
なんか、お洒落な感じで、結構いけるんじゃないの?と期待させてくれました。
ならば、見せてもらおうか、ナポリの自然食品の性能とやらを……。
真空パックに、水とともに封入されていました。一箱2個入り。
パックを開けてみると……、

光の加減で、ちょっと茶色っぽく見えますが、見た目はまあ普通のお豆腐という感じ。
ところが、ところが、こいつはとんでもないやつだったぜ。
(言うことがおかしいですが)持ち上げてみると……、

端をつまんで、持てーーる!!
Oh, Portable TOFU--!!
固ったいぞー。ハンバーグ、それも焼いた後のやつくらい、固いぞー。
食えるのか? こいつ、食えるのか?
いや、むしろ食っていいのか?
カイジでいうところの「ざわ ざわ ざわーー」という擬音が飛び交う中、食材ハントマンは静かにルーティーンに入った。
「豆腐であるからには、飾ってやらねばなるまい」

「奴さん」でい! 固いって言ってんのに、「奴さん」にしちまったい!!
見た目が自然なのが、逆に恐ろしいぜ。
食ったよ。食ったさ。
味はどうかって?
生のがんもどき。
そういうものがあったとしたら、こういう感じだろうぜ。
もっそもそー!!
相当に重しを載せて水を絞りだしたんだろう。大豆の旨みがほとんど抜けちまってるぜ。
がんもとか、油揚げとかは、だしをしみこませなけりゃ、何の味もしないが、あのレベルだぜ。
ああいうものはもともと肉の代用品として、坊さんたちが「食感」を再現するために作ったものだぜ。
「味」は無視しているんだぜ。
それを豆腐で再現してどうするってんだ?!
完食してやったぜ、冷や奴。きつかったけど。
もう一切れ、残ってるぜえ?
火を通さないと無理だろうなあ。
麻婆豆腐か、豆腐の味噌汁か。
次に会う時まで、勝負は預けておこう。
なにしろ、賞味危険が「2016年12月」までありやがるからな。