第3回はNolaの「構成」機能について紹介
Nolaでは「構成」は、「プロット」と「時系列」に分かれています。
初期状態では「全体プロット」画面のみが表示されています。
(上の画像では、既に「プロット1」「プロット2」を作成した状態)
プロットの形態は、「起承転結モード」「序破急モード」「カスタムモード」から選択できますが、無料版では「起承転結モード」のみ利用できる仕様になっています。
もし「序破急モード」でプロットを構築したいなら、「起承転結モード」の「起」「転」「結」のみを使うなどすれば対応できるのではないでしょうか。
プロットはタブの右隣にある(+)アイコンをクリックすると追加できます。
全体プロットの中に含まれる「サブプロット」を構成する場合などに利用できるでしょう。
例えば「章」毎にプロットを作成することができそうです。
「時系列」機能について
「時系列」はこの画面から(+)アイコンをクリックすると複数作成することが出来るようです。
無料版では「年表形式」「プロット形式」それぞれ1つしか作成できませんが、有料版では登場人物ごとに時系列表を整理することなどができそうです。
「年表」には「ストーリー」「イベント」「伏線」「伏線回収」「登場人物」「資料」「相関図」「感情」「巻数」「話数」「ページ数」「タイトル」「備考」から選択した項目を追加することが出来ます。
主人公の成長年表を整理したり、殺人事件解決の経過を整理したり、物語のピースをビジュアルに整理する効果がありそうです。
長編執筆に役立ちそう
10万字、20万字という長編を書いていると、物語がどこへ向かっているのか見失いがちです。
あらかじめ「構成」機能でプロットをしっかり展開しておくと、そういう混乱を防げるでしょう。
脚本や小説創作法の手解き書を読むと、プロットの大切さが何度も強調されています。本編執筆と同様かそれ以上の情熱と労力をもって、構成を練る習慣をつけていきたいと思います。
Nolaは素人作家が成長していくためのツールとして、十分な機能を提供していると言えるでしょう。
今回はここまでです。
次回はいよいよ「執筆」機能についてご紹介したいと思います。
お楽しみに。