パラパラ見ていたら、ヨネザワ製「ラジカメ R-900」というラジコンカーの出品に目がとまりました。
1986年発売の商品なんですが、ラジコンカーに110カメラを仕込んで、仰角操作、シャッター、フィルム巻き上げまでラジコン操作でできるという品物らしいです。
当該出物は、「カメラ欠品、フタ欠品、動作未確認」という説明でしたが、カメラを仕込む部分にスマホとかWEBカメラを設置したら、おもしろいんじゃないかと考えた次第です。
多分フラッシュのためと思われる開口部もあるので、赤外線発光ユニットを組み込めばエアコンに向けて信号を飛ばすこともできる訳です。
で、「\1,000即決」という値段にひかれて、落札。
届きました。
外観は、まともです。

まずは電池BOXを確認。
と、本体底面の電池BOXを開いてみると、何年前の物か分らない年代物の電池一式が、ぎっちりと収まっていました。強烈に液漏れして。
こりゃあ、ダメかもなと半分覚悟しましたが、まずは清掃しました。
電池を取り外して、ボックスにたまった粉?を払って、端子をやすりで磨いて、さらにウエットティッシュで汚れを拭いてと。
新しい電池をセットして、さてスイッチを入れようとしたら、スイッチが固まっていて動きません。
仕方ないのでマイナスドライバーでこじって、なんとか動かしました。
どうも内部の接点が錆びついているようで、動きが悪く、節動感がありません。
結局、一切作動はできませんでした。
さて、どうしますかねえ。
基本、重症患者として治療が必要な訳で、一度徹底的に分解・整備してみるということになりそうです。
ねじも錆びついている部分があるので、きれいに分解できるかどうかも疑問ですが。
最悪、使える部品があれば、モーターなり、ギヤボックスなり、Hブリッジ回路なりを回収したいと思います。
ボディとタイヤはしっかりしているので、自走ロボットのシャーシにすることはできるかもしれません。
運が良ければ、コントローラー=プロポは生きているかもしれませんし。
外れに当たったという格好ですが、ジャンク品とはこんなもんでしょう。
修理職人になるための教材と思えば、「使い道」はある訳です。
はあー。
これはすべて個人の茨の道である。