■陰で嫁を褒める

以前中学校でPTAの役員会があった際
役員が校長室に集まり
私は校長先生の隣に座っていました

そして役員会が終わって校長室から
外に出ようとした際
校長先生が私が着ていたコートを見て言いました
「そのコート素敵ですねー!」



一般的な校長先生はこういうことは
あまり言わないと思いますが
うちの校長先生は女性なので
人の外見にも良く目を配っているのです

そして私はこう答えました
「ありがとうございます
このコート良いでしょう
嫁さんがええコート見つけたでって
教えてくれたんですわ」

「奥さんが買ってくれはったんですか?」

「いえそこまでは...
自分で買いました^^;」

そして後日
三男の校長面談があり
その場に同席した嫁さんが校長先生から
私のコートを選んだという点について
褒められたのだそうです

そして嫁さんが帰宅してその事を
私と長男がいる前で報告したのですが

長男は「なんかそういうの嫌やなぁ
おべっか使っているみたいやん」と
言ったのですが
これは変に凝り固まった男性脳の考え方ですね

校長先生はおべっかを使っていた訳ではなく
私が嫁さんを陰で褒めていたという事を
嫁さんに伝えれば
どれだけ嫁さんが嬉しく思うか
それを知っているから
わざわざ伝えたはずです

この先生はこのような気遣いが普通にできる方なので
とてもファンも多いのです

さて今日のテーマの
嫁を陰で褒める
ですが

日本の一般的な既婚男性は
嫁を陰で悪く言う
ことはとても得意で

-うちの嫁は何かと口やかましくて
-うちの嫁はぶくぶく太って
-うちの嫁と話をしても面白くない
など自分が好きで結婚した相手を
どれだけ悪く言えるかみたいな
嫁の悪口自慢の様相を呈してきたりします

なので逆に陰で嫁を褒めると言う行為は
珍しい分人の頭に残りやすいですし
仮にその話が嫁さんの耳に人伝いで入れば
嫁さんの気持ちは決して悪いものにはならないでしょう

褒めると言ってもべた褒めでなくて良いですし
さらっと言えば良いです

そしてより良いのは
「うちの嫁は優しくて」と言うように直接褒めるのではなく
「うちの嫁が作るハンバーグはこれまでに食べた中で
三本の指に入る」と間接的に言えば
聞いている側にも嫌味に聞こえず良いですね



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