みなさん、 ご無沙汰しておりました。
久しぶりのブログの更新になりますことをお許しくださいませm( _ _)m。
それでは今日はトラウマに関係するメカニズムやその後のコミュニケーションについてのお話です。
まずはタイトルの1回でも怖い人!ですがこれはそれまでやさしかった人が突然不意にキレたり
怒ったとします。そうするとそのギャップや驚き、ショックから
そのやさしかった人がもうそれ以来、怖い人になってしまって
その後にいくらやさしくされてもそのことを認知できない、見えてはいるが過去のショックな感情が
大きすぎて頭から離れず、やさしくされている今も忘れられないでいつまでも、そして今も
怖い人になってしまっているなんてことがあるのです。
例えば、やさしい父親がいたとします。そのやさしい父親に甘えていたとします。
それがある親戚の集まりか何かの席でお酒を飲んでいたとします。
そこで例えば幼い頃の僕が他人がいることをいいことに親戚の子どもが持っていたオモチャか
何かを「ほしい、ほしい、お父さん買ってぇ!」とダダをこねたとします。
お父さんは「わかった、わかった、今度買ってあげるね。だから今は仲良く遊びなさい」と言ったとします。
そしてその幼い僕は「今度っていつ!やだやだ今日、買ってぇ!」とさらにダダをこねると
お父さんはまわりの手前、困った顔で「今はお店はやっていないの!今日は休みだし!」と
子どもの意見や気持ちに対したたみかけたとします。
すると子ども(この場合は幼い僕)が「そんなことないよ。お店はやってるよ。じゃあ今、見に行こう!」
と反論します。そうするとお父さんは自分の言ってしまったウソに嘘つき呼ばわりされたような
不快な感覚、罪悪感や恥ずかしい気持ちに耐えられず
「生意気なこと言ってんじゃない!言うことをきけ!バシッ!」と叩いてしまったとします。
お父さんからするとお酒の勢いもあります。それに周りの手前もあります。
ですから静かにさせたかったのですね。
でも子どもにとっては大ショック!!殴られた身体的痛みよりも
やさしかったお父さんが怖い目で自分を睨み殴った!ショック!ショック!大ショック!なのです。
そしてそれからはやさしいお父さんが怖いお父さんに見えてしまうのです。
やさしくしてもらっても、またいつか殴られる、またお酒を飲めば殴る、とやさしさよりも
恐怖にピントが合ってしまったりするのですね。
そしてその後にまた殴られるようなことがあった場合は「ほらやっぱり殴った、」
とやはりその時のイメージの父親を上書きしてしまうのですね。
これは父親に限らず母親でも兄弟でも同じことです。ショックなイメージが強ければ強いほど
強固に焼き付いてしまいます。それが自分でトラウマと呼べる程度のトラウマの原理です。
そしてそのトラウマを処理するとやさしい父親や母親が思い出されたりするのです。
そしてもっと大事なことはそのトラウマ、もっと凄いトラウマがあると自分ではトラウマと
認識できなくなってしまうのです。感情のマヒ、そして解離、記憶の欠損と重大なトラウマは
姿を隠します。もう自分では見えなくなってしまうのです。
事件や事故ならその記憶は消えてその時のことを忘れてしまいます。
虐待などは虐待されたことさえ忘れて他人事のように自分は該当しないと思い込みます。
ですがどちらもその時の記憶は無くなっていても、その時の感情だけは心に残ります。
ですから何もイヤなことがないのに不安になってしまう人、
みんなと一緒にいるのに孤独感を感じてしまう人、
なんだかわからないけど心から笑えない人、
突然、感情が爆発してしまう人、人が嫌いで動物にしか安心できない人、
幼い頃の記憶がない人、そんな皆さんは要注意です。
ですからまずはそんな自分を確認してみましょう!自分を見つめてみましょう!
わからないモヤモヤには理由があります。
みなさんは生まれた時からモヤモヤしていた訳ではないのです。
この記事がみなさんのモヤモヤ解決のきっかけになってくれるとうれしいです。
すどうゆうじ http://www.hyper-consulting.com