犬のしつけは成犬になってからでは無理だと思いながらも、我が家の柴犬2匹へのしつけを怠ってきました。本当に成犬になってから無理なのか、試してみたところ、おすわりや待てなど、基本的なことをひととおりできるようになりました。しかも短期間で!

 犬の種類や性格などにもよるかと思いますが、しつけは仔犬の時しか無理というのが私の思い込みであることがわかりました。我が家の場合は庭で飼っているので関係ありませんが、トイレのしつけは成犬になってからはなかなか難しいという話を聞きました。

 日本犬は賢いといいますが、しつけを学ぶ以上に、飼い主の感情などを読み取るのに長けているように思います。
 知人の精神科医は「あなたよりわんちゃんの方が、奥様の気持ちをよく理解できていると思いますよ。」と冗談とも本気ともつかない口調で私に言いました。

 一方、アメリカでは犬専門の精神科医がいるとのことです。確かに人間と同様、犬も精神不安定に陥ります。気候の変化や飼い主の外出など、敏感に反応します。犬は序列を大事にする動物です。その家に子供が生まれると、自分が家族で一番下だと思っていたはずが自分よりも下の家族が出来たと思って精神不安定になることがあるそうです。
 家内がかつて、小さなぬいぐるみを見せたところ、しばらく様子がおかしくなったので、それからは見せないようにしています。

 私も家内も親ばかというか飼い犬に甘いので、ドッグトレーナーにしかられてばかりいます。特に飼い主との主従関係をしっかり維持しなさいと言われてそのコツを伝授されます。最近では散歩でリードを引っ張らなくなるなどその効果が現れているようです。
 



 海外旅行初心者はチップの習慣に悩む方が多いようです。まず訪問する国にチップの習慣があるのかないのかを事前にチェックしておきましょう。

 ある場合は、いかなる場面でチップを渡したらいいかを大雑把にこんな基準で考えてみて下さい。それはあなたが受けたサービスがあなた個人を特定したサービスなのか否かということです。その境界は微妙な場合も多く、はっきりと線は引きづらいのですが、例をあげると以下のような感じです。

 バスとタクシーの違いを考えてみてください。バスは他のお客さんと同じサービスを受けます。従ってチップは渡しません。それに比べてタクシーはあなたと同乗者へのパーソナルなサービスです。従ってチップを渡します。

 レストランはテーブルについたあなたへ特定のウエイターがサービスします。この場合はチップを渡します。しかしファストフード店は席が特定されていない、あなただけのサービススタッフがいるわけではないのでチップは渡しません。
 
 次はホテル。ベルボーイが荷物を運ぶのに料金は発生しませんが、ベルボーイがあなたを特定してサービスしてくれたことにチップを渡します。ルームサービスも同じです。部屋を出た後にルームサービスが来る場合は、通常は枕に置いておきます。

 チップの金額については国によってまちまちです。レストランやタクシーでは支払い代金の10~15%程度のチップを上乗せする場合が多いですが、香港のように乗車料金の端数を切り上げる程度のチップに、荷物をトランクに入れる場合は1個につき1香港ドル程度などさまざまです。

 なお到着してすぐにチップや公共交通機関などで小銭が必要になることがありますので、両替えの際は少額紙幣を混ぜておくと安心です。

 ひと昔前の羽田空港に車で向かう際には、当時のB滑走路の下をくぐり抜けて道路が続いていました。滑走路下をくぐり抜けたとたんに国際空港の雰囲気に包まれ、胸がときめいたものです。帰りも同じトンネルを通りますが、左手にバヤリースなどの横文字の看板が林立していたのが、エキゾチックに感じられたものです。

 現在の羽田空港も都心から首都高の空港線経由で向かうと、長いトンネルを通過します。これが現代の羽田に到着する前の洗礼ということでしょうか。

 「トンネルを抜けた先にある国際空港」というのが、私の幼い頃からの羽田空港に対するイメージです。

 さて現代の羽田空港に到着しました。かつては1階に航空会社のカウンターが横一列にずらりと並び、チェックインを済ませると2階の出発ロビーに上がって赤い絨毯を進んで出国検査場に入ったものです。2階にはカジュアルなレストラン、3階に中華料理店などがありました。
 
 現在の羽田空港国際線のロビーやアーケードは随分現代的で機能的にはなりましたが、ターミナルが2つある成田空港に比べるとこじんまりとしていて、昔の羽田空港の片鱗をちょっとだけ見せてくれるように思います。とりわけ送迎デッキに出た際の風景が、昔の羽田空港を思い出させてくれます。

 できれば搭乗はタラップを使いたいというのが私の本音です。お年寄りや身体の不自由な方もいらっしゃるのでボーディングブリッジがいいに決まっているのですが、昔の羽田空港でタラップの上から手を振る父の姿が原点になっているせいか、タラップは今でもあこがれです。私の最初の海外旅行も羽田空港からで、タラップでの搭乗でした。

 さて飛行機がエンジンを始動し、誘導路を走り始めました。随分走るなと思ったら沖合のD滑走路でした。この滑走路を離陸して右旋回をした後に見える東京都心の風景が大好きです。特に夜は宝石を散りばめたようで、幻想的です。雲がかかっている時は雲の切れ目からだんだん東京の街が遠ざかって行くのが見えます。ロマンチックな気分に浸りながら機は満天の星を目指して駆け上がります。