10月は『カブ太』の命月です。カブ太はオスのカブトムシで、2019年の夏に我が家に来ました。我が子たちにとっては初めて飼った生き物でしたが、その年の10月に寿命を全うしました。
2019年ですから、長男は7歳(小1)で次男は5歳(幼稚園年中)。この頃は横浜に住んでて、近所のお兄ちゃん(小3?)がカブトムシをくれたんです。
初めての観察箱
初めは恐る恐るの我が子たちでしたが、やがて楽しそうに観察を。大きな飼育ケースや飼育本を買ってはカブトムシを勉強し、餌やアクセサリーも買いましたね。
カブトムシは成虫になったら冬は越えられないと、この時まで知りませんでした。だから、あと数カ月の寿命。2〜3年は成虫として生きるもんだと思ってましたから、儚い付き合いなんだなと。
その後に追加購入
そして夏の終わりと共に、カブ太の動きもぎこちなくなりました。体がひっくり返っては自力で起き上がれず、何度戻してあげてもまたひっくり返って。その姿は苦しみにもがいてるように見えて、心が痛みましたね。
やがて最後の日が来ました。動きがほぼなくなり、ひっくり返ることもなく。僅かに足先が動く程度で、子供の目からみても最後なんだと分かる状態で。
この時、長男が泣いてましてね。『もう頑張らなくていい』とか『あまり動くな』とか、そんな事を言ってました。初めての命の別れ。残酷だったかもしれません。
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力尽きたカブ太に涙する長男。親のエゴですが、その優しさは嬉しかったです。『三つ子の魂百まで』じゃないですが、長男の優しさの原点ですね。
今はカブトムシと騒がなくなりました。昆虫からは卒業して、すっかり関心がなくなりました。涙したことなんて、長男は覚えてないかもしれません。
でも、その姿を知ってる僕としては、カブトムシに大切なことを教えてもらったと思います。とてもいい思い出です。
カブ太は、当時住んでいた横浜のマンションの花壇に埋めました。そのマンションは今もありますが、花壇はどうなんだか。
2〜3ヶ月の付き合いしかなかったカブ太ですが、色々な事を教えられました。いつか子供たちにカブ太の事を聞いてみたいと思いますが、もう曖昧にしか覚えてないかもしれませんね。
それに最近は反抗期だし。僕の問いかけにログに相手をしてくれません。これも成長の証なんでしょうけど(苦笑)。






