みなさん、今日は前回に続き、カウンセリングとコンサルティングの違いです。
一般的にカウンセリングは、お話を聞くのです。受容し、共感するのです。
そして自分が何でも話せる場所で、自分の感情を吐露し、新たな気持ちになることで
新たな思考になれるのです。まずはメンタルですね。
ですからカウンセリングの基本は、受け入れです。カウンセラーの余計な概念は不要です。
それでは、犬恐怖症とかの人がいたら、どうなるのでしょうね。やってみましょう。
カウンセリングパターン1
クライアントさん:私、犬が怖いのです。
カウンセラーA:はい。○○さんは犬が怖いのですね。
クライアント:はい。犬が怖くて怖くて、犬がいないかと緊張してしまって集中できないのです。
カウンセラーA:はい。犬がいないか緊張してしまって集中できないのですね。
クライアント:はい。それでミスしてしまったり、誤解されてしまったりして困っているんです。
カウンセラーA:はい。それでミスしてしまったり、誤解されて困っているのですね。
クライアント:はい。そうです。 ムスッ!
カウンセラーA:???(なぜ怒る)
クライアント:(お前はオウムか九官鳥か、、、、!)
カウンセラーA:(私、なにか悪いこと言っちゃったかな、、、)
以上、それはカウンセラーさんの自己価値観です。残念!!
カウンセリングパターン2
クライアント:私、犬が怖いのです。
カウンセラーB:はい。○○さんは犬が怖いのですね。
クライアント:はい。犬が怖くて、犬がいないかと緊張してしまって集中できないのです。
カウンセラーB::その犬が怖くて集中できないのは、いつ頃からでしょうか?
クライアント:はい。幼稚園の頃かと思いますが、大きな犬に噛まれそうになったのです。
カウンセラーB:それは怖かったですね。そのことが大きく関係しているかも知れないので
その時のことをもう少し詳しく教えてもらえますか?
クライアント:はい。確か私が公園でお友達と遊んでいたら黒い大きな犬が怖い顔して
走って来て、私達に吠えて、噛みつこうとしたんです。それで、それで、
その犬はお友達に噛みついたのです~(暴露!)バクバクドキドキ
私は、怖くて何もできませんでした~ お友達が助けて~
て泣いていて
それでも私は、何もできなくて、 体が動かなくて~
わーん、ごめんなさい~ ○○ちゃん許して~
以上、これがカタルシス、感情の吐露です。この場面に共感することでその感情が取れます。
いいじゃないですか。カウンセラーBさん。さすがなカウンセリングテクニックですね。
それでは、コンサルティングに行きましょうか。
コンサルティングパターン1
クライアント:私、犬が怖いのです。
コンサルタント:はい。犬が怖いのですね。いつからですか?
クライアント:はい。幼稚園の頃だったかと思います。
コンサルタント:幼稚園の頃からですか。では、それから犬恐怖克服のために何かしましたか?
クライアント:はい。カウンセリングを受けたり、認知行動療法をやったり、催眠とか。
コンサルタント:そうですか。それでも解決しなかったのですね。
クライアント:はい。他にも前世療法とかヒーリングとかも試しました。
コンサルタント:それで何て言われましたか?
クライアント:はい。前世で野犬の群れに襲われ噛みころされたみたいです。
コンサルタント:ふ~ん。そうですか。じゃあ、その犬恐怖の恐怖を取っちゃいましょ。
クライアント:恐怖を取っちゃうって、恐怖なんて取れるんですか~???
コンサルタント:はい。恐怖を取っちゃいます。恐怖を取っちゃえばただの犬です。
クライアント:はい。取れるんであれば話は早いです。よろしくお願い致します。
以上、そしてコンサルティングは続く。ごきげんよう すどうゆうじ
感じるだけで自由になれる幸せの12ステップ!
好評発売中!
ミラーニューロンがあなたを救う!- 人に支配されない脳をつくる4つの実践テクニック -/青山ライフ出版
- ¥1,575
- Amazon.co.jp