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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
🌎️https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346
ご愛読ありがとうございます。
📖「第689話 この剣でどう戦えと言うの?」
🌎️https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818622173314408474
🗒️「この剣に魔法を付与させてもらっていいですか?」
剣身から目を外してステファノが問いを発した。
「え? 攻撃魔法を付与してもらえるんですか?」
「いいえ、生活魔法を少々」
勢い込んだマリコは、ステファノの答えを聞いて気落ちをあらわにした。
「剣を便利道具にするつもりはありません」
「魔獣を倒せる道具だとしたら?」
「何?」
馬鹿にしているのかと、マリコは声を上げそうになった。だが、ステファノの目を見た途端にひやりと背中に冷たいものが走る。
(この目は真剣だ。きっと何かがあるに違いない)
マリコは疑いの心を抑えつけ、ステファノの申し出に承諾した。……
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お楽しみください。