今日は、アダルトチルドレン系のお話です。
タイトルは、心の封建制度?なんのこっちゃ?と思われるかも知れませんね。
でもでも日々、心の臨床をしていると見えてくる鍵があるのです。
それが家系です。よく言われる、良い家系とか、目にみえる家系ではありません。
心の家系、心の系譜です。
例えば、支配する側と、支配される側、この世の中での士農工商、身分制度です。
今は、その身分制度はありませんが、する側、される側として残っています。
家庭では長男優遇で、他の兄弟が愛をもらえないことから頑張らされてしまう問題。
逆に、長男ということで過度な期待とプレッシャーで、
自分の生きたい生き方が出来ずに病んでしまうなんて場合もあるのです。
女性の場合では、男尊女卑の心の差別に苦しんでいる場合もあります。
これは、長男優遇も含め、家長制度のなごりが平等と謳われた今も無意識に、
そして継続的に人の心の中に残ってしまっているのです。
そしてまたそれは、無意識に次の世代に引き継がれて行きます。
虐待や、いじめも、実は我が家の当たり前として引き継がれているのです。
そしてそれを強固なものにしているのが家柄なのです。
良い悪いで見える部分は、あまり大したことではありません。
問題は、見えない部分、その家柄の暗黙のルール、呪縛の共有です。
その暗黙のルール、呪縛に気づかずにいられれば、ある意味幸せです。
ある意味と書いているのは、本当の幸せではないけれど
それが本当の幸せだと思って生きられているのなら幸せという意味です。
ですが、本当の幸せに気づかないように、何かに酔い、その何かがあるから
幸せだと自分に言い聞かせ生きて行かなければならないのです。
ですから、逆にその何かを失うことは出来ないのです。
お金なのか、地位なのか、名誉、家族なのか、それはその個人によります。
ですが、いくら誤魔化しても、いつか気づく時が来てしまいます。
その誤魔化していたすべてを失ってしまう時が来るのです。
それは、自分が死ぬ時です。すべてを手放すことに向かい合わされます。
そして最後に何も無くなった時に、たった一つあるものに気づきます。
本当の自分自身、心の封建制度の関係ない自分、本当の自分の意志
そこには上下も、優劣も、善悪も、損得も、比較もジャッジも関係ない自分がいます。
何も無いけれど、そこに在るもの。それは自分です。
ちょっと深い話になってしまいましたね。
それでも伝わる人に伝わってくださいね。すどうゆうじ
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