みなさん、今日は負の呪縛「我慢していなければ愛されない!」です。
この呪縛も、私は我慢しない子は愛さないと、ハッキリ言ってくれれば
呪縛としてわかりやすいのですが、現実は、そんなに簡単ではないのです。
ハッキリ言ってくれれば、我慢はしますが、大人になって発散できるのです。
自分が自立できた時に、その我慢をしていたことをすれば済むのです。
ですが、この呪縛は、親が我慢をして頑張っていることで無意識下に入れられてしまうのです。
例えば、父親がDV系だったとします。そして母親が、そのDVに耐えていたとします。
そうすると、自分はもっと耐えなければいけないお母さんのために
もっともっと我慢しなければならないと無言のまま、無意識に入れられてしまうのです。
それに、その父親から母親に入れられたストレスを、子どもにぶつけたりもします。
それでも、もっともっと我慢しなければいけないと思っている子は、耐えるのです。
そうしているうちに我慢のキャパシティが増えてしまって
我慢が、我慢と感じられずに、当たり前になってしまうのです。
ですから、いじめられたり、損な役を任される役になってしまうのです。
だってそうですよね。みんな我慢なんてイヤなんですから
我慢強い、我慢を我慢とも思わない、我慢キャパの大きい人に、
その役が回って来てしまいますよね。
ですから、ここでも運が悪い訳ではないのです。
それに、その母親が、「子どものために私が我慢する」なんてやってしまうと
子どもは、もっと更なる我慢を無言のまま強いられてしまうのです。
本当は、子どものためなんて言わずに、嫌なら別れてしまえばいいのです。
それなのに、自分が別れないのは、子どものためなんて思って責任を転嫁しているのです。
現実には、それは言い訳でしかありません。
自己価値観の低い母親が、他ではやってはいけないと思い込み、
その言い訳に子どもがいるせいにしてしまっているのです。
その場合、別れてしまったとしても、解決はしません。
また、働いているのは、子どもがいるから。とか、こんなに苦労しているのは
子どものためなんて思い込んでいるからです。
ですが、実はそれは子どものせいではありません。
自己価値観の低い母親が、自分はダメと決めつけて大変な仕事をしているのです。
自分には能力がないから、こんな大変な仕事しかないと思い込んでいるだけなのです。
ですから元夫のことにしても、仕事のことにしても、母親の自己価値観の低さの問題なのです。
そのように自己価値観が低い母親は、やはり育った家庭に問題があったのでしょう。
機能不全家族の連鎖が関係しているのは、その通りなのだと思います。
ですが、それは母親の人生です。母親が自分の人生を選べばいいのです。
そこまで、感じることができないと、この呪縛からは、解放されません。
母親が、良い人で苦労人だなんて思っているうちは、この呪縛は取れないのです。
母親は、母親の好きな人生を選んだ。そして自分は今、自分の人生を選んで生きる。
そう本気で思えないと、この呪縛からは逃れられないのです。
アディクションの連鎖として、世代間で連鎖して行ってしまいます。
本当の自分は、我慢なんかしたくない 安心に満たされたいのです。
我慢する役は、もうイヤだ 自分は幸せになりたい
まずは、そこから始めましょう 本当の自分は、我慢なんかしたくない。
自分のしたいことをして生きていたいのです。 ごきげんよう すどうゆうじ