部長「・・・・・・」

 

 

★【Ep 09】中編(2/4)  雑感★

Fongの言葉は、心に沁みた~!

ほんと、そうよね。

欲しいものには貪欲に!

自分の意思で掴みとらなきゃ!

 

今までは、Tineから話を聞くだけだったけど、あんなに必死なSarawatを間近で見たら、親友を託しても大丈夫だって、思えたのかな。

 

ベタかもしれませんが、病気やケガをしたときに、関係性が見えてくる・・・ということもあります。

だからと言って、不可抗力でない限り、病気もケガもしなくていいにきまってます。

健康管理、大切です。

 

あ、暴行事件や足のケガ・・・Milがどこまで絡んでいるのか、気になります。

 

★【Ep 09】後編(3/4&4/4) へ続く★

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。

~おまけ~

再生回数増加を願って、微力ながらお手伝いです。

GMMTVの公式チャンネルの本編と、リストリンクを貼っておこうと思います。

面白そうだなぁと思われたら、

https://www.youtube.com/playlist?list=PLszepnkojZI4ecxfKfnFPZfU4O5YtAQyx

こちらの動画リストより、ドラマ本編および番外編の視聴可能です。

 

https://youtu.be/hu5fJz1WvTU