1カ月近く書いてなかったんだね。
長いです、注意!
やっと、仕事が先週から正式に始まった。
わたしの所属先は、アスリータ村にある特別支援学校。
生徒約60人、 教員12人、 の学校。
生徒は、まだ登校していない。
本当は、先週から登校する予定だったんだけど、
政府の突然の通告により、 全国的に10月からの登校になった。
さて、わたしの職場、体育教師1人以外、校長を含めて全員女性!
そして半分以上がわたしより年下の、
ネイルやファッションが大好きな人たち、
いわゆるギャル、です。笑
女性がたくさん集まるとどうなるかというと、
しゃべくります。
先週はこれから始まる新年度のために大掃除と環境整備をしてたんだけど、、、
しない。
おぉ、
しゃべる。
しゃべる。
そして、食べる(おかし)。
最初は、話に入ってみたけど、
あまりに動かない同僚たちを見て10月生徒たちが来て
このままだったらやばいだろう、と焦ったわたしは、
"この教室の担当は誰?"
"これは使うの?"
"生徒はどのおもちゃをよく使うの?よく使うのはとりやすいとこに置こう!"
"やろうよ、さあ立って!"
必死に重い腰たちを動かそうと質問攻め。 そしたら動いてくれました。
基本的に、元気に楽しく過ごしてたけど、
実は、ここのところちょっと悩んでました。
スペイン語はある程度言いたいことは言えるようになったし、
簡単な会話はできるし理解もできるようになってきた。
それでも
分からないことは多いし、
ホームステイ先の10歳年上の同僚と生活習慣の違いでちょっと衝突があったりする。
(掃除の仕方とか、水の溜め方とか)
細かいことなんだけど、
一緒に暮らしてく中では、大きなことなんだよね。
2年間一緒に暮らすからお互い言いたいことは言おう、と始まったホームステイ。
なかなかクセ者です。
そんなときに 、
道端で、"おーい中国人の女の子!"
とのんきに言われたり
バスの中で子どもが、珍しそうにジーっと見てきたり、
もっといらいらしてしまう。
いつもなら立ち止まってお話をするんだけど、
気持ちの余裕がなくてそのまま、スタスタ歩いて通り過ぎる。
そんな中、一昨日、1日停電になった。
子供たちは親戚の家に泊まりに出かけてた。
その夜一人で悩んでてもどうにもならないと思って、
辞書で言いたい単語を調べて
一緒に住んでる同僚に思ってることを正直に話してみた。
日本人一人でいるんだし、自分でどうにかしなきゃ!
実は最近悩んでること。
言葉が伝わらなかったり、みんながしゃべってることが分からないことが多いこと。
生活習慣が違って毎日何かしら衝突があるのに正直ちょっと疲れてること。
迷惑になってるようで申し訳ないと思ってること。
伝わるように、真剣に言った。
そしたら同僚はこう言った、
わかってる。
あなたが、よく努力してることもわかってるし、
今あなたにとって地球の反対側で暮らしてることもわかってる。
ベネズエラ人はコソコソ陰口を言うのが好きだけどわたしはそれが嫌いなの。
お互い言いたいことを言って良くしていきたいのよ。
前に同棲してた彼とはそれが原因で別れたわ。
あと、言葉。
4年前初めて聴覚障害クラスを持って
生徒の手話がまったくわからなくて、もどかしそうにしてる生徒を前に
泣きそうになったわ。
だからあなたの気持ちはよくわかってる。
と。
ろうそくの前で二人で色んな話をした。
ここに来て2ヶ月、友達はいっぱいできたけど、
本当に信頼して話ができる人ができた。
サンキュウ、停電。
それからというもの、かなり積極的にいろんな人に話もできてるし、
みんなとの関係も良好。
やっぱり言葉は大事だなと思った1日でした。