ロボット軍団に新メンバー加入! Spykee WiFi Robotです。PCやスマホからコントロ | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

おなじみヤフオクで、落札しました。12,500円也。
こういうやつです。

イメージ 1

キャタピラで走行するんですが、上半身は飾りのようなものです。
内蔵バッテリーを充電する為のステーションがついています。

イメージ 2

いまさらロボットを増やしてどうする?という問題がありましたが、充電切れになると自分でステーションに戻ってドッキングするという機能があるのを知って、買ってみる気になりました。

海外で主に販売されていた?らしいんですが、日本ではあまり見ないようです。
で、買ってみてからいろいろ調べ出したんですが、海外ではそこそこメジャーで、ファンがいるようです。

ファーム・ウエアがオープンソースになっているので、独自のファームを作るファンもいるらしく。
スマホ用アプリも何種類か出ていて、遊べる幅が広がっています。

さて、当研究所に到着した個体は、当然中古です。
「動作未確認」というコメントがついていたので、そのままでは動かないかも、と一応覚悟して購入しました。

だいたいこういう物はバッテリーがいかれて動かなくなることが多いので、それだったらバッテリーを入れ替えれば何とかなるだろうと、たかをくくっていました。

商品が到着したところで、とりあえずスイッチをオンにしてみましたが、反応なし。じゃあ、充電してみましょう。

一晩充電しましたが、翌朝も変化なし。どういう状態になるべきかよく分かっていなかったんですが……。

さて、どうしよう。
調べてみると、充電できなくなったバッテリーを復活させるやり方があるようですな。

寿命が来てしまったバッテリーはどうしようもないのですが、取り扱いが悪くて早死にしてしまったバッテリーはなんとかなる場合があるようです。

それは、

①過充電してしまった場合
②放電しすぎてしまった場合

のふたつです。

①の過充電の場合、電極の間に析出した化学物質のブリッジが出来てしまい、ショートした状態になってしまうことがあるようです。テスターを当てると、抵抗がゼロになっている訳です。

こういう状態のときは、高電圧の電流を瞬間的に流してやると、析出物が破壊されて?充電機能が回復する場合があるそうです。

②の過放電の場合は、電極に膜が出来てしまって、充放電に必要な化学反応が起きなくなるようです。
この場合は、低電圧の充電と放電を繰り返しているうちに、復活することがあるようです。

さて、問題のSpykeeの場合、過充電防止機能がついていないので、充電したまま放置するとバッテリーを傷めてしまうことになります。ならば、過充電でバッテリーを傷めている可能性が高い。

という見通しを付けたので、高電圧のパルス電流というのを流してやろうと思ったのですが、そのためにはバッテリーを取り出して中に組み込まれている「セル」単位で手当てをする必要があります。

そこまでするのは、なかなか手間がかかります。
とりあえず手間を掛けずに、なんとかならないものか?

そこで、まずは「パルス電流」もどきを流してやることにしました。

そもそも、Spykeeに使われているバッテリーは9.6V仕様で、充電ステーションは13.5Vの電圧をかける仕様です。
もともと高電圧な訳です。

電源プラグをスイッチ付きのテーブルタップにつないで、パチパチとオンオフを切り替えてやります。
電気回路にはスイッチングの際の「突入電流」というものがあって、スイッチをオンにした瞬間は電源電圧を超えた高い電圧が回路にかかります。

この現象を利用してやろうじゃないかと。

パチパチ、パチパチ、数十回繰り返してやりました。

これが効いたか、効かないか?

だんだん充電が出来るようになったようです。

しかし、電源オンの状態でも、WiFi信号が検知できません。
どうなっているのやら? 数日悩みました。

悩んでいても仕方ないと思い、PCにコントロール用のソフトを導入してやりました。
こいつを立ち上げてみると、意外にもあっさりとWiFiの検出が出来ました。

動きますね。走行速度はなかなかのものです。
しかも「ターボ」モードがついていますが、狭い研究所では使いようがありません。

電源オンのまま放置してみましたが、「自分で充電ステーションにドッキングする」という機能は発揮されませんでした。
後に、観察していると、充電量が低くなると、「ドッキングしますか?」と聞いてくるようです。
これに「はい」と答えると、自動でドッキングが始まるという訳です。

でも、まあ、使えるようです。

上等、上等。

Spykeeには、WEBカメラ機能、VoIP Phone機能、静止画/動画撮影機能、Surveillance機能、MP3再生機能などがプリセットされていて、なかなかの機能充実ぶりです。おもちゃにしては良くできています。

さらには、スマホのアプリにはAIモードもついていて、Spykeeと会話することもできます。
こちらの問いかけは、キー入力ですが、Spykeeは音声と文字で答えてくれます。ロボットっぽいですね。

ただし、すべて英語ですが。

AIについては、日本語で構築することもできるようです。相当手間がかかりそうですが。
いずれRas2も、AI的な機能を持たせたいので、この辺の機能は勉強してみたいですね。

ネットを調べると、いろいろとSpykeeを改造する遊び?もあるようです。
ユーザーが多いと、すそ野も広がりますね。

そこそこ楽しませてくれそうです。
もう少し、勉強してみましょう。

これはすべて個人の横道である。