みなさん、今日はうつ病でお悩みの方も多いと思いますのでうつ病についてお伝えいたします。
さて、みなさんはうつ病に7つのタイプがあることをご存知ですか?
日本ではまだあまり知られていないようですのでちょっと紹介しておきますね。
うつ病には下記のような7つのタイプがあります。
1.純粋不安型(基底核の過活動タイプ)
全般性不安障害、各種恐怖症、パニック障害。
2.純粋うつ型(辺縁系の活動過多タイプ)
大うつエピソード、気分変調性障害、憂鬱、無力感、自殺企図。
3.不安・うつ混合型タイプ(上記1+2、基底核と辺縁系の両方の活動過多タイプ
4.過集中型不安・うつタイプ(前帯状回の活動過多で上記1と2基底核と辺縁系の両方を合わせ持つタイプ)
強迫性障害、各種恐怖症、摂食障害、PTSDを合わせ持つタイプ
アルコール依存症患者の子どもや孫に多いタイプ。
5.周期性型不安・うつタイプ(上記1+2、基底核と辺縁系の両方の活動過多が周期的に変わるタイプ)
双極性障害、循環気質、月経前不快気分障害、パニック発作、
6.側頭葉型不安・うつタイプ(上記1+2または1or2プラス側頭葉の活動の過多または過小)
妄想、パニック、デジャヴュ、攻撃的、読字障害、対人関係の困難。
※SSRI(パキシル、デプロメール、ルボックスなど)で自殺衝動。
7.注意散漫型不安・うつタイプ(上記1+2に前前頭皮質の活動低下)
ADD(注意欠陥障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)
注意を持続できない。整理整頓ができない。幼いころより慢性的。
すぐに気が散る。乱雑。落ち着きがない。衝動的な行動などがあります。
現在では「片付けられない症候群」などと呼ばれるタイプ。
同じうつと診断されていてもタイプにより症状や対処法が違いますので興味のある方は続いて簡単な説明を
つけますので以下を御覧ください。
1.純粋不安型タイプ
しょっちゅう緊張したり不安になったりする。パニック発作がある。不安発作が心配で行けない場所、
行きたくない場所がある。筋肉のこわばりのために頭痛、筋肉痛、手のふるえなどがある。
ときおり動悸、吐き気、めまいなどがある。つい最悪の事態を想像してしまいがち。
「死ぬのではないか、とんでもないことをやらかすのではないか」などしつこい恐怖症がある。
人と対立するような状況をさけようとする。詮索されたり採点されるのが必要以上に怖い。
ちょっとしたことでビクリとする。あるいは不安になるような状況、緊迫した場面で固まってしまう。
外から見ても内気でおどおどしていて、すぐ恥ずかしがる。爪を噛んだり皮膚をつついたりする。
2.純粋うつ型タイプ
落ち込んだ気分、うつろな気分がしつこくつづく。楽しいはずのことが楽しくない。興味がなくなった。
落着きがない、ちょっとしたことでイライラする、よく泣く。
自分が悪い、自分に値打ちなどない、自分の力ではどうしようもない、きっとうまく行かない気がする、
物事を悲観的に見てしまう。眠りすぎる、あるいは眠れない、朝早くから目が覚めてしまう。
食欲が落ち、体重が減る、あるいは食べ過ぎて体重が増える。
エネルギーが低下しグッタリしてしまいスピードが衰えた感じがする。
死や自殺のことが頭にうかんでしまう、自殺を図る。集中できない、物覚えが悪い、決断がくだせない。
頭痛、消化不良、慢性的な疼痛(とうつう:痛み)など、しつこい身体症状があり治療を受けても効果がない。
マイナス思考がどうしてもなおらない、自分を大切にする気持ちが常に低い。
満足できない、退屈といった感覚がしつこくつきまとう。
3.不安・うつ混合型タイプ
※時期によりどちらかの症状が優勢になっても上記1と2のタイプ両方を合わせ持つタイプ。
4.過集中型不安・うつタイプ
必要以上にくよくよする。物がいつもと違う場所にあったり、物ごとが計画通りに行かないと動揺する。
人の意見によく逆らい、理屈っぽい。マイナス思考や心配事などが頭のなかで何度も繰り返される。
どうしてもこれをやらなけくてはと言う気持ちに駆り立てられて行動してしまうことがある。
変化や変更を激しく嫌う。イヤなことがあると根に持ちやすい。
状況に対応するのに2つ以上の選択肢があっても気づかない、納得できない。
自分の意見にしがみついて、他人の案に耳を貸さない。
物事に決まったやり方があって、少しでもはずれていると落着かない。
ほかの人達から、考えすぎだ、気にしすぎだと言われる。
人に質問されたら、内容も考えないうちに「いやだ、ちがう」と答えてしまう。
5.周期性型不安・うつタイプ
上記1+2の中で4項目以上、さらに下記からも4項目以上、
ときどき異様に気分が昂揚したり、 ふさぎこんだり、不安になったりする時期がある。
ときどき睡眠の欲求が減り、活力を感じ、睡眠時間が短くなる時期がある。
ときどき発想がやたらと壮大になる時期がある。
ときどき、さまざまな発想がすごいスピードで頭の中をかけめぐるような気がする時期がある。
ときおり普段より目だってエネルギッシュになる時期がある。
ときどき分別が悪くなり、危険な行動に出る時期がある。
ときおり人づきあいの場でまずいことをしやすくなる時期がある。
ときおりイライラしやすくなったり、攻撃的になったりする時期がある。
ときおり妄想を抱いたり思考が異常になったりする時期がある。
6.側頭葉型不安・うつタイプ
すぐにカッとなる、あるいはいらだちがひどくなる時期がある。
ときどき、ささいなことで激怒するようになる時期がある。
人に言われたことを本当は悪気ではなかったのに悪い意味に誤解する。
ときどきぼんやりしてしまったり混乱しやすくなる時期がある。
ときどき、これといった理由もないのにパニックを起こしたり恐怖に囚われたりする時期がある。
視覚や聴覚に歪みがある(影のようなものが見える、ボーと鈍い音が聞こえるなど)。
デジャビュを経験しやすくなる時期がよくある。神経質または軽い妄想がある。
原因のよくわからない頭痛や腹痛がある。不吉な考えが浮かぶ(ときには自殺、殺人など)
頭をケガしたことがある、あるいは家族の中にカッとなって暴力をふるう人がいた。
ときどき普段よりも物忘れが激しくなったり物覚えが悪くなったりする時期がある。
7.注意散漫型不安・うつタイプ
上記1+2の中で4項目以上、さらに下記からも4項目以上、
集中してもなかなか続かない。ぼんやりしてしまう、まるで霧の中にいるような感じがする。
日常生活のありふれた用事に圧倒されてしまう。疲れた、だるい、のろのろとしか動けない感じがする。
なんでも先送りして、とりかかりが遅い、やりかけても仕上げられない。
退屈な気分が常にまとわりついて離れない。物をよくなくす。ささいなことで気が散る。
物忘れがひどい。手順や計画を考え、守るのがへた。自分の気持ちをうまく表現できない。
ほかの人に共感する気持ちをうまく表現できない。
以上がうつのタイプ別の特徴です。そして薬を飲んでいる場合は、そのタイプの脳の部位に合った効能の
薬を飲まないと効果より副作用が大きくなってしまう危険性があります。
興味のある方は、下記に本の紹介を添付しますので読んでみてくださいね。
モバイル版でアマゾンBOOKの表示が見れない人のためにタイトルと著者を記載しておきます。
タイトル:脳画像でみる「うつ」と「不安」の仕組み。 著者:ダニエル・エイメン。 出版社:花風社。
ちょっと難しい内容だったかも知れませんが皆さんが解放される何かのきっかけになればと思って書きました。
不動産セラピストすどうゆうじ
- 脳画像でみる「うつ」と「不安」の仕組み/ダニエル・G. エイメン
- ¥1,800
- Amazon.co.jp
- 脳画像で探る「うつ」と「不安」の癒し方/ダニエル・G. エイメン
- ¥1,800
- Amazon.co.jp