お掃除の意外な効能!? キッチンの床掃除をしたら、ガスコンロが直りました。えっ? 何のこと? | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

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小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

週末はお掃除のタイミング。
一人住まいで、平日日中は会社勤めということもあり、ほとんどゴミは出ません。

わずかな綿ぼこりくらい。

クイックル・ワイパー的なもので、スイスイ拭いてやれば、きれいになります。
楽なもんです。

たまたま、入ったアパートには掃除機がなかった(というか、ガレージに使えそうもない掃除機が放り投げてある)のですが、特に、問題はありません。
汚れるのは、やはり水回りのバスルームと、調理をするキッチン。

こちらは、拭き掃除やパイプ―クリーニングなど、ちょっと余計に気を使う必要があります。

で、床掃除をしておりました。

ガスコンロと電気オーブンが組み込まれたカウンターの下をワイパーで掃除していたら、何かに引っかかりました。
何だろうと思ってみてみると、電源コードをつないだテーブルタップでした。

壁の電源から機器に電力を分配しているようです。結構適当な配線だなあという感想。

ん? 後からふと疑問が。

実は、この部屋のガスコンロ、着火装置が働きません。入居するときに不動産屋から、「チャッカマンで火をつけてください」と言われていました。
「直せないの?」と聞いてみましたが、面倒くさいらしく、なしのつぶて。

ナポリでは、いつものことです。

探し回ったのですが、日本のガスコンロによくある「電池ボックス」が見つかりません。
どうやら240Vの交流電源を使って、着火装置のスパークを飛ばしているらしい。

「電池切れ」という安直な答えは、当てはまらなかった訳です。

ここに、「ん?」が戻ってきました。
電池を使わず、交流電源を使っているんだよね? もしかして、これがその電源?

引っ張り出して、プラグの刺さり具合を確認してみると、2つのうち1つの刺さりが甘い
「もしかして?」と思い、ぐっと挿し込んでやりました。

元に戻して、ガスコンロに向かい合います。

心を静めて、ガスのつまみを開いてみましたが、--何も起こりません。

「関係ないか?」

諦めかけましたが、よく考えると、このコンロ、着火装置は独立したボタンになっています。
さっきはこれを押していませんでした。

ボタンを押したらどうなるの?


ぎゅーっと押し下げるとーー、

「パチ、パチ、パチ」と、間欠的に、聞き覚えのあるスパーク音がするじゃあありませんか。

やった! ガスのつまみを開いてみると、今度は無事に炎がついた
(ガスコンロなんだから、火がついて当たり前ですが)

しかし、我勝てり! 前の住人が解けなかった謎を、解くことに成功したのであります。

よってもって、「掃除をすれば、ガスコンロが直る」の定理、証明完了!