シマノ/スコーピオン | りゅーき@釣行日和

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【設立2013年03月】シーバス釣行記ですが日常の徒然も。【更新2021年12月】故郷横浜を離れ大阪に移住。



先日、釣り界のレジェンド・村田基さんについてブログで上げました。今回も村田さん絡みですが、一躍注目を浴びた想い出の釣具についてと思いまして。バス釣りでは伝説的な釣具なんです。

↓関連ブログ


その名は『スコーピオン』というベイトリール。釣具大手シマノ社から発売され、大人気になりました。ただ、僕がバス釣りに興味を持った頃は人気終盤でしたので、リアルタイムを知らないんですけど。

今でも多数の後続モデル・派生モデルが存在しますので、大人気の後には定番となったんでしょう。そして旧モデルを使い続ける愛好家もいますから、当時の人気は凄かったんでしょうね。


シマノ社は、それまで商品名だったスコーピオンをバス釣りブランドに拡大させました。リール、ロッド、ルアーはもちろん、釣具小物やアパレルなどトータルで商品展開してたんです。

その中でも、ベイトリールの人気は突出してまして。『赤いリール』と言えばスコーピオンと。今でも、そこにこだわる釣人は居ますからね。それだけ衝撃的だったんだと思います。

1990年/初代モデル

上記画像は初代スコーピオンのリール。正式名称を『バンタムスコーピオン』といいます。この頃は僕はまだバス釣りを知りませんのでしたので、このリールも後に知る事となりました。

まず『バンタム』という原型モデルかありました。そこから派生したのが上記モデルです。シルバー系のリールが全盛期の頃ですから、赤いリールは新鮮で珍しかったんでしょうね。

1992年モデル

通称『赤メタ』と呼ばれた2代目モデル。正式には『バンタムスコーピオンメタニウムXT』と(長っ!)。これが大爆発的な人気になったそうです。スコーピオンといえば赤メタと。

現在も『バンタム』『スコーピオン』『メタニウム』と、各リールが存在します。シマノリールの原点になったモデルかもしれませんね。ちなみに、メタニウムという名称は化学と関係ないそうです。

【シマノ社・ベイトリールの略式系譜】
元祖バンタム
バンタムスコーピオン(初代)
バンタムスコーピオンメタニウムXT(赤メタ)→バンタム
スコーピオンメタニウムmg(銀メタ)→メタニウム
スコーピオン→スコーピオンアンタレス

ある釣り番組で、やたらキャスティングが上手い釣人が、赤いリールを駆使していた事から話題になりました。その人こそが村田さんで、それまでのリールデザインを粉砕したそうです。

1993年モデル

1994年モデル

1994年モデルから、トレードマークの赤がしばらく無くなりました。理由は分からないんですけどね。デザインも個人的にはイマイチな感じで、どうしたんだろうと思いました。

1997年モデル

正式名『スコーピオンメタニウムmg』、通称『銀メタ』です。このモデルからバンタムの名が外れました。形的には赤メタと変わりません。現行モデル・メタニウムの元祖になりますね。

1998年/スコーピオン・アンタレス

1998年にはスコーピオンの上級モデル『スコーピオン・アンタレス』が発売され、話題は一気に持ってかれました。赤メタの流れを組むスコーピオンが、下位機種となりましたね。

僕の関連ブログ『村田基さんのアレコレ』でもアンタレスについては触れてますが、これがまた凄い人気でした。理屈抜きでカッコよかったですねぇ。それに高くて。僕も買っちゃいましたけど。

アンタレスの登場で、スコーピオンは廉価版になってしまった感がありました。しばらくは、立ち位置を模索するような開発が続いたんじゃないかと。この辺は個人的な考えですけどね。

2000年モデル

ボディー色が赤ではありませんが、赤系のモデルが2000年に発売されました。久しぶりの登場です。正確な色味は小豆色ですかね。でも、個人的にはスコーピオンと言えば『赤』だと思いますので、シルバーよりは歓迎しました。

ちなみに、僕もこのモデルは買いました。コンパクトで軽るく、カッコ良かったですねぇ。でも、やっぱシマノ社のブレーキシステムに馴染めずで、活躍の機会はほとんどありませんでした。

この時期、スコーピオンが入門モデルに特化したように思えます。価格も抑え、軽いルアーを扱えるように。構造も簡素化して扱いやすさの追求を。そんな流れになってたかなと。

2004年モデル

2005年、バス釣りは転換期を迎えます。外来種として法律で規制され、これを機にバス釣りは一気に人気が低下。それまでは釣り業界のドル箱でしたので、ダメージは大きかったと思います。

2009年モデル

2010年モデル

2010年モデルは、赤メタの復活を思いました。実物は画像以上に鮮やかな赤で、眩しかったですねぇ。ただ、僕自身がバスから離れてまして。この頃は、シーバスに夢中でしたから。

2014年モデル


しばらく続いた赤モデルでしたが、2014年以降は一時途絶えました。バス釣りブームも一巡しており、話題性や盛り上がりに欠けてたかもしれません。実際、僕もバス釣りから離れてましたし。

余談ですが、個人的には『赤』には特別な思いがあります。


そう、アニメの金字塔『ガンダム』に登場する好敵手『シャア・アズナブル』です。彼が乗るモビルスーツ(ロボット)は、赤でカラーリングされ、並のスピードではない機動から『赤い彗星』の異名が付けられました。

数々の名言も生み、その人気は作品内に留まりませんでした。現在も作品を超えてリスペクトされる程の影響力を持ち、かなりのコラボ商品へと発展してます。僕も大好きなキャラクターですねぇ。

シャア専用ザク

シャア専用サザビー

王道ですねぇ。いわるゆ『ガンプラ』でして、シャアが最初に搭乗したモビルスーツがザクです。そして最後に搭乗したのがサザビー。実にカッコいいし、この重量感にはシビレますよ。

横道に反れましたが、言いたかった事はシャアの絶大な影響力です。もしかしたら、シマノ社が赤いリールを投入したのも?と勘ぐってしまいます。事実は分かりませんけどね。

2019年モデル

そして、最新のスコーピオンは2019年モデルで、5年ぶりの赤復活です。この間に発売されたモデルは、黒ないしはメタリックでしたね。また、リールのデジタル化も進んだ時期でした。

上手く説明出来ませんが、リールの回転をコンピュータで制御するんです。これによりトラブルが激減し、飛距離もアップして使いやすくなりました。よりメカっぽくなった感じでしょうか。

僕もデジタルコントロール(DC)のリールを使ってました。ホント、トラブルがないんですよ。あの使用感は中毒性がありますが、高いのも事実です。故障したら大変ですよね。

スコーピオンのロッド

スコーピオンはリールだけでなく、もちろんロッドも発売されてます。その最新モデルは、デザインがリールとガチ歩調が合ってるですよ。抜群のカラーリングなんですよねぇ。

スコーピオン17113R

リールとロッドの合体

画像は、某ブログから拝借しました。ロッドグリップの赤が、リールの赤と実にマッチしてます。いや〜、これが何ともカッコいいんです。まさに、シャア専用タックルですねぇ。

100均釣行の長男

100均釣行の次男

僕は最近、100均釣行なる企画ブログを連載してて、バス釣りに触れる機会が増えました。残念ながら、バスには触れてないんですけれど。そんな事もあって、再度バス釣りに興味を持ちましてね。

バス釣りに夢中だった頃には理解できなかった釣り方があるんだなと、100均釣行を経てそんな事に気付きました。今なら、シマノ社のリールを使いこなせるんじゃないかと。そんな気がします。


バス釣りタックルを調べてたら、懐かしい思い出が蘇りました。当時はシマノ社の釣具を使いこなせなかったので、憧れも強いんだろうと思います。スコーピオン、いいですね。