みなさん、今日はメンタルに向き合うって何をするの？ってお話です。
カウンセリングでも心理療法でも、やっていることって自分の無意識の感情を感じて
意識に上げることなのです。その意識できていなかった感情を意識にあげて、その出来事を
成仏させてあげるのです。成仏って言うと怖いかな。やさしく言えば思い出にしてあげる。
もうちょっと詳しく説明すると、過去に起きた傷つき体験、その感情は未消化になっています。
だから何かのキッカケで今、現在形で出て来てしまうのです。だけどその感情は過去の感情
ですから消化されないのです。例えば、それが幼い頃の悲しみの感情だとすると何かの
キッカケでトリガーが引かれてしまいます。そうすると悲しみが治まらなくなるのです。
そして悲しんでも消化されない。だってそれは悲しみの対象が違っているからなのです。
だからいくら悲しんでも消化しない。延々とそれを繰り返さなければならないのです。
もっとわかりやすく例え話しますよ。僕が幼い頃にご飯をもらえなかったとします。兄弟と
比べられて、いつも僕の方が量が少なくて、愛されていない～
と傷ついてしまったとします。
そうすると外食した時に、他人のご飯の量と比べて発火してしまうのです。僕の方がご飯が
少ない～！そんな運の悪い自分
！ダメな自分！死んでしまいたい～！
周りからすれば、オイオイ、そんな大げさな話じゃないだろ～
！おかわりしろや！面倒くさい奴！
だけどこれ、ご飯の量の話ではないのです。ご本人の中の心の傷、トラウマなのです。
これらの感情が過去の未消化の感情なのです。でも今ではもう見えないのですよ。だから
これらの原因を自分の中に探すのです。これが自分と向かい合うってことです。
今は、例えで悲しみの感情の話をしましたが、これが怒りの場合だってあるのです。
それにもっときつい憎しみの場合もあれば恨みのような場合もあるのです。それを持ったまま
他人に出したところで消化されないのです。そして何度も繰り返してしまうのです。それだと
対人コミュニケーションがうまく行きませんよね。そして変なヤツにされてしまいますよね。
ですから結果、生きづらくなってしまうのですよ。人間関係が続かない。対人関係が怖い、
そんな自分だからこそ、自分を押し殺し一生懸命に頑張る。そして結果的に疲れ果てる。
だから人間関係も続かないし、仕事も続かない、無理矢理に続けても、いつも限界寸前。
ですからラクになるために自分と向き合うのです。ちょっとやそっと向き合ったからって
すぐには変われないのです。メンタルって時間が掛かるのです。だって自分の意識できない
自分の中に、死んじゃいたい自分がいるのかも知れませんよ。それに貞子のような憎しみと
恨みの塊のような自分がいるのかもしれませんよ。それにボロボロになっている瀕死の状態の
自分がいる可能性だってあるのですよ。それらを放置して隠したままラクに生きられないでしょ。
でもそれらを出すのって自分一人じゃ無理でしょ。だからセラピストがいるのですよ。
一人じゃ難しいからセラピストが立ち会うのですよ。セラピストはそれを知っています。
そんなことは体験済みです。だからセラピストをやっているのですよ。まぁセラピストも
いろいろではありますけどね。だけどね、貞子を成仏させるって簡単じゃないのですよ。
ボロボロの自分を癒やすのだって簡単じゃないのですよ。だから向き合うのって大変なのです。
見ないで済むなら、見ない方が幸せかも知れません。ただそれだと生きづらさが解消できないのです。
ソフトでもハードでもいいのですが、メンタルは一歩ずつしか進めないのです。
時間は掛かるかも知れない。それでも確実に一歩は進めますよ。すべての答えは自分の中。
症状がひどい方は、それなりの感情が自分の中に隠れていますよ。解消したい人
改善したい人は、ご相談ください。自分の無意識は、すべて知っています。
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