📢更新しました。累計1047万PV突破の人気作!🎉✨️
📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
🌎️https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346
ご愛読ありがとうございます。
📖「第688話 その剣をちょっとお借りしていいですか?」
🌎️https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818622173185696789
🗒️「ちょっといい?」
工房の入り口からプリシラが声をかけると、ステファノはノートを取る手を止めて顔を上げた。
「ああ。どうかしたかい?」
ペンを置きながら、ステファノはプリシラの後ろに立つ女性客に目を留めた。
「その人は?」
「相談があるっていうお客さんなの。名前は……何でしたっけ?」
プリシラは客の名前を聞いていなかったことに気づいた。
「マリコです」
「初めまして、ステファノです」
「改めまして、わたしは妻のプリシラです」
40歳を過ぎたステファノだが、貫禄などというものには縁のない風貌をしていた。
(やさしそうだけど……どこにでもいそうな人)
冒険者マリコは内心でそんな印象を受けていた。……
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お楽しみください。