ここ2~3年の間にオアフ島の北側に風力発電の風車が林立し始めました。小型機を操縦しながら上空から眺めてみると、かつての風景と一変し少々違和感を感じざるをえません。数年後にはワイキキの西部に鉄道の建設が予定されているとのこと。不動産価格の上昇と共に、島の風景が変貌するのではないかと少々心配です。
 時代の波には逆らえない部分もありますが、ホノルルがあまり大きな変貌を遂げてほしくないというのが私の率直な感想です。
 この10年でホノルルの不動産価格は急上昇しました。私が時々訪れるカハラホテル付近の高級住宅地区では、3億から8億くらいの邸宅価格はあたりまえです。元々物価は高いですが、特にここ数年の物価の上昇は著しいように思います。私の知り合いのビジネスマンや学者は軒並み税率40%以上なので、よほどの富裕層でない限り生活は大変です。
 日本人が米国人との結婚以外や抽選以外でグリーンカードを取得するには、5000万円以上を投資してインヴェストメントヴィザを取得するか、日本の会社のホノルルブランチを作って黒字を出すなどしなくてはなりません。
 宿泊費も上昇しましたから、リピーターはヴァケーションレンタルに投資するのも賢い選択かもしれません。譲渡や相続ができるタイプもあります。
 それでもハワイでの生活を夢見る日本人が絶えないのは、その温暖な気候と自然の豊かさ、そして現地の人たちのフレンドリーな気質によるところが多いと思います。今年の夏は随分暑く、湿度が高かったですが、まだまだ日本に比べるとマイルドに思いました。ワイキキに西側に鉄道の建設が予定されているようですが、どうなることやら、あまり乱開発に走らないでほしいものです。
 H・Stern(アガ・シュターン)という宝石店をご存知ですか。北半球の宝石店の代表がティファニーだとすれば、南半球の代表はH・Stern(アガ・シュターン)ではないかと思います。名前の由来はHans Stern(ハンス・シュテルン)という創業者の名前を、ポルトガル語表記したものです。ユダヤ系のドイツ人であるHans Stern はナチの迫害から逃れる為に、10代後半にアコーデオンひとつでブラジルに移住、採掘場で働きながら一代で宝石王国を築きました。巨万の富を得てからも生活は質素で、私がかつてリオデジャネイロを訪問した際には、ビートルをゴルフに買い替えたと喜んでいるという話を聞きました。
 リオデジャネイロには空港内や市内の至る所にお店があります。かつては東京のホテル・ニューオータニにも店舗を構えていましたが、今は日本から撤退しています。第二次大戦中の日本とドイツの同盟関係が関係しているのではという話を聞いた事があります。
 家内がこのお店のカラーストーンが好きなので、ぜひ日本に戻って来てほしいと思っています。