さて、気を落ち着けてと。
「Super Bon」さんが意外にも大活躍してくれたので、日本食材ハントマンは気をよくして、食材探訪の旅をつづけました。
ところが、店を出て10歩も歩かぬうちに、
「うん? 何かあるぞ?」
看板も出ていない店構えの店内に、怪しげな空気が漂っているではありませんか?
食材ハントマンの「食材アンテナ」が、ビンビン揺れています。
「こんなところを歩いている東洋人は、俺一人だぞ。大丈夫なのか? 一度這入ったら脱出できない魔境ではないのか?」
一瞬躊躇を覚えた食材ハントマンであったが、根がアホなので、
「ま、いっか?」
と、店の中に足を踏み入れてしまった。すると...。
「こ、これは?!」
全然、日本食っぽくない! 中華系?インド系?
きわめて場違いな感じ。
「へたこいたーーー!」
小島よしおの海パンを探したが、見当たらない。
仕方がないので、気のりはしないが店内を見回ることに。

「何じゃこりゃあ?」
ーー割きイカである。人によっては、酒のつまみにしたりする。
こんなものでも、一応収穫にカウントしておこう。先を急ぐぞ...。
謎の黒人店員と、三回もすれ違いながら別の棚に進む。お前、動きに無駄が多いぞ。
あれ、「焼きのり」がある。

まさかの、「赤みそ」「白みそ」の「みそ兄弟」までいるではないか?

日本食材、あるじゃん!
まったく期待していなかった食材ハントマンは、驚喜した。

カレー・シリーズも健在。
ここには、「咖哩塊」まであるではないか。あの、伝説の「咖哩塊」ですね、先生!

わさびなど、当たり前のようにあり。
左の謎のコブクロは、男性デュオではなく、唐揚げ粉である。

やっぱり天ぷら粉は、存在するのだ。卵も不要なのに、なぜ使わない?
パン粉もありますね。

焼き肉のたれ、焼き鳥のたれ、とんかつソースもあるぞ。
何でも焼けるではないか!

なんと! うなぎのたれまで!
日本食研さん、いらしてたんですね?

キッコーマンでは飽き足らないという、西日本出身のあなた!
出ました! 「さしみしょうゆ」です。
漢字で書くと、「魚生醤油」です!
食材ハントマンは興奮して疲れてしまった。
昼寝をした後、第二部「食材ジャングル編」は新展開を迎えるのか?