宇宙をつくろう | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで

お風呂で考えていた

空間のためにを読んでいて思った


早稲田にこだわるのはやめよう

いままで考えてきたことは特殊早稲田的な問題ではない

全惑星的な問題だ

僕たちはわりに筋が良かったと思う

現代的な問題の「根っこ」に続いていく道をみつけたようだという直感がある


想像力が問題だ


僕はいま人間不信であるといっていい

人のもつ力を侮っている

人間集団の持つあの、どうしようもない反動性、暗い嫉妬、弱さを舐め合い互いをがんじがらめにする魂の腐敗

具体的な顔が想起させられてはらわたが煮えくり返る思いがする

老いや病や、さまざまな弱さを、「私が積極的にあやまかされるべき証明」であるかのように振りかざしてふんぞり返る人間を軽蔑する

「私がここに居てもいい理由」を当然のものとして疑わない人間、なんのためにここにいるのか考えることを忘れた人間、惰眠をむさぼる快楽の奴隷を憎悪している

クソくらえ


いや、やめよう

とにかく想像力が問題だ

想像力を欠いた人間が何人集まっても、何の「意味」もない

何の「出来事」もない

魂が窒息しそうだ


声が生成し出会い交響しするような力は、いまの早稲田にはない

今の早稲田に直接的に働きかけても、だめだと思う

どこにもないものをいきなり目の前に、奇術的に出現させるようなことはできる気がしない

いまの早大生諸君に働きかけても、だめだと思う


僕は僕よりも想像力のある人間が今日の早稲田に居るように思われない

僕程度の人間にさえ勝てない人々には期待しても無駄である


それは端的に言えば、早稲田の衰退のあかしである

今後も早大生の知的劣化はとめどなく進行するだろう

そのようなところ、機会、制度に、早稲田という経験を変えてきたからである

そういう意味で、現鎌田に至るこの数代の阿呆総長たちのねらいは実ったといってよい


同様に、いま、日本は恐ろしい速度で劣化しつつある

面白い人間が減っている

いや、あるいは、この世界は、というべきかもしれない


たしかガッシュベルはえらい王様になるといった

ルフィも言った海賊王になる

もっとスケールの大きなことを考えよう


いつでもないとき、どこでもないところ

ユートピアはどこにあるのか

どこにもない

別に天地の天地にあらざるあり、だ

宇宙をつくればいいのである

独立国家の作り方?スケールが小さいのである

宇宙をつくろう

宇宙船が目の前に降りたらきっと友達だって残し地球を飛び立つの、だ

僕はこの世界がどうなろうと知ったことではない

僕は僕の身の回りの人間たちだけが気分よく楽しく生きていければそれで十分なのである

そのためにはそれ以外のすべての人間に勝たなくてはいけないような気がする


鋼錬を読んでいるとホムンクルスたちのほうにずっと感情移入してしまう

グリードが好きだな

エンヴィーもいいな

超人間的な存在が人間を照らし返すわけだ


さて、宇宙をつくるにはこの宇宙をよく見なければならないね