みなさん、今日も生きづらい人、アダルトチルドレンのお話です。
今日は、アダルトチルドレンの病の原因に迫ります。機能不全家族に定番のアル中
借金、虐待などのアディクション系の病ではなく、過保護、過干渉系の病についてです。
その中でも親に世間体で育てられた為に、愛情がわからなくなって病んでしまうの巻です。
この場合の親も世間体重視で生きています。これはその親もそのようにキツく
育てられたからです。ですから思考、行動のすべてが世間にどう思われるのか？です。
そうすると当然に、自分のしたいことなんてわかりません。そんなことよりも
自分の行動に対して世間は何て言うのか。どう思われるのか。どう評価されるのかです。
それは、それでそう育てられてしまったのだし本人の自由なのですが、問題は
その世間体で育児をしてしまうことなのです。自分の行動が世間からどう思われるのか
ですから、育児でも、子供の行動が世間からどう思われるのか。
世間からどう評価されるのかになってしまうのです。
本当は何かを買ってあげたいとします。でもそんなことしたら世間はどう思うのか。
甘やかしてると言われてしまうのではないか。
教育が足りないと言われてしまうのではないか。
本当はお菓子を買ってあげたい。でも世間さまは、どう思うのだろうか。
じゃあ、学習用のおもちゃを買ってあげよう。早期教育、右脳開発セット！
だけど子供は、それに愛を感じられないのです。
では、今度は本を買ってあげよう。
でも、子供は買ってもらえてうれしいような、うれしくないような。微妙～複雑～
！
そして勉強しろと言われる。それも勉強して天職に就けて幸せになってほしい親の願い
ならまだ通じるかも知れないのですが、この場合は、世間に変に思われないように。
親戚の子より良い学校に行けるように。世間に言って恥ずかしくないように。
万事がこんな感じで、自分がないのです。すべては世間の目。世間の評価です。
そして子供は、段々と愛がないとわかって来てしまう。でも愛がもらえない。
だから愛がもらえるように、その世間体の基準で頑張り出します。
でも愛がもらえない。いくら頑張っても認められないし、褒められもしない。もっともっと。
上には上がいる。そしてアダルトチルドレンは疲れて果て病んでしまうのです。
頑張っても届かない。そこには愛がない。そして残ったのは他人軸、他人目線
世間の評価という幻想の愛の残骸です。もうこの時点で自分の感覚なんてわからない。
ただただ世間の目を気にして、良い悪いのルールに縛られて、
ルール違反をしないように、世間に悪く言われないように。そんな人生になるのです。
そりゃ病みますよね。だって自分の人生なんてないし。自分が何をしたいのか。
生まれてきて、どう生きたいのかも見えませんよね。抑圧。我慢。忍耐。
そして耐えている頑張っている姿だけが最後の評価。そして病み絶望。
これじゃキツいですよね。だけどね、その病みには意味があるのですよ。
そこからよく見てみましょうよ。その苦しみは伊達にくるしいのではないのですよ。
よく感じてみましょうよ。苦しい感覚が何を訴えているのか。
苦しくない方向は、どっちの方向なのか。
今は、もう見えなくなっている方向を教えてくれていますよ。
だから快か、不快か感じるのですよ。自分の出口を探すのですよ。
その方向を知るコンパスは、自分の感覚以外にないのです。
偉い人の言葉でもなく、常識や、本に書いてあることでもないのです。
すべての答えは、自分の中。病みの出口も自分の中です。
世間体で育てられてしまった人、そうなる前の自分に戻りましょう。自分を取り戻しましょう。
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