食材ハントマンは、ダメージを受けた! 「TOFU」の野郎、手ごわいやつだぜ……。 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

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小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

 ナポリの地元スーパーで発見した「TOFU」。こんなやつでした。

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なんか、お洒落な感じで、結構いけるんじゃないの?と期待させてくれました。

ならば、見せてもらおうか、ナポリの自然食品の性能とやらを……。


真空パックに、水とともに封入されていました。一箱2個入り。
パックを開けてみると……、

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光の加減で、ちょっと茶色っぽく見えますが、見た目はまあ普通のお豆腐という感じ。
ところが、ところが、こいつはとんでもないやつだったぜ。

(言うことがおかしいですが)持ち上げてみると……、


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端をつまんで、持てーーる!!
Oh, Portable TOFU--!!

固ったいぞー。ハンバーグ、それも焼いた後のやつくらい、固いぞー。
食えるのか? こいつ、食えるのか?

いや、むしろ食っていいのか?


カイジでいうところの「ざわ ざわ ざわーー」という擬音が飛び交う中、食材ハントマンは静かにルーティーンに入った。

「豆腐であるからには、飾ってやらねばなるまい」


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「奴さん」でい! 固いって言ってんのに、「奴さん」にしちまったい!!
見た目が自然なのが、逆に恐ろしいぜ。

食ったよ。食ったさ。
味はどうかって?

生のがんもどき。


そういうものがあったとしたら、こういう感じだろうぜ。
もっそもそー!!

相当に重しを載せて水を絞りだしたんだろう。大豆の旨みがほとんど抜けちまってるぜ。
がんもとか、油揚げとかは、だしをしみこませなけりゃ、何の味もしないが、あのレベルだぜ。

ああいうものはもともと肉の代用品として、坊さんたちが「食感」を再現するために作ったものだぜ。
「味」は無視しているんだぜ。

それを豆腐で再現してどうするってんだ?!


完食してやったぜ、冷や奴。きつかったけど。

もう一切れ、残ってるぜえ?
火を通さないと無理だろうなあ。

麻婆豆腐か、豆腐の味噌汁か。
次に会う時まで、勝負は預けておこう。

なにしろ、賞味危険が「2016年12月」までありやがるからな。

タイムカプセルかよっ?!